岳人28号さんのクチコミ(30ページ)全934件

岡山城はとなりの後楽園とちがって紅葉スポットというわけではありませんが、天守閣の脇に紅葉する木があって、いい感じに彩を添えています。天守閣の屋根には金のしゃちほこが光っており、黒塗りの建物でも明るい印象を受けます。

路線の数は2本しかありませんが、料金は岡山城の最寄駅の城下までなら100円ですし、本数も多くて便利。ＪＲ岡山支社管内が乗り放題の「吉備の国くまなくおでかけパス」でも乗れるので、このきっぷを使えば、岡山県内のほかのところに行った後、ついでに岡山城や後楽園に寄るとき追加の交通費がかかりません。

城は旭川という大きな川に面しているほか、大きくて立派な内堀も残っており、風情があります。どんなに立派な城も、堀が残っていないと、どうしても物足りなさを感じてしまいます。その点、ここ岡山城や広島城などのように大きな堀や川のある城は、それだけでもポイント高いです。堀には白鳥や鴨もいました。

尾瀬への夜行バスに乗るときと、尾瀬から帰って広島方面への夜行バスに乗り継ぐのに利用。多方面のバスが発着していて、ほかのバスターミナルに移動しなくても乗り継ぎできるのは便利で良い。ＪＲ新宿駅からバスターミナルへも新南口から長いエスカレーターでそのまま来れてわかりやすかった。ただ、座るところがあまりなく、待ち時間を過ごすのに苦労した。

尾瀬沼の北岸にあり、尾瀬沼東岸からまっすぐ進めばニッコウキスゲの群生で有名な大江湿原、分岐を左に曲がると浅湖湿原です。大江湿原に比べるとニッコウキスゲの数は少ない感じでしたが、人が少なく静かで落ち着きます。このあたりはミズバショウも多そうでした。

三平峠から下りて来て尾瀬沼に出たところで、沼の向こう正面に大きく燧ケ岳が見えます。山側の斜面には尾瀬沼山荘と公衆トイレ、たくさんの木のベンチがあり、早朝ここを通ったときは無人でしたが、昼前くらいの時間に戻ってきたときは、休憩する人がたくさんいて、少し混雑していました。

尾瀬沼からの帰り、東京方面へのバスの待ち時間に利用しました。同じように尾瀬沼から帰ってきた人がたくさん来て行列しており、みんなアイスクリームを注文してました。ただ、自分は汗がひいて寒くなり、むしろ温かいものがほしい気がしたので、きつねうどん（600円）をいただきました。行列ができていても、食事をする人はほとんどいなかったので、席はたくさん空いており、ゆったりした気分で食べることができました。

尾瀬沼からは燧ケ岳がよく見えますが、個人的には南岸の三平下から見るよりも、長蔵小屋などのある東岸からの景色のほうが好きです。沼をはさんで燧ケ岳と正対する南岸からの景色には尾瀬沼の大きさがわかる雄大さがあり、湿原になっている沼の周縁部ごしに燧ケ岳を見る形になる東岸からの景色には、心が癒されるような穏やかさを感じます。

三平下から尾瀬沼の周囲をめぐる道を20分ほど歩いた東岸にあります。外に「どうぞ、ご自由にご覧ください」と書かれた札のかかった望遠鏡が設置されており、燧ケ岳の山頂に焦点が合わせてあって、山頂にいる登山者がはっきり確認できます。といっても人の姿がわかるということで、顔まではわかりません。

尾瀬沼はニッコウキスゲ、尾瀬ヶ原はミズバショウというイメージをもってましたが、沼の周囲の木道沿いで、花が終わった後のミズバショウをけっこうよく見かけました。ただし、ミズバショウの時期は6月、ニッコウキスゲの時期は7月で、同時には見られません。沼周辺では、ほかにコオニユリやウバユリ、マルバダケブキ、ヤナギランなどが咲いてました。

一面黄色に見えるくらいたくさん咲いてるのを想像していたのですが、実際にはちらほら咲いているという感じで、思ったより少ない印象です。年によって多い少ないがあるのでしょうか。それとも最近衰えてきてたりするのでしょうか。尾瀬のなかで比較的多く咲いてる場所なのはたしかなのですが…。

