Japan　コミュニティ・ウォーキング　シリーズ(4)　浜離宮→レインボーブリッジ→お台場海浜公園→宗谷見学

2015/09/26 - 2015/09/26

マンションのボランティア仲間たちが自然発生的にハイキングに行こうよということになりはじまったシリーズ４回目です。
参加人数：９名。

春からずっと計画中なのに天候の関係で延び延びになっている青梅丘陵行きは紅葉になってからのお楽しみとして、今回はみんなを海の世界に連れて行きたいとのMRKM隊長のご提案での街歩き。

浜離宮からゆりかもめに乗って芝浦ふ頭からレインボーブリッジを歩いて渡り、
台場公園、お台場海浜公園、潮風公園を通って
船の科学館にある南極観測船宗谷を見学。
帰りに築地本願寺に立ち寄るというコースです。


★Japan　コミュニティ・ウォーキング　シリーズのサイトマップ
http://4travel.jp/travelogue/11059703

エリア お台場(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

まずは恩賜庭園浜離宮です。
都営メトロ大江戸線汐留駅下車。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html
「チャールズ皇太子を阿部首相が歓待した茶屋はここだったかな？」

「それともこっちの中島のお茶屋だったかな？」

この池は「潮入りの池」。海水を取り入れた庭園です。
以前ここを訪れたのはまだ花のOL時代（死語！）だったのでかれこれ40年前ぶり！
もちろんこんな高層ビルはなかったと思います。
当時はあまりよさもわからなくて古臭い公園だぐらいにしか印象が残ってなかったのに今回はとても楽しめました。

それは唐辛子婆が年取ったから？
いえいえ、周囲の高層ビルとの対比がかえって面白く

また、木々も育って趣が増したのではないかと思います。

UMTさんが撮っているのは

メープルの大木。

UMTさんはマンションの緑化にたずさわるようになってから
物の見方が変わったそうです。
きれいな公園に来てもまずメンテに注目するようになったとか。

熱心な手入れのおかげでとても美しい松の木。

唐辛子婆も美しい苔をみると持ち帰りたい衝動に駆られまする。
駆られるだけですよ。あくまでも。

「都心にこんなに美しい公園があるなんて！
ここの樹木の木肌はどうしてこんなにきれいなんだろう？」
KUCさんが感嘆する。
それは雨上がりだから。
雨上がりのしっとりした森を歩くことこそこの上ない贅沢なヨロコビです。

いつのまにか金木犀の香る季節になっていて。

香りはわりとはやく消滅する。
お酒にして香りを閉じ込めたくなる気持ちがわかります。

今朝7時には霧雨！
天気予報では傘マークが消えていたのにぃ！
どうしたものかとMRKM隊長に電話したら
「大丈夫。晴れるよ。みんなには連絡しなくても大丈夫。」
なんとも心強いお言葉。
そして全員が問い合わせもなく駅に集まったのでした。
昨日旅行から帰京したばかりのSZKさんまでヽ(^o^)丿


そしてその間にもキノコはにょきにょきと成長していたのでした。

今朝ほどまでの霧雨のしずく。

「木の根っこ木の根っこ」うれしそうにつぶやくSZKさん。
ホントはシリーズ①みたいなハイキングがしたかったのかも。
http://4travel.jp/travelogue/10945558

←違う違う～シリーズ第１回目のあの悪夢を思い出したのであるよ・・・
　木の根道を這いつくばって歩くコースは止めてくれ～～！
SZKさんからのコメントでっす。

「僕だってホントはハイキングいきたかったんすよ。
それ用のスニーカー買ったくらいなんだから。」
OKBさんもつぶやく。
毎日通勤してるヒトには都会は飽き飽きかも。
それにOKBさんウォーキング終ったら夕方から仕事ですって（もらい泣）

次回こそ青梅丘陵に行けるといいなあ。

キバナコスモスは盛りをすぎて
ウバキバナアキザクラと改名しております。

曼珠沙華も盛りをすぎているので遠景で撮ります。

しっかしふうむ
リタッチソフトって魔法使いのやうだ。
すっかり朽ち色の曼珠沙華をこんなにまで若返らせてくれるなんて。
ワタクシのお肌もリタッチしておくれよ???。

「ここの右沖に僕らの船が停泊しててね
双眼鏡でこっち（岸辺）をのぞくとベンチというベンチで
アベック（死語！）がチュッチュしててさ。」
MRKM隊長は船に乗って南氷洋まで行ってた人。

干潮だったので岸壁に牡蠣殻がびっちり。

この水門で海水を入れたり出したり。

何度も何度もジャンプしてた水辺の魚は

ボラだったやうです。

「ここからお台場海浜公園まで船で行ける（620円）んだ！」
しばしみんなのココロが動く。
ボートに乗るのもすてきだもんね、潮風にふかれてさ。
キラキラキラキラまばゆい水面、ふりかかる水しぶき。
両国・浅草までも620円。葛西臨海公園までは1650円です。

でも今日はお台場海浜公園の前に
レインボーブリッジを歩いて渡るという大イベントが待っている。

樹齢300年の松
都内最大級の黒松だそうです。

横から見ると沢山の支柱で支えられているのがわかります。
「すごいねえ。
樹齢300年といってもホントはもっと古いに違いない。
植えられた時（徳川6代将軍時代）にすでにかなり大きかった筈でしょ？
ちっこい苗を植えるわけはないでしょ？」とSDさん。

そうですよねえ。

牡蠣殻のこびりついてるお堀に沿って

歩いて汐留駅（ゆりかもめ）を目指します。

芝浦ふ頭で降りていざレインボーブリッジへ。

ゆりかもめのガラス張りの明るいホームで写真を撮って。
一人じゃ恥ずかしくって撮れないけどみんながいるから恐くない。
しか?し「みんなと一緒でも恥ずかしい。」
KMTさんにボソっとつぶやかれてしまひました＾＾。

物静かなKMTさんですけど
下りのエスカレータを駆け上ってみたいやうなそぶりを
見逃しちゃいませんぜ＾＾。

さあてレインボーブリッジに到着です。
自転車の人は降りて
後輪に台車をつけて歩かなくちゃならないんですって。

エレベータで上まで登ります。
ノースルートとサウスルートがあるのでけふは北側を選びました。

あらまあ、レインボーブリッジってこんなだったんだ。
右側は大型トラックもビュンビュン走るしその上は高速道路だし

視界は金網に遮られてる。

でもところどころにあるビューポイントでは撮影用の窓がありました。

製品を大切に。

海は広い。
「左は隅田川の河口だとして右はなに？」
SDさんに聞かれてもわかりません。

はるかに見えるスカイツリー。

東京タワーも見えまする。

やっと少し晴れてきました。

橋げたにはランプと船をつなぐ杭。

MRKM隊長が指し示すのは

訓練用帆船と

ドクトルマンボウが乗った船

唐辛子婆は高校時代北杜夫が大好きでファンレターを出したらば
お礼の葉書が届きました。
ただひとこと「お元気で」と書かれていた・・・。

終盤にさしかかり橋の全容をとらえられる地点にきました。

日本の昔話コースぅ？
一休さんが案内してくれるのぉ？
それにしてもボロい看板ぢゃなあ。

台場公園までやってきてコンビニのおにぎりをほおばる。
みんなのくれたお菓子でお腹がいっぱいになり
おにぎりが一個しか食べられない。
「これって前回もそうだったわよねえ。
次回から一個にしようって誓ったはずなのに。」
そうでしたそうでした、あはははは、学習しないワタクシたちですぅ。

台場公園
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index082.html

続きましてお台場海浜公園です。
これでヨットがいっぱい浮かんでいたらElliEさんのご主人が
「ああ。ここは天国だ！」と感嘆したバンクーバーとおんなじ。
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=30300338

おんなじ。
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=30300363

これはなにさぎ？

それから潮風公園へと続きます。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index043.html
なんだか南国風。

ようやく宗谷に到着です、ワクワク。見学は無料です。

「昭和13年耐氷型貨物船として建造され、太平洋戦争を経験。
その後は引楊船、灯台補給船となり
昭和31年11月からは日本初の南極観測船として昭和37年４月まで
６次にわたる南極観測に活躍しました。
その後昭和53年退役するまで海上保安庁の巡視船として活躍
昭和54年５月から、船の科学館前に係留され永久保存展示されています。」
（HPより）
http://www.funenokagakukan.or.jp/sc_01/index.html

甲板から見える麒麟の群れ。

どうみたって恐竜かなにか動物みたいです。

さて、中にはタロ＆ジロの写真もあり。
今は南極には動物は持ち込めないそうです。

船長室です。

髪振り乱して深刻そう。

びっくりしたことには
宗谷の乗組員はみんなとってもイケメンだったのです。
・・・ホンモノの乗組員の方々は
彼我のあまりの違いに照れちゃったりしなかったのかしらん？

狭苦しい3人部屋にもイケメンが。
昔はデパートのマネキンもみんな西洋人顔でしたね。
その製造元に発注したのかしらん？

4人部屋はさらに狭苦しく
唐辛子婆は3日と持たないとにわかに閉所恐怖症になった心もち。
もう耐えられない。もう帰る。船から降りる。ヘリを迎えに来させて。

コックさんもイケメン！

ドクターは眼鏡をかけていたのでかろうじて日本人のやうに見えます。

狭い廊下の天井には電線やパイプがぐちゃぐちゃと走り。

ポセイドンアドベンチャーの世界だあ。

右のお二方はおひとりが宗谷、
もう一人はその次の世代の南極観測船に乗っていらしたそうです。
「次世代は豪華客船だけど宗谷は木賃宿！木賃宿でしたよ。」
日本も昔は貧しかったからねえ。

「新しい観測船のことも知ってください。立川に博物館がありますよ。」と
パンフレットをくださいました。
あはは次回のウォーキング先が決まったやうなものだなあ。

このラッパみたいなので上甲板にいる乗組員に指令をだしたとか。
「電話よりよく聞こえるんですよ、周りの人にまで。」

おも舵いっぱ?い。

通信室

宗谷は何度も南氷洋の氷に閉ざされてにっちもさっちもいかなくなり
その度にロシアやアメリカの船に助けてもらったのでした。
このお部屋からSOSが発信されていたのだと思うと感慨深い。
トントントンツーツーツートントントントントントンツーツーツートントントン
Save our Ship ! Save our Shiiiiiiiip !!



MRKM隊長
興味のつきない海の世界に連れてきてくださってありがとうございました！