2001/05/08 - 2001/06/23
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kojikojiさん
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トリエステのバスターミナルからスロヴェニア経由でクロアチアのリエカへ向かいます。同日の夕方出発のドブロヴニク行きのフェリーのチケットを購入してありましたので遅れるわけにはいきません。予定では半日程のリエカの観光の時間が取れる予定でした。本当は二日ほど滞在してプーラなどにも足を伸ばそうと考えていましたが、最初のヴェネツィアで一日トリエステで一日と予定が遅れていきます。トリエステを出たバスは一路東に向かって山道を登っていき、間もなく国境に着きました。パスポートコントロールも無くバスの中に係員が来てチェックだけと聞いていたのですが、同乗していた人のシェパード犬が検査に引っ掛かりました。クロアチアとイタリア間では問題無いのですが、スロヴェニアを通過するのに必要な書類が無いとのことでした。結果は犬をスロヴェニア領内ではバスから降ろさないという制約で許可されましたが、それまでに1時間近く足止めされました。スロヴェニア領内は1時間ほど走って、今度はクロアチアへの入国で同じことの繰り返しでした。結局リエカ到着は2時間ほど遅れた時間でした。バスは港近くに着きましたし、ヤドロリニアの巨大なオフィスもすぐに分かりました。チェックインして船の位置を確認して(と言っても腹に大きなロゴの入ったフェリーは1隻しかありませんでしたが。)両替を済ませました。少し時間があったので荷物を引きながら散歩とカフェでコーヒーを飲みながら絵葉書を書いていると乗船時間になりました。
リエカを夕刻に出発して翌早朝にスピリットに入港すると、日本人の団体ツアーの人達が乗ってきました。ほぼ一日椅子席とデッキで賑やかでした。添乗員の人はどうしたらこんなにつまらなそうに出来るのだろうかと思うくらいに自分のお客さんにも無愛想でした。
美しい海岸線を眺めながら幾つもの島を越えるとコルキュラ島に着きました。ここは本当に美しい島でした。宮崎駿の「紅の豚」に出てきそうな雰囲気です。ここで数日過ごしたいなと思える所でした。ドブロヴニクの港では小母ちゃんたちの「ソーベ!」「ソーベ!」(貸部屋)の声を振り切ってバスで旧市街に入りました。ようやく始まったフェリーの旅です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
トリエステから満員のバスに乗ってスロヴェニアとの国境を越え、クロアチアの国境を越えてリエカに到着しました。バスにはシェパードを連れた観光客がいたのですが、イタリアとクロアチアの間では移動が問題なかったらしいのですが、スロヴェニアに連れ込むことが問題で、バスから降ろさないという事で結果オーライになりましたが、これだけで1時間バスは止まりました。結果2時間ほどの遅れでリエカ到着です。
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まずは港に面した宮殿のようなヤドロリニアのビルに向かいました。チェックインの方法はトリエステの旅行会社で聞いていましたがちょっとドキドキでした。ただチケットを見せると簡単に手続きは出来ました。
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計画段階ではリエカにも2泊するつもりでしたが、積み上げて行ったら旅程が2カ月を超えてしまうので泣く泣く通過だけにしました。今から考えても時間的にギリギリだったので危ない計画ではありました。次に繁華街に出て両替をします。荷物を持っての移動は面倒でしたが仕方ありません。お金が出来たので絵葉書を買って郵便局でクロアチア滞在中の切手も買っておきます。
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後は観光スポットに行く時間も無いのでフェリーに乗り込んでしまいます。港には大好きな観光用の帆船が何艘も並んでいて心が揺れます。
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そう思っている所へ決定打の帆船が戻ってきました。ああ、失敗した…。
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イストラ半島東端のクヴァルネル湾に面したリエカは、奥まった位置がヴェネツィア航路から外れていたため、ヴェネツィア共和国には占領されず、ハプスブルク家の支配の下でオーストリアの貿易港として発達したそうです。イタリア国境に近いので第2次世界大戦時にはイタリアとユーゴスラビアとの間で町を半分に分割された歴史もあります。
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港に面した正面の大きな建物がヤドロリニアのオフィスビルです。ユーゴスラヴィア共産時代の名残なのでしょうか、巨大な宮殿のような建物です。
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いよいよ出航です。部屋は4人部屋でしたが同室者はいなく一人で占有できました。使い勝手は良いのですが逆に一人は寂しいものです。食事もセルフのレストランで一人で食べました。その辺の写真が残念ながら残っていません。当時はブログなんて事は考えもしませんでしたから。
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リエカを出港したフェリーはザダールとスプリットといった港を経由していきます。スプリットから大阪の団体ツアーの方々が乗船してきてビックリ。デッキで少しお話をしました。「もう一人日本人の女性の方がいらっしゃいましたよ。」なんて教えてもらいました。
