2016　ベトナム・カントー　メコンデルタの活気ある商都をぶらぶら歩き旅－２

2016/09/17 - 2016/09/19

今回のベトナムでの目的はメコンデルタ最大の町「カントー」。

メコンの恵みによって作られた農作物から水産物まで全ての食料がここに集約されてきます。
特にメコン川から支流に至るその恵みは、日本では考えられないほどの豊かさを誇ります～。

初めてカントーに訪れたのは３０年以上も前～、他のインドシナの町とは格段に違った豊かさを見て、驚愕！驚いたのを覚えてます。

だから今回は、その後のカントーを見たくて訪れました。その為のホーチミンではトランジットなんです。
だから「ホーチミン・トランジトぶらぶら歩き旅」で、こちらがメインのぶらぶら歩きなんです～。

出来れば近くのヴインロンにも行きたかったのですが、無理をせず次回の楽しみにとっておきます。

２年前に訪れたミトーといい、南べトンムの豊かさはメコンの恵み抜きには考えられません。
せめて４週間程度休みが取れれば～、ヴィンロイ・ナムカン・クアンロン・キエンビン・ハーテイエン・ロンスエン・チャウフー辺りまで周れるんですがね？～、仕事がある間は無理なようです。

どこの国もそうですが、都会よりは地方の方が居心地が断然好いですね！。

これからベトナムへ旅される皆さんの何かお役に立てればと思います。
その後は、「バンコク・デイ－プなぶらぶら歩き旅」に続きます。

エリア カントー(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

９/１７（土）　午後にはホーチミンからカントーに到着～。

今夜の宿は老舗「サイゴン・カントーホテル」、まずはシャワー浴びて、エアコン入れて、コーヒータイムです。
館内は中央が吹き抜けに成った造りなので、内部屋は外に窓が無いのでご注意を？。

ホテルから徒歩で５分程度～、ホアビン通り沿いに在る大型ショッピングモール「センス・シテイー」。

その１階にスーパーマーケット「コープマート」が入ってます。ボトルウォーターやビールにお菓子、惣菜も一緒に購入しました。

＊詳細はクチコミでお願いします。

センス シティ ショッピングセンター

昼寝して眼が覚めたら５時過ぎでした？…、よく寝ました！。

夕方の散歩に出ることにしましょう～、まずはカントー川岸に整備されたニンキエウ公園へ向かいました。
向こうで手を上げるのは建国の父ホーチミン、ホー小父さんです。

ニンキエウ公園の象徴は「ホーチミン像広場」です。

高さ１０ｍは超える大きなブロンズ像は社会主義国の象徴でも有ります、
旧ソビエト時代のレーニン像や中国の毛沢東像など、どれも共産党の国家権威？。
でも、ホーチミンさんって親しみのある好い顔されてますよね！。

更に進むと～、灯りの付いた大きなボートが浮かんでます。

近くまで行くと「カントー・クルージング・レストラン」とあり、観光客を乗せた洋上レストラン、ショーボートでした。

入り口の立て看板（メニューボード）を見て…？、私には無縁の代物でした…。

曇ってきましたが、陽がゆっくりと落ちていきます…、向こうに見える吊橋が日本のＯＤＡ援助で完成したカントー大橋、２７５０ｍは東南アジア一の斜張橋です。

川岸の遊歩道にはベンチにてファミリーやカップルでぎっしり…、しばし腰を下ろして風に吹かれてみましょう～。

７時前になると町が急に騒がしくなります～、ここが「カントー市場」。

今は単なる土産物屋が集る観光客相手の市場に成ってしまいましたが、以前はここが町の中心、食の中心でした。３０年前の活気繁栄ぶりが懐かしいです…。

＊詳細はクチコミでお願いします。

カントー市場 市場

夕方以降はこの通りにスナックの屋台がびっしりと並びます～。

特に目を引くのが色彩食鮮やかなフルーツが盛られたシントーの店、東南アジアではどこでも見るシェイク・ジュースの屋台です。
マンゴーシントーＶＮＤ２００００、濃厚で甘～い！。

通りのドン突きに在る建物は「カントー裁判所」、市内では数少ないコロニアル風建築物です。

小さな屋台がここまでびっしりと並んでます。アジアと屋台は切っても切り離せない庶民の食文化ですからね！、ではその食文化グルメをつまみ食いさせていただきましょう？。

ここはグエンタイホック通りの屋台街～、大半は服やアクセサリー・小物などを扱う店がびっしりと並んでます。

その通りを普通にバイクがビンビンと走り抜けて～、ちょっと危険ですがね？…。

そのファンディンフン通りと交差する角に、サイゴンカントーホテルが在ります。

夜は派手なイルミネイションが点灯するんですね！、知らなかったです？…、
よく見ると、３星マークの一つが消えて２星に成ってますけど？…、フロントのスタッフに言うべきかどうか？…。

