岳人28号さんのクチコミ(21ページ)全934件

小鳥ヶ島という湖畔に突き出た半島にあり、湖岸から朱塗りの橋が架けられていて、それを渡って参拝します。神社がここに移転したのはわりと最近になってからなので、橋も社殿も新しいものですが、ここからの大沼や赤城山の眺めはなかなか良いと思います。
なお、社殿の裏の林には「小鳥ヶ島の多宝塔」の石碑があり、古い石塔と石仏があります。案内板によればもともと石塔は小鳥ヶ島の中央にあり、神社の移転再建にともなって現在地に移されたそうで、塔の下からは平安後期～室町時代にかけて製作された和鏡10面と経筒のかけらが5片が出土したそうです。

覚満淵近くの登山口から駒ケ岳を往復しました。尾根上に出るまでの斜面の登りは急ですが、しっかりした鉄製の階段が整備されているので、危険度は低いです。バスガイドさんが、黒檜山から登って駒ケ岳から下るほうが良いといっていたのは、事故が起きやすい下りでは比較的安全なルートを使うべきということかと納得。ただ、この鉄製階段は幅が狭く、すれ違うことができないので、団体が通ると必ず渋滞が発生します。紅葉シーズンの週末で大勢の登山客が来ており、何度も渋滞に遭遇しました。

昭和3年着工、昭和9年完成で、昭和47年ごろまで使用されていた岐阜市の水道施設（ポンプ室）。長良川の伏流水を水源としていたそうです。レンガ造りの古い水道施設は各地で見かけますが、この建物はドアや窓枠、鉄骨部分のピンク色塗装もあいまって、どこかメルヘンチックな独特の外観です。

長良川沿いに古い町並が残る川原町には、温泉を手軽に体験できる手湯があります。十八楼という江戸時代創業の老舗の温泉旅館の店先に「手湯」の看板があり、いかにも温泉らしい濁ったお湯が出ています。店の入口からは少し離れたところなので、気兼ねなく通りすがりに利用できます。

岐阜公園の奥のほうにあります。岐阜公園内は小川の水が流れていてあちこちに池がありますが、ここも池を中心としたきれいな庭園になっています。池には中国風の特徴的な東屋が建っていて、自分が訪れたとき、イーゼルを立ててここの風景を描いている人がいました。

長良川にかかる大きな橋です。道路が通っている普通の橋で、見た目にはこれといって特徴はありません。鵜飼舟ののりばがすぐそばにあるので、橋の近くの河岸に鵜飼舟がたくさん並んでいるのが見えます。橋のたもとには川灯台と五木ひろし『長良川艶歌』の歌碑があります。

古い町並みを前面に押し出した有名な観光地では、新しい建物まで江戸時代の町屋風の外観になっていたりして、観光客に媚びるようなあざとさを感じますが、ここはさほど観光地として有名なところではないからか、しっくいがはがれてたり、ちゃんと生活感があってあざとくないので好感がもてます。

受付のレンタサイクルポートに備え付けられている自転車散策マップは、コンパクトにたたまれていてポケットに余裕で入る持ち運びしやすいサイズ。地図はよくある絵地図のようなデフォルメされたのではなく縮尺のちゃんとした地図で、しかも白黒ではなくカラー。岐阜駅周辺の地図とやや広域の地図が表裏に印刷されています。観光スポットの紹介も写真付きで盛り込まれていて、無料配布の地図とは思えないしっかりしたつくりです。

金華山のふもとの石段を登ったところに社殿がありますが、社殿の手前に柵があって、そこから先には行けないようになっていました。拝観料がいるとかそういうのではなく、基本的に一般人は立入禁止という感じ。こういう神社はほかに見たことがありません。

岐阜大仏の大仏殿は、日本のお寺にはあまりない感じの特徴的な建物です。禅宗のお寺なので中国風なのだろうと思います。大仏の拝観料は200円。大仏の見た目も、奈良の大仏や日本のふつうの仏像とはちょっと違う、一種独特の顔立ちでした。

岐阜城のある金華山の山すそに整備された公園で、金華山の森にそのまま接していることもあって、自然豊かで落ち着いた公園です。日本庭園のようになっているところもあれば、中国風の庭園になっているところ、噴水のある洋風のところなど園内の景観はバリエーション豊かです。カエデの木が多いようでしたから、紅葉の時期にも来てみたいものです。

全面的にリニューアルされて施設名称が「大山ナショナルパークセンター」に変わり、設備も一新されました。大山の自然などを紹介する映像を流している大画面テレビのある部屋のカウンターテーブルには各座席ごとにコンセントがありますし、鍵付きの更衣室もあります。

そろそろトキソウが咲くころだと思い6月初旬に訪れました。まだトキソウの実物を一度も見たことがないというのもあるのですが、最初に遊歩道を一周したときには見つけることができず、念入りに見ながら回った2周目で見つけることができました。小さい花ですし、咲いている数自体も少なく、しかも遊歩道から少し離れたところにあって、草の陰に隠れ気味なので一週目で見落としたのも仕方ありません。そのうちもっとたくさん咲くのか、もともとこんなものなのかはよくわかりません。

例年6月に入ってしばらくしてから見ごろになるハナショウブが、この年は5月末にはもう見ごろでした。さまざまな品種が植えられており、見ごたえがあります。個人的には「赤蜻蛉」という品種がとくに気に入りました。バラ園のバラもまだきれいに咲いていました。

昭和初期に個人の別荘として建てられたもので、和風建築の本館と洋館、池泉回遊式庭園などがあり、建物はすべて国の登録有形文化財に指定されています。現在は市の施設になっていて、団体向けに貸し出されているほか、市のイベントなどに使われています。付属する庭園には無料で自由に出入りでき、規模こそ小さいものの日本庭園のいろんな要素がぎゅっと凝縮されている感じで、歩いていて飽きません。

社殿は長い石段をのぼったところにありますが、石段の下で参拝することもできるようになっています。石段の下にはミンダナオ島の戦没者、硫黄島の戦没者、陸軍少年飛行兵、満蒙開拓青少年義勇軍など実にさまざまな慰霊碑が建てられていて勉強になります。

ふだん美術館には無料の日にしか行かない自分ですが、開館30周年企画の特別展「若冲と京の美術」は、地元でこんな展覧会は今後もうないかもと思い、観覧料を払って見に行きました。前期と後期にわかれた展示期間のうち、自分が見たのは後期で、看板にある有名なニワトリの絵はありませんでしたが、伊藤若冲の独特の表現の魅力は十分に堪能できました。

自然植物園とありますが、敷地が柵などで区切られ整備されている一般的な植物園とは違い、国立公園とか国定公園などのようにエリアを指定しただけのもののようです。登山道にあった現地の案内板によれば、樹木の種類の豊富さがここの特色で235種が確認されており、中国地方でこれほど樹種が多いところは稀だということです。季節にもよるでしょうが、花はあまり見られませんでした。

ＪＲ備中高梁駅の裏手の山際にあり、城のような高い石垣の上に建てられています。本堂は江戸時代初期の建築で県指定重要化財。入口には立派な仁王門もあります。映画「男はつらいよ」第32作のロケ地でもあったようです。

高梁市街にいくつかある明治時代の洋風建築のひとつで市の重要文化財に指定されています。現在は郷土資料館（有料）になっています。校舎の前にある二宮金次郎の銅像は、小学校時代のものではなく新しいもののようです。校舎の前には備中松山藩で幕末期に藩政改革に尽力した山田方谷の銅像もあります。