2016/07/11 - 2016/07/11
2389位(同エリア3782件中)
ソフィさん
ダー(夫)の治療費を振込みに銀行へ。近所の支店で数分で終わるはずが、ふしぎなオヤジの助言でなぜかメトロに乗って街の中まで出かけることに。化かされたのだろうか?という顛末でしたが、おかげで久しぶりに市内に出て、街歩きを楽しむことができました。
植物園内のカフェでは、この旅で初めてのシナモンロールを食べ、どうもこの世には北欧系とアメリカ系のシナモンロールがあるという認識にいたったのでした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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近所のSマーケットそばにNordea Bank(ノルデア銀行)があると教えてもらい、振込用紙を持って家を出ました。場所のカクニンは前日にしてあったのに、なぜかドアが開かない。中は暗い。ヤ〜な予感。
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通りかかったおじさんに聞いてみると、「数年前からこの島にはノルデア銀行はない。この支店はクローズしたから、R****という街に行ってみろ」という。
街の名前のスペリングを教えてもらい検索すると、ラウッタサーリ橋をヘルシンキ側に入ってすぐのところにある、Ruoholahti(ルオホラハティ)という街のことでした。 -
で、そのままバスに乗って、ドライバーさんに聞きながらルオホラハティへ。ああ、いつも通る、大きなSマーケットがあるあのバス停!
下りてから人の波に乗ってそのSマーケットを通り抜けると、メトロの駅がありました。大きなショッピングモールもあるし、大都会だ〜。
通りがかりのマダム曰く、「ATMならあるけど支払いができるかどうかはわからない」と。
※バス停にリスがいたという写真。 -
で、カンピにあるであろうノルデア銀行をめざし、メトロに乗ることに。なんだかどんどん遠征してる(・∀・)
それにしても深い一直線のエスカレータ。みんなしっかり手すりを握っているのが印象的でした。 -
けっこう迷ってやっとたどり着いたノルデア銀行カンピ支店は、いかめしいビルの3Fにありました。
銀行が3F?
ドアの呼び鈴を押した瞬間に目に入ってきた文字が「現金取り扱いいたしません」。
くらっ。
出て来てくれた女性が同情してくれて、物腰優しく「歩いていける距離にある大きな路面店」を教えてくれたことに救われました。
※写真の建物はノルデア銀行ではありません。 -
教えてもらった通りに出ると、ヘルシンキの超目抜き通りでビックリ。銀行の外観もホテルみたいで、きっとフィンランドの本店なんだろうな〜と勝手に。
ここからはスムーズに運びました。番号が呼ばれるまで15分ほど待ち、担当ブースに行って送金処理。 -
求められたのはわたしのパスポートとサイン。
そして忘れちゃならない領収証。保険会社に出すからと念押しして出してもらったのが、振込明細のコピーにValidスタンプが押されたもの。
それにしても海外送金でもないのに手数料6ユーロって、なんたるお値段(ヘルシンキ市内の病院宛て)。口座を持つにも手数料が必要なんだそうです。口座は作らせてもらうもの、なんですね。こういう常識がひっくり返るのが旅の醍醐味^^ -
家を出てから、たぶん2時間ぐらい経ってたかも(汗
ぶじ支払いが済んでホッとし、ダーに連絡を入れてから、銀行の2Fでお手洗いを借りました。建物同様、クラシカルで重厚感のあるちょっとステキなトイレでした。 -
せっかく街まで出てきたことだしダーの調子も悪くなさそうなので、もう少し街歩きしてみることに。ルーターは切れたし、路線図も持ってないしで、google検索はあきらめて、「人に聞く!」。
急に自分のスタイルが戻ってきた気がしてすごくリラックスできました。スマホを駆使しての旅は、自覚してた以上にストレスになっていたようです(でもめげなかったけど)。 -
植物園に行くトラム7Bは、高低差の少ないこの国で、ゆるやかな坂を下ってまた上ってというアップダウンがあるちょっと面白い路線。品のいい街並みを抜けると観光気分が盛り上がります。
結局、ハカニエミまで乗っていき、そこから歩いて植物園へ戻ることにしました。運河にかかる橋を渡ればもう植物園エリアです。 -
植物園の入り口と思われるゲートから中へ。案内板は出てても現在地がわからないじゃないか〜(・∀・) エイヤーで進みます。
小道の両脇に植えられた木々や草花には丁寧に植物名のプレートが立てられています。 -
ゲートから数分歩くと温室が。前庭はちょうど土の入れ替え中で、植物はあまりありませんでした。温室も今回はやめておきます。ダーが気になるのでね。
この温室の前を横切ったら中央駅にショートカットできると思ったのですが、どうもそういう造りじゃなかったみたいです。お隣の公園とは行き来できるようになっていないとみました。カイサニエミ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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少し小高いところにこんな建物もありました。博物館かな?
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ちょっと休みたいな〜、何か飲みたいな〜、ブルーベリータルトみたいなの食べたいな〜、と思いつつ歩いていると、奥のほうからおしゃべりする声と食器の音が。「カフェだ〜!!」(・∀・)
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Cafe Viola。わーい♪ ダーが心配だから温室はパスしたけど、お茶はするのです(・∀・)
中に入ってレジでオーダー、コーヒーやカトラリーはセルフで、というシステム。 -
ランチもバイキング形式で、スープとデリを食べられるそうです。
あとレジ横のショウケースの中に、たしかピザなんかもありました。他の方のプレートを隠し撮り^^ -
ブルーベリータルトはないけど、ブルーベリーを使ったしっかりタイプのケーキがありました。これにしよう〜。
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いっぱいだった外のテーブルがたまたま空きました^^
このアーモンドヌガーのとこが甘いだろうな〜・・・と、覚悟しながらひと口。
・・・がーん。やらしいベッタリ感、全然ナシ。嬉しい驚き。この反応って、Cafe Regattaのブルーベリーケーキの時とおんなじです。してみると、北欧ケーキって、甘くないのかもしれない?(◎ω◎)ワクッ
そしてそしてこのケーキ、とても不思議な香りがします。スパイシーでエスニックで斬新なのにクラシカルとでもいうのでしょうか。生地のしっかり感も好き。とにかくおいしい〜^^ てか語り過ぎ^^; -
食器を返すときに、ケーキに何のハーブを使っているのか聞いてみたら、Car***nだと。えっカモミール? いやいやCar***n。ああ〜カルダモン! 「うちはシナモンケーキにもカルダモン入れてるよ」と言われ、つい・・・小ぶりだし・・・(・∀・)
実はシナモンロールっていかにも甘そうなので、いくらフィンランド名物とはいえ、食べるつもりはまったくありませんでした。が。食べてみてよかったです! 私が思ってたのって、シュガーグレイズべったりの、1個700キロカロリー以上するアメリカタイプのシナモンロールのことだったんでしょうね。
この生地のもちもち感! 北欧シナモンロールならまた食べたいな〜。IKEAのっておいしいかな?? -
出る時に気づきましたが、Cafe Violaは、通りに面したゲートを入ってすぐの場所に位置していました。カフェだけの利用もしやすそう。
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写真の橋は左手に行くとハカニエミで、右手が植物園です。植物園側に橋を渡ってから、右折し川沿いに写真の道を歩いてくると、Cafe Violaに直行できるゲートがあります。
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植物園から中央駅には行くには遠回りするしかなさそうとみて、また徒歩でハカニエミに戻りました。晴れてると、こんなに賑やかなのですねえ。
ふと思ったのが、私だけ明日からコペンハーゲンに行くのもアリだなということ。ホテルも飛行機もとってあるし。ダーはこのまましばらく療養したら、3日後に私がヘルシンキに戻ってくる頃にはちょうど元気に動けるようになってるんじゃないか。キラーン。ハカニエミ マーケット広場、屋内マーケット ショッピングセンター
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が。アパートに戻ってダーの様子を見た瞬間、ひとり旅案は消失しました。こりゃダメだ〜。
あんまり動かないのもどうかと思い、無理やり散歩に連れ出しました。前日に見つけておいたビーチに行きましょう。 -
途中、Sマーケットを通ります。ここのノルデア銀行って、「数年前にクローズしたって、朝おじさんに言われて〜・・・あれ?」。明かりは煌々と灯り、お客さんでにぎわってるし。(・∀・)???
朝、鍵がかかっていたドアは確かに閉まっています。でもSマーケット側のメイン入り口は、「空いてるよ?」。
じゃああの親父が言ったことは? というか故意なのか妄想癖なのか、それとも私のリスニング力不足? いやでも・・・(滝汗 -
夜、帰宅したM氏にコトの顛末を話すと、ノルデア銀行、この島にはもうないどころか、「ボクが知ってるだけでも、あと2店はあるよ〜」とのこと。
いったいなんだったのでしょう・・・。いくら焦っていたからとはいえ、メインエントランスがあることに気づかなかった私が一番ヌケてるのですが。まっ面白かったから全然いいけど。 -
それはそうとダーです。散歩で冷えてしまったようで、帰ってすぐにサウナであたたまったものの、やっぱりよくなかったみたい。うう。
夜になるにつれてどんどん症状が深刻になってきました。コペンハーゲンどころじゃない、明日の帰国を考えるほどになってきました。 -
が、保険会社に聞いてみると(by M氏)、そういう自己都合の帰国では飛行機代は降りないのだそう。日本でしか治療できない病状じゃなければ理に反するということらしい。
どちらにしても飛行機も空いてないので、翌日の帰国は断念。朝を待って、同じ状態なら、予約ナシでいいから病院へ行くことに決めました。そして基本方針は、ヘルシンキで療養、予定通りの日程で帰国。
私は正直、ホッとしました。こんな状態で空港に行くとか機内で何時間も過ごすとか、そちらのほうが心配だったので。かといって、今夜ひと晩、ガマンしてるような余裕はあるんだろうかと考えると不安でいっぱいになるのですが。 -
ただ、聞けば、石というより、腸なのだとか。まったく動いてない感じがするらしく、実は救急外来に行った夜から4日間も出ていないといいます。人生で便秘になったことは1度しかないダーにとっては、未知の苦しさであるらしく、聞いているほうがつらくなるほどです。
長い長い夜。出ると言われるありとあらゆることを、やり続けたのでした。
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