ホテルに戻って、屋上から通りを見下ろした景色～。

土曜日なのに人が少ないと思ってスタッフに聞いたら、９時頃になると人が溢れて賑やかになるそうです。
では、エアコンを効かせて、部屋でビール飲みながら映画でも見ます～。

９/１８（日）昨夜はぐっすりろ熟睡でした！、今朝はどんよりと曇り空。

朝食後はゆっくりと散歩に出ます～。

通り沿いにこのような素敵な建物が在ったのですね！、よく見ると華僑のようです。
ブティック・ホテルにしたいような好い雰囲気してますよ～。

ハイパーチューン通り角には、違った雰囲気の建物～。

朽ち果てた壁が何とも言えずコロニアル感の名残を醸し出してますね！。

今の南ベトナムではすっかり見なくなった雰囲気です。

その壁際の屋台でモーニングコーヒーでしょうか？～、親父とおばちゃんが雑談中…、何を話してるか判りませんが？…、気だるい雰囲気が好いですね！。

ベトナムでは毎日、普通に見る町の光景です。

ハイパーチューン通り沿いの対岸への「フェリー乗り場」、フェリーといっても車では有りません。

人や自転車にバイクのみですよ！、「片道ＶＮＤ４０００」と表示あり～、
でも殆どがバイクごと乗り込んでました。
対岸へ渡ってみるかどうか？…、考えましたが、今日は止めておきます。

折角なので横に回ってフェリーを見に行きました。

右端のがフェリーとは～小さすぎる？…、それもちゃっちい！。
日本では渡船といいますがね～、バイクしか乗らないからこれで十分なんですね。

でも、何かのんびりしてベトナム的だね～。

ソンギー通りを越えた辺りから今朝も露天商が始まってました～。

タンアン市場まで続く両側に多くの露天商を含めた店がヒートアップしてます！。

このお兄さんは細々と「ランブータン売り」のみでした。

手前は「新鮮野菜」を売っているます～、葉物野菜に瓜や胡瓜、ライムなどの緑系や人参など。

その奥は「肉屋」ですね～、骨付きのまま吊るして肉をカットするようです。肉からして牛肉でしょうか？…。

その隣は「活き川海老」専門店のようです～。

よく見ると手長海老のようでスカンピに似てました？…、ここのおばさんは電動ポンプを使用して活き！川海老をアピールしていました。

ここも肉屋ですが「豚肉専門店」のようです。

丸い木のまな板に、デカイ長方形包丁を持っていたので華僑でしょうか？。
後ろには豚肉がいっぱい吊るされてます～。
それにしても日本では考えられない衛生的観念は大丈夫なんでしょうかね？…。

