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年末の旅の2日目は、朝からヴォーリズ尽くし。<br />彦根の滋賀大学に始まり、ヴォーリズの活動拠点だった近江八幡を経て京都へ移動。<br />京都大好き人間の私ですが、今回の目的はひとつ。<br />京都駅から目的の四条大橋西詰のランドマーク、東華菜館へ。<br />東華菜館といってもほとんどの方はわからないかと思いますが、鴨川をはさんで東に南座、西に東華菜館<br />いずれもランドマーク的な建物です。<br />この建物はヴォーリズの作品のなかでも、大丸心斎橋店と並ぶ外壁の意匠にこだわった建物で、写真を見れば「ああ、この建物か」と皆さんおわかりいただけると思います。<br />京都に訪れるたびに訪れる場所のひとつですが、いつもは外から眺めるだけでしたが、今回はお昼のランチをとりながら、中もじっくり見せていただきました。

ヴォーリズの足跡を訪ねて~京都・東華菜館 旧矢尾政ビル~

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2009/12/28 - 2009/12/28

4447位(同エリア6659件中)

ぬいぬい

ぬいぬいさん

年末の旅の2日目は、朝からヴォーリズ尽くし。
彦根の滋賀大学に始まり、ヴォーリズの活動拠点だった近江八幡を経て京都へ移動。
京都大好き人間の私ですが、今回の目的はひとつ。
京都駅から目的の四条大橋西詰のランドマーク、東華菜館へ。
東華菜館といってもほとんどの方はわからないかと思いますが、鴨川をはさんで東に南座、西に東華菜館
いずれもランドマーク的な建物です。
この建物はヴォーリズの作品のなかでも、大丸心斎橋店と並ぶ外壁の意匠にこだわった建物で、写真を見れば「ああ、この建物か」と皆さんおわかりいただけると思います。
京都に訪れるたびに訪れる場所のひとつですが、いつもは外から眺めるだけでしたが、今回はお昼のランチをとりながら、中もじっくり見せていただきました。

交通手段
JRローカル 徒歩

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  • 京都の四条大橋の西詰の鴨川をはさんで向かい側に、ひときわ異彩を放つ、存在感のある古いビルがあります。

    京都の四条大橋の西詰の鴨川をはさんで向かい側に、ひときわ異彩を放つ、存在感のある古いビルがあります。

  • 祇園から鴨川を渡ってくる途中必ず目に入ってくるこのビル、京都を訪れた方は、何のビルだろう?と一度は見ているのではないでしょうか。

    祇園から鴨川を渡ってくる途中必ず目に入ってくるこのビル、京都を訪れた方は、何のビルだろう?と一度は見ているのではないでしょうか。

  • 近江八幡から次の目的地高松に渡る途中、京都に途中下車した目的はこのビル。

    近江八幡から次の目的地高松に渡る途中、京都に途中下車した目的はこのビル。

  • 年末の旅の2日目は、朝からヴォーリズ尽くし。<br />京都では、一際異彩を放つ、ヴォーリズの設計した旧矢尾政ビルの東華菜館で中華の昼食をとりながら内部探検をすること。<br />

    年末の旅の2日目は、朝からヴォーリズ尽くし。
    京都では、一際異彩を放つ、ヴォーリズの設計した旧矢尾政ビルの東華菜館で中華の昼食をとりながら内部探検をすること。

  • そんな訳で、京都駅に到着早々循環バスに乗って祇園に到着。<br />祇園新橋を少しだけふらついた後、すぐにこちらへと向かいました。

    そんな訳で、京都駅に到着早々循環バスに乗って祇園に到着。
    祇園新橋を少しだけふらついた後、すぐにこちらへと向かいました。

  • 京都に来るたびに必ず訪れる場所のひとつで、何故かいつも外から眺めるだけでしたが、今日こそ食事をして内部を見学します。

    京都に来るたびに必ず訪れる場所のひとつで、何故かいつも外から眺めるだけでしたが、今日こそ食事をして内部を見学します。

  • もともとこのビルは西洋料理店「矢尾政」として大正15年に建築されました。

    もともとこのビルは西洋料理店「矢尾政」として大正15年に建築されました。

  • 玄関の上にはホタテや蛸などが彫りこまれています。

    玄関の上にはホタテや蛸などが彫りこまれています。

  • カサゴのような牙をむき出しにした獰猛な魚もいます。

    カサゴのような牙をむき出しにした獰猛な魚もいます。

  • 大正13年、「矢尾政」二代目店主・浅井安次郎氏が新しいビアレストランを計画し、その設計をヴォーリズ氏に依頼したことにより、ここにスパニッシュ・バロック様式のビルが誕生しました。

