2001/05/08 - 2001/06/23
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kojikojiさん
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ブリンディジを早朝に出発したフェリーは夕方にはコルフ島の港に到着しました。地図を見て旧市街までは歩いてすぐだろうと思ったら意外に遠く、さらに坂道だったので結構疲れました。市内に入っても迷路のような道に迷いながら予約してあったホテル・ヴェネツィアに到着しました。この島に滞在しようと思ったのはオーストリアの皇后であるエリザベートの別荘があることとヴェネツィア共和国時代に統治されていた過去があるからです。この後に訪ねるキプロスもヴェネツィアの影響を受けた場所です。コルフ島には4日程滞在しましたが一日に2本しか無いバスにが来なかったり、レイトチェックアウトをお願いしていたのにホテルのおばさんに嫌味を言われたりシックリ行かない事が多々ありました。全ては帰りの空港で判明しました。イタリアとギリシャでは1時間の時差があったのです。クロアチアとイタリアは時差が無かったので勝手に思い込んでいたのですが、1時間少し前に着いたはずの空港は離陸15分前で荷物を全部担いで走る羽目になりましたが、無事にアテネに向かうことが出来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- オリンピック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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コルフ島での宿泊は旧市街にある「ベラ・ヴェネツィア」というお屋敷ホテルです。ネットでいろいろ調べて値段と立地を考えて決めた宿でした。夜になって周辺を散歩して見ると美味しそうなレストランが並んでいながら下町の雰囲気も残る感じの良いエリアだと言う事が分かりました。翌朝からの観光前に海岸線に出て街の大きさを確かめてから近い所にある考古学博物館に入りました。
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ギリシャでもエーゲ海の島々やアテネと違った泥臭さと言うか洗練されていない感じを受けました。
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このメデューサ(ゴルゴン)も土着神のような感じがします。
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腰のベルトも蛇なのがメデューサを感じさせます。
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こんな辺境の島にもライオンのイメージは伝わっているのですね。
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博物館の後は古い城塞に向かいます。カッポカッポと馬車が追い抜いて行きます。長閑な街です。
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カストロポリス(城塞都市)と呼ばれる所以である海側の城塞です。パレオ・フルリオ(旧要塞)はビザンチン時代の8世紀初頭に築かれた要塞で、その後オスマン・トルコに対抗するために城壁や門が増強され、現在の要塞の姿になったのは16世紀前半だそうです。
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夾竹桃の花が満開でした。ヨーロッパでは遺跡の近くで見掛ける美しい花ですが毒性についてはあまり知られていません。
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天然の地形を利用した要塞だという事が分かります。ギリシャのペロポネソス半島の先端にあるモネンバシア(レパントのジブラルタル)を思い出しました。
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現在は灯台としても使われています。
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要塞の上に登ると見晴らしがとても良いです。古い町並みに大型フェリーやクルーズ船が重なって見えるとミスマッチな感じがします。
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コスタクルーズの大きなクルーズ船が入ってきました。ミノアン・ラインのフェリーといい東地中海ではおなじみの顔触れです。
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聖ゲオルギオス教会は19世紀前半に建てられた教会です。まるでギリシャ神殿のようです。
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高台の時計塔のくすんだ赤い色がギリシャを感じさせます。クレタ島のくのっそす宮殿で見た色と同じです。
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海側から見るといかつい要塞の顔をしていますが、旧市街からの顔はデザインを施して少し柔らかくしているようです。
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ヴァカンスシーズンには少し早いので馬車も一日暇そうにしています。
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スピアナダ公園の中にある噴水は不思議な男たちが支えています。
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公園の前から電動の観光用の汽車が出ています。海岸線を南下して教会を廻ってまた戻ってきます。途中下車は一応できない事になっていました。
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パレオ・フルリオ要塞の反対側まで廻って旧市街に入ります。
