「北の国から」　２１年間の足跡を訪ねて

2008/08/15 - 2008/08/15

東京から故郷の北海道の富良野に帰郷して、大自然の中で暮らす一家の姿を描く、倉本聰の脚本によるドラマ｢北の国から」。北海道の雄大な自然の中で２１年に渡って繰り広げられましたが、制作スタッフの高齢化による定年退職や、長期ロケによる多額なな制作費により、『2002遺言』をもって制作を終了しました。
あのドラマによって、富良野の町が一躍脚光を浴びることになりましたね。
今回の富良野では、ドラマに登場した五郎さんの建てたハンドメイドの家やロケ現場となった場所を訪ねて来ました。

エリア 富良野(北海道)

• 交通手段: 観光バス

旅の６日目は美瑛を後にして富良野線で富良野の町へと向かいます。昨日からどんよりとした空が続いていますが、今日の予報は雨。少し時間を遅らせればノロッコ号に乗れるのですが、雨が降り出す前に富良野の町へと向かいます。

電車の待ち時間で食べたラベンダーソフト　北海道の濃厚なミルクとミックスした味はおいしかった。

電車に乗ってわずか３０分　富良野の町に到着しました。札幌で予約したツインクル富良野のバスの発車時間まで１時間以上あります。まずは駅のそばにあった北の国から資料館を見学。

煉瓦造の倉庫を利用した資料館の中には「北の国から」で使われていた大道具や小道具、衣装、パネルなどが展示され、倉本總の直筆原稿なども見ることができます。

すごく興味深く見たのは、脚本家倉本總の手書きで書かれていた出演者のプロフィール。五郎さんの出生からの履歴を事細かに記載されていて、これを元に役作りがされたのを思うと、ドラマを創る大変さがよくわかりました。

「北の国から」で五郎が蛍の就職先にしたかった黒板家族のかかりつけの病院。昭和初期に建てられたもので渡辺医院という現役の診療所です。

北海道の旅でずっと飲み続けていた北海道限定のサッポロクラシックの富良野限定バージョン。バスを待つ間にまずは一杯。

バスの車窓から見た小野田旅館の看板のかかる蕎麦屋は、「北の国から」シリーズ第8話に居酒屋として登場したお店。

満席のツインクル富良野号に乗って最初の目的地はここ拾って来た家。

その隣にある「正彦とすみえの家」

これってロープウェイのゴンドラ

中はこんな感じ　雨の日に見ると仕事柄、防水は大丈夫なのか心配してしまうようなつぎはぎだらけの家です。

でも思わずこんな家に住んでみたいと思わせる魅力がある不思議な家ですね。