Japan　枝垂れ桜の巨木をめざして清雲寺　～ミツバチばあやの冒険～

2016/04/01 - 2016/04/01

うふ、源氏物語絵巻みたいなのが撮れたわ。

ハイキング大好きの女性が一番好きなコースを聞かれて
影森から清雲寺を経て武州中川へと答えていたのを思い出し
ならばしだれ桜の咲くのを待ってと思ってると季節の変わり目って寒くなったり暖かくなったりなかなか難しい。
その上唐辛子爺やお友達の都合も勘案してたら期を逃しさう。
なので空いた時間にひとりでそれっとお出かけしてしまひました。
なにせ思い立ってから数年はたっていますのぢゃ。


★Japan　～ミツバチばあやの冒険～　日本編サイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10453406/

エリア 秩父(埼玉)

• 旅行の満足度: 5.0

西武池袋線所沢駅からレッドアロー号に乗って西武秩父まで。
それから秩父線の御花畑駅まで歩いて。
ハイキングルートをあまり調べる時間がなかったのですが
武州中川から影森まで下った方が楽だらうと考えて
このちっちゃな武州中川駅で降りました。

外のトイレの方が駅舎より大きい。
そして駅には地図があるだろうとたかをくくっていたら、ない！
駅員さんにくださいと言ったらものすごく大雑把なのしかありませんがとくださって。

しかも週末にはしだれ桜のお客のために急行を止めるというからには
平日だってリタイア以上の方々で混んでいるだらうと思ってたのに
降りたのは2人きり。
んま、清雲寺まではこの看板が導いてくれるだらう。

のーんびりした田舎道を花を愛でながら歩くたのしさ。
地元のお婆さんとよそから訪れた若者がゆったりとおしゃべりしてたりして
ああ、いいなあ。

徒歩15分ほどで手前の神社に到着です。

秩父札所29番長泉院への標識も。

ひときわかわゆらしいピンクの桜

茶色の葉っぱが見えてたから大寒桜かしらん？

お寺の境内にはしだれ桜の大木が何本も風にゆらいで。

嗚呼
何年も何年間も夢にみていたのよこの風景を！

清雲寺の門をくぐって

わあ、かわゆい！

この赤いのが咲いていたら完璧なのにといふ声あり。
そんな贅沢言っちゃいけませぬ。

神社の階段を上って

ジャパンを感じる。

神社の山を一巡りするコースを歩いてみやうと階段を登りはじめたら金網のドアがあり。
イノシシと鹿が降りてくるのを防ぐためのドアです。開けた方は閉めて下さい。
という張り紙があり。
ということはドアのむこうではいつ遭遇するかわからないってことよね、ワクワク。
でも一人歩きの老婆がイノシシに突き飛ばされて大怪我なんて新聞沙汰になっちゃったら大変。
これでご勘弁をと差しだすおにぎりもけふは持ってきてない。

山をおりてきて

影森へのハイキングコースをさがしてみやう。
近隣にもしだれ桜やさまざまな春の花々が咲き乱れて楽しい散歩道。

秩父札所に寄って裏山ダムを通るはず。

私の友人でこの一年で札所を全部まわると決めて実行した人がいます。
その人の何事に対してもの実行力に畏敬の念を覚える唐辛子婆。
爪の垢くれー。

札所29番にひと気はなく椿が美しく咲いていました。

古びた猿ボボがゆかしい。

ダムへの道は誰もいなくてこれからひとり山道かと思うと寂しく恐ろしくけふはやめておかう。
それで裏山口駅への道を下ることにしました。

まだ咲いていた木蓮。

しだれ桜と菜の花。
眼下に川が流れていて釣り人がいました。

裏山口駅への近道ですって！
いってみよ。

わあ！

なんだか得した気分。

浦山口駅は

急な階段の上のおとぎ話みたいに小さな駅でした。

影森駅は次の駅だそうなので道を教えてもらって歩き始めましたが
見通しの悪いカーブだらけの車の通りの多い道だったので
寿命が縮まりました。

きっとダムへの道をいけば
のんびりしたハイキングコースを下って影森駅にたどり着いたことでせう。

これは道端の水タンク。誰が使ってもいいみたい。

影森駅の近くになり民家の塀に貼られた歌舞伎のポスター。
黒い塀に赤と白だけの色使いがとてもお洒落。
秩父地方って歌舞伎が盛んな土地柄ですね。一度は見に来たい。

影森の駅はあまりにも小さくて地味で見つけるのに苦労しました。

ホームに木造の小さな駅長室があり
待合室の木のベンチにはパッチワークのお座布団。

そこへこの動植物満載のラッピングカーがやってきたので
なんだか大正時代から一挙に現代にワープしたやうな気分になりました。