tabi人さんのクチコミ(2ページ)全102件

飛瀧神社の御神体として133メートルの落差をほこる那智の大滝です。
その大滝は海上を行き来する船からもランドマークとして崇められて来たといいます。
車で大滝に行くには入り口に駐車しますが、駐車場が少なくてしばらく空き待ちをしました。
鳥居をくぐり緩やかな坂を下りてゆくと、大滝が現れます。
滝壺の近くからも眺められますが、左手の社務所で拝観料を収めて中へ入る方がよいでしょう。お守りのお札もいただけます。
少し上ると滝の展望所で、迫力ある滝の全貌がまじかに眺められます。
滝口には白い御幣のしめ縄が張られて、この滝が神とされているのが感じられます。
真冬にこの滝が凍るニュースを聞いたことがありますが、ぜひ見てみたいものです。

本殿がなくて、そそり立つ大きな岩自体がご神体の古い形式の神社です。
日本書紀のイザナミノミコトがカグツチの神を産んだ後亡くなり、この地に葬られたと伝わります。
白い岩壁がそそり立つ様子はよく目立ち、近づくにつれて白い岩肌に無数のへこみがあってすごい迫力があります。
圧倒される不思議な形の岩を、神と見た人々の気持ちがわかる気がします。
海のそばで海上からもよく見えて、ランドマークになっていたのかも知れません。

法起院は西国三十三所の番外札所です。
西国三十三所を創始したと伝えられている徳道上人が晩年に隠棲されたお寺だそうです。
長谷寺の近くにあるこじんまりとしたお寺で、うっかりしていると見逃しそうです。
駐車場も狭いので長谷寺に車を置いて歩く方がよいと思います。5分ほど坂を下ったところです。
長谷寺は西国八番札所としていつも賑わっていますが、ここはいつも静かです。

宝塚ホテルは1926年に開業した関西の老舗ホテルです。
いかにも宝塚というところにふさわしく、内部は女性好みの優雅なクラッシック風で、
創業の大正時代の雰囲気が残っています。
高い天井、大きな窓、赤いじゅうたん、木の腰板等が宝塚歌劇の舞台のようです。
もちろん現代的な機能的を備えていますが、クラッシックな雰囲気も味わえる部分が残されています。
女性同士で宿泊しましたが、二人とも昔の華やいだ気持ちを思い出して若返りました。

斑鳩三塔のひとつ法起寺の五重塔は、現存する最古の三重塔です。
端正でどことなく素朴な感じがあって、好きな塔のひとつです。
今はコスモスのお寺として有名なようですが、若いころに訪れた時はまさに斑鳩の里の雰囲気でした。「柿食へば・・・」の俳句そのままでした。
何十年ぶりかの訪問で回りは住宅が押し寄せていますが、お寺のたたずまいは遠い記憶そのままでほっとしました。
法隆寺、法輪寺、そして法起寺とこの三寺を巡ってこその斑鳩だという気がしています。

日本海の魚が豊富な海鮮市場です。
時節柄カニが多く並んでいましたが、松葉ガニは高くて手が出ず、セコガニを買いました。嬉しかったのはセコガにのカニみそだけを甲羅に詰めて売っていたことです。
カニみそが大好きなので早速買ったのは言うまでもありません。
「かろいち」は鮮魚や干物、練り物だけでなく、別棟にはレストランもありますし、地元の野菜類の売り場も広いのがあります。
市街地からは少し離れていますが、多くの人で賑わっています。

郡上八幡に早朝に到着しましたが、町は霧に包まれていて幻想的な風景でした。
しばらく休憩をしているうちに霧が晴れてきたのでお城に向かいました。
しかし時間が早すぎて入城ができません。後の予定もあったので今回は外から見るだけにして、内部は次回の楽しみとしました。
城壁と天守に白壁が美しく、整然と整ったお城という印象です。
天守には登れませんでしたが、城山からみる川に沿った細長い郡上の町の景色は美しいものでした。

今回は初めて参道を歩いて行きましたが、いかにも門前町らしい町並みで、山門に着くころにはすっかりお参りの気分になりました。いつも車でという方も一度は歩くのをお勧めします。
境内からお堂に向かう回廊は長谷寺の代表的な景色ですが、石段の高さが低いためとても疲れます。昔のように着物姿でゆっくりゆっくり上るのにはよいでしょうけれど。
上り切れば懸崖造りの舞台です。
桜の頃、紅葉の頃はすばらしく、真向いには与喜山が見えて絵のようです。
長谷寺は桜、紅葉、牡丹、新緑などいつ行っても美しいお寺です。

中将姫伝説の當麻寺はまた牡丹の寺でもあります。
このお寺は寺内に多くの僧院があり、各僧院が牡丹園を持っています。
特に奥院の浄土庭園、中之坊の香藕園(こうぐうえん)が有名です。
奥院の浄土庭園は広く開けた園内に白砂と庭石を配した明るい庭園、中之坊の香藕園は
対照的に茶室や書院を配した日本式の庭園です。
三重塔をバックにとても絵になる風景です。