    大正13年、「矢尾政」二代目店主・浅井安次郎氏が新しいビアレストランを計画し、その設計をヴォーリズ氏に依頼したことにより、ここにスパニッシュ・バロック様式のビルが誕生しました。

  • その後、戦争により、洋食レストランの存続が許されない状況になり、浅井氏はこの建物を友人の于永善氏に託し、昭和20年に、現在の「東華菜館」に変わりました。<br /><br />

    その後、戦争により、洋食レストランの存続が許されない状況になり、浅井氏はこの建物を友人の于永善氏に託し、昭和20年に、現在の「東華菜館」に変わりました。

  • さあ、中に入ってみましょう。

    さあ、中に入ってみましょう。

  • まずはエレベーターで一般客のフロアのある5階へ昇ります。<br />このエレベーターは1924年、アメリカのオーチス社製。<br />ガラスの格子扉の内側にh蛇腹式内扉がついている、現存する日本最古のエレベーターだそうです。

    まずはエレベーターで一般客のフロアのある5階へ昇ります。
    このエレベーターは1924年、アメリカのオーチス社製。
    ガラスの格子扉の内側にh蛇腹式内扉がついている、現存する日本最古のエレベーターだそうです。

  • 分度器のような半円のフロアインジケーター <br />レトロな雰囲気ですね。

    分度器のような半円のフロアインジケーター 
    レトロな雰囲気ですね。

  • エレベーターの横にある階段。

    エレベーターの横にある階段。

  • いかにもヴォーリズといった窓がついています。

    いかにもヴォーリズといった窓がついています。

  • こちらにはまたホタテが登場

    こちらにはまたホタテが登場

  • こちらの階段のも実にいい。

    こちらの階段のも実にいい。

  • 学校や教会や住宅を数多く設計したヴォーリズでしたが、レストランの設計は唯一ここだけ。

    学校や教会や住宅を数多く設計したヴォーリズでしたが、レストランの設計は唯一ここだけ。

  • 大正15年の創業当初は、一際モダンな社交場になっていたんでしょうね。

    大正15年の創業当初は、一際モダンな社交場になっていたんでしょうね。

  • 今にも大正時代のモダンガールやモダンボーイが現れそうな階段ですね。

    今にも大正時代のモダンガールやモダンボーイが現れそうな階段ですね。

  • 階段のアーチの部分のデザインも凝っています。

    階段のアーチの部分のデザインも凝っています。

  • こちらは個室階の廊下。<br />上海で見たクラシックホテルの廊下のようです。

    こちらは個室階の廊下。
    上海で見たクラシックホテルの廊下のようです。

  • 昼食に寄ったので、ここで食事の話題を少しだけ。

    昼食に寄ったので、ここで食事の話題を少しだけ。

  • 東華菜館は北京料理のお店。

    東華菜館は北京料理のお店。

  • 一品料理とコース料理がありますが、中華のコースといえば円卓を囲んで4、5人で食べないといけない感じ。最低でも2名から

    一品料理とコース料理がありますが、中華のコースといえば円卓を囲んで4、5人で食べないといけない感じ。最低でも2名から

  • 一人で一品料理を頼むのもどうかなと行った感じで、麺類を頼もうとメニューを見ると・・・

    一人で一品料理を頼むのもどうかなと行った感じで、麺類を頼もうとメニューを見ると・・・

  • このお店、麺類は一切扱っていないのです。

    このお店、麺類は一切扱っていないのです。

  • 仕方なく、生ビールと五目チャーハンを。<br />このオーダーでは写真栄えしないので今回は画像なし。

    仕方なく、生ビールと五目チャーハンを。
    このオーダーでは写真栄えしないので今回は画像なし。

  • ここの照明だけは唯一中国風でした。

    ここの照明だけは唯一中国風でした。

  • このサイドテーブルもヴォーリズのデザイン

    このサイドテーブルもヴォーリズのデザイン

  • 奥の花台もヴォーリズのデザイン

