2007秋、フィリピン旅行記1(10/23)：10月31日(3)：マニラ、サンチャゴ要塞、ファサード、熱帯睡蓮

2007/10/29 - 2007/11/02

10月31日の旅行写真の続きです。時間をかけてサンチャゴ要塞を見学しました。スペイン統治時代、1571年から150年の歳月を費やして建設されました。(ウィキペディア、JTBワールドガイド・フィリピン・セブ島)

エリア マニラ(フィリピン)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー

脇道に逸れて、城壁に上っての撮影です。小さな建物は哨戒の時の詰め所だった所でしょうか。

入口から並んでいたお土産屋さんの屋根の高さになります。城壁の上には哨戒用の通路がありました。未修復らしく、立入禁止でした。

左手前方に見えるネットは、隣接するゴルフ場のもののようです。右手に、通路が立入り禁止になっていた城壁が続きます。

芝生が青々としていました。バンカーのようなものが見えますから、ゴルフコースの一部のようです。

城壁の上の散策を終えて、本通りへ下りて来ました。通路脇には、錆びた碇や大砲などが展示されていました。

年代物の大砲のようです。日本で言えば明治の大砲といった感じでしょうか。もっと古い時代の物かも知れません。

一風変わった金属製のオブジェです。二人の人物像のように見えます。1人の人物の光と影のようにも解釈できそうです。

目隠しの板が張られている所は、壊れた箇所の修復代わりでしょうか。第二次大戦で大きな被害を受け、新しい建物は、戦後に建てられました。

オブジェではなく、フィリピンの著名な人の顔が描かれたレリーフのようです。一番左の方は女性のようです。

写真を拡大してレリーフの人物名を探しましたが、分かりませんでした。一番手前のレリーフは、まだ若い笑顔の女性です。

木陰から眺めたレリーフ群です。生い茂っていたのは、ヤシ類です。

南側を振り返っての一枚です。赤レンガの塀の向うにはフィリピン国旗がはためいていました。

要塞内にあったお堀です。特に警護の厳しい区域の防御用に作られたもののようです。

そのお堀に咲いていた睡蓮のアップです。睡蓮は日が高くなると、しぼんだり散ってしまうようです。

睡蓮の和名は、ヒツジグサ（未草）です。ヒツジは「未の刻」を意味します。今の時刻表示では午後2時を指します。

振り返って、望遠を使っての撮影です。サンチャゴ要塞の南に位置するマニラ教会です。

堀を渡った先に立派な石造りの門がありました。スペイン統治時代に造られたものです。全面に彫刻が施されていました。

石造りの門の上部のアップです。石が黒ずみ、年代を感じさせます。小さな樹が石の隙間から伸びていました。

石造りの門の写真が入った案内看板です。RORT　SANTIAGO、サンチャゴ要塞のタイトルです。1571年に建設されたマニラで最も古い建物の1つと紹介されています。

レリーフのアップです。中世の騎馬像のようです。上半分は赤っぽい石が使われています。スペインから運ばれたものでしょうか。

別のレリーフのアップです。この紋章には城とライオンの像が描かれています。推測ですが、初代総督のロペス・デ・レガスピに因むものでしょうか。

石造りの門から眺めた光景です。前方に、処刑される前にホセ･リサールが幽閉された建物が見えます。足跡は、刑場へ向かう彼の道筋です。

運よく第二次大戦の戦火を免れたレンガ造りの建物のようです。所々、痛んだ箇所はありますが元の姿を留めているようです。

赤レンガの建物の内部です。壁は残っていますが、元々は屋根もあったようです。

今は緑溢れるサンチャゴ要塞ですが、第二次大戦中には捕虜収容所に使われた暗い歴史も持ちます。

白壁で赤屋根の瀟洒な建物に見えますが、ここがホセ･リサールが幽閉されていた建物です。

ホセ･リサールが幽閉されていた建物をバックに立つ銅像です。

フィリピン独立の英雄、ホセ･リサールの銅像です。左手を腰に当て、右手に書物を持ったポーズです。詩人でもありました。

右手への矢印は、RIZAL SHRINE、リサール霊廟の方角です。正面への矢印には、サン･ミゲルの文字があります。

リサール霊廟の矢印方向に進みました。スロープを登った左手が入口です。リサールが幽閉された建物内は撮影禁止でした。