zaizenさんのクチコミ(5ページ)全978件

風頭公園から行く場合、石段や細い道をテクテクと行くと7，8分である。目前の道が石畳であり、雨でぬれていると滑りやすいのでご注意。観光地化すると周囲にいろいろな店や施設ができるものだが、ここは傾斜地の住宅地なので不可能である。

風頭公園を南側からエッチラオッチラあがってゆくと、中腹あたりにある。隣には唐通事・林・官梅家の墓地もある。彦馬といえば長崎で幕末にフォトスタジオを経営していて、龍馬や後藤象二郎なんかを撮影したわけだが、自分の墓を写真に撮られるとは夢にも思わなかったであろう。

風頭公園の展望台に龍馬像があり、そのそばにたたずむ。小説『龍馬がゆく』の一節が碑に記してあるのだが、悲しいかな活字なのである。どうせなら司馬遼太郎の直筆原稿の文字を使ってほしかった。小説を読み直してから行きましょう。

南北にのびる風頭公園を南からゆくと、官梅家の墓地や上野彦馬の墓所を過ぎてまもなく左手に現れる。土佐の桂浜の龍馬像はデカすぎて表情がいまいち見づらいのだが、こちらはお顔が良く見える。気のせいか土佐の像よりも憂いを含んでいるようである。

バスの終点で降りてから、細い住宅街の道を数分上ってゆくと見えてくる。坂本龍馬の像とか司馬遼太郎の碑がある。展望台からの眺めは絶景である。稲佐山よりもアクセスは悪いが、眺めに関してはこちらが上であろう。北側に降りてゆけば亀山社中である。

長崎駅から、風頭山方面行きのバスに乗って20分くらいである。周囲は丘陵地の住宅街で、コンビニ以外は買い物や飲食をする場所はない。外観は相当に古さを感じるが、中に入ればいたってキレイである。スタッフの皆さんは親切である。本館と南館があるが、南館のほうが景色が良い。大浴場は夜の帳が降りるタイミングで入りましょう。管内の売店もよい眺め。

アクセストンネルを抜け、博物館本体に至る途中の右サイドにある。博物館のレストランだが、ニューオータニがやっている。ランチの一品料理（カレーとかパスタとか）が1200～2000円くらいである。味はまあ、まずまず。テラス専用メニューというのがあり、それらはビアガーデンチックである。

参道を東進し、天満宮の鳥居が近づいてきた当たりの左サイドである。ミュージアムグッズのみならず、夏はアイスキャンディなんかも売っている。品ぞろえが同じだとしても、やはりミュージアムグッズはミュージアムで買わないと気分が盛り上がらないのである。買い足したい人はどうぞ。

博物館内の、階上へ至るエスカレータのふもとにある。展示物に沿ったグッズばかりでなく、地元九州の特産品を使ったものもイロイロある。これ欲しいと思うと、結構ないい値段がしたりするのである。やはりというべきか、お手頃なキーホルダーを買いました。

太宰府天満宮に詣でてから博物館という日程で行った。地図で見ると隣なのだが、アクセストンネルやエスカレータや動く歩道やらを駆使して、結構歩く。内部はウッディな感じである。常設展示が大陸由来の焼き物とか、ちょっと偏りがあるような気もするが、このくらい独自色を出したほうがいいのであろう。

徳富蘇峰は「国民新聞」を刊行した人である。詩碑に刻まれた文字は92歳の時のものだが、その力強さに驚くのはもちろんだが、いわゆるくせ字のようであり、そこに彼の意志の強さというか、何物にも屈しない気概を感じるようでもある。ジャーナリストは拝みましょう。

参道からいよいよ天満宮というところの右サイドに案内所があり、その奥まった場所に浮殿がある。建物が水面に映るからそう呼ばれるだけで、別に浮かんでいるわけではない。神幸祭のときの御旅所である。御旅所というのは京都の祇園さんもそうだが、お神輿が移動するときに一休みするスポットである。案内書でトイレ休憩ついでに拝みましょう。

国立博物館へのアクセストンネル入り口の向かい側にある。3月に再現するという曲水の宴というのは、要するに平安貴族の王朝文化で庭園の曲水（川なんか）のそばで着飾って楽しくやるというイベントである。何もやっていなくて花もない時期だと緑が生い茂るだけで、どうということもない。

菖蒲池の南側に沿って飲食店や土産物が並ぶが、この店は最も参道よりである。メニューは何でもあるというか、節操がないというが、親子三代で入っても困らないであろう。チキンライスや冷麺もある。味は、まあ普通である。すいているときに池をのんびり眺めながら休むのが良い。

楼門の手前右サイド、宝物殿の目の前である。小さいが屋根に重厚感がある祀ってあるのが菅原道真公の奥さんであり、夫婦円満とか安産とか子宝のご利益なので、新婚旅行にはもってこいである。道真公の奥さんの名前が宣来子さんなので、それにちなんで宣子ちゃんという赤ちゃんのネーミングもありであろう。

太鼓橋と心字池の東隣に菖蒲池があり、その中に碑がたたずむ。碑の土台のところに亀の親子がいた。勝負と言えば堀切菖蒲園くらいしか知らないが、ここも花菖蒲の季節はさぞ美しいことであろう。念のために言っておくと、池と見るやコインを投げ込むのはやめましょう。

飛梅の東側、中島神社の前にある。細長い句碑自体はカビだらけというかコケだらけというか、芭蕉の文字がかろうじて読めるくらいだが、となりに活字の説明板がある。芭蕉自身はお参りできなかったわけだが、彼の句を吟じながら思いを馳せましょう。

本殿に向かって、右サイドが有名な飛梅、左サイドがこの皇后の梅である。皇后とは大正天皇の奥さんのことである。夏場に見ても葉っぱが茂るだけで面白くない。やはり花の咲く時期に見るべきであろう。すぐ隣の絵馬と一緒に梅の花を撮ると絵になるよ。

池の西側に幼稚園があり、そのすぐそばに絵馬堂がある。ベンチが置かれていて休憩スペースみたいになっている。園児たちが駆け回る姿を眺めてホノボノである。立派な額がいくつも掲げられているが、すすけていてよくわからない。

心字池に架かる太鼓橋を渡ったらすぐである。大きさとしてはお社と祠の中間ぐらいである。最近は貼らないだろうが、千社札がベタベタと貼ってある。神社は穢れを嫌うが、藩主が穢れにあったとき本殿に行けないので代わりにここで済ますということらしい。