    奥の花台もヴォーリズのデザイン

  • まあ、目的は食事でなく、食事を理由に建物内部を見学することだったのでさっとたいらげた後は、建物内部をじっくり見学させてもらいました。

    まあ、目的は食事でなく、食事を理由に建物内部を見学することだったのでさっとたいらげた後は、建物内部をじっくり見学させてもらいました。

  • こちらは待合室

    こちらは待合室

  • これはヴォーリズではないようです。

    これはヴォーリズではないようです。

  • 天井や梁にはイスラム長のデザインが施されています。

    天井や梁にはイスラム長のデザインが施されています。

  • 個室は2名から予約できるようです。

    個室は2名から予約できるようです。

  • 矢尾政時代はロビーだった部屋

    矢尾政時代はロビーだった部屋

  • 使用中の部屋以外すべて案内してもらえました。

    使用中の部屋以外すべて案内してもらえました。

  • このドアは間違いなくヴォーリズですね。

    このドアは間違いなくヴォーリズですね。

  • こちらは30名収容の小宴会場

    こちらは30名収容の小宴会場

  • こちらは50名の中宴会場

    こちらは50名の中宴会場

  • こちらは150名の大宴会場のフロア

    こちらは150名の大宴会場のフロア

  • この旅行記をご覧になった後、京都を訪れる際は是非、気にしてこの建物をご覧ください。<br />

    この旅行記をご覧になった後、京都を訪れる際は是非、気にしてこの建物をご覧ください。

  • 玄関周りを見るだけでも海の幸、山の幸が満載で見ているだけで楽しめますよ。<br />最後に、この建物を一際目立たせている屋上の塔は、先ほどの蛇腹式エレベーターのマシーンルームになっているそうです。<br />さて、これからヴォーリズの設計した日本一美しいデパート、大丸心斎橋店へ阪急電車に乗っていってきます。

    玄関周りを見るだけでも海の幸、山の幸が満載で見ているだけで楽しめますよ。
    最後に、この建物を一際目立たせている屋上の塔は、先ほどの蛇腹式エレベーターのマシーンルームになっているそうです。
    さて、これからヴォーリズの設計した日本一美しいデパート、大丸心斎橋店へ阪急電車に乗っていってきます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • jyugonさん 2010/02/01 23:32:33
    ここでオフ会を〜
    ぬいぬいさん こんばんは〜

    昨年末も抜かりはなくお過ごしやったのですね〜

    前回の近江路コミュのオフ会のお食事は東華菜館でした。
    エレベーターもいいでしょう〜

    日本橋三越のエレベーターがあのタイプだったような…

    近江八幡はヴォーリスがいっぱいですものね。
    コミュのお陰で近江の国が今まで以上に近くなりました。
    六甲のヴォーリスも素敵ですね。

    ご無沙汰しておりますが、相変わらずのフットワークの良さで楽しまれているご様子。
    寒い季節ですが、お身体ご自愛なさってますます飛び回って下さい(*^^)v

    jyugon

    ぬいぬい

    ぬいぬいさん からの返信 2010/02/03 08:51:34
    RE: ここでオフ会を〜
    jyugonさん おはようございます

    ホントご無沙汰でした。
    東京では昨日2年ぶりの積雪 
    暖かかった日が続いていたので、いきなり雪でたっぷりと脂肪を蓄えた体ですが寒さが身にしみてます。

    年末の京都は、東華菜館でお昼をとって建物を見るだけの滞在で、すぐ脇の阪急の駅から梅田へ向かってしまい、京都を楽しむことができませんでした。
    その分、近江路コミュの本拠地長浜・彦根・近江八幡を散策できました。い伊吹山の姿もはじめて見ましたが、機会があれば近江路コミュのオフ会にも今度参加したいものです。

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