三国志の琢州・張飛廟

2008/10/21 - 2008/10/21

三国時代以降は、張飛店と呼ばれ、張飛は肉を売って生計を立てていたが、いつもその肉をこの井戸の中に入れて保管していたという。三国演義ではこの井戸を巡る事件によって関羽、張飛、劉備が出会ったとされている。清朝末期、涿州の長官だった佟国翼が張飛のこの井戸の歴史に感心し、自ら資金を捻出して遺跡を修復したと言われている。その後、村の人は遺跡に高台を築き、井戸枠と碑をそこに上げて保護したのだそうだ。ここら付近の人は張飛を村の英雄として尊敬しているようで、民家の門に貼られている、「福」や「万事如意」のモデルとして張飛が描かれているのも興味深い。また、この遺跡のすぐ近くに張飛をまつる廟「張飛廟」が再建されて井戸と合わせて張飛故里となっている。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

入場料は２０元、入ると左は桃園と井戸、右は張飛廟です。

この山門の入口脇に忠義店、張飛故井も石碑があり、中に入ると桃園と三結義の像と張飛故井があります。

門をくぐると、張飛の家で使われていた井戸と伝えられる「張飛古井」の石碑がある。

張飛の生まれ育った場所、店は村を意味する。

門の中へ入っていくと、そこは広々とした桃の果樹園になっていました。

さらに進んでいくと左前方に劉備、関羽、張飛の３人が、酒を酌み交わしながら豪快に語り合っている彫刻が見えてきました。

張飛が肉を貯蔵した井戸。

煉瓦積みの台には、龍を彫った円形の井戸枠があり、肉をつるしていた縄の跡も残っている。

張飛はここで肉屋を営んでいた。

井戸で肉を貯蔵して、上に重い石を乗せていた。力自慢の張飛はこの石を動かした者に中の肉をやるぞと言った。

通りがかった関羽がえい！と石を動かし、周りにいた村人に肉を分け与えてしまった。

怒った張飛が関羽の商売物の豆を素手で握り潰して地面に叩きつける。

関羽と張飛が取っ組みあいの喧嘩となる。それを見ていた劉備が仲裁に入る。まあ酒でも飲みながら話をしようとなり、後はご存知意気投合し、桃園で義兄弟の契りを結ぶ三結義となる。

他にも三国志にまつわる壁画が描いてある。

張飛をまつる廟、村の南はずれに位置する。もともと素晴らしい張飛の像があったのだが、文革時にあとかたもなくなってしまったのだが、最近完全復興された。

漢張担侯故里

他にも大小の石碑が並んでいる。

井戸の向いが張飛廟、村の英雄は今は道教の神様となり村人を護っている。

張飛の兄にあたる劉備も祀ってあります。

勿論、主役は張飛です。

張飛と関係の深い人の像もある。左から呉班、馬奇、張尊、呉班は将軍となった張飛の補佐官です。

馬錠、張寿。張包。張包は張飛の第２子です。