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丹沢の奥に、とんでもなくキレイな川がある<br /><br />私の丹沢登山の師匠、K氏からその話を聞いたのは昨年のこと。<br />そこは、鍋割山への数ある登攀ルートの一つだが、メジャーな大倉ルートや西山林道ルートに比べると距離が長い上に、半分以上を林道歩きが占めるため、人気がないのだという。<br /><br />もとより、人がいない所が好きな私にとっては願ってもないコース(笑)<br />気候が良くなったら是非行ってみようと考えていた。<br /><br />陽射しが強くなり始める5月、GWは他の予定もあり果たせなかったので、下旬に計画。<br /><br />そして、遂に念願叶って、エメラルドグリーンの水を静かに湛える神秘の川へ。<br /><br />そこには、確かに息を呑むような光景が広がっていた・・・<br /><br />※「奥丹沢」という呼称は、便宜的に作ったもので、正式なものではない。<br />

エメラルドの伝説 ~奥丹沢へ神秘の川を求めて~

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2014/05/25 - 2014/05/25

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旅行記グループ 山 丹沢(低山)

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琉球熱

琉球熱さん

丹沢の奥に、とんでもなくキレイな川がある

私の丹沢登山の師匠、K氏からその話を聞いたのは昨年のこと。
そこは、鍋割山への数ある登攀ルートの一つだが、メジャーな大倉ルートや西山林道ルートに比べると距離が長い上に、半分以上を林道歩きが占めるため、人気がないのだという。

もとより、人がいない所が好きな私にとっては願ってもないコース(笑)
気候が良くなったら是非行ってみようと考えていた。

陽射しが強くなり始める5月、GWは他の予定もあり果たせなかったので、下旬に計画。

そして、遂に念願叶って、エメラルドグリーンの水を静かに湛える神秘の川へ。

そこには、確かに息を呑むような光景が広がっていた・・・

※「奥丹沢」という呼称は、便宜的に作ったもので、正式なものではない。

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 小田急線の新松田駅から「西丹沢自然教室行き」のバスに乗って、『玄倉』バス停で下車。<br /><br />ここは丹沢湖の畔だ。<br />乗客の大半は、終点まで乗って行く。檜洞丸や畦が丸と言った山々に登るからだろう。

    小田急線の新松田駅から「西丹沢自然教室行き」のバスに乗って、『玄倉』バス停で下車。

    ここは丹沢湖の畔だ。
    乗客の大半は、終点まで乗って行く。檜洞丸や畦が丸と言った山々に登るからだろう。

  • バス停のある玄倉商店の庇には、ツバメの雛が孵ったばかり。<br />まだ目も開いていないが、食欲は旺盛。<br />親鳥がせっせと餌を運んでいた。

    バス停のある玄倉商店の庇には、ツバメの雛が孵ったばかり。
    まだ目も開いていないが、食欲は旺盛。
    親鳥がせっせと餌を運んでいた。

  • 丹沢湖を左手に見ながら玄倉川に沿って歩く。<br />狭い舗装路、時折クルマがすれ違う。

    丹沢湖を左手に見ながら玄倉川に沿って歩く。
    狭い舗装路、時折クルマがすれ違う。

  • マルバウツギだろうか?

    マルバウツギだろうか?

  • マムシグサが早くも実を付け始めていた。

    マムシグサが早くも実を付け始めていた。

  • スタートしてから20分ほどで、玄倉第1発電所に到着。<br />上流の玄倉ダムから送水管で送られた水で発電しているらしい。

    スタートしてから20分ほどで、玄倉第1発電所に到着。
    上流の玄倉ダムから送水管で送られた水で発電しているらしい。

  • 発電所の建物には鹿とヤマユリのレリーフ。

    発電所の建物には鹿とヤマユリのレリーフ。

  • この付近の川も相当きれいだ。<br />透明度が高く、硬質な感じがする。

    この付近の川も相当きれいだ。
    透明度が高く、硬質な感じがする。

  • 発電所の近くには滝。<br />水量が非常に豊富で、水しぶきを防ぐための柵が設けられていた。<br />道路に隣接していなければ、目障りな柵など造らなくても良かっただろうに、残念。