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海と空が溶け合って境目がはっきりしません。風も無く凪いだ午後の日差しは強烈です。
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イコン美術館を見学しました。元々は教会だったようです。このイコンがとても気に入ったので写真を撮らせてもらいました。
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この日のお客は私だけだったのではないでしょうか?午後の早い時間にも関わらず閉館しようとしていました。一番気に入った三位一体(父と子と精霊)を描いたイコンです。
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旧市街を目的も無くぶらぶら歩いてみます。ハイシーズン前のリゾートの島は静かな雰囲気でした。
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路地に入り込むと車は通れません。
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夜の旧市街はとても奇麗でした。写真があまり撮っていないのが残念です。
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旧市街の中心にある聖スピリドン教会の塔はライトアップされているので、海から見たらきれいなのだと思います。
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ホテルの廻りには洒落たカフェやバールがたくさんありました。普段はコーヒーなどあまり飲まないのですが、時間があるので寛いでみます。
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どこも花が美しい店ばかりでした。こんな店で絵葉書を書いていると眠くなってきます。
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コルフの旧市街のリストン通りも花が咲き乱れとても綺麗な所でした。
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コルフの旧市街から海岸線を南下した岬に粉引きの風車がありました。
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周囲は漁船が泊まっています。干潮で水位が下がって漁船が傾いてしまっています。
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オールドシティから風車のある岬を越えて更に南下すると有名な教会のある島が見えてきます。約4キロの距離ですので歩いてしまいました。
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カノニ地区はフランス軍が砲台(カノン)を設けていたのが由来だそうですが、その高台に立つとヴラヘルナ修道院の島とネズミ島が望めます。
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この翌年に弟と一緒にベトナムとカンボジアを1カ月旅しましたが、その時フランス人親子とカメラについて話したときにキャノンを「カノン」と呼んでいたときにこの島のことを思い出しました。
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ぽつんと浮かぶ可愛らしく小さい島です。
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実はこの美しい風景の横には国際空港があります。対岸まで歩いて渡れるので面白い位置から写真が撮れます。
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こんな写真も簡単に撮れてしまいます。カリブ海に浮かぶオランダ領の島、シント・マールテン島のマホビーチが有名ですが、ここもなかなかのポイントです。
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島にも渡ってみますがギリシャ正教の教会が建っているだけでそれ以外は何もありません。
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後日コルフ島からアテネへの移動でこの空港を離陸するときにこの風景をもう一度観ることが出来ました。左側の座席からほんの一瞬だけでしたが。
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ネズミ島には気が数本生えているだけでした。
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コルフ島では毎晩一人でレストランで食事していました。イタリアンの店が美味しくて一晩おいて2回も行ってしまいました。イタリアもそうでしたが、ギリシャも一人旅していても寂しくなく食事が出来る国でした。
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翌朝はバスに乗ってアヒリオンパレス(オーストリアの皇妃エリザベートの別荘)に行く予定でした。実は前日もバス停で40分程バスを待っていたのですが来ないのでカノニへ行ったのです。この日も待てど暮らせどバスは来ません。通りすがりの人に尋ねられてバスを待っていると言うと怪訝そうな顔をされました。やってきたバスに尋ねると別荘の下を通るとの事だったので乗り込みました。が、バスを降りてから30分以上坂を登らなければなりませんでした。2日連続でバスが来ないとはなんて所だろうとこの時は思いました。別荘は見晴らしの良い山の上にありました。
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アヒリオンパレスの中は1階のみ入る事が出来ました。この聖母子像はヨハネの黙示録12:1に記載される「太陽を着て、足の下に月を踏み、頭上に12の星の冠を被っていた。」という記述のままの姿です。この礼拝堂の祭壇画はヴィンチェンツォ・ガロッピによるものです。