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その女性とは船中でお茶を飲んでいるときに出会いました。フリーで添乗員をされている方で「イスラエルの添乗では私が日本で一番多いと思います。」と仰っていました。この方とはドブロヴニク滞在中に一緒にお昼を食べたり、沖合の島に行ったり、カブタットへの一日クルーズにもご一緒しました。
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あまりに景色が良いので部屋の中にはほとんどいませんでした。デッキに座って通り過ぎる島や美しい集落を眺めていました。
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フェリーのクルーの人たちもカッコよかったです。制服のセーラー風のセーターもいい感じです。
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「未来少年コナン」というNHK最初のアニメに出てくるハイハーバーへ向かう船のようです。コナンやジムシーやラナが出てきそうです。
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少し肌寒いくらいでしたが、乗客は思い思いに旅を楽しんでいます。この子はずっと誰かに手紙を書いていました。
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こんな小さいころからこんな旅が出来るなんて羨ましいです。自分が子供の頃に父親と日本中を旅していたことを思い出しました。
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海の色が段々とぶどう色になってきました。
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荒涼とした風景ですが、ギリシャやトルコのエーゲ海沿いの島々のように乾燥はしていないように見えます。ヴェネツィアを発着する大型クルーズ船はアドリア海の真ん中を通るので海岸線の景色を楽しめませんが、ヤドロリニアの国内航路は景色を楽しめます。
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こんな穏やかな日に美しい海岸線を走りぬけるのはさぞ気持ち良い事でしょうね。
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コルチュラ島にも停泊しました。見るからに滞在しないのが勿体無いと思える美しい街です。ここではかなりの人が下船していきました。
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ドブロヴニクでスーパーで買ったコルチュラワインのラベルを眺めながら行きたいなと思い出していました。日帰りクルーズが催行されていましたが、ちょうどイタリアのバーリへ戻る曜日だったので願いは叶いませんでした。代わりにカブタットには行けました。
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港に停泊するたびにクルーは大忙しです。コルチュラでは人の乗り降りだけで停泊時間も短いので余計に忙しいです。セーターを脱いだらロゴの入ったTシャツでした。
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今回ザダールとスプリットとコルチュラは素通りになってしまったので時間はそれぞれの町をじっくり旅したいと思いながら実行できていません。
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お約束の観光用の帆船まで停泊しています。対岸には荒涼とした岩山の下に森が広がり、その境には美しい教会が建っています。
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こんな美しい集落もいくらでもある景色の一つです。
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コルチュラからの帆船クルーズです。ああ、楽しそうです。
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ドブロヴニクが見えてきました。船が停泊する新市街側の入り江が左手に見えます。旧市街はその裏側になります。思えば1991年の秋に対岸のイタリアのバーリの港にいました。本当はバーリからフェリーで渡ろうと考えていたのですが、旅をしている1カ月のうちに状況は変わり、クロアチアがユーゴスラビア連邦からの分離独立を宣言すると、連邦を維持しようとしたセルビアとモンテネグロが軍を送り込み、ドブロヴニクの裏側のスルジ山から街を砲撃していました。
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バーリのホテルでニュースを見ていましたが、クロアチアから難民を満載したフェリーがバーリに到着するシーンが強烈に脳裏に残っています。フェリーのマストにまで人が鈴なりでしたから。
港に入る前にそのことが原因で建設が中断されたホテルの建物がたくさん見えました。1991年から約10年の時を経て、ようやく念願のドブロヴニクに到着しました。
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