通りはこの有様で、人とバイクが入り乱れているので危険なんでが？…、
それでも誰も交通事故を起こさないのは不思議でした？…。

休日の市場は活気が有って良いですね！。

同じく「豚肉屋」ですが～、
肉以外にも、豚の顔や内臓系と足までも取り扱うようで、ホルモン屋的かなぁ？…。

ベトナム傘のお母さんがしきりに捌いてる姿はたのもしくも思えました。ベトナムの女性は強いですからね！。

やっと「チョ　タンアン」にたどり着けました～、ここが庶民の胃袋を満たすタンアン市場。

休日の朝とあってか買い物の人・人で凄い混雑でした～。
では、入ってみましょう！。

あら～行き成り正面が「肉屋」なんですね～、それも豚肉ばかり。

吊るし肉スタイルでカットされた肉が、並べられてます。
その肉を客が指差してカットしたり、ブロックごと購入してました。

蝿は飛んでないかって？…、もとろん飛んでますよ！。

やはりカントーの市場といえば豊富な川魚鮮魚ですよ～、何と言っても母なる川メコンの恵みがあるわけですからね！。

場内は川魚の店ばかり～、だから魚臭さ？、川臭さ？と水浸し状態です。

一般的に多く見られるのは、鮒や鯉に鯰などの魚系に海老や蟹と貝などですが、見たこともないものが有るので楽しいですね。

盥やバケツなどに入れられて生きた状態で売られてるので、まるで川の水族園のようです。
でも、決して商売の邪魔にはならないように気を付けましょう！。

市場の奥は直ぐカントー川～、

毎朝、近郊の村々から水揚げされた鮮魚が船を使ってここへ持ち込まれてくる漁港でもあるわけなんですね～！。

でも聞くと、今はトラック輸送がメインになったとか？…。

それにしても川は汚いです！、ごみがいっぱい浮かんでます。

恵みの川なんですから、もっと綺麗に大切にしなくてはいけないですよ？…。

と声をあらわにして言いたい私でした。

場内をぐるっと回って出てくるとバイクがこの有様？…。

やはりベトナムのバイク数は尋常ではありません？…。

一旦、ホテルへ戻ります～、暑くて汗が止まりません！。

午後からは少し観光巡りをしてみます～。

ホアビン通り沿いに在る「カントー博物館」、社会主義国家としては必ず立派な建物に成ってます。もちろん無料です。

＊プチ情報　右手の木立の周りは「博物館カフェ」で、大勢の客がコーヒータイムでした。コーヒーはＶＮＤ１５０００。

カントー博物館 博物館・美術館・ギャラリー

正面玄関を入って直ぐ～、建国の父ホーチミンとその後の歴代の書記長が並んでました。

館内は主にカントー市地域の歴史的内容と、自然生態や産業などについて展示されてありました。

＊詳細はクチコミでお願いします。

通りを挟んで向かいに在る建物ほ「軍事博物館」、この日は休館日だったので見学は無理でした。

でも、色鮮やかな目を引く美し建物は立派過ぎて、軍事博物館とは結びつかないですね！、まるで美術館のようです？～。

その美しい博物館正面横には似つかぬ「地対空ミサイル」が威嚇してます～。

そう言えばハノイの軍事博物館にもミサイルがいっぱい展示されてました。
国威とか、防衛とか、何故国家は懲りずに武器や兵器を持ちたがるのでしょうか？…。
争いが無くなる世界が理想だとは解っているのですが？。

その横の屋外展示場には～、

ベトナム戦争で使用されて米国のヘリコプターや戦車、装甲車に大砲などの残骸がいくつも並べられて展示されていました。

ベトナム統一とベトナム戦争は今だに切れないものなんですね！？。

同敷地内に「ホーチミン博物館」も在りましたが、同じく休館日なのでここも見学不可でした。

軍事や統一に関するものは、社会主愚国家としては思想上最も優先させるべきものなんですね！。

ホーチミン博物館 (カントー) 博物館・美術館・ギャラリー

歩き疲れて、やっぱり暑いので、ちょっと休憩します～。

通り角に在る「ＢＯＯＫＳＴＯＲＥ」、書店内に在るカフェです。
エアコンが効いてるので落ち着けそう～「ＢＯＯＫ　ＳＴＯＲＥ　ＫＡＦＥ」とありました。

店内は書店らしく明るくてカジュアです～、エアコンもしっかりと効いてました。

お客も若い学生風や子供達ばかり、その割にはとても静かでした！。
皆さんとても行儀が善くて、長居をしてしまいそうです～、アイスコーヒーはＶＮＤ２００００でした。

やっとお腹が空いて来たのでデタム通りの「ホンファット」～、フォーが旨い店ですが、それ以上に旨いのが「ミーホアンタン」、簡単に言えばワンタンメンのようなもの。
一度食べれば病み付きに成りますよ！、一杯ＶＮＤ３５０００。

＊詳細はクチコミでお願いします。

ホンファット 地元の料理

帰りに今日もセンスシティ内、「コープマート」に寄って買い物します。

ベーカリーショップのシュークリームやロールケーキが素朴なんですが美味しいんです！。
流石に旧フランスの植民地だっただけのことはあります！。

＊詳細はクチコミでお願いします。

センス シティ ショッピングセンター

今日も夕方になると散歩へ出かけます～、カントー川岸のニンキエウ公園。

今朝からずっと曇り空の天気で蒸し暑くて堪りません！、ハイビスカスの花でさえ黄色の鮮やかさが曇ってしまいます。

岸には何隻もの観光用ボートが係留されてました。

そう言えば～、ここに来る度にボート手配屋のおばちゃんに絡まれます！。
明日、ツアーボートで朝市に行かないか？、クルージングしないか？など…。

ベトナムはどこへ行っても女性が仕事してますね？～。

遊歩道のベンチに腰掛けて眺めていると～、

穏やかな川面を漁師の小船が行き交います～。
聞こえてくるのはエンジンの音と、川も流れる風の音だけ…。

ゆっくりと陽が暮れていきます。

９/１９（月）今朝は快晴いい天気です！、では、食後の散歩へと出かけましょう～。

カントー川岸「ツーリスト・ボートステーション」もこの日差しの強さで逆行に成ってしまいました？。

グエンタイホック通り角、朽ち果てた壁のコロニアル風建物から、ハイパーチューン通りを行きましょう～。

昨日のあの親父は、モーニングコーヒーしてませんね？…。

この建物も白亜のコロニアル風～、２～３階のバルコニーはイスラミック調が何とも言えず素敵ですね！。

建った当時はバルコニーからカントー川が一望出来たのでしょうね！、
カフェやホテルとして利用すれば価値がアップしそうですが？…、如何でしょうか？。

このベトナム風「ローカル・カフェ」いつも繁盛してます？…。

ベトナム式の小さなテーブルに低い腰掛スタイル～、
だから、注文の際は「カフェ・ショーダー」と決めたいですね！、それがなかなか発音が悪いのか解ってもらえず難しい？…。

市場通りを行くと、今朝は随分と人通りが少ないですね？～、バイクの数も減ってます。

やはり平日はこんなもんなんでしょうか？…、ベトナム傘を被ったおばさんがのどかな雰囲気を醸しだしてますよ！。

昨日と同じ～、吊るし肉をぶら提げて肉をカットする「肉屋」。

今朝は客が少ないですね？～、脂肪の少ない赤身の肉がベトナム人は好みだそうですよ。
フォー・ボー・チンも赤身肉でしたね！。

今朝は昨日とは違って鮮魚を扱う露天商が多く見受けられますね？。

このお姉さんの「鮮魚」の露天商ですが～、何やら真剣な顔して作業をしてますが何をしてるんでしょうか？…。

盥の上で、魚が飛び跳ねてました！。

その横では鮮魚ではなくて～、よく見ると手前の白いの小蛸が山盛り！、
横は川蟹！、その奥は鯰のような魚？…、の露天商。

川でも蛸がいるんですかね？、蛸はやはり海でしょう。

お兄さん煙草銜える場合じゃないですよ！、商売！商売！。

昨日の「豚肉屋」は相変わらずの繁盛してます！～、男性が商売しているのは珍しいですね？。
ベトナムの男は働かない！～と言われてますが例外なんでしょうか？…。

手前の赤い皿の上、骨の関節、豚骨がグロテスクです…。

「タンアン市場」まで来ました～、今朝は混み合う事もなくスムーズでした。人やバイクの数が圧倒的に違いましたね？…、道路も余裕でした。

では、場内へ潜入しましょう！～。

昨日と同じ正面で商売している「豚肉屋」～、

でも、これって鮮魚市場の中で肉も一緒に取り扱っていいのですねかね？…、
衛生的に問題が有る様に思えるのですが？…。
ベトナムの保健所は大丈夫なんでしょうか？。

いやー、昨日と違って活気が凄い！、
物・魚と人でごった返してますね！～、これぞメコンの恵み、カントーの市場ここに有りですよ。
魚の臭い、川の臭い、水溜りの臭い、それらが悪臭と言われても市場の臭いなんですね。

商売の邪魔にならないように一番奥まで来ました。

ここに来ると川風が吹いて、臭いも和らぎます？。
でも、靴が水はねでドロドロ状態になって来ました…、やっぱりサンダルで来ないと駄目でした。

今度は横へ進むと～、肉や野菜を並べて売ってます。

おばさんが客相手にこれはどう！、と薦めてました。
場内も圧倒的に女性が働いてるんですね～、ベトナムの女性はたくましい！。

市場を出た所では「生鮮野菜」の露天商～、どれも綺麗に盛られてます。
トマトや胡瓜、カリフラワーにニンジン、長ネギ葺きのようでした。

頭の上に揚げパンを載せて売り歩いてるおばさんと目が合ってしまいました。
頑張ってね！。

この店は「貝の専門店」でしょうか？～、

赤貝やホタテ・牡蛎に似たもの？、タニシに巻貝も有りました。
白いのは蛸、その手前はシャコのような蟹の爪のような不思議なものまで有りました。
でも、おじさんは退屈そうでした？…。

少ないですが「生花・花屋」の店も在りました～、

マリーゴールドかガーベラでしょうか？…、全体的に黄色がとても鮮やかで映えますね！。本当に綺麗です！。

この店は一軒で半々の商売です～、

「生鮮野菜の店」と半分は「果物屋」、各々後ろに店主のおばさんが座ってます。
折角なので、バナナを買って帰りました～、熟れた甘いのが欲しい！、おばさんが黒ずんだの選んでくれました、実に甘くて美味しかった！。

ここも「生花・花屋」の露天商ですが、花の種類が多いですね～、
他とは違ってカーネンションやかすみ草にスターチまで有りました。
色合いが多いとバランスが好いですね。

どうやらここで終わりですが、市場は本当にワンダーランド！楽しい！！。

最後にメコンの支流、カントー川に別れを告げます…。

ホテルに戻ってシャワー浴びて支度して、チェックアウトします～。
フーチャンバスのピックアップサービスで、乗り換えてホーチミンへ向かいます。

この後は「ベトナム・トランジットぶらぶら歩き暇つぶしの旅」へ続く来ます。