JAの経営だけあって品質は信頼できます。
広い店内に入ると目に付くのが切り花が豊富なこと。
季節の花のほか榊や樒などたくさん置いています。
野菜も種類も数も多くて、そのほかにお米や乳製品、お寿司などもあります。
特色としては地元ブランドの亀岡牛のテナントが入っていることで、ここの和牛は美味しいのでいつも買って帰ります。

日曜日でしたが思ったほど混んでいなくて、ゆっくり通りを歩くことができました。
千本格子や荒格子、ななこ壁、うだつなど昔の商家を今に伝えています。
歩いているととても懐かしい気がしてきます。
車で行きましたが、篠山は駐車場も完備しているようですから、車を置いて徒歩で気の向くままに歩きたい町です。
黒豆パンでも食べながら。

京都から若狭へ通じる国道１６２号線、通称周山街道は高雄にかかると山の中に入ります。
高雄は山峡の集落で道幅も狭いうえ、紅葉の時期は込み合いますから注意が必要です。
高山寺は国道沿いに駐車場があり、そのすぐ上にお寺がありますから高雄では一番行きやすいでしょう。
といっても、山の寺院ですから境内は広くても上り下りも多いですから足回りは注意です。
国宝の石水院を始め見所は多く、ただ有名な鳥獣戯画の本物は見れません。
高雄といえば紅葉ですが、夏も青紅葉が美しく京都市街より涼しいですからお勧めします。

京都らしい雰囲気と言えばまず一番に上がるのが、八坂神社から清水への道でしょう。
四条の繁華街から１５分ほど、交通の便もよくて行きやすい所です。
祇園祭りはこの八坂さんのお祭りです。
正面の石段を登って朱塗りの楼門から境内に入ると、町中にありながらも木々が多くて落ち着いた雰囲気です。
社殿の前の舞殿には祇園などの花街の芸妓さんの名前の提灯がずらりとかかっていて、京都ならではの華やかさです。
神社裏の円山公園は枝垂れ桜の名所ですし、ここから東山の散策を始めてください。

島根ワイナリーは出雲大社に近い田園地帯の中にあります。
赤い屋根の建物群が並んでいてすぐにわかります。
ここはワインの醸造所の見学やレストラン、バーベキューなどもある観光スポットです。
でもなんといってもみなさんのお目当てはワインの試飲のようで、その一角はいつも人があふれています。
ワインは幾種類もあって、自分で注いで自由に飲めますし、アルコールがダメな人や運転者用にグレープジュースも置いてあるのが嬉しいです。
同行のワイン好きな友人は思ってたよりもずっと美味しいと言い、それも高いワインよりも安めのワインの方が美味しい、などと評価していました。

大山の中腹にある大山寺に、蒜山から回って行きました。
近くのお店の方に駐車場を聞くと、参道を上まで行ってもよいとのことで、お寺の近くまで車で行くことができました。
お寺はもう何十年も前に来た時と少しも変わらず、山岳霊場の趣を伝えています。
しかし山の寺院だけに境内までもだいぶ登り道を歩かねばなりませんので、シニア世代にはきつい参拝でした。

京都西山も年々訪れる人が多くなりましたが、その中でこの金蔵寺はあまり知られていません。
小塩山の中にあって歩けば善峰寺から一時間以上、車でも離合困難な山道を行かねばならないからです。
しかし、こんな不便な地だからこそ今も変わらない自然に包まれています。
本堂は境内からさらに登ったところにあります。
境内は紅葉の名所で訪れたのは少し時期が早かったのですが、それでも緑と黄、赤のグランデーションがすばらしく、ひっそりとした古刹にふさわしいものでした。
この地でとれたミカンなど売っているので、東屋風の休憩所で食べながら休憩させていただきました。

岡崎や南禅寺には人があふれていても、ここはいつもひっそりとしています。
入場は無料ですので、何となく足休めに入ってみましたが、疎水の歴史など興味ある内容の展示でした。
琵琶湖からトンネルで水を引くなど画期的なことを、明治半ばに作ったことに驚きます。
特に地階の、疎水が出来てからの「京都三大事業」は興味深く見て回りました。
この方面に行かれるなら休憩をかねてでも、 一度はこの琵琶湖疏水博物館によって見てください。

南禅寺境内でこのレンガ造りの水路は最初はちょっとびっくりします。
これが琵琶湖疎水の分線、1888年に完成した水路閣であたりの景観に配慮して造られました。
今では境内の木々を背景に花崗岩のレンガが年月で風格を増して、ここだけ古代の遺跡のようです。
厳粛な禅寺にあって自然に調和しています。
学生時代は美術館などに来たら、お昼のお弁当をここでよく食べたものです。
当時はもっと木々に埋もれてまるで山奥に来たかのようでした。