2007秋、フィリピン旅行記1(12/23)：10月31日(5)：マニラ、サンチャゴ要塞、刑場に向かうリサールの足跡

2007/10/29 - 2007/11/02

10月31日の旅行写真、マニラ市内観光の続きです。サンチャゴ要塞とリサール記念館見学の続きです。(ウィキペディア、JTBワールドガイド・フィリピン・セブ島)

エリア マニラ(フィリピン)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー

サンチャゴ要塞から眺めたパシック川の光景です。要塞はこの川に沿って作られていました。マニラ湾からこの川を遡るの船を妨げたのでしょう。

見学した場所からは1段下にあったトンガリ屋根の建物です。川側からの浸入を防ぐ哨戒兵の見張り所でしょうか。

パシック側に架かる大きな橋です。地図で確認しましたら、ロハス橋でした。南北の幹線道路が走る陸の交通の要所です。

これは見学用に後から付け加えられたブロンズ像でしょう。軍服に鉄兜ですが、なんと裸足です。ユーモア作品でしょうか。

パシック川を往来する船です。人を満載した船や資材を満載した船が行き来していました。海上輸送のメインルートのようです。

サンチャゴ要塞から右手方面、パシック側の川上方面です。遠くに木製の桟橋が見えました。

目をサンチャゴ要塞の中に向けた光景です。哨戒用の通路の上からの撮影です。カラフルなカバーのようなものが見えました。

またパシック側の方面です。先程遠くに見えた木製の桟橋のアップです。要塞の中か、外か分からない微妙な位置でした。

ホンコンオーキッドと呼ばれる落葉小木です。マメ科で、和名はムラサキソシンカです。原産地はインドやミャンマーです。川沿いに咲いていました。

1眼レフの望遠を使ってのマニラ大聖堂の撮影です。サンチャゴ要塞とは、隣接するくらい近い場所です。南側方面に当たります。

哨戒用の通路のコーナーにあった建物です。人が座るスペースも無い建物ですから、立哨用に作られたもののようです。

要塞は赤レンガで造られた箇所と、石で造られた箇所が混在しているようです。この場所は全て石造りでした。

頑丈な鉄の柵があり、立入ができなかった一角です。何となく監獄のイメージがしてくる造りです。

右手が川上、左手が川下です。ホテイアオイのような水草が、ひっきりなしに流れていきました。

少し場所を変えたところからの、対岸の光景です。クリーム色の立派な建物が見えました。ロハス橋よりは川下に当たります。

目の前を大きな船が過ぎっていきました。デッキにテーブルなどが見えていますから、客船のようです。

リサール記念館の側面です。こちら側が南面に当たるようです。南面に窓が見当たらない建物です。

頑丈な鉄の檻で塞がれた空間です。これも収容所の施設だったものでしょうか。思わず、ベトナム戦争時の悪名高き、トラの檻を思い出しました。

出来る限りパシック川に近い位置からの撮影です。余り高くはありませんが、川に沿って石塀が続いていました。

屋根の上に作られた哨戒用の通路は、幅も広く、立派なものでした。防御側が一段と高い造りになっていました。

水道橋を思わせる外観を持つ石造りの向うには、リサールが幽閉されていた建物も見えてきました。

塀の上の通路からの写真が続きます。お堀を渡って最初に見えた立派な石門です。こちらは門の内側になります。

側面から見たお堀の眺めです。見学者の少ない静かな一日でした。

哨戒用の通路を降りる途中です。緩やかな勾配になっていました。大砲等の重量物や、大勢の兵を動かす目的での設計でしょうか。

まだ子猫らしい2匹がじゃれ付いていました。強そうな猫の方が、ひっくり返っていました。恐る恐る眺める右側の子猫です。

ホセ・リサールが処刑前の2ヶ月間幽閉されていた建物から、刑場に向かう足跡がずっと続いていました。その足跡に従って出口に向かいました。

出口に向かうリサールの足跡の左手にあった建物です。煉瓦の上にあった漆喰が剥がれかけていました。兵舎跡でしょうか。

出口に向かうリサールの足跡から右手に見えた噴水です。リサールが幽閉されていた頃には、果たしてこの光景は存在したものでしょうか。

足跡の先に見えてきたのは、サンチャゴ要塞の出口です。足跡に沿いながら歩き、その時々、周囲の景色も眺めてきました。

これでサンチャゴ要塞の見学はお終いです。出口方面を振り返っての1枚です。リサールの足跡は、一旦ここで途切れていました。