hakodadiさんのクチコミ全27件

サンロレンツオ教会とこのメディチ礼拝堂は建築的にはほとんど一体だが、入り口も違い（見学料金も別）内部の建築様式もかなり異なる。この2者の関連、特にメディチ家とのかかわりを十分予習してから見学することをお勧めしたい。
前者が比較的簡素な造りなのに対し、礼拝堂は内部に入って驚くほどの豪華さ。壁・床がすべて色大理石で埋め尽くされているのには圧倒される。そして新聖具室のさして広くない室内のミケランジェロの大作2組の墓碑（「昼」と「夜」）はその特異な姿（両性具有？）とともに見るものを圧倒する迫力。

メディチ家の実質的な創始者コジモ・デ・メディチが作らせた居館。ドゥオモからも至近で、周辺にはサンロレンツオ教会、サンマルコ修道院などメディチゆかりの施設が目白押し。また中央市場も近いので、食事やショッピングにも便利なエリアで楽しめる。宮殿内には多くの絵画・彫刻が展示され、さながら美術館だ。

ピサといえば斜塔が圧倒的に有名で観光客が多数押し寄せるが、その隣に建つ納骨堂(カンポサント）は巨大な空間の床一面が墓碑で埋まり、中庭とそれを取り巻く列柱のバランスがすばらしい。斜塔周辺の喧騒から離れて、この静謐な場所にしばしの休息はお勧めだ。

教会建築の規模として世界3大聖堂のひとつ(他はローマ・サンピエトロとロンドン・セント・ポール）とされるが、そのファサードの優美さとクーポラの建築様式などをみれば世界No1といっても過言ではない。前者は大理石の組み合わせが醸し出す光り輝く外観、後者はブルネレスキーという天才建築家の超絶設計手腕による巨大な円蓋空間がみもの。15世紀末にメディチ家の僭主政治から権力を奪取した自称・宗教改革者サヴォナローラの説教には市民3万が集まったとされるがその巨大な内部空間にはまず驚かされる。聖堂内部だけの場合は「拝観」扱いで無料入場可だがドレスコードは注意。（短パンで入場不可となった女性もいた）だが、やはり有料のクーポラ頂上への登楼と地下聖堂（クリプタ）は必見だろう。

ホテルの建物の前から南側にドウオモ、北側にサンティシマ・アヌンツイアータ教会が見える最高に便利なロケーション。建物はルネサンス期に建てられた築500年もので、2階部分の一部がホテルに改装されたのは10数年前という。内部は近代的に改装されているが、間取りは9室それぞれが異なり、中にはフレスコ画の天井の部屋もある。長期滞在に便利なキッチン・冷蔵庫・乾燥機能付き洗濯機完備。無線LANも快調に使える。果物・調味料・スナック・水なども用意されているのが嬉しい。スタッフの心配りも最高で市内の見学へのレクチャーも丁寧。向かいのOKBarで7：00から朝食も取れる。(別料金)雨の日には貸し傘もあり、荷物の預かりもOK,出発時のタクシーの手配も順調。アパートメントホテルには珍しく掃除も(断らない限り）してくれる。

明治40年大火直後に建てられて100年以上。函館には珍しい明治期の本格木造の豪邸だ。邸内に展示されている書画骨董も逸品が多い。専属ボランティアガイドの説明は非常に親切で分かりやすい。付属の別館で函館市街と港を眺めながらゆっくりとお茶を楽しむこともできる。旧英国領事館の立派な佇まいもすぐ眼下に。なお、滞在予定時間が短い場合はあらかじめガイドに伝えておくと上手に端折って説明してくれる。ただいま屋根の瓦屋根の取り替え修復工事が進捗中で、有志の寄付を募っている。寄付者の名前の入った屋根瓦数千枚による屋根の一新は年内竣工予定という。

春から秋まで切れ目なく豊富な種類の果物・野菜の収穫体験が楽しめる。特に春のイチゴ、サクランボ、夏のとうもろこし、秋のぶどうは絶品。併設のレストランで野菜カレーなどのランチも可能、BBQで収穫直後の野菜の調理も楽しめる。農場内の芝生は小さいお子さんが元気でハネ回れるし、隣の八郎沼公園と併せて一日いっぱい家族連れで過ごすのがお勧め。

ボローニャをある程度歩いてからこの塔に登ってみると、行った先の相対的な位置関係が非常によく理解できるので、滞在最後に行くのがお勧め。ただし多少体力に余力を残しておくこと、なにしろ途中で力尽きてしまうわけにはいかない。498段を登る途中でかなり多数の見学者と行き交うので、譲り合いも必要。皆さん声を掛け合って、「もう少しだよ」「上は素晴らしいよ」などとやっているのが微笑ましい。
最上階からのパノラマは想像以上。旧城壁の内側と外側が、明らかな対照をなしている、つまりは旧市街部分は徹底して中世の町並みを保存している様子が一見して理解できる。

パラーディオの設計による。現在は絵画館。オリンピコ劇場との共通券で入れる。地方都市の美術館ということであまり期待していなかったが、なかなかどうして、たいしたコレクションだ。カルパッチョの作品が見事。窓ガラスが微妙に歪んでいて、そとの景色が思いがけない趣になるのが楽しかった。

古代の円形劇場を模したという、大建築家パラーディオ(といっても、実は今回初めて名前を知りました）最晩年の傑作。階段席の中央から正面をみると、舞台の中央の書割の奥深く回廊が続いているように見えます。これが遠近法の応用とだまし絵による技法というのはあらかじめ予習してはいましたが、実際にはどこまでが実際の奥行かは肉眼では判断できす。そこに登場の係員が奥に向かって歩いて行って、最奥部で振り返って愛嬌ある仕草で手を振り、満場喝采でした。次回はぜひここで演劇を鑑賞したいものです。

コインブラの見所のひとつ、ペドロ王子とイネスの悲恋物語の舞台がここキンタ・デ・ラグリマス。元は貴族の館だった瀟洒な建物がホテルになっており、周囲の庭園を散策すると悲話にまつわる「恋人たちの泉」などを見学できる。ホテルのダイニングルームは美しい庭に面して気分爽快、内容は質量とも申し分ない。ホテルから徒歩で橋を渡って市街地・大学方面に向かう途中の景色もよい。

セビーリャの中心に近く、カテドラルなどにも至近。アパートメントホテルなので、フロントサービスはないが、同名のホテルが近くにあって、レストランやコンシェルジェサービスも受けられるのが便利だ。周辺は旧市街の狭い街路がそのまま維持されているのでタクシーではホテルの前までは着けられないので、事前に場所をよく確かめておくのが無難。

ドバイ空港の施設の立派なことには度肝を抜かれた。夜中の乗継だが、ショップもレストランも賑わいはすごい。さすが産油国のナショナルフラッグ、機材も新鋭だし、機内設備（特に個人用モニター）も高機能。映画も日本語字幕・吹き替え版が豊富なラインアップで選ぶのに迷うほど。食事も質量ともに申し分ない。夜食用のカップヌードルもいいサービスなのだが味はもう一工夫の余地。ヨーロッパ内の乗り入れ空港も非常に多く、南ヨーロッパ方面へのハブ空港としての近年の成長著しいことに注目。なお、料金面でもエティハド・トルコ航空に並び、競争力は高い。

マジョーレ広場の中心にあるポデスタ館（旧宮殿）には充実のツーリストインフォメーションセンター。ここで「ボロンーニャウェルカムカード」も購入可能。ネプチューンの噴水を挟む向かい側にはこれも威風堂々の市庁舎。館内にはギャラリーやマルチメディア図書館がある。南側には巨大なサンペトロニオ聖堂、そして広場の一角から奥へ入っていくと昔ながらの商店街とカフェが続く一角がある。広場にはオープンカフェもあり、観光バスの発着所も。ボローニャ観光の起点、休息ポイントとして最高に便利。

サンマルコ広場の前を通り過ぎて、次の船着場Zaccariaで下船するのがお勧めです。サンマルコ広場の全貌を海の方から絶好のアングルで撮影できますから。そして下船後、広場に向かう途中ですぐ右手に現れるのがかの有名なため息橋。中世には独特の裁判制度や刑罰がありましたが、ここヴェネチアは比較的政治制度が安定していて、あまり非道な刑罰はなかったようです。それでも貴族同士の反目や、権力奪取のための陰謀や謀反は結構あって、そうした「国家」に対する反逆は極刑もあったようですね。塩野七生さんの「海の都の物語」などを事前に読んでおくことをお勧めします（大部ですが）

ここは聖堂だけだと「礼拝」で無料だが、屋上や付属博物館の入場には共通観覧券が必要です。なお屋上へはエレベータと階段の選択肢があって、もちろん前者が若干高い料金設定。それにしても半端じゃない数の観光客が登っています。教会の屋根の上の散策なんて（しかもかのミラノ大聖堂）なかなか機会はないわけで、人気もわかります。それにしても市内の眺望は抜群で、中世にイタリアを代表する領邦国家のひとつ（他はジェノバ・ヴェネティア・フィレンツエなど）で、現代でも100万都市として威を誇るミラノの落ち着いた佇まいを納得できます。

ステイという割にはキッチンのシンクが狭く、冷蔵庫も小ぶり。洗濯機があるのは救いだが。室内は全体としてコンパクトだがそれなりにまとまっている。なんといっても立地がいい。コンビニもすぐ近くだし、フロントロビーには新聞やコーヒーサービスもある。比較的短期の滞在なら、使い勝手もコスパも上々といっていいだろう。

函館出身の歌手としてはGLAYに並び立つ大御所。出身高校(函館西）からも近いベイアリアに建つ記念館は、旧金森デパートの外観を復元した、函館港に臨むランドマーク。全館がさぶちゃんで染め上げられ、60代の高齢世代には懐かしい情報やグッズが満載。最後に登場するさぶちゃんの等身大のロボットの熱唱には思わず涙ぐむ観覧者も。

旧オリンピック競技場、ミロ美術館などを訪ねる快適な散策エリア。ミロ美術館は充実の収蔵品でファンならずとも必見の価値。サグラダファミリアをランドマークに市内の全貌がよく理解できる。行きはケーブルカー、帰りはバスで途中の眺望の変化を楽しみたい。

さすがに札幌いや北海道を代表するホテル、すべてにわたって一ランク上といってよい。都市型観光のメッカ・札幌の中央にどっしりとした存在感。サービスも過剰の嫌味がなくそれでいて手ぬかりがない。昨今の高層・大規模ホテルでは味わえなくなりつつある、適温のサービスが溢れているといっていい。