九州の旅：長崎編

2010/12/09 - 2010/12/12

　
さて、いよいよ長崎に入ります。
高速バスで３時間、沿道の景色が綺麗でした。

海援隊発祥の地で龍馬の足跡を辿ってみたいと思います。

エリア 長崎

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

長崎駅です。

長崎は初めてなので主要な観光地を巡ってみたいと思います。

長崎駅 (長崎県) 駅

移動は路面電車が便利ですね、一日乗車券５００円を買いました。

爆心地の近く、平和公園に建つ平和祈念像です。

世界の平和を祈ります。

平和公園 公園・植物園

平和公園の近くに建つ浦上天主堂は、東洋一を誇っていましたたが、ここも一瞬にして破壊されました。

その後1959年に再建されました。

浦上天主堂 寺・神社・教会

長崎市街を見下ろす西坂公園に日本二十六聖人殉教碑が建っています。

豊臣秀吉によって迫害された６人の宣教師と日本人信者２０人が殉教した場所です。

日本二十六聖人殉教地 名所・史跡

長崎歴史文化博物館は長崎の歴史に関する資料を収蔵展示している博物館です。

かってこの地にあった長崎奉行所の建物が一部復元されています。

長崎歴史文化博物館 美術館・博物館

「おすわさん」と呼ばれる諏訪神社は、長崎くんちで有名です。

広い境内で見所も多くて、とても立派な神社です。

諏訪神社 寺・神社・教会

上野彦馬撮影局跡

中島川沿いにあります。
上野彦馬さんは、龍馬のあの有名な写真を撮った方です。
カメラと肘置き台が設置されています。

上野彦馬宅跡 名所・史跡

旧長崎英国領事館は国の重要文化財に指定されていて、創建当時の状態で保存されています。

旧長崎英国領事館 名所・史跡

隣のマンションとの間にある細い路地は「領事館の小径」と名付けられています。

領事館の小径 名所・史跡

日本最古のゴシック造りの教会、大浦天主堂は国宝です。

堂内に入るとアーチの梁とステンドグラスが美しいです、何故かこころが洗われるような気がします。

大浦天主堂 寺・神社・教会

グラバー園です。

一帯は外国人の居留地だった所で、園内には居留地時代から現存する住宅があります。

グラバー園 名所・史跡

旧三菱第2ドックハウス

乗組員たちの宿泊施設です。

園内にひときわ大きな敷地を持っていたのがグラバー邸です。

グラバー邸は文久3年（1863）に建てられた日本で最も古い木造洋風建築物で、重文に指定されています。

グラバー園 名所・史跡

邸内も見所満載でした。

園内のどこかにある２つのハート型の敷石。

これを見つけると幸せが舞い込むとか。

高台にあるので長崎の街を一望できます。

素晴らしい眺めです。

稲佐山も見えています。

夜景、見に行かなくては。

稲佐山 自然・景勝地

孔子廟 中国歴代博物館

色鮮やかな色彩と意匠に目を奪われます。

孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館

長崎の東山手は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

東山手洋風住宅群もその一つです。

東山手洋風住宅群 名所・史跡

東山手十二番館はオランダ坂を上がった所にあります。

明治初期に建てられた木造の洋館で、重文に指定されています。

東山手十二番館 名所・史跡

坂の多い長崎の街、特に活水女子大学入口にあるオランダ坂が有名です。

オランダ坂 名所・史跡

唐人屋敷跡には土神堂・観音堂・天后堂・福建会館があります。

唐人屋敷跡 名所・史跡

四隅モニュメントに囲まれた一角は迷路のようで、異国の情緒が漂っていました。

ランチは吉宗さんで。
茶碗蒸しの専門店って珍しいですね。

昭和２年に建てられた建物は風情があります、お茶屋さんのようですね。
格子戸の玄関を開けて中に入ると下足の係りの方がいて、案内があります。

人気のメニューは、茶碗蒸しと蒸寿しが一対となった夫婦蒸し。

優しいお味で、とても美味しかったです。

吉宗 本店 グルメ・レストラン

午後も長崎を「さるく」します。

唐風の三門が美しい崇福寺、まるで竜宮城の門のようですね。

崇福寺 寺・神社・教会

長崎には国宝が３つあります、そのうち２つが崇福寺にあるのです。

国宝は大雄宝殿と第一峰門、重文は三門、 鐘鼓楼 、護法堂媽姐門 です。

崇福寺は寛永6年（1629）に長崎在住の中国福建省の人達によって建てられました。

素晴らしい伽藍が続きます、まるで異空間に迷いこんだかのようです。

駅前からバスで風頭山へ、風頭公園まで下ります。

長崎港を見下ろす高台に龍馬像は立っていました。
その姿は凛としていて心打たれます、いいお顔です。
豪快に腕組みをして、カッコイイですね。
ここからの景色も絶景ですよ。

