2010/02/27 - 2010/03/10
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menhir(メンヒル)さん
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スコットランドの蒸留所を巡って来ました。
今日はモルトウィスキートレイルを走りながら、スペイサイドエリアの蒸留所を巡ります。
■蒸留所:バルヴィニー、グレンフィデック、クレイゲラヒ
マッカラン、アベラワー、グレンリベット
グレンファークラス、タムデュー、トーモア
■宿泊先:PARKBURN(GRANTOWN-ON-SPEY)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
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-
今日はスペイサイド地区の蒸留所を精力的に回ります。
そのためにも朝食は重要。
これはキッパーズ(Kippers)という燻製のニシン。
塩辛く酒のつまみ的な感じですが、この地区の朝食のスターター
としては定番らしい。かなり強敵。 -
続いてはいつもの布陣が待ち構えます。
トマトを何とかして欲しい。なぜこんなにも固い。
ベーコンはもっとカリカリしたものを食べたい。
ブラックプティング朝から厳しい、、、など
苦情のオンパレード。
これもスコットランドの良い思い出。 -
さあ、では移動しましょう。
まさか雪のトレイルになろうとは、、、A95は別名「ウィスキートレイル」
スコッチウィスキーの蒸留所の近くを走る国道には素敵な名前が添えられています。この道に沿って移動するだけで、有名な蒸留所をいくつも巡ることが可能です。 -
道沿いに多くの蒸留所が点在しています。全部立ち寄りたくなりますが
まずは本日の目的地へ急ぎます。 -
その蒸留所がこちら、バルヴィニー蒸留所 (Balvenie Distillery) です。施設見学は予めWEBで申込みます。
http://www.thebalvenie.com/
この蒸留所ですが、世界的に有名なグレンフィディック蒸留所 (Glenfiddich Distillery) と同じ資本で運営されており、施設も隣り合っています。そのため、通常の施設見学ですと、グレンフィディック蒸留所を選択するのが定番です。
でも、私はバルヴィニーが好きなので、今回はこちらを選択。また、この蒸留所には有料になりますが、スペシャル巡回ツアーが用意されています。蒸留の過程全てを見学出来、最後にスペシャルな試飲も準備されているそうで、今回はそれに予約を入れました。
なお、集合場所は親会社のグレンフィデック蒸留所になります。メールではそのような指示がなく、最初は戸惑いました。
スタートは10時から。
更に、あれだけ念押ししたのに、予約が入っていない事が判明。今日のメイン見学先だけに、受付で拝み込みました。冬季で訪問客も少ない事も有って、何とかツアーを実施頂けることになりました。助かった。 -
隣り合う蒸留所とは言え、施設内は広大なので車で移動します。今回の見学は私とタイからの訪問の方、計3名で実施されました。
-
バルヴィニー蒸留所は日本ではあまりメジャーではありませんが、フロアモルティングから仕込み樽つくりまで、すべて自分たちの蒸留所で手作りしている、とてもハンドメイドな蒸留所。
すでにキルン塔から煙が上がっています。 -
発酵樽も19基もあります。今の時期は半分のみ稼働しています。若ビールも頂けました。若ビールは醗酵途中の原液。これをそのまま漉せばビールになります。とても甘く美味しい液体でした。
今回のツアーは全課程を余すところなく見学できる特別なコースです。
試飲を含め3時間ぐらいかかりますが、蒸留の過程の裏の裏まで見れますよ。
細かな様子はこちらです(2ページあります)
https://4travel.jp/travelogue/10449261
https://4travel.jp/travelogue/10449263 -
スペシャルコースの最後は、驚きのカスクを頂きました。1971年もののカスク。とても美味しいです。
再び車でグレンフィディック蒸留所のヴィジターセンターへ戻り料金を払います。確か30ポンドだったと思います。値段は高いですが良い経験ができました。
蒸留の過程はアイラ島と同じなのですが薫状や蒸留時間など他所の違いがあって面白かったです。 -
グレンフィディック蒸留所にはカフェコーナーがあります。昼食をとるのにちょうど良いでしょう。
残念ながら蒸留所のある町ダフタウン (Dufftown) には飲食のお店は殆どあまりありませんよ。 -
バルヴィニー蒸留所をゆっくり見学した後は再びウィスキートレイルを辿って戻ります。
最初に見えてくる施設は樽専門の工場。見学も受け入れています。
http://www.speysidecooperage.co.uk/ -
続いて見えてくるのはデュワーの原酒となっているクレイゲラヒ蒸留所 (Craigellachie Distillery)。道路沿いにある蒸留所で、嫌でも目に飛び込んできます。
http://www.scotchwhisky.net/distilleries/craigellachie.htm
見学は受け入れていませんが、ガラス越しに巨大なスチルを道路から3基眺めることができます。このように「見せる蒸留所」は日本には殆どありませんね。 -
続いてはスペイ川を渡り、対岸にあるマッカラン蒸留所 (Macallan Distillery)。冬季は閉鎖中でした。残念。
ザ マッカラン蒸留所 散歩・街歩き
-
アベラワー蒸留所もウィスキートレイルの道沿いにあります。
http://www.aberlour.com/
今回は時間がないため、ビジターセンターでグッズのみ購入。
この辺までの施設見学をまとめたページはこちらです
https://4travel.jp/travelogue/10449276 -
本日2つ目の施設見学予定の蒸留所であるグレンファークラス蒸留所 (Glenfarclas Distillery) は、山沿いの奥まった場所にあります。看板が出ているので容易に辿りつけます。山沿いにある小さな蒸留所です。とても雪深かったです。
http://www.glenfarclas.co.uk/ -
大学生の集団(?)と一緒に見学をしました。大勢出の見学もまた楽しいです。
見学の様子はこちらです
https://4travel.jp/travelogue/10449297 -
続いては、ウィスキートレイルを少し外れ、グレンリベット蒸留所 (The Glenlivet distillery) へ向かいます。シンボルカラーの緑がきれいです。
蒸留所にしてはとても質素な作り。さらに、山の上にあるため冬季はビジターの受け入れを行っておりません。後で知りましたが、建て替え工事中らしいです。
http://www.theglenlivet.com/
グレンリベットは密造酒の代名詞。山深い谷間にある蒸留所で、まさに密造という言葉がぴったりでした。グレンリヴェット蒸溜所 観光名所
-
続いての蒸留所です。トーモア蒸留所 (Tormore Distillery) はウィスキートレイルを走ると最初に道路沿いに現れる蒸留所。蒸留所の中でも比較的新しい蒸留所で、その作りも独特です。残念ながら冬季の受入れは行っておりません。
http://www.scotchwhisky.net/distilleries/tormore.htm
風格ある佇まいは威厳すら感じます。怖いくらい美しい蒸留所です -
本日最後の蒸留所は、カデュー蒸留所 (Cardhu Distillery) はスペイ川の対岸にあります。
ウィスキートレイルに現れる看板を頼りにたどり着く
ことができますが、シングルトレイルの田舎道のため
30分以上かかる場所にあります。
http://www.scotchwhisky.net/distilleries/cardhu.htm
カデューはジョニーウォーカーの原酒になるウィスキーです。
本日尋ねた蒸留所は、いずれも蒸留を実施しており、建物の周囲にとても良い香りを漂わせていました。 -
やっとのことで帰宅です。今夜は宿泊先の街グランタウンーオンースペイにあるスーパーで食材を買い込み夕食にします。
この街は、24時間現金が引き出せる銀行からフィッシュ&チップス点までそろう便利な場所です。
国道A9に近く、ハイランドやスペイサイド地区のウィスキー巡りの基地としても最適ですよ。
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