Magdeburg

2002/12/01 - 2002/12/13

マグデブルクはエルベ河の中流にあり、中世以前から商業の街として繁栄した。この街は市長の　Otto von Guericke（オットー　フォン　ゲーリケ：1602〜1686）に依る、誰でもが理科（物理）の授業で習った真空実験「マグデブルクの半球」で有名である。
更にこの街は歴史上二つの大きな災害を受けている。（但し、こも実験はレーゲンスブルクで行われた・実験を行った人がマグデブルクの市長だったのでこの名前がついた由）


その一つは三十年戦争（Dreissigjaeger Krieg/1618〜1648）の時　1631年に街は放火されると同時に、市民に対する大虐殺が行われ、住民の3分の2が殺害されたという。
今一つは、1945年1月16日夜　連合軍の大爆撃を受け、バロック様式のファサードが立ち並ぶ旧市街はことごとく破壊された。

それにしても大きな教会の沢山ある街である。

エリア ドイツ

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

1. Magdeburger Dom
2. Kloster Unser Lieben Frauen
3. Rathaus
4. Johanniskirche
5. Kathedrale St.Sebastin
6. Petrikirche
8. Wallonerkirche
9.　文化歴史博物館

Dom St.Mautritius und St. Katharina 「聖マウリーティウス・聖カタリーナ」（1209〜1363）　　ここには「オットー一世とエディータ妃」（1245年頃）の彫像と「愚かな処女と賢い処女」（1245年頃）の彫像がある。又ペスト大流行の時にはここに死体が山と積まれたという。
ここは大空襲の時　奇跡的に難をのがれた。彫像を見ようと聖堂に入ろうとしたがどの扉も施錠してあって、残念ながら拝観出来なかった。塔は大がかりな工事中であった。

Dom を背後から見る

1200年代に起工、400年後完成　第二次世界大戦の爆撃を奇跡的に免れる。

Kloster Unser Lieben Frauen: 聖母マリア修道院　（1015）ロマネスク様式　1495年以後大規模な修復工事がくりかえされた。マグデブルク最古の建物。

St. Petrikirche（1380〜1490）

聖ペートルスの丘
エルベの辺に三つの教会が集まっている。
Magdalennenkapelle/マグダレーネ礼拝堂
St.Petrikirche/聖ペトロ教会（1380〜1490）
Wallonerkirche/ヴァロン人教会（1285〜1366）

Wallonerkirche：ヴァローン人の教会
（1285〜1366）
オランダ出身の共同体の旧僧院付属教会で名前はそこに由来する。

Magdalekapelle：マグダネーレ礼拝堂

Johanischkirche

Kathdrale St.Sebastin

司教座聖堂：聖セバスティアン

Rathaus:市庁舎（1691〜1698）バロック建築　

市庁舎の扉

Kurturhistorischs Museum/文化歴史博物館
ここには詳細な”マグデブルクの半球”の展示があり、学校の子供達が大勢いて先生の説明を受けていた。

Magdeburger Reiter/マグデブルクの騎士　（1240年頃）独逸で最も古い騎士像　
二人の女性を従え、馬上豊かな騎士から中世の雰囲気がひしひしと伝わってくる。美しい”バンベルクの騎士像”はあまりにも有名ではあるが、この大型な騎士像も見事である。是を見る為に当地を訪れた。是は講堂の正面にあるのだが　しばし椅子に腰掛け、飽かずに眺めていた。
博物館を入って右手の奥に立っている。

Barock Haeser

改装なったバロックの家

マグデブルク駅

この旅行記へのコメント （5）

• shinesuniさん 2006/02/09 02:49:51

  Magdeburg

  Dom St.Mautritius und St. Katharina はシブいですよね。
  この街は通過したことがあるのですが、時間がなくて立ち寄ったことはありませんでした。しかしこの落ち着き払った街並みは感動モノです。
  チャンスがあれば絶対行きたい街の1つです。
  
  PS　Bunzlau(ボレスワビエツ)の街の写真集がありました。
  http://www.naszlaku.pl/dane/galerie/_gal_gm/boles/1.htm
  上のページの『Bolesławiec』の文字の右の→をクリックしていって下さい。
  かなり美しい街並みが続きます。
  もしこの街に行く事があれば一声おかけ下さい。
  地図やホテルのリストは入手してますから。

  Berg Heilさん からの返信 2006/02/09 09:26:02

  RE: Magdeburg

  マグデブルクはかなりの都会で賑やかですが歩き回るにはそれほどの魅力はありません。教会廻りになります。ドームは施錠してあって、残念ながら入れなく目当ての中世の彫刻が見られませんでした。
  
  昨年10月、ニュルンベルクで”Nuerunberg Gestern 2006"というモノクロの昔の街の写真を載せたカレンダーを購入、帰国後裏を見ると独逸の各有名な都市の同じ様なものが沢山（80くらい）乗っていました。その中には旧独逸（現ポーランド）の街もあり、ＨＰを見ますとネットで購入が可能ですので
  早速”Dresden"と"Ostpreussenn"を申し込みしたところ、陸上便で二月後に到着しました。たしか13,5Euro。なかなかレトロなカレンダーで来年も購入しようかなと思っています。元独逸は「Schlesien Danzig Ostpreussen Pommern Studetland」の５種類があります。興味が有りましたら下記ＨＰを覗いてみてください。戦前の良き時代？の街並みが郷愁を感じさせます。
  発行元は「M+M Verlag」（ミューレンブルーフ+ミンケンベルク　出版）
  
  www.staedtekalender.de E-mail:[e-mail]
  
  
  
  
  

  shinesuniさん からの返信 2006/02/12 06:38:10

  RE: RE: Magdeburg

  カレンダーのサイト拝見させて頂きました。
  オストプロイセンの内容が分らなかったのですが、
  どのような都市が掲載されていたのでしょうか？
  Marienwerder(ポーランド名Kwidzyn)は載っていますか？
  あの城のフォルムは最高です。
  http://www.odkrywca.pl/slajd.php?gn=zamki&f=7

  Berg Heilさん からの返信 2006/02/12 08:05:08

  RE: RE: RE: Magdeburg

  東プロイセンのカレンダーの写真は以下のとうりです。年号は撮影された都市。（但し全て「um」：何年頃）
  
  Koenigstein/1936 ・Interberg/1935・ Narmeln auf der Frischen Nehrung/1938
  
  Loetzen/1925 ・Braunberg/1940 ・Marienburg/1934 ・Ostsee Cranz/1905
  
  Allenstein/1935・Elbing/1940・ Karkeln/1930 ・Bartenstein/1939 Memel/1925
  
  以上ですがポーランド名は書いてありませんが撮影場所は書いてあります。
  来年は Schlesien を購入しようと思っています。

  shinesuniさん からの返信 2006/02/13 05:17:27

  Bartenstein 嵌ってしまいましたww

  Bartenstein(Bartoszyce)は凄い綺麗ですねｗｗ
  知りませんでしたww。
  http://www.bartoszyce.pl/
  
  もし気になる行きたい街がありましたら一声かけて下さい。
  行ける方法調べてみます。
  ポーランド内ではドイツ語結構通じます。特に年配の方に...
  ある程度ルートを組んでいれば簡単にいけるものと思います。