風頭公園 公園・植物園

亀山社中記念館に続く道は、龍馬通りとありました。

亀山社中記念館は、亀山社中の遺構を当時の姿により近い形で整備し公開しています。

２間の部屋には、ピストル・ブーツ・刀、写真や当時の資料などが展示されています。

長崎市亀山社中記念館 名所・史跡

龍馬のぶーつです。

足を入れて記念写真を撮れます。

亀山社中資料展示場

有志の方々が管理・運営する資料館です。
関連資料等、およそ100点を展示しています。

亀山社中資料展示場 美術館・博物館

若宮稲荷神社は、龍馬など多くの志士達が参拝したといわれています。

若宮稲荷神社 寺・神社・教会

新地中華街は日本三大中華街の一つです。

長崎新地中華街 名所・史跡

長崎新地中華街の南門を出ると湊公園に出ます。

湊公園 (長崎市) 公園・植物園

江山楼さんで特上皿うどん（１５００円）を頂きました。

細麺はパリパリで口当たりがいいですね、餡は海鮮と野菜がたっぷりでとてもいいお味です。
本場の皿うどんを食べて大満足です。

中国菜館 江山楼 中華街新館 グルメ・レストラン

あくる日もさるくです。

長崎市内を流れる中島川には、趣のある石橋が架かっています。 　

その中でも眼鏡橋は日本最古のアーチ型石橋で、重要文化財に指定されています。

日本橋、錦帯橋とともに日本三大名橋のひとつです。

眼鏡橋 名所・史跡

とても素晴らしい橋でした。

石橋が連続する風景を見ながら散策します。

いい感じの橋です。

大浦けい居宅跡
お慶さんは、女商人として茶貿易で成功した方です。
龍馬ら幕末の志士たちを支援していました。

「ツル茶ん」、ちょっと変わった名前の喫茶店、レトロな雰囲気でステキです。
創業は大正１４年、長崎初の喫茶店だそうです。

トルコライス発祥のお店だそうで、勿論トルコライスを頂きました。

ツル茶ん グルメ・レストラン

食後に頂いたのは、「食べるミルクセーキ」。

どんなものかと思っていたら、ミルクセーキのカキ氷でした、長崎でミルクセーキと言えばこれだそうです。

梅月堂さんで「シース クリーム」を購入。

あっさりした、素朴なケーキでした。

鉄橋のたもとに土佐商会跡の標石があります。

石碑の奥には、「夕顔丸」のモニュメントがあります。

出島橋

現役の鉄製道路橋としては日本最古といわれています。

出島和蘭商館跡

鎖国時代西欧との唯一の窓口だった出島の町並みを再現しています。

丸山公園

丸山、そこはかつて江戸の吉原、京都の島原と並ぶ日本３大花街として栄えた場所です。

丸山公園 公園・植物園

料亭「清風亭」跡

龍馬と後藤象二郎の会談が行われた場所です。

中の茶屋

中の茶屋もお茶屋さんです。
庭園が美しいです。

長崎市中の茶屋 清水崑展示館 名所・史跡

梅園身代り天満宮は、身代り天神様で有名です。

無病息災をお願いしておきます。

梅園身代り天満宮 寺・神社・教会

晧台寺

近藤長次郎さんのお墓があります。

晧台寺 寺・神社・教会

夕食に「ちゃんぽん」を頂いたのは思案橋ラーメンさん、
福山雅治さんご贔屓のお店です。

店内にはサイン色紙がずらり、龍馬伝出演の皆さんのもありました。

桃太呂のぶたまん。

美味しいです。

白水堂さんで「桃カステラ」

可愛いです。

長崎港ターミナル

軍艦島上陸ツアーに参加します。

やまさ海運さんの船です。

伊王島大橋は2011年3月に開通しました。

長崎港から１時間、徐々にその姿が現れてきました、遠目に見ても異様なその姿に目が釘付けです。

島に近づくにつれて、肉眼でも建物の細部まで鮮明に見えるようになってきました。

桟橋に接岸、いよいよ上陸です。

見学広場は３ヶ所あってそこで説明があります

第1見学広場の正面には貯水場、幹部職員用社宅、右奥には端島小中学校があります。

そこには巨大な廃墟群が姿をさらけ出していました。
　　
「凄い！」　今まで感じた事がないような感動に包まれます。

朽ちた赤レンガが印象的、多数の巨大なコンクリート片が転がっています。

ここが坑道への入り口、地下に下りてゆきます。

プール跡です。

１時間の滞在を終え船に戻ります、帰りに島の周りを一周してくれます。

戦艦「土佐」に島影が似ていることから名付けられたという軍艦島、まさに海に浮かぶ要塞ですね。

端島 名所・史跡

国内最古の鉄筋コンクリート造アパート群です。

色んなものを見て、色んなことを学びました、感じた事も様々で複雑な心境です。

徐々に離れていく軍艦島、今見てきた物は現実なんだろうか・・・

長崎港に帰ってきました。

下船時に証明書が貰えます、記念になりますね。

お腹空いたのでランチです。

