2001/05/08 - 2001/06/23
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kojikojiさん
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リマソルでの4日ほどの滞在の後はパフォスへ移動です。路線バスは時間がかかるのと途中に何ヶ所か見たいところもあったのでタクシーをチャーターしました。今回は普通のセダンタイプの車でした。料金は同じく5,000円ちょっとでした。十字軍のコロッシ城とアポロン神殿とペトラ・トゥ・ロミウの見学も含んでいるのでいるのでこんなもんでしょう。コロッシ城も良かったですが、女神アフロディーテが海の泡から生まれたというペトラ・トゥ・ロミウ海岸の美しさは言葉に表せないくらいでした。小石の海岸を見ていたら思わず綺麗な意思を拾いたくなりました。パフォスではやはりネットで予約してあったキングスホテルに3泊しました。世界遺産の王墓群やローマのモザイクを見て帆船クルーズも楽しみました。キプロスでは3回クルーズに参加しました。翌年は北キプロスへのクルーズとギルネ港からの帆船クルーズに参加したので、ほぼ島は一蹴した感じです。エジプトのアレクサンドリアとイスラエルのハイファを2泊3日でクルーズするのも良かったのですが、一人参加だとかなり割高なので諦めました。その分パフォスとリマソルで1日づつホテルを延長しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 船 タクシー
- 航空会社
- オリンピック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルをチェックアウトする前に近所のタクシー会社へ行ってパフォスまでの料金交渉しました。直接行くのではなく3か所ほどの観光地に立ち寄り各々30分位の観光時間を含めて5,000円ちょっとの金額で落ち着きました。空港から直接来るのが5,000円弱だったので妥当な金額でしょう。距離も70キロは離れているので日本に比べれば格段に安い金額です。
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最初は十字軍の城塞コロッシ城に寄ってもらいました。荒れ地にポツンと建つ周囲を空濠で囲われた城です。13世紀にルジニャンケのヒュー1世から聖ヨハネ騎士団に下賜されて、その後騎士団が所有したそうです。現在見られるものは1454年に騎士団のルイ・ド・マニャックによって改装された状態です。マルタ島で十字軍の足跡を訪ねたことを想い出します。
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周囲には生活の後も残されています。中世の頃はこの辺りでサトウキビ栽培が行われ、砂糖の精製が産業としてなっていたそうです。そんな工場の跡なのでしょうか?
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この石造りの立派な建物が製糖工場の跡だそうです。ここは砂糖生産に加えてコマンダリア (Commandaria)と呼ばれるキプロスのワイン醸造の跡地でもあったようです。このワインは現在も買える甘口のワインです。小瓶を何本か買ってきてまだ1本残っています。
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この暑さと乾燥した空気と空の青さは当時と変わらないと思います。軍事的な城は形もシンプルで、窓もほとんどありません。
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次はアポロン神殿の遺跡に寄ってもらいました。高台にあるので海が見えますが、暑さと陽射しからは逃れられないキプロスで海が見えるとホッとします。
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アポロン神殿は一部を残すのみなので、部分から全体を想像するしかありません。神殿の入口の柱がおもしろい形で「ナヴァティア様式」と呼ばれるものだそうです。
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アポロン神殿の円柱の頂部は4方向に角を出した形で,他ではあまり見ないデザインです。
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どうしても日陰を求めて歩いてしまいます。
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これくらい構造物が残っていると当時の生活を想像するに容易いです。
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炎天下の遺跡見学は30分が限界です。そろそろ先を急ぎましょう。
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イギリス軍の軍事基地を通り過ぎると道路際に撮影禁止のマークが幾つも見えます。中東に近い国々でイギリスが関わって良かった国はあるのでしょうか?