尾瀬のハイキングコースは、木道がしっかり整備されていて歩きやすいです。雨ですべりやすくなっている時以外は、とくに危険なことはありません。今回は日帰りで尾瀬沼周辺だけしか歩けませんでしたから、次は尾瀬ヶ原のほうに行ってみたいです。尾瀬は広くて、コース選択のバリエーションがいろいろありすぎて悩みます。

バスは尾瀬ヶ原方面なら鳩待峠まで、尾瀬沼方面なら一ノ瀬あるいは沼山峠までで、直接乗りつけることはできませんから、自分のような膝痛もちには、なかなかハードルの高い場所です。一ノ瀬から三平峠を越えて尾瀬沼まで行くのに2時間近く歩きました。尾瀬沼まで来てすばらしい景色やニッコウキスゲなどの花々を見ると、一気にテンションが上がって疲れを忘れましたが、帰りにまた三平峠を越えて一ノ瀬まで歩くときには、もはや膝が限界にきていて、ほとんど苦行でした。

大清水・一ノ瀬から尾瀬沼へ行くときに越えなければならない峠です。膝痛もちの私の場合、一ノ瀬からここまで登るのに1時間20分ほどかかりました。ガイドマップの標準コースタイムは1時間です。樹林にかこまれており、展望はありません。ここからの下り道では、木々の間から尾瀬沼が見えてきます。

正月にたまたま通りがかったので、事前の下調べもなしに訪れたのですが、1100円というあまりの拝観料の高さにびっくりして、白鳳伽藍の拝観は断念し、玄奘三蔵院でお参りだけして帰りました。玄奘三蔵院は、内部の拝観をせずお参りするだけなら無料です。正月や春・秋の観光シーズンはとくに高い拝観料が設定されていて、それ以外の時期なら少し安くなるようです。

大黒岳は畳平のバスターミナルの近くにあって手軽に登れますが、駐車場内に登山口がある魔王岳のほうがより近くて人気があり、こちらに来る人は圧倒的に少ないようでした。でも周囲が開けていて山頂からの景色は申し分ありませんし、畳平バスターミナルに掲示してあった情報では雷鳥の目撃頻度が最も多いのは大黒岳らしいです。実際、わたしも雷鳥を見ることができました。登山道は平湯温泉まで続いてるようです。

池の周囲の遊歩道からだと名前の由来になっているという鶴の形はよくわかりませんが、すぐそばの大黒岳の登山道上からだと、とがっているところが鶴のくちばしっぽくもあり、鶴に見えなくもない気がします。夏は池の畔に高山植物の花が咲いてますが、秋はなにもなくてちょっと寂しいです。

絶景写真を撮ろうと雲が消えるタイミングをひたすら待っている人たち、標高が書かれた山頂の標識といっしょに記念撮影をしようと順番待ちをしている人たち、休憩している人たちなどが狭い山頂にひしめきあって、比較的空いている10月でもけっこう混雑していました。山頂にある神社の建物の裏だけは、人がいなくて落ち着いて休憩できました。おそらく日陰でやや肌寒いのと、目の前に柵があって少々視界がさえぎられるせいだろうと思います。

標高3026ｍの最高峰剣ヶ峰まで、バスターミナルの畳平から標高差300ｍほどですが、酸素が薄いせいで登っているとすぐ息切れし、足取りは重くなり、思ったよりきつかったです。逆に下るときは酸素がだんだん濃くなるからか、ものすごく楽な感じがします。ほんの少しでも登っているときつく、下るととたんに楽になるようで、高山の酸素の薄さを実感できました。また、運良く雷鳥も見ることができました。

以前、夏に来たときは、高校生や中学生の団体などもいて、登山道のあまりの混雑ぶりにやや辟易しましたが、10月の今回はわりと空いていて良かったです。ただ、夏と違って花はありませんし、紅葉にもちょっと遅かったようで、9日の時点では位ヶ原山荘あたりまでの木は、ほとんど葉が落ちてました。