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この別荘は通称「アヒリオン」あるいは「アキレイオン」と呼ばれています。
「アキレウスの館」という意味でアヒリオンパレスとなります。オーストリアのエリザベート皇后が別荘として建てたとして有名です。正面玄関の天井のフレスコ画はヴィンチェンツォ・ガロッピによるものです。ガロッピの作品は礼拝堂の祭壇に「星と聖母子」が納められています。 -
素晴らしいインテリアです。程良くギリシャ趣味が施されています。エリザベートはウィーンとの往復の途中でキャッスル・ミラ・マールに立ち寄ったのではないかと思います。トリエステに滞在していたのが遠い昔のように思えます。007シリーズの「ユア・アイズ・オンリー」のカジノの場面の撮影はこの館を使用しています。
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アキレウスは神話のトロイア戦争に出てくる英雄で、女神テティスと人間の青年の間に生まれました。息子の不死を望んだ母は、その効能があるといわれる冥界の川で赤子を沐浴させることにします。その時テティスはアキレウスの足首を握って川に入れます。
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トロイア戦争では友人パトロクロスと共に戦いますが、ある戦いでは援軍に応じず、アキレウスの鎧と兵士を借りたパトロクロスはヘクトールに討たれ、鎧も捕られてしまいます。復讐を誓うアキレウスはヘクトールを打ち、鎧を剥いで彼を戦車の後ろにつなげて引きずりまわします。
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「瀕死のアキレス」ヘクトールの弟のパリスに矢を射られ、急所のアキレス腱に矢が刺さって瀕死の状態のアキレスです。別荘の名前のアヒリオンとはアキレスの事です。アキレスに捧げられた別荘です。エリザベートはアキレスの物語がとても好きだったそうです。ベルリンの彫刻家エルンスト・ヘンテルに依頼したのがこの像です。
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館内からは入れませんがテラスからは2階の階段の吹き抜けを見ることが出来ます。吹き抜け階段はアキレスにまつわる壁画で埋め尽くされています。死んだヘクトールを戦車で引きずり、さまざまな賞品を賭けてパトロクロスの霊をなぐさめるための競技会の場面が吹き抜けの壁画のシーンです。
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フランツ・マッシュの描いた壁画です。手に持っているのはヘクトールの首です。
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美しい建物でした。高台からの景色も素晴らしいです。
来る時のバスの車窓の景色で位置関係が分かったので、帰りは歩いて戻る事にしました。 -
対岸から堤防を渡ってカノニに戻ってこれました。ずっと美しい海岸線とのどかな村を通りぬけてくる道ですが歩かない方が良いと思います。
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残りの数日は毎日海で泳いでいました。最終日は夜の便でアテネに向かうのでレイトチェックアウトで午後6時まで部屋を確保しました。5時にホテルに戻ってシャワーを浴びようとするとホテルのおばちゃんに「急いでね。」と言われました。まだ時間前なのにと思いながら荷造りしてタクシーを呼んでもらって空港に到着しました。その瞬間コルフ島であった数々の時間の失敗の謎が解けました。イタリアやクロアチアとギリシャの間では時差1時間あったのを気がつかずにイタリア時間でギリシャを旅していた訳です。何故バスが来ないのか、時間前に美術館が閉まるのもそれが理由でした。1時間20分前に着いたつもりが出発20分前!荷物を抱えて搭乗口に走ったのは言うまでもありません。
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アテネの空港には夜遅くに着きました。コルフ島とアテネの間には航路が無いので飛行機で移動しました。ホテルは2度目の旅でも泊まったホテルを予約してありました。勝手知ったプラカの旧市街で食事を楽しんで翌日のフェリーの予約に備えました。
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翌日に旅行会社でキプロス行きのフェリーのチケットを買って、夕方にはピレウス港に向かう予定でした。ところがアテネからロードス島経由でキプロスのリマソルへ入るフェリーはフットパッセンジャーは乗れない事が分かりました。フェリー乗り継ぎの旅が…。仕方ないので飛行機の便を尋ねると翌日にキプロス島の西側のパフォス行きのオリンピック航空がある事が分かりました。仕方ないのでアテネにもう1泊することになりました。ネットで予約したホテルは4,000円程だったのに延泊を告げると10,000円近い金額を提示されたのでチェックアウトしてプラカ近くのエルメスホテルに移動しました。
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アンティーク屋のおばあちゃんに会いに行った後はほとんど半日ホテルの屋上で日光浴していました。アテネは3度目なのでアクロポリスにも行きませんでした。
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翌朝は新しくなったアテネ空港までバスで行きました。オリンピックを目前にして真新しい空港は完成されていました。海岸線い滑走路のある古い空港も良かったのですが…。タラップを降りて潮風にあたりながらターミナルに入るとギリシャに来た感じがしたものです。
ロードス島を眼下に眺めながらあっという間にキプロスに到着してしまいました。
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