海岸線に出るとペトラ・トゥ・ロミウが見渡せる高台で運転手さんは車を停めてくれました。 -
「あそこがアフロディーテ(ヴィーナス)が海の泡からうまれた場所だよ。」と教えてくれました。
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海岸でももう一度車を停めてくれました。
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タクシーを待たせているので泳ぐほどの時間は取れないのが残念でしたが、裸足で水の中を歩くことは出来ました。
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これがヴィーナス誕生の海岸です。ボッティチェルリの絵画の印象は全くありません。記念に小石をいくつか拾ってきました。丸い小石ばかりの海岸でした。
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タクシーだとホテルの前まで送ってくれるので便利です。キングスホテルは海岸沿いでは無くて街の中の住宅地の間にあるような雰囲気でした。小さいホテルですが、中庭にはプールもあり気持ちの良いホテルでした。何よりフロントのスタッフが親切でした。家族経営のような感じもしました。
荷物を置いて海岸まで散歩に出てみます。
途中に大きな木に白い布がたくさん結ばている所に来ました。何か願掛けの木のようでした。 -
海岸までの坂道を降り切ると雰囲気はガラッと変わってリゾート地に変わります。帆船があるという事は1日クルーズがあると言う事です。エクスカーションを扱っている事務所もいっしょに探します。
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漁港も一緒になっているのでごちゃごちゃした印象です。でもこの感じが地中海の港町ぽくて良いのですが。
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パフォスの港の突端に13世紀のフランス系キプロス王国時代に新たに造られたパフォス城がそびえています。ここもリマソル郊外のコロッシ城のような機能優先の城で美的要素は全くありません。干潮なので周囲の海水の掘割が干上がって、より寂しい雰囲気です。
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翌日の帆船1日クルーズの予約が取れました。天気?キプロスで空に雲を見つける方が難しいでしょう。
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パフォスに来た理由の二つはモザイクを見ることと世界遺産の王墓を見る事です。この遺跡は土地を耕していた農民が1962年にたまたま見つけたものだそうです。地中から見事なモザイクが現れた訳です。この絵はミノタウロスの角を押さえつけて棍棒を振りかざしたテセウスが描かれています。
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この遺跡はディオニソスの館とテセウスの館とアイオンの館などを中心に見学しました。現在はきれいに整備されていますが、当時は露店のあまざらしの状態で公開していました。
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幾何学模様のモザイクを見ると、旅の初めにヴェネツィアとトリエステの間にあるアクイレイアの古い教会のモザイクを思い出します。もう遠い昔のような気がします。旅を初めて1カ月以上経っています。
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ディオニソスの物語の最初の入浴の場面のです。
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題名から女性の持つ壺の中にはお湯が入っているのだと分かります。
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初めての入浴をするディオニソスは赤ん坊の姿です。
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入浴を見守る女性たちから当時の女性の衣装や髪形などを伺い知ることが出来ます。
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5世紀に描かれた素晴らしいモザイクです。
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アポロンが竪琴を奏で、その下にはアフリカ原産の猛獣や動物が見事に描かれています。
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アポロンと竪琴。
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こんな景色の中に広大なモザイクの床が広がっています。一部は屋根付きの建物に囲われていますが、ほとんどはこの陽射しの中に雨曝しです。
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四季を擬人化してモザイクで表現したもので、右上から反時計回りで春夏秋冬が描かれていますがどこを見て季節を読み取ればよいか分かりません。キャプションによるとこれが秋です。
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この男性はグリットの中央に描かれているので季節とは関係なさそうです。
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これは夏なのでしょうか?髪の毛が麦の穂のように見えます。秋撒きであれば臭覚は初夏になります。そう考えるとアルチンボルトの四季の絵はこの辺りに題材をとっているのだろうと想像できます。
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ビザンチンの象徴のような孔雀のモザイクです。ドブロヴニクのロクロム島で孔雀を見たのはもう遠い昔のように思えます。
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ギリシャの地方都市に良く見られるディオニソスのモザイクの一連です。
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この館の主の名前にもなったディオニソスです。ギリシア神話のオリンポス12神のひとりで、酒と豊穣の神でローマ神話ではバッカスと呼ばれます。
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ワインをもらって飲むアクメの頭にはブドウで飾られています。
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ブドウの木とウズラのような鳥が描かれています。
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パフォスのモザイクはもう一度観に行きたいと思います。
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現在の灯台の手前にはローマの劇場が残されています。現在も現役で使われているのが不思議です。
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マルタのルッツに似た色使いの漁船もありました。フェニキアの目と呼ばれる目玉が付いていれば全く同じです。
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お昼前のレストランは開店準備中です。きれいな女性がテキパキ仕事をしていました。
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アギア・キリアキ・クリソポリティッサ教会です。聖パウロが鞭打ちされた柱がありました。使徒パウロがローマ提督の命により39回鞭打ちされたれた際に縛られたとされる柱です。その後パウロはローマ提督をキリスト教に改宗させたといわれます。聖パウロの足跡にはいろいろな旅先で出会います。トルコとシリアの国境だったりマルタ島だったり…。
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この教会は13世紀に建てられましたが、元々何らかの教会が存在していたようです。地震で破壊された小さなラテン教会の跡地に再建されたり、オスマントルコ軍の侵略で破壊されたりしながら現在の姿になっています。教会の内部は人影も無く静かで、ひんやりした空気が流れていました。
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プルメリアの花がきれいに咲いていました。
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翌朝は海水浴の格好で坂道を駆け下りて港までやってきました。楽しみにしていた帆船の1日クルーズです。
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この船で出発します。
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港を出ると帆走が始まりました。進路を北にとってアカマスの方まで進みます。エンジンを掛けない帆走は風の音と波を切る音しかしないので気持ち良いです。
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こんな湾でシュノーケルタイムです。
2回のシュノーケリングとお昼休みがあります。ランチはセルフのビュッフェスタイルが多く、飲み物が含まれていることも多いです。 -
10メートルくらいの深さは楽に見えるほど透明な水です。
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美しくも荒々しい海岸線がどこまでも続きます。西側の海岸線には人が住んでいる形跡はほとんどありません。
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夏休みを絵に描いたような子供たちです。
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帆船クルーズの場合は早めに乗船して必ず帆先に近い場所に陣取ります。時計回りのクルーズコースの場合は右舷で、反時計回りの場合は左舷です。そこが一番景色が良いのですが、一番揺れる場所でもあります。
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座礁した貨物船の向こうにパフォスの街が見えます。
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パフォス城が見えてくるとクルーズも終わりです。楽しい一日でした。
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夕食はパフォスの港で食べる事にしました。ワインでほろ酔い気分になるとホテルまでの登りの坂道が結構きつかったです。
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翌日はホテルから歩いて20分ほどの所にある世界遺産の王墓の見学です。
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海沿いにあるネクロポリスと呼ばれる共同墓地です。紀元前3世紀から4世紀ごろにかけて作られた遺跡と考えられています。「王族の墓 Tombs of the Kings」という名前はついていますが、誰のものなのかははっきりしていないそうです。
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実際には王家のものではなく、当時の貴族か高官とその一族の墓である可能性が高いといわれています。中世の時代になるとここに住み着く者が出てきて、盗掘もあったようです。地上に建造されたのではなく、石灰岩を刳り抜いて地下に建物の様にしています。
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遠くに昨日の難破船が見えます。
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これが岩をくり貫いた地下のお墓を一番イメージできると思います。
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中に入るとこんな風に空が見え、中庭にいるような雰囲気です。
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そして部屋の部分には壁龕(ニッチ)が設けられ、棺が置かれていた跡があります。ほんの5メートルほど降りただけですがひんやり涼しいです。でもたくさんの虫がいました。岩に巣を作っているウジみたいな虫でした。嫌いな方はご注意ください。
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こちらの墓は更に原型をよく留めています。
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ここだけ見ると地上に造られた建物のようです。インドのエローラやアジャンターの岩窟寺院を思い出させますが、こちらは砂岩なので加工がしやすいと思います。
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とても彫り出したようには見えません。
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帆船がどこかへ急いでいます。昨日の自分たちをフラッシュバックで見ているようえす。
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この遺跡も日陰が少ないので見学するには帽子とかが必要です。
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町中を歩いていてびっくりしました。え?っ!ボニーMってまだ活動していたの!
前の週に近くのクラブでライブがあったようです。見たかったです。青春の思い出です。午後はホテルのプールでのんびり過ごしました。翌日はタクシーをチャーターしてトロードスの教会巡りです。
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