エックスさんさんのクチコミ(29ページ)全1,204件

筑前橋は筑前殿橋とも呼ばれており、中之島にあった筑前・黒田藩の蔵屋敷への便を図って架けられたと考えられている。当時は一般の人の通行は許されず、他藩の大名もこの橋を渡ることを遠慮したと言われている。それが参勤交代の時でも、この橋を渡らなかったと伝えられています。

大阪中之島美術館は、19世紀後半から今日に至る日本と海外の代表的な美術・デザイン作品を核としながら、地元大阪で繰り広げられた豊かな芸術活動の作品を展示している。佐伯祐三《郵便配達夫》、アメデオ・モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》などが大阪中之島美術館が誇る代表作です。

田蓑橋は元禄時代、堂島開発によって架けられた橋の一つである。当時は橋の周辺は各藩の蔵屋敷が建ち並んでいた。田蓑橋の名前の古代の大坂にあった八十八島の一つ田蓑島に由来する。橋のたもとには蛸の松が植えられている

大阪中之島・堂島川の遊歩道沿いにある「蛸の松」。田蓑橋の橋のたもとに植わっています。約400年前、広島藩の蔵屋敷前に植えられ、その枝の伸び方が泳ぐ蛸のように見えたことから「蛸の松」と呼ばれるようになりました。

玉江橋は、堂島川に架かる橋である。なにわ筋に架けられている。橋の名前は6世紀ごろにこの辺りで美しい玉が見つかり、堀川戎に捧げたことから、その地を玉江と呼ぶようになったことに由来する。江戸時代、玉江橋の北には肥後藩、中津藩の蔵屋敷があった。

常安橋は江戸時代の木材商・淀屋常安によって、土佐堀川に架設された橋で名前が残っている。淀屋は中之島の開発に尽力し、17世紀後半には日本一の豪商として知られたなにわ商人。現中之島四～六丁目はもともと常安町といい、淀屋常安が開発した土地だそうです。

土佐堀橋 (とざぼりばし) は、土佐堀川に架かるあみだ池筋の橋である。橋の北側には住友病院や大阪国際会議場が、南側には三井倉庫 (薩摩藩蔵屋敷跡) がある。大正10年に新設された橋梁で、形式は桁橋 (連続桁) である。

大阪国際会議場は大阪を代表する会議場で国際会議・各種会議・コンサート・展示会等、多目的に活用できる施設です。設計は建築家の黒川紀章です。高さは１０４メートルで2000（平成12）年4月にオープンしました。堂島大橋のそばにあります。

堂島大橋は、あみだ池筋の堂島川に架かる橋で、南側には大阪国際会議場がある。昭和２年に完成したイタリアンロマネスク様式のラーメン橋台を有する下路アーチ橋である。９０年の威厳があり周りに建つタワーマンションとマッチしている。

塩野義製薬本社ビル1階ロビーに塩野義製薬本社展示コーナーがある。二代塩野義三郎が収集した江戸～明治時代に作成された絵びらや引き札などを展示しています。絵びらや引き札は浮世絵のような印刷物で、近代広告の元祖と言えます。

田辺三菱製薬本社ビル２階に資料館があり、１６７８年創業から現在までの田辺三菱製薬の歴史と企業活動を紹介しています。創業から使用していた木製の軒下看板や勅許看板、明治の田邊五兵衞商店の店先再現などが展示されています。

大日本住友製薬の本社ビルでは、その100年を超えるあゆみをビルの一階に外側から見学できるように展示してあります。海老江工場（大阪市福島区）で長年使用されてきたドイツ製の蒸留缶やろ過器、ジオラマなどを通りからガラス越しに気軽に見ることができます。

道修町筋の少彦名神社の向かい側にある武田科学振興財団が運営する隔離に関する資料館。
五代武田長兵衞氏（武田和敬翁）が私財を投じて薬や医学に関する資料を集め、後に｢杏雨書屋｣と呼ばれる文庫をつくりました。ちなみに杏雨とは杏林（医学）を潤す雨の意です。

道修町は江戸時代から今までずーっと全国に名を知られる薬の町。薬の神社「少彦名神社」には薬の資料館が併設されていて350年まえから残る道修町や薬に関する資料が保存、展示されています。江戸の売薬の絵びら（ポスター）や引札（チラシ）、大正から昭和の看板などが展示されている

少彦名神社は、日本医薬の祖神少彦名命と中国医薬の祖神神農炎帝を祀っており、「神農さん」として親しまれている。「神農祭」は毎年11月22・23日に行われ、厄除けの「張り子の虎」をもった人々で賑わい、船場の風物詩となっています。

1903年頃に建てられた大型町家で、大阪の豪商の屋敷構えを伝えており、2001年（平成13）に重要文化財に指定されました。100年の間、空襲や震災を乗り越え、現在は合成接着剤のメーカー「コニシ」としてこの黒壁の館を守っています。

日本の近代建築の父・辰野金吾の設計で、明治45年に竣工。赤レンガの外壁に、白い石によってボーダーラインを描いたデザインに特徴があります。建物のコーナーは曲線的で、交差点の角に玄関を置いているのが特徴です。レストランや結婚式場として利用されていたが現在は閉店中です。

高麗橋野村ビルは昭和モダニズム建築を代表する建築家・安井武雄氏の設計によるもの。
各階の庇の部分などに陶器瓦が使われていたり、土のような色合いが特徴的で、オフィスビルに囲まれた中で異彩を放っている。1階にはサンマルクカフェが入っている。

1936年（昭和11）に建てられた銀行建築らしい重厚で格式のある様式になっています。2階建てであるため1階の階高が高く、内部空間のボリュームは圧巻です。壁面の楕円形の飾りは、ローマ神話に登場するメルクリウス(商業の神)の持物です。

堺筋に面して建つスタイリッシュな洋館。金融街であった北浜界隈にあり、銀行の支店として建てられた建物です。左右に入り口があるデザインは銀行建築の特徴である。現在は１・２階にスイーツ店「五感」が入っている。