2004/10/03 - 2004/10/09
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kojikojiさん
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侶松園賓館をチェックアウトして、タクシーで竹園賓館へ移動しました。この日は2人でタクシーうを使って北京市内を観光しました。まずは天壇公園の南側まで移動して、「天壇」と「祈念殿」を見学しました。ここは故宮博物院と並んで北京観光では外せない場所です。この年の年賀状用の写真は祈念殿の前で撮ろうと決めていたこともあります。念願の写真も撮れたのでお昼に向かいます。「宏源南門刷肉」という店で羊肉のしゃぶしゃぶを初めて食べましたが、その美味しさには驚かされました。お肉も美味しいのですが、それ以上に付けダレが今まで食べたことのないドロリとしたペースト状で、腐乳(フールー)などの香辛料の香りが鼻から抜けます。家でこれを再現して両親に食べさせたいと思い、ホテルの近くの個人商店で探してみたらありました。開封するとそのまま使えるお椀のような容器で1個3元でした。これを10個買って家で再現したらそのままの味になりました。その後北京へ行く機会はありませんが、この時の味は忘れられません。食事の後はまたタクシーで「北京古玩城
」へ移動して、骨董品屋さんを冷かして歩きました。巨大なビル1軒が全部骨董品屋なので効率よく見る事が出来ますがまさに「玉石混合」の世界です。さらに「琉璃廠」にも立ち寄り、栄宝斎を覗いてみたり骨董品屋を覗いたりと楽しい時間を過ごしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この日はホテルの移動日で、侶松園賓館をチェックアウトしてタクシーで竹園賓館に移りました。最初に泊まったホテルなので顔を覚えてくれていたので、荷物を預けてタクシーで天壇公園に向かいました。
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南門(昭亭門)から公園に入りました。街の中心地だと言うのに広大な敷地です。ここは故宮博物院や皇帝廟のような黄色い瑠璃瓦では無く濃紺の瓦です。紅殻色の壁とのコントラストが奇麗です。
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「圜丘壇」は皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所で、毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行ったそうです。
形は「天円地方」という中国の宇宙観に則り、基壇は円形です。「人が足を付ける地面は四角形に、人が立つ地上を覆う天は円形になっている」と考えたそうです。また欄干や階段などが陰陽思想でいう最大の陽数である9やその倍数で構成されています。 -
「圜丘壇」の最上段に立つと天に近づいた気分になれます。牌楼の先に「皇穹宇」が見えてきました。
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「皇穹宇」は皇室の「皇」に大空を表す「穹」と、宇宙の「宇」という字を書き、圜丘で祭事が行なわれる時は壇の上に置かれる天の神や、歴代の皇帝の位牌を安置しておく所だそうです。
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日本の建築ではほとんど例の無さそうな円形の建物です。妻と行った会津若松の「さざえ堂」を思い出すくらいでしょうか。
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中部の装飾や組木の意匠も素晴らしいです。こんな肘木や蟇股の組み方は初めて見ます。確かにこれだけ見ても小さな宇宙のようです。
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この後さんざん「回音壁」で遊んだのですが、遊ぶのに忙しくて写真を撮るのを忘れていました。「成貞門」から「祈念殿」に向かいます。
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しかし驚くほど一直線になるように建物が配置されています。何となく皇帝になった気分で中心線を歩いていきます。
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「祈念門」がだんだん近づいてきました。
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「祈念門」の中央は皇帝のためなのか閉じられていました。弁柄色の扉に付いた黄金の鋲は縦横共に9列になっています。
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中央の扉が開いていないので脇から入るしかありません。
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これを見るために北京に来たようなものです。中国の人にとっても特別な場所のようで、皆さん記念写真を撮っています。
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周囲に空間を遮るようなビルも見えないので空の広さを感じます。
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正面から基壇を登っていきます。完成された建築美を感じます。円形の建築物としては世界一美しいと思います。
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「祈念殿」では皇帝が正月の上辛五穀豊穣を祈りを捧げました。直径32メートル高さ38メートルで、25本の柱に支えられる現存する中国最大の祭壇です。中国建築史上重要な建造物とされ、屋根は瑠璃瓦葺きの三層で明の時代には上から青色、黄色、緑色となっていたが1751年にすべて青色に変えられます。
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この写真は翌年の年賀状になりました。この写真は一人で観光していたフランス人の女の子に撮ってもらいました。その子の後をずっと歩いていたのですが、分かっただけで5回は撮影を頼まれていました。美人なんだけど人の良さそうな、何か頼みやすい雰囲気を持った人でした。
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内部は「皇穹宇」と同じ木組の美しい建物でした。
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同じルートを南門まで戻ってお昼に向かいます。
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天壇公園の南門の入り口横の「宏源南門刷肉」という羊のシャブシャブ屋に行きました。全くの地元の人ばかりでどう注文していいかも分らなかったのですが、店の女の子が親切で注文の仕方から食べ方まで教えてくれました。肉も野菜もお代わりしてしまいました。
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お肉も美味しいのですが、それ以上に付けダレが今まで食べたことのないドロリとしたペースト状で、腐乳(フールー)などの香辛料の香りが鼻から抜けます。家でこれを再現して両親に食べさせたいと思い、ホテルの近くの個人商店で探してみたらありました。開封するとそのまま使えるお椀のような容器で1個3元でした。これを10個買って家で再現したらそのままの味になりました。
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炭火の火力は凄いですね。2人でこれ以上食べられないほど注文して、110元(1,430円)と信じられないお値段でした。
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食事の後はタクシーに乗って、「北京古玩城」へ移動して、骨董品屋さんを冷かして歩きました。巨大なビル1軒が全部骨董品屋なので効率よく見る事が出来ますがまさに「玉石混合」の世界です。
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さらにタクシーで「瑠璃蔽(ルーリーチャン)」に行きました。アンティークと文房具を扱う店が軒を並べます。一度本店に行ってみたかった栄宝斎にも立ち寄れました。
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この通りは明や清時代の面影を残す街並みが残っています。西街東街合わせて50軒くらいのお店が整備された通りに連なっていますが、通りに車を置かなければよいのにと思いました。
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練炭屋が出てくると冬の準備が必要なようです。この旅で妻は花粉症のような症状でしたが、原因はこの辺りにあるようです。
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瑠璃蔽から后海の畔に移動すると、風雅な音楽が流れて来ました。楽しかった北京の旅もそろそろ終わりが近づいてきました。最後の晩御飯は羊房胡同の11号にある有名な宮廷料理店に予約を入れてあります。
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