近くの海鮮のお店に入りました、「海鮮市場 長崎港」さんは新鮮な魚介が食べられるお店です。

よりどり選べる３点盛りお好み丼（１０５０円）を頂きました。

イカがコリコリで甘いです、サーモンは脂が乗ってます、
ホタテも甘〜くて、とても美味しい丼でした。

海鮮市場 長崎港 出島ワーフ店 グルメ・レストラン

淵神社

稲佐山の山麓にあります。
神社に隣接する長崎ロープウェイ淵神社駅から、山上へ向かうロープウェーが運行されています。

淵神社 寺・神社・教会

有名な夜景を最後に見ます。

長崎の夜景は 函館、神戸と並んで日本三大夜景と言われています。

完全に暗くなる前から山頂に上がりました。

だんだんと暮れなずむ空、街の灯りも徐々に増えてゆきます。

美しいですね〜　　ロマンチックですね〜

やがて漆黒のキャンバスに１０００万ドルの夜景が広がります。

ウットリ、時を忘れて見惚れてました。

稲佐山展望台 名所・史跡

今回泊まったホテル

リッチモンドホテル長崎思案橋

リッチモンドホテル長崎思案橋 宿・ホテル

出島の湯　ドーミーイン長崎

インテリアも長崎の香り、大浴場も広々していて、シルキーバスが気持ちよかったです。

出島の湯 ドーミーイン長崎新地中華街 宿・ホテル

今回のその他のグルメ・土産

江山楼さんでちゃんぽんを頂きました。

リンガーハットで皿うどん

餃子大王 李軒で水餃子

お土産に和泉屋さんのカステラ。

文明堂のカステラ巻

角煮屋こじまで角煮まん。

角煮がトロトロ。

長崎に来たからには雲仙にも行ってみたい、足を延ばしてみました。

長崎駅から雲仙まではバスが出ています、1時間４０分ほどかかります。

雲仙地獄地帯は、至る所から高温の温泉と噴気が激しく噴出しています。

雲仙地獄 自然・景勝地

雲仙の温泉の泉質は硫酸酸性の硫黄泉で、強い酸性です。

吹き出している噴気の最高温度は120℃と言います、凄いですね。

噴気孔のまわりには白または淡黄色の湯の花がみられます。

湯けむりがもうもうとたっている中を散策路が延びています、強い硫黄臭が漂いまるで別世界のようです。

ランチです。

九州の郷土料理「だご汁」を頂きます。
だご汁とはだんご汁の事、小麦粉のお団子とたっぷりの野菜などを一緒に煮立てたものです。
鶏のつくねが入っていて、これがふわふわで美味しかったです。
素朴で懐かしいお味ですね、温まりました。

雲仙バスターミナルから仁田峠までバスで移動です。

妙見岳までロープウェイで空中散歩です。

仁田峠駅から妙見岳駅間を約３分で運行しています。

雲仙ロープウェイ 乗り物

ロープウェイ駅の脇には、普賢神社拝殿があります。

頂上には妙見神社。

平成新山

最高峰普賢岳は１９９０年に約２００年振りに噴火し、山下の島原市や南島原市に多大な災害をあたえました。
このとき吹出した溶岩の山は普賢岳より標高が高くなり「平成新山」と命名されました。
ゴツゴツした溶岩が荒々しい山頂部、まだ噴煙をあげています。

平成新山 自然・景勝地

火砕流の流れた痕が島原の方まで延びていますね、不気味です。
自然の驚異に改めて恐怖を覚えます。

この日は遥か遠くに阿蘇の山々も見えて良かったです。

妙見岳展望所 名所・史跡

展望台からは平成新山や雲仙の山々、有明海、天草諸島が眺望でき、感動の景色です。

素晴らしい絶景に言葉もなく見惚れていました。

この旅行記へのコメント （2）

• saikai99さん 2012/12/05 16:24:10

  全国制覇も近いですね

  夏ミカンさん　　　　こんばんゎ♪
  
  　続きまして熊本・長崎編にお邪魔しました
  どちらも私メの故郷です
  
  夏ミカンさん　ひとり旅が多い様ですね
  
  多くのカキコミを投稿されていますが、両県とも有名店での
  お食事でしたね
  長崎と言えば。。。ちゃんぽん
  熊本と言えば。。。馬刺し
  
  地元の人間が知らなかったお店もありましたので　次回は
  　　『炭火焼肉　孫三郎』です
  
  今後ともよろしくお願いします。
  saikai99

  夏ミカンさん からの返信 2012/12/06 15:16:03

  有り難うございます

  saikai99さん 、こんにちは。
  
  そうですか、九州のお方でしたか。
  九州はいい所が沢山ありますね、グルメも美味しいですし、大好きです。
  祖父母の故郷が宮崎ですので、肌に合うのかもしれません。
  そうですね、殆ど一人旅なんです。
  旅では気を使わずに、自由に歩き回りたいですから。
  孫三郎さんはホテルのお薦めでした、美味しかったですよ。
  見て頂いて有り難うございました。
  こちらこそよろしくお願いします。