ベトナム旅行記 3-3 水上市場ツアーとディナーへの誘い

2010/08/06 - 2010/08/13

2009年、旅本にハマり、初の海外一人旅。
三泊四日のバンコク旅行で旅の面白さを知った。
そして2010年夏休み、2回目の海外一人旅・・・
ベトナム一週間旅行！

それまで国内でもホテルは予約しておいてから旅行し、
一週間続けての一人旅も経験が無かったが、
このベトナム旅行では予めホテルも取らず、
自分で現地で探して、自由に行動する旅にした。

そんな旅がしてみたかったから。
旅本のような旅がしてみたかったから
自分には一体どんな旅ができるんだろうと思ったから。

エリア カントー(ベトナム)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

メコン川沿いの公園で日記書いてたら、
変なオヤジが近づいてきた。

誰だよと思ったら・・・
なんとただでバイク乗せてくれたオヤジだった！
オヤジの名前はユンさん。
しばらく公園で話をしていたが、
流れでオヤジとカフェに行くことに・・・

初カフェ、初ベトナムコーヒー！
カフェといってもスタバとかのオシャレな雰囲気と違い、
かといって古き良き喫茶店の居心地良い空間とも違い、
言うなれば、日本の自転車屋やバイク屋で
コーヒー飲んでるみたいな感じ。

カフェ・スア・ダー(練乳入りアイスコーヒー、氷入り)、
甘くて美味い！

甘すぎて苦手という人も多いと聞くが、
砂糖たっぷりの甘いコーヒーが好きな俺は大満足。
ちなみにカフェではジャスミン茶やハス茶が
一緒に付いてきます。

ただ単に暇なオヤジに付き合ってカフェに行く
くらいにしか思ってなかったが、
展開は全く予想外の方向に進んだ。

ユンさんの妹が舟のガイドやってるという話から、
翌日その舟で水上市場ツアーへ行かないか
という話になったのだ。

船は俺一人、朝7時ホテルで待ち合わせ、
8時間で40ドル。
前金20、後金20。

ユンさんは名刺を2枚取り出し、自らサインした後、
俺にもサインするよう言ってきた。
名刺には「Boat Service」と書いてある。

一枚を俺に渡し、もう一枚は妹が持ち、
翌日名刺を見せ合うことで、
俺にとっては相手が正しい相手だということが
確認できるというわけだ。

カフェを出た後、ユンさんが晩飯どうするか聞いてきた。

「ディナーはどうするんだ？」
「どっか適当に探して食うけど・・・」
「オレと一緒にディナーどうだ？」
「えっ、でも、手持ちのドンが少ないんだよね・・・
　どこで食うんだ？」
「マイハウス！　家族みんなでディナー」
「えええええっ！　マジでー！？」

俺、ベトナムの家庭料理、食べられるの！？
それって旅本じゃん！

でも、バイク乗った時から
こんなに上手く話が進むものなのか・・・
どうしようか悩んだが、結局断りづらくてOKし、
夜8時にホテルの前で会うことになった。

朝飯のフォー以来何も食べてなくて腹が減っていたが、
ここまできたら夜8時まで我慢することにして
適当にぶらぶらすることにした。

デジカメを思いっきりズームにして見た橋。

カ、カッコイイ・・・
カントー橋だと思う。

船であそこまで行けたらなあ・・・

公園にあるホーチミン像。

ぶらぶらを公園を歩きながら、
翌日の水上市場ツアーのことを考えていた。

8時間40ドルってことは1時間5ドル(10万ドン)か・・・
地球の歩き方には3ドル(6万ドン)と書かれていたが、
バス料金も値上がりしてたし、そんなもんかな。

なんて思いながら歩いてたら、
ふいにおばちゃんから声をかけられた。

「ボート乗るか？」
「あ〜、1時間いくら？」
「5ドル」

やっぱそんなもんなのかね。
交渉の予知はあるのだろうが、
値切りに値切って相手の機嫌を損ねて舟漕がれるより、
よっしゃあ今日は儲けたと内心ホクホクで
舟漕いでもらう方がイイ。

ディナーまでまだまだ時間あるし、
1時間くらい乗ってみるかとOKした。

左がおばちゃんで、右が舟漕いでくれる姉さん。
おばちゃんは単に客引きだったのか。

ロープを引っ張ってエンジンかけた後、
いよいよメコンクルーズに出発！

うおおおおお！！！
ついにメコンで舟に乗ったぞー！

舟はメコンをジグザグに移動。

川で洗い物してたり、魚獲ったりしてて、
メコンが生活に繋がっている様子が見られた。

そんな様子を見ながら、
のんびりメコンで過ごしていたら・・・

おおおっ、橋だ！
ベトナムの橋だー！
橋脚見たいっ！
時間的に橋の下まで行けるはず・・・

「あの橋の下まで行ける？」
「OK」
「よっしゃあ！」

橋脚キター！！！

メコンに架かる橋かあ・・・
イイなあ・・・

橋でテンションが上がり、
写真撮りまくってる俺が可笑しかったようで、
舟の姉さんが橋のベトナム語(Cau)を教えてくれた。

姉さんの名前はモーさん。
橋をバックに俺の写真を撮ってやると言ってきて、
自分の写真なんていらないのだが、
撮ってやると強く言うので数枚撮ってもらった。

でも、まさかベトナムに来て橋が楽しめるなんて、
全く想像してなかったなあ。