北京美食之旅(3)全聚徳の北京ダックのディナーを楽しみ、夜の王府井を買い食いしながら歩く。

2004/10/03 - 2004/10/09

景山公園と故宮博物院の見学だけでまる一日歩いてしまい、疲れた上にお昼を食べ損ねたのでお腹はペコペコです。北京と言えば北京ダックと言う事で全聚徳という店に行きました。以前香港の旅で２人で１羽頼んだら食べ切れなかった記憶が蘇り、半羽にしましたが少し物足りませんでした。サイドメニューを幾つか頼んでちょうど良い量でした。食後は王府井の辺りをブラブラ散歩しながら買い食いして歩きました。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

「全聚徳」の王府井店にやっていました。やっぱり北京に来たのですから北京ダックをいただかないといけませんね。北京では「不到長城非好漢、不吃烤鴨真遺憾（長城を見ずしては亭主関白に非ず、北京ダックを食さないのは遺憾の極み）」という言葉があるそうです。

美味しいものを食べる時の妻はいつも嬉しそうです。予約などはしていきませんでしたが、店はかなり混んでいました。国慶節の休みだったので、今から考えると恐ろしい事です。

席に案内される際にガラス越しにアヒルが調理されるのが見えました。アヒルを鉤にかけ、窯の中で焼いています。外側が焼けて内側に火が通ると皮に油が染み出してくるそうです。また、ナツメやナシなどの果樹の木を用いて焼くそうです。

料理を注文して待っている間の期待感満載の顔です。燕京ビールを飲みながら料理の到着を待ちましょう。

最初に出てきたのが塩漬けの鴨レバーです。つまりフォアグラってことですよね？
これで200円？と驚くような安さです。金魚の形に盛り付けされています。

そして北京ダックがワゴンに乗ってやってきました。目の前で切り分けされる実演が嬉しいです。

包丁を入れる音からクリスピーさが伝わってきます。やっぱり1羽でもよかったっかなと思います。

鴨と野菜炒めも美味しかったで、これ以上は注文しなくて良かったです。

最初の１回は係りのお姉さんが巻き方を教えてくれました。

この店は1864年の創業で、清国から中華民国時代にかけて繁盛して北京ダックの名店としての地位を確立します。 中華人民共和国建国後の1952年には公私合営業となり、文化大革命中は「北京烤鴨店」と改名されますが、その後「全聚徳」に戻されます。

香港の「鹿鳴春」も美味しかったですが、こちらの方が安くて美味しいと思いました。この時はお店の人も親切でしたが、後に日本人お断りの時代もありました。

全聚徳は全部で180元と当時のレートで2,400円でした。お腹はすでに満腹ですが王府井を散策しましょう。ちょうどたこ焼きが流行り始めた頃でした。

他にも半切りしたパイナップルにご飯を詰めて蒸したものや、粽なんかも売っていました。

サンザシ飴は好きなので食べてみました。あの酸っぱさを思い出すだけで唾が出てきます。

高級ホテルの狭間に夜店街が元気に営業しています。

どの店もとても活気がありました。

この当時は看板を見ても良く分かりませんでしたが、その後十数回の訪中で今では半分以上は料理がなんであるか分かります。

もう少し小腹が空いていればまったり時間を過ごしたい雰囲気でした。

10月は焼き栗の美味しい季節でした。

王府井の大通りの人混みも最高潮になってきました。

王府井の北端にある屋台街まで歩きました。Ｔ字に折れたこの通りも賑やかです。

こちらでは海鮮の串焼きが美味しそうでした。

串揚げの店で必ず見掛けるのが揚げたヒトデです。さすがにこれは食べたいとは思いませんでした。ただ、卵が詰まる時期なら食べられるそうで、しかもカニミソっぽくてかなり美味しいらしいです。

そのまま侶松園賓館まで歩いて帰りました。