2004/10/03 - 2004/10/09
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kojikojiさん
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北京での宿泊は伝統的な四合院スタイルのホテルと決めていました。数あるホテル中で金額的に手ごろだった「竹園賓館」と「侶松園賓館」をネットで予約しました。オリンピック後の北京の物価は分かりませんが、当時は「竹園賓館」で8,000円(朝食付1室料金)、「侶松園賓館」が7,000円(朝食付1室料金)でした。竹園賓館は敷地はお屋敷ではありましたが、建物は西洋的な建物だったのですが、侶松園賓館は建物も古いお屋敷で、天蓋付きのベットも古い調度品も雰囲気があってよかったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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北京の空港からホテルまではタクシーで移動しました。今回の旅の6泊のうちの最初の1泊を竹園賓館、4泊を侶松園賓館、最後の1泊をまた竹園賓館にしました。半分半分で泊まりたかったのですが、予約が取れなかったので仕方ありません。
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古いものではなさそうですが、北京で初めてのホテルなので記念写真です。
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妻は香港へは仕事でも何度も行っていますし、二人でも2回ほど旅しています。中国本土は今回が初めてです。
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清朝末期の郵政大臣の盛宣懐や民国時代の郵政大臣の馬漢三の邸宅で、文化大革命によって劉少奇が中華人民共和国主席を解任された1968年以降、国家主席制が廃止される1975年まで国家副主席・国家主席代理として、国家主席の職務を代行した董必武の邸宅でもありました。
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チェックインすると美しい回廊を通って別館の部屋に案内されます。
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頤和園の長廊のような美しい回廊で建物がつながっています。
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宿泊する部屋のある建物は「聴松楼」という名前でした。
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夜になるとこんな風にライトが灯っていてびっくり。まだ中国のライトアップの洗礼を受けていないので、これでもびっくりしました。
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部屋に荷物を置いてすぐに外出してしまったので、部屋の写真を撮ったのは夜になってからでした。いかにも中国風のランプが燈り雰囲気も良いです。
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調度品もクラシックで趣があります。ベトナムのホイアンのヴィン・フン1というお屋敷ホテルの電話と同じタイプの電話でした。
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この時初めて樹木のライトアップを見ました。しかも緑色なんていうのは初めてだったので驚きましたが、これ以後はどこででも見る事になる景色でした。
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なるほど「聴松楼」という館の名前は庭の松の葉を叩く音を聴くということなのでしょう。
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表からは感じることが出来ないほど広い庭の木々には実が生っています。
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銀杏もたわわに実っていました。最終日の朝に庭師のおじさんが大きな青大将を捕まえて見せてくれました。北京の街中なのに自然が残っているのだと感心しました。
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翌日は侶松園賓館に移動しました。こちらも狭い板厂胡同の路地の中ほどに建っています。
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風情のある佇まいですが、中の広さを全く感じさせない造りになっています。
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部屋はこんな感じの天蓋付ベットが置かれ、調度品も紫檀の濃い茶色で統一され、
シックにまとめられています。 -
お姫様気分?張芸謀(チャン・イーモウ)監督の映画に「紅夢」(紅提灯高高掛)というものがあります。日本ではDVDの発売もありませんが、1991年のヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しています。
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物語の背景は1920年代の中国で、父を亡くした19歳の女学生の頌蓮(ソンレン)は大学を中退して故郷を離れ、素封家の妾として大きな邸に嫁いでいきます。彼女が嫁ぐ前に主人にはすでに3人の妻がいます。4人の女性はそれぞれ異なる「院」(別棟)に住み、毎晩主人は4院のうちどの「院」に泊めるのを決め、選ばれた「院」は内外とも赤い提灯が灯されます。主人の寵愛を得ると家での地位も上がり、召使いたちからの尊敬も得られていきます。
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大学にも通っていた頌蓮は始めは馬鹿馬鹿しく思っていましたが、徐々に女性たちの争いに巻き込まれていきます…。そんな映画を思い出すような清の時代を彷彿させるお屋敷ホテルです。
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頌蓮を演じていたのは鞏俐(コン・リー)は素晴らしかったです。張芸謀監督の「紅いコーリャン」(紅高粱)や「菊豆」や「活きる」(活着)などの映画にも出演しています。他に「覇王別姫」や「上海ルージュ」なんかも良かったです。
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10月の北京は暑くもなく寒くもなく過ごしやすい時期でした。
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普通のホテルでは当たり前の湯沸かし器ではなく、ポットのお湯はいつでも熱々です。
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映画のセットみたいですが、この日の夜に車をチャーターしていた劉さんから電話がかかってきて、実際に使えるのだと分かりました。
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夜になって中庭に提灯が燈ると何とも言えない風情がありました。
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ホテルのロビー部分ですが、お屋敷の居間のような雰囲気です。
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宿泊客はそれなりにいたと思うのですが、パブリックスペースで出会うことはあまりありませんでした。
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夜のロビーは特に雰囲気が良いです。文房四宝などが並び、趣味の良さを感じます。
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この椅子とテーブルの組み合わせがいいです。上海の博物館のミュージアムショップで同じデザインのミニチュアの椅子が売っていたので、思わず一対買ってしまいました。
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ホテルのフロントです。少人数なので頼んだ事を直ぐに忘れてしまうのが難点でした。タクシーは表通りで自分で拾った方が確実です。
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朝は清清しい雰囲気で、文人の書斎の雰囲気です。
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窓枠越しに眺める庭も風情がありました。
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朝の一時はチェックアウトで混雑していますが、それ以外は時間が止まってしまったように静まり返っています。
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夜になると中庭には「紅提灯高高掛」の世界が広がります。
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1日だけホテルでも食事を摂ってみました。
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中庭に面して小さなレストランがあります。
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エビ炒飯と餃子と炸醤麺を注文してみました。もちろん燕京ビールもいただきます。炸醤麺は山東省が起源ですし、餃子も中国北部ではポピュラーな食べ物です。
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空いていてこれで商売になるのかと思いましたが、どれも美味しかったです。。お客は宿泊客以外考えられない場所なので心配になります。
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部屋には確か冷蔵庫が無かったので、ホテル前の板厂胡同にある小さな雑貨店で毎晩冷えたビールを買っていました。表の雑貨店で3元(39円)ですが、門を潜ればですが、15元(195円)です。
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この板厂胡同の風情が変わらないことを願います。
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