2004/08/08 - 2004/08/11
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SUR SHANGHAIさん
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南インドの最終編。しんどかった〜。
インドで何が一番しんどいかと言うと、現地の人とのお付き合い。
もちろん、いい人もいるんですよ。でも、それを見極めるのは至難の技。
カリカットからコーチンに向かうバス・ターミナルで出会ったインド青年も不思議でした。
カリカットはヴァスコ・ダ・ガマが上陸した所で有名ですが、観光地としてはマイナーな所。
バスには英語の表示なし。コーチン行きのバスを聞いても「あっちだ、こっちだ。」とたらい回しにされたSUR SHANGHAI。うろうろ。
近くに立って同じようにバス待ち顔の青年に尋ねてみれば「僕もコーチンへ行くんだ。来たら教えるから。」と、爽やかな笑顔。いいおにいちゃんみたい。
それから30分経過……待てどもバスは来ない。ま、これはインドでは普通ですが。
その時、件の青年が「あ、あのバスだと中間地点まで行くから、そこで乗り換えよう。その方が早い。」
そこで乗り込む二人。バスの中では隣り合って、しばらくは何でもない世間話。
そのうちに青年が突然切り出した話は「あなたを通じて是非日本ともビジネスがしたい。コーチンのオフィスに寄ってください。」それもグイグイと押しの一手。
う〜ん、バスを教えてもらったのはありがたいけど、そういう話はちょっと…。
丁重にお断りしたとたん、掌を返したように態度一変。バスが中間地点の町についても知らん顔。
さっきまでのあの笑顔とこのむっつり顔の落差が大きすぎる!
また、なにやら人間不信に陥りそうになったSUR SHANGHAIは、自力でこの青年とは違うコーチン行きのバスを探し当て、ほ〜っとため息をついたのでありました。
表紙の画像はカタカリ・ダンスの一場面
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イチオシ
表紙の話で出したように、カリカットからコーチンのバスは途中の町で乗り換え。
所要時間は前半3時間、後半2時間。
バス代は前半は忘れてしまいましたが、後半は当時で35ルピーでした。
戻ってきたコーチンで泊まったのは、フォート・コーチン地区にある≪BALLARD BUNGALOW≫。カタカリ・ダンスが行われる≪KERALA KATHAKALI CENTRE≫やチャイニーズ・フィッシング・ネットまでも歩いて数分の立地。
名前はバンガローでも、造りはこの辺では中規模のクラシックホテルでした。
2階のバラード・ロードに面したダブルルームが広かったですよ。当時20米ドル。
食事は、チャイニーズ・フィッシング・ネット近くにレストランやカフェが多数あるので問題なしでした。
所在地:BALLARD ROAD, FORT COCHIN
ネットカフェなら、聖フランシス教会裏手からチャイニーズ・フィッシング・ネットに向かう商店や旅行社が並んでいる通りに数軒ありました。
日本語使用可の所とそうでない所があるので、お店の人に聞いてみてくださいね。料金はお店によって、当時1時間30ルピー前後。 -
ここは、そんなこんなで辿り着いたコーチンのフォート・コーチン地区。
浜辺にある名物のチャイニーズ・フィッシング・ネットは逆光で撮った方がきれい。
網を沈め、頃合を見計らって引き上げると、中には魚が、と言うシンプルで分かりやすい漁。 -
潮の満ち干や季節によって、獲れる魚の種類や数も違うそうな。
SUR SHANGHAIもロープ引きを手伝ってみました。
案外軽いので、重心を後ろに置きすぎるとひっくり返ります。 -
何が獲れたのかな。
このフィッシング・ネットのそばには小屋掛けの食堂や魚屋さんがあって、いろいろお試しできます。
ぜひどうぞ。
でも、値段交渉にはご用心。
魚を買う値段と調理するお値段は別々。
複数の魚を買って、それぞれ別々の調理方法を指定するとお値段も違ってきますよ。 -
魚を横取りしようと待つカラス。
-
のんびり、といった景色だけど、このフィッシング・ネットも日本で言う網元さんがいて、月いくらで借りているらしい。
-
だけど、がむしゃらに働こう、という気は無さそう。
-
沖に出ていた小舟も戻り、獲物の品定め。
-
海辺の街だけあって、猫が多い。
-
これはきょうだい?
そっくりな色と模様。 -
イチオシ
前にも行ったマッタンチェリー地区方面へ。
フォート・コーチン地区から歩いて行ってみるといいですよ。
コーチンにはポルトガルの影響を受けた造りの教会が多い。
青い空に白い壁と緑が映える。 -
こういう角度で見ると、ここはどこ?
と思ってしまうエキゾチックな眺め。 -
問屋街のある辺りはまたインド的色彩。
青を赤に塗り変えているんですか〜。 -
壁の色、ポスターの絵柄が何とも言えないインド調。
-
こんな色合いの家の中を見てみたくなる。
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日陰の壁に自転車。
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黄色い壁の建物も目にまぶしいね、おにいちゃん。
-
TATAのトラックも彩りと装飾には負けていません。
-
民家の前には井戸。
-
映画のポスター。
誰かがこういう場面を嫌って破いたのかな?
でも、これはこれでアートしてます。 -
イチオシ
インパクトのある、壁の穴と破れ残ったポスター。
-
夕暮れはカタカリ・ダンスを見学に。
今はどうか分かりませんが、この時はチャイニーズ・フィッシング・ネット近くに≪KERALA KATHAKALI CENTRE≫がありました。小屋掛け程度の簡単な造りの劇場でしたが、催し物の内容はよかったです。
所在地:COCHIN AQUATIC CLUB, RIVER RD., FORT COCHIN
舞台上での公開メーキャップは午後5時頃から始まり、その後カタカリ・ダンスについての説明や目の動き、表情作りなどのパフォーマンスが見られました。
舞台の本番は6時半頃から7時半頃まで。
ダンスというより、パントマイム劇といった要素が強いカタカリ。
日本語や英語で荒筋を書いたプリントが事前に手渡されました。
メーキャップを見たいなら、早めに切符の手配をして、かぶり付きの席を確保した方がいいですよ。
当時のチケットは100ルピー。
一番乗りしたSUR SHANGHAIを迎えてくれたのは、地面に描かれたこの文様。 -
こう言っては役者さんに失礼ですが、上演前のメーキャップ公開では、女形が善人の役の時がより妖艶で見応えあり。
この画像の上演では女形が善人。
メーキャップを終え、顔を挙げた時にはどよめきが上がりました。
SUR SHANGHAIが言うのもなんだけど、顔は念入りに塗るのに、なぜ手はそのままなんだろう。(・・?
手指の動きが今ひとつよく見えないんだけど。 -
この日のストーリーは…、
-
イチオシ
…邪まな王に言い寄られた女形が…、
-
…手込めにされてしまうが、正義の味方が登場して敵討ちをする、というもの。
その正義の味方がコミカルないでたちで笑えました。
翌日は別の内容の上演、ということでまた明日。 -
翌日は、チャイニーズ・フィッシング・ネット近くにあったジェッティーで対岸のヴィピーン島へ。
当時、ジェッティーは10分おきに一本程度。片道1ルピー。 -
イチオシ
ここにもフィッシング・ネットがあった。
-
浜辺に出ると、舟の修理中。
こういう角度で見る舟には、意外な迫力がある。 -
マッタンチェリー地区で見たのと同じ造りの教会。
-
午後の日差しの中、ポツリと通る人影。
-
この墓地の傍らには小学校がある。子供たちの音楽の時間が始まった。
死者の沈黙と生者の歌声。 -
光の中に消えていく歌声。
-
道端の小さい教会の中。
異教的雰囲気。 -
インドの落書き。
美人が台無し。 -
その晩もカタカリ・ダンス見学。
同じように見える緑の顔も、役によって変化が出る。顔の下に付いている白いえらのような物は紙。 -
この日の内容は、女形が悪役。
善人の王を誘惑しようとするが…、 -
…王がそれを受け入れようとしないので、悪の本性を表して対決。
-
最後には善人の王が勝つ、という勧善懲悪ストーリー。
この後には休憩をはさんで、シタールなどの演奏も別料金(当時100ルピー)で楽しんだ夜。 -
最終日はコーチン付近の日帰りバック・ウォーター・ツアーにも参加してみましたが、どうせなら南にあるアレッピーの方が景色がもっと良くてお勧め。
-
手漕ぎのボートを接岸。
船頭さんの体に力がこもる。 -
コーチン振出しで、またコーチンに戻ってきた今回の南インドの旅。
その旅行記もこれでおしまいです。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- aquamarine_324さん 2014/11/24 00:47:00
- 参考になります
- はじめまして。
年末年始にコーチン(からコモリン岬まで)を訪れる予定で、偶然SUR SHANGHAIさんの旅行記に辿り着きました。
写真を拝見して、こういう場所は行ったことがないので非常に楽しみになってきました。
カタカリダンスをどこで見るか考え中です。
他の旅行記も拝見して参考にさせていただきます。
aquamarine_324
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2014/11/24 11:13:56
- RE: 参考になります
- はじめまして。
ご訪問とコメントをありがとうございました。
南インドは、人も風景も北インドとはまた一味違う色の濃さが印象的でした。
次の機会があれば、今度はデジカメを持って、ふらりとまた一人旅で戻って行きたい場所のひとつです。
楽しんで来てくださいね。
コーチンのカタカリダンス上演場所は、当時は簡単な小屋掛けをした程度の劇場しかなかったんですが、今では数も増えているんでしょうか。
演目によって、見る場所を決めるのもいいかもしれません。
個人的には、女形が善人役の演目では、メイクアップ公開も振り付けも妖艶な雰囲気が漂っていてよかったと思います。
-
- RiEさん 2006/02/28 10:01:18
- インドの色彩感覚★大好きですッ♪
- SUR SHANGHAIさん こんにちゎ(*^_^*)
>問屋街のある辺りはまたインド的色彩・・・
↑
★★★素敵です★★★
同系色を塗るのではなく、全く別の家にしちゃぅんですね〜(@^^)/~~~
南の元気な太陽にはお似合ぃの街並みデス♪青ぃ空に海の街・・・南部にも心惹かれてしまぃマシタ。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/03/01 16:55:58
- RE: インドの色彩感覚★大好きですッ♪
- ご訪問、ありがとうございます。m(__)m
去年、引越しのあとで出てきた写真を貼り足したりしております。
今まで記録が出てこなくて日付が分からなかったものも、分かったものについては変更してますが、それだけの変更でも更新として出てしまうようですね。
また見に来てくれた方は、「どこが変わったの?」と思うかも。(^^ゞ
これからはしばらく、00年代の旅行記を手直ししたり、アップして行こうと思ってま〜す。
南インドはまた戻って行きたい所。
その色彩、生活の匂い、人々が待っているような気がします。
RiEさんも一度はどうぞ。(*^_^*)
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