    発電所の近くには滝。
    水量が非常に豊富で、水しぶきを防ぐための柵が設けられていた。
    道路に隣接していなければ、目障りな柵など造らなくても良かっただろうに、残念。

  • 40分ほどで小川谷出合。<br />ユーシンと西丹沢県民の森の分岐点。<br /><br />右側の道を行く。

    40分ほどで小川谷出合。
    ユーシンと西丹沢県民の森の分岐点。

    右側の道を行く。

  • ほどなくクルマ止めのゲート。ここから先は一般車は入れない。<br />この手前に駐車場代わりの空き地があって、数台の車が止まっていた。

    ほどなくクルマ止めのゲート。ここから先は一般車は入れない。
    この手前に駐車場代わりの空き地があって、数台の車が止まっていた。

  • その駐車場の脇には、桐の木が立派な花を咲かせていた。

    その駐車場の脇には、桐の木が立派な花を咲かせていた。

  • この辺りも崩落が多いようだ。<br />路肩の一部が崩れている箇所や、ネットを張られた個所も多い。<br />それでも追い付かない場所には、このような落石除けの洞門。

    この辺りも崩落が多いようだ。
    路肩の一部が崩れている箇所や、ネットを張られた個所も多い。
    それでも追い付かない場所には、このような落石除けの洞門。

  • オオジシバリ<br />ちょっとタンポポに似ている。<br />路肩にチラホラ。

    オオジシバリ
    ちょっとタンポポに似ている。
    路肩にチラホラ。

  • 折れてしまった杉、それでも折れた幹からしぶとく新しい芽を吹いている。<br />恐るべき生命力。

    折れてしまった杉、それでも折れた幹からしぶとく新しい芽を吹いている。
    恐るべき生命力。

  • マムシグサ<br />花が終わり、実になるところ。<br />ミミガタテンナンショウかもしれない。<br /><br />実際、この林道沿線はマムシグサが多かった。<br />ミミガタのほか、ホソバテンナンショウらしきものも見ることができた。

    マムシグサ
    花が終わり、実になるところ。
    ミミガタテンナンショウかもしれない。

    実際、この林道沿線はマムシグサが多かった。
    ミミガタのほか、ホソバテンナンショウらしきものも見ることができた。

  • 目的地へはあと2kmくらいだろうか…

    目的地へはあと2kmくらいだろうか…

  • 一つ目のトンネル、境隧道。<br /><br />今回はユーシンまでは行かないのだが、この林道はユーシンまでに8個のトンネルがある。

    一つ目のトンネル、境隧道。

    今回はユーシンまでは行かないのだが、この林道はユーシンまでに8個のトンネルがある。

  • ガクウツギ<br /><br />白い萼が不揃いなのが特徴だとか。<br />見ての通り、アジサイの遠縁にあたる。<br />林道沿いの斜面に群生していた。

    ガクウツギ

    白い萼が不揃いなのが特徴だとか。
    見ての通り、アジサイの遠縁にあたる。
    林道沿いの斜面に群生していた。

  • ヤマツツジか?<br />公園などで見るツツジに比べると、花の色が淡く、それがかえってきれいに見える。

    ヤマツツジか?
    公園などで見るツツジに比べると、花の色が淡く、それがかえってきれいに見える。

  • この日、妙に耳についたのがオオルリの声。<br />声ばかりで姿が見えないと思っていたら、、、<br /><br />いた!(笑)<br /><br />特徴的な白いおなかがハッキリ。<br />本当はもっときれいな青なのだが、ちょっと遠かった上に逆光で、コンデジではこれが精いっぱい。<br />それでも、何年かぶりに拝む姿にちょっと感動。

    この日、妙に耳についたのがオオルリの声。
    声ばかりで姿が見えないと思っていたら、、、

    いた!(笑)

    特徴的な白いおなかがハッキリ。
    本当はもっときれいな青なのだが、ちょっと遠かった上に逆光で、コンデジではこれが精いっぱい。
    それでも、何年かぶりに拝む姿にちょっと感動。

  • と、目の前に現れたのは新青崩隧道。<br /><br />「新」とあるからには「旧」がある。<br />左手に延びる道、これが「旧」青崩隧道に至る道だが、トンネルに崩落の危険性があるということで2007年に通行禁止となった。<br />新トンネルは20011年10月に開通。<br />この間、玄倉林道は通行止だったのだそうだ。

    と、目の前に現れたのは新青崩隧道。

    「新」とあるからには「旧」がある。
    左手に延びる道、これが「旧」青崩隧道に至る道だが、トンネルに崩落の危険性があるということで2007年に通行禁止となった。
    新トンネルは20011年10月に開通。
    この間、玄倉林道は通行止だったのだそうだ。

  • さて、このトンネル。何の意図があるのか、内部は一つの照明もなく、真っ暗である。<br />この林道最長で、かつ内部でカーブしているために、外の光は全く届かない。<br />その上、内壁にクラックがかなりあるらしく、水が漏れているので足元も良くない。<br />懐中電灯は必携だ。

    さて、このトンネル。何の意図があるのか、内部は一つの照明もなく、真っ暗である。
    この林道最長で、かつ内部でカーブしているために、外の光は全く届かない。
    その上、内壁にクラックがかなりあるらしく、水が漏れているので足元も良くない。
    懐中電灯は必携だ。

  • お次のトンネルは石崩隧道。<br />こちらは無灯火でも短いので(直線だし)安心。<br /><br />しかし、もう少し気の利いたネーミングはなかったのか?

    お次のトンネルは石崩隧道。
    こちらは無灯火でも短いので(直線だし)安心。

    しかし、もう少し気の利いたネーミングはなかったのか?

  • トンネルを抜けると、右手には涼しげな滝。

    トンネルを抜けると、右手には涼しげな滝。

  • 左手の沢、澄み切った水が美しい。<br /><br />前方に小さなダムがある。<br /><br />そして、、、

    左手の沢、澄み切った水が美しい。

    前方に小さなダムがある。

    そして、、、

  • これだ<br /><br />何とも形容しがたい色の水を湛えたダム。<br /><br />玄倉ダム<br />ここで取水した水を下流の玄倉第一発電所に送っている。

    これだ

    何とも形容しがたい色の水を湛えたダム。

    玄倉ダム
    ここで取水した水を下流の玄倉第一発電所に送っている。

  • 抜群の透明度<br /><br />不思議な色<br /><br />堰き止められているがゆえに、相応の深さがあるはずだが、透明度が高いために、それを感じさせない。

    抜群の透明度

    不思議な色

    堰き止められているがゆえに、相応の深さがあるはずだが、透明度が高いために、それを感じさせない。

  • ここまでおよそ2時間あまり。<br />時刻はまだ10時半を少し回ったところ。<br />晴天でもう少し時間が遅かったら、太陽が真上から差し込んでさらに美しく見えただろう。

    ここまでおよそ2時間あまり。
    時刻はまだ10時半を少し回ったところ。
    晴天でもう少し時間が遅かったら、太陽が真上から差し込んでさらに美しく見えただろう。

  • ここには第2発電所がある。<br />こちらは、さらに上流の熊木ダムからの水が供給されている。

    ここには第2発電所がある。
    こちらは、さらに上流の熊木ダムからの水が供給されている。

  • その先には3つ目のトンネル。なんと素掘りだ。

    その先には3つ目のトンネル。なんと素掘りだ。

  • 渓谷に目を戻そう。<br /><br />第2発電所に渡る橋の上から。<br />この辺りは「ユーシン渓谷」と呼ばれている。<br />新緑が渓谷に映える。

    渓谷に目を戻そう。

    第2発電所に渡る橋の上から。
    この辺りは「ユーシン渓谷」と呼ばれている。
    新緑が渓谷に映える。

  • 小さいながら趣のある滝もあった。

    小さいながら趣のある滝もあった。

  • 木々の合間から見る玄倉川。<br /><br />ここは本当に日本か?<br />日本にもこんな場所があったのか…

    木々の合間から見る玄倉川。

    ここは本当に日本か?
    日本にもこんな場所があったのか…

  • 河原に降りる道はない。<br />それでも何とか間近で見たいので、無理矢理降りてみる。<br />近くからでもこの青さ。

    河原に降りる道はない。
    それでも何とか間近で見たいので、無理矢理降りてみる。
    近くからでもこの青さ。

  • 薄曇りでもこのレベルである。<br />眩しい陽光が射し込んだら、一体どれほどの美しさになるだろう?

    薄曇りでもこのレベルである。
    眩しい陽光が射し込んだら、一体どれほどの美しさになるだろう?

  • 八重山の海を彷彿とさせる、この色はどのようにして生まれるのだろうか?

    八重山の海を彷彿とさせる、この色はどのようにして生まれるのだろうか?

  • この風景<br />そのまま一幅の絵になりそうだ。

    この風景
    そのまま一幅の絵になりそうだ。

  • 河原の石が一様に白いのだが、石灰質の地質が影響しているのだろうか?

    河原の石が一様に白いのだが、石灰質の地質が影響しているのだろうか?

  • いやはや、それにしても<br />神奈川県の山奥に、こんな景観がひそんでいようとは…

    いやはや、それにしても
    神奈川県の山奥に、こんな景観がひそんでいようとは…

  • いつまで見ていても見飽きることのない景観だが、

    いつまで見ていても見飽きることのない景観だが、

  • この色を目に焼き付けて、そろそろ引き揚げよう

    この色を目に焼き付けて、そろそろ引き揚げよう

  • タツナミソウ<br /><br />アツバタツナミソウかもしれない

    タツナミソウ

    アツバタツナミソウかもしれない

  • マルバウツギ?<br /><br />きれいな星形は、ヒトデを連想させる。

    マルバウツギ?

    きれいな星形は、ヒトデを連想させる。

  • シコクハタザオ<br /><br />小さくて可憐な白い花

    シコクハタザオ

    小さくて可憐な白い花

  • クワガタソウ<br /><br />確かに、ミヤマクワガタに通じるものがある。

    クワガタソウ

    確かに、ミヤマクワガタに通じるものがある。

  • ヤブヘビイチゴ

    ヤブヘビイチゴ

  • ガードレールが大きくまがった崩落発生地点。<br />玄倉林道沿線は本当に地盤が脆い。

    ガードレールが大きくまがった崩落発生地点。
    玄倉林道沿線は本当に地盤が脆い。

  • モミジイチゴ<br /><br />オレンジ色の実は、キイチゴに形がそっくり。

    モミジイチゴ

    オレンジ色の実は、キイチゴに形がそっくり。

  • このルートは人が少ないためか、野鳥の宝庫でもあるようだ。<br />往路も復路も、もっとも多く見かけたのが、このキセキレイ。

    このルートは人が少ないためか、野鳥の宝庫でもあるようだ。
    往路も復路も、もっとも多く見かけたのが、このキセキレイ。

  • 偶然見つけたカワウ<br /><br />普通カワウは群れを作るはずだが、どう見てもこの個体しかいない。“はぐれ”だろうか?<br /><br />このほか、カケス、アオゲラ、コゲラなどの姿も拝むことができた。

    偶然見つけたカワウ

    普通カワウは群れを作るはずだが、どう見てもこの個体しかいない。“はぐれ”だろうか?

    このほか、カケス、アオゲラ、コゲラなどの姿も拝むことができた。

  • スタート地点近くまで戻ってきた。<br />玄倉川橋が見える。<br />堰のあるところまでは、水はとても澄んでいる。

    スタート地点近くまで戻ってきた。
    玄倉川橋が見える。
    堰のあるところまでは、水はとても澄んでいる。

  • ところが、である。<br /><br />堰を境にして、見ての通り。<br />丹沢湖側は深く淀んで濁った水。<br />これもまた不思議な光景。

    ところが、である。

    堰を境にして、見ての通り。
    丹沢湖側は深く淀んで濁った水。
    これもまた不思議な光景。

  • 玄倉バス停に到着。<br />隣には丹沢湖ビジターセンター。<br />バスを待つ間、ここで時間を潰す。

    玄倉バス停に到着。
    隣には丹沢湖ビジターセンター。
    バスを待つ間、ここで時間を潰す。

  • 庭に設けられた池は、カエルの産卵がピーク。<br />これはシュレーゲルアオガエルの卵。<br />実はこれ、センターの職員に教えてもらったもの。<br />そうでなければ絶対に気付かなかった。<br />しかし、うまいところに産卵するものだ。

    庭に設けられた池は、カエルの産卵がピーク。
    これはシュレーゲルアオガエルの卵。
    実はこれ、センターの職員に教えてもらったもの。
    そうでなければ絶対に気付かなかった。
    しかし、うまいところに産卵するものだ。

  • こちらの水際にもシュレーゲルアオガエルの卵。<br />これはまだわかりやすい。<br /><br />それにしても、このような泡状の卵はモリアオガエルだけかと思っていた。

    こちらの水際にもシュレーゲルアオガエルの卵。
    これはまだわかりやすい。

    それにしても、このような泡状の卵はモリアオガエルだけかと思っていた。

  • そのモリアオガエルの卵。ひときわ大きい泡塊。<br />木の枝以外に産み付けることもあるんだね。

    そのモリアオガエルの卵。ひときわ大きい泡塊。
    木の枝以外に産み付けることもあるんだね。

  • 池の上の枝には、モリアオガエルのオス。<br />メスを待っているそうな・・・<br /><br />ご苦労様です。

    池の上の枝には、モリアオガエルのオス。
    メスを待っているそうな・・・

    ご苦労様です。

  • センター裏手の池の脇には、これぞといった感じのモリアオガエルの卵塊。<br />かなり大きい。

    センター裏手の池の脇には、これぞといった感じのモリアオガエルの卵塊。
    かなり大きい。

  • 水が干上がりかけた池、実はここにもカエルたちが産卵している。ヤマアカガエルとのこと。<br />どれどれ、と探している最中にニョロニョロと蠢く物体。<br />大きなミミズ!?

    水が干上がりかけた池、実はここにもカエルたちが産卵している。ヤマアカガエルとのこと。
    どれどれ、と探している最中にニョロニョロと蠢く物体。
    大きなミミズ!?

  • ・・・と思ったらヘビ。<br />体長20cmほど。<br />ヤマカガシの幼体である。黄色い首輪が特徴だ。<br />カエルの卵を狙って来ていたのだろう。<br /><br />このヤマカガシ、昔はアオダイショウ同様無毒と言われていたが、最近の研究では毒を持っていることが確認されている。<br /><br />それにしても、ビジターセンター、面白い!<br />館内の展示も頑張っているし、庭先の自然が楽しい。<br />しかし、ここも神奈川県の整理統合対象の施設になっており、西丹沢自然教室と統合されて、現施設は廃止される公算が大きい。<br />西丹沢自然教室とは性格も規模も違い、とても有益な施設だけに非常に惜しい。

    ・・・と思ったらヘビ。
    体長20cmほど。
    ヤマカガシの幼体である。黄色い首輪が特徴だ。
    カエルの卵を狙って来ていたのだろう。

    このヤマカガシ、昔はアオダイショウ同様無毒と言われていたが、最近の研究では毒を持っていることが確認されている。

    それにしても、ビジターセンター、面白い!
    館内の展示も頑張っているし、庭先の自然が楽しい。
    しかし、ここも神奈川県の整理統合対象の施設になっており、西丹沢自然教室と統合されて、現施設は廃止される公算が大きい。
    西丹沢自然教室とは性格も規模も違い、とても有益な施設だけに非常に惜しい。

  • さて、そろそろバスの時間。<br />今回は登山ではなかったので戻りも早かったのだが、バスは11時の後は15時まで来ない(笑)

    さて、そろそろバスの時間。
    今回は登山ではなかったので戻りも早かったのだが、バスは11時の後は15時まで来ない(笑)

  • バスを待ちながら、先ほどまで目の前に広がっていた光景を反芻してみる。<br /><br />神秘的なエメラルドの川、地質要因説もあるようだが、そのほかにも諸説あるらしい。<br />要因はどうあれ、息を呑む光景であることは間違いなく、「なぜ」の部分は「なぜ」のままで良いのかもしれない。<br />

    バスを待ちながら、先ほどまで目の前に広がっていた光景を反芻してみる。

    神秘的なエメラルドの川、地質要因説もあるようだが、そのほかにも諸説あるらしい。
    要因はどうあれ、息を呑む光景であることは間違いなく、「なぜ」の部分は「なぜ」のままで良いのかもしれない。

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山 丹沢(低山)

この旅行記へのコメント (21)

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  • j-ryuさん 2016/08/20 21:04:48
    おめでとうございます。
    こんばんは。

    4トラのFacebookの本日の1枚に選出おめでとうございます。
    さすが選ばれただけあって、本当に信じられないほど美しい川ですね。
    ましてやここが神奈川だなんてなおさら驚きでした。
    日本にはまだまだ知られざる絶景があるもんですね。

    選んでもらうのはありがたいけど
    この旅行記のこの1枚が何故今頃?っ思うことが度々です。
    Facebookでは私も今まで10回くらい選らんでもらいましたが
    新しい旅行記とは限らないし、
    自分的にはもっといい写真があるのに何故この写真と思うことも。

    でも、なんだかんだ言っても選んでもらえるのは嬉しいことだし
    私の場合コンテストや展示会などに出すことは全く無いので
    評価してもらえるには励みになります。

    これからも『下手な鉄砲撃ち』で励みたいと思います。


    j-ryu

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2016/08/21 21:15:37
    RE: おめでとうございます。
    j-ryuさん、こんにちは。

    > 4トラのFacebookの本日の1枚に選出おめでとうございます。
    > さすが選ばれただけあって、本当に信じられないほど美しい川ですね。
    > ましてやここが神奈川だなんてなおさら驚きでした。

    ありがとうございます。
    ユーシンはじわじわと有名になりつつあるようで、あの渓谷を見学に行く人が増えているらしいです。
    とは言っても表丹沢の混雑ぶりと比べればかわいいものですが。

    > 日本にはまだまだ知られざる絶景があるもんですね。

    j-ryuさんが紹介する滝にはかないません。
    毎回、かなり山奥まで分け入ってますよね?

    > 選んでもらうのはありがたいけど
    > この旅行記のこの1枚が何故今頃?っ思うことが度々です。

    おっしゃる通り。
    以前も、小笠原の旅行記がやたらアクセス数が増えたことがありましたが、やはりFACEBOOKで紹介されたことが原因でした。
    この時も、掲載時期とはずいぶんずれていて、なぜ今頃?と思ったものです。

    でも、選んでもらえるとやはり嬉しいですね。

    誉めてもらえると励みになるし(笑)

  • がりさん 2014/06/18 22:35:54
    ここはほんとにすごい!
    琉球熱さん、こんばんは!

    ついにフォートラでこの場所を取り上げてくれる人がいたことに、ちょっと感動しました(笑)。

    というのも、実は僕も去年の同じ時期、丹沢のこのエメラルドの川を訪れて旅行記を書きました。
    フォートラを含めて、ネット上にこの場所の情報がほとんど無かったので、なんでこんなに美しい場所が誰にも知られていないんだろう?と不思議に思ったのです。

    フォートラでこの場所を訪れた数少ないトラベラーさんの一人として、とても親近感を感じました♪

    それにしても、本当にこのエメラルドの川はすごいと思います。
    神奈川にこんな絶景があることが驚きですし