2011/10/22 - 2011/11/06
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kojikojiさん
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トゥール2日目はホテルでゆっくり朝食をとってからツーリストインフォメーションに向かいます。ホテルから至近距離なので急がなくて良いのが嬉しいです。9時にインフォメーション前で待っているとロワール渓谷の古城巡りのミニバスが集まってきます。多分シーズンオフだからでしょうかこの日は4台ほどのバンが来ただけでした。バンの後方の扉をはねあげるとそこが受付になります。名前を伝えてクレジットカードのレシートにサインをしてチケットをもらい、乗り込むバンを教えてもらいます。どこに座るかは運転手さんの裁量なので、しばらく乗らずに待っています。時間になって集まったのはフランス人の若いカップルとおじさんが1人、メキシコから来たおばさんと我々だけでした。真中の3人掛けに2人だったのでゆっくり座れました。出発前にDVDで廻る古城の説明を聞きます。これが良く出来ているのでしっかり勉強できました。1番近い「アゼ・ル・リドー城」までは約25キロ、30分ほどのドライブでした。トゥールの街を出るとすぐにフランスのカントリーサイドと言った景色が広がり、ちょうど秋の終りの頃だったので木々が色づいてとても綺麗でした。お城に着いて駐車場で戻ってくる時間を確認し、このお城は1時間の見学時間が与えられました。ドライバーのおじさんがチケット売り場まで案内してくれて、団体割引料金になるので非常に助かります。1か所4ユーロか5ユーロの割引でも8か所廻れば5,000円ほどの節約になります。見学時間も全部を廻って少し時間が余るくらいの上手い時間を設定しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
翌朝は午前9時過ぎにツーリストインフォメーションに到着すると既にミニバスツアーのバンが来ていました。9時15分になって受け付けが始まります。ネットで予約してあったのでカード払いのサインをしてチケットをもらって少し待ちます。座席は運転手さんの裁量で振り分けられます。真ん中の3人掛けに2人だったのでくつろげました。出発前にDVDプレーヤーを渡されて、これから行く古城の事前勉強をします。
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意外に詳しくガイドブックに載っていない事もたくさん知ることが出来るので見ておいた方が勉強になります。見るのと聞くのでは見たほうが沢山の情報が頭に入ります。この日のツアーはフランス人の若いカップルとメキシコ人のおばさんとフランス人のおじさんの6人でした。
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「アゼ・ル・リドー城」はトゥールの町から約20キロほど南西に走ったところにあります。市内を抜けるとすぐにカントリーサイドの雰囲気になり、高速道路と一般道を飛ばして30分くらいで到着しました。まず駐車場で車に戻る時間の確認をしてから出発です。
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9時半に出発して10時に城の近くに到着して出発は11時です。ドライバーさんも一緒にチケット売り場まで来てくれ、そしてチケットは団体割引料金で買うことが出来ます。どこのお城も15ユーロがクレジットカードのミニマムチャージでした。ここは割引料金で6ユーロなので合計でも12ユーロなので現金で払いました。
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イチオシ
入り口から一本道が続き、正面に「アゼ・ル・リドー城」が見えると感激します。長年想い続けたロワール渓谷の古城巡りが始まったのです。あいにく天気が今ひとつで曇っていますが、寒くも無いので観光には良い季節です。
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城の入り口には観光バス1台分くらい30人ほどの団体さんが来ていたので、城の外周を先に回ることにしました。正面から反時計回りの右手に回っていきますが、庭園を歩いている人の姿はほとんどありません。
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フランソワ1世の治世下で徴税官兼トゥール市長を務めていたジル・ベルトロは、元にあった城を基本にこの城の建築に取りかかりますが、この土地の一部は彼の妻が相続した資産で、築城の進行を指示したのは妻のフィリッパ・レバイでした。
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ジル・ベルトロは横領の共謀を疑われ、金融業者の1人ジャック・ド・ボーヌ・センブラサイが処刑されると未完成の城を逃げ出さざるを得ず、2度と城を目にすることはありませんでした。王は資産を没収して自分の高級将校の1人に報酬として与え、譲渡された城は18世紀まで代々継がれますが、その後シャルル・ド・ビヤンクール侯爵が買い取りかつての威光を取り戻します。19世紀末に最後の侯爵が破産状態に陥り、城と庭園の一部が国有化されたという経緯があります。
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水面に写る城のシルエットがとても美しいです。かえってこんな天気の方が美しいのではないかと思えました。四隅の張り出した円形の小塔がアクセントになっています。子供の頃に油絵教室に通っていたのですが、どうしてもヨーロッパの古城を描きたいと思って、何かの本で見かけたのがこんな城だったなと思い出しました。
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横に長く縦に短い城のバランスはイタリア風の新古典様式ですが、円錐を上に載せた要塞の4隅の塔や横の層に仕切られた窓の列や粘板岩の傾斜した高い屋根は典型的なフランスのデザインです。
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スレート葺きの屋根とライムストンの壁のバランスが非常に綺麗なお城です。こんなお城にあこがれて、トゥールの街中の金持ちはスレート張りの壁の家を造ったのでしょうか。
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後になって気が付きましたがこの城だけがイギリス庭園が設えてあり、植えられた木々も他の城とは違い、セコイアやラクウショウや杉が多く見えました。
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角度が少し変わるたびに違った印象を受けます。ミニバンでここへ来るまでアンドル川の姿を見る事が無かったので、城は池の中に浮かんでいるように感じました。川というには水の流れも無いのでそう思われえるのも仕方ないと思います。
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この池の部分は1950年以前まで大砲用の塁道としてテラスがありましたが、修復作業で取り除かれ、水が張られこのような美しい姿に生まれ変わったそうです。
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イチオシ
この位置からが1番美しいのか写真を撮るようにテラスが設けてありました。20年ほど前に買ったミッシェル・メロ著の「ロワール渓谷の古城」の本の表紙になったアングルなので感激しました。
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巨大なプラタナスの中を散歩します。パリでも秋を感じましたが、ロワール地方に来てフランスの晩秋にどっぷり浸かることになりました。
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1周して戻ってくると団体さんが城の中から出て来たところでした。入れ替わりに中に入ります。そろそろ内部の見学を進めないと集合時間になってしまいます。
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この城の特徴である大階段はブロワ城のようなフランス風螺旋階段というよりは埋め込まれた感じがします。各階にロッジアと呼ばれる外廊下があり、最上部には垂直性を強調する切り妻壁がアクセントになっています。またゴシックの伝統装飾である小建築物やニッチ、ルネッサンスの唐草文のフリーズ、カンデラーブル模様などが見て取れます。
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入り口には「ブロワ城」でいくつも見たフランソワ1世の紋章のサラマンダーが彫り込まれています。「Nutrisco et Extinguo」我は育み、我は滅ぼすという銘文も読み取れます。ジル・ベルトロは国王夫妻への敬意の印として紋章を設けましたが、災難から逃れることはできませんでした。
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そして右側にはフランソワ1世の妻のクロード・ド・フランスの紋章であるアーミン(白オコジョ)が並んでいます。クロードの父はフランス王ルイ12世で、母はブルターニュ女公アンヌ・ド・ブルターニュです。1514年に母のアンヌが亡くなるとクロードがブルターニュ女公となり、同年フランソワと結婚し、翌年に父ルイ12世が没し、夫フランソワ1世が即位します。
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入り口である階段を登ってみますが、他にお客がいなく扉が全部閉まっていたため最上階から天井裏を見ただけでした。表に出てからいろいろ部屋があるのを知りましたが、単純に閉まっていて気づかなかったのか、閉鎖されていたのかは分かりませんが残念でした。
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階段も経年による傷みが激しかったのか、20世紀の初めにフランス政府が城を購入してからはだいぶ修復されているようです。
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ひだ飾りの付いたピラスター(片蓋柱)が高いベースの上に建てられ、サラマンダー(火トカゲ、フランソワ1世の紋章)とアーミン(白オコジョ、クロード王妃の紋章)を支えています。
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最上階から使用人の住居でもあった天井裏に入ります。傾斜の強い三角屋根の中はこんな小屋組みになってたのですね。よく見るとそのままスレートを張っているだけなので冬は相当寒かったのではないでしょうか。暖炉だけでなくフランドルのタペストリーは壁を飾るだけでなく、保温と寒さ除けの意味が強かったといいます。
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一緒に入ったはずの人たちもどこに行ってしまったのでしょうか?我々以外には誰もいないお城だったので、やっぱり肝心なところを見逃してしまったようです。
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見事な彫刻の施された扉がありました。モノグラムのBはビアンクール侯爵のものでしょうか。アントワーヌ・マリー・ド・ビアンクール侯爵の時代にバルザックは近くのサッシュの城に滞在して「谷間の百合」を執筆しています。その舞台設定はアンドル川の渓谷の美しい土地になっていています。バルザックはこの城も訪れ、「アンドル川のきらめくダイヤモンド」と称賛しています。
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2頭のユニコーンのレリーフはスコットランド王国の紋章にも似ていますが、由来は分かりませんでした。
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イチオシ
よく見るとお城の部屋の中の電気が消えているので、もしかすると本当に部屋を見せていなかったのかもしれません。
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入り口の脇にはお土産売り場があったので、記念にゴブレットを2個買いました。パリに戻った後10日ほど滞在するホテルは4つ星なのに洗面台にちゃんとしたグラスが無かったので使おうと思いました。
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真っ直ぐ駐車場に戻らないで村の中を少し歩いてみましたが、朝が早いせいかあまりお店は開いていませんでした。2日間の古城の見学も面白かったですが、城下町のような周辺の集落が可愛らしかったです。残念ながらお城の見学時間がぎりぎりなので買い物まで手が回らなかったです。
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ミニバンツアーは我々日本人以外はフランス人とメキシコ人の混成ツアーですが、お国柄というかメキシコ人のおばさんが戻ってこなくて出発が少し遅れました。次は庭園の美しいヴィランドリー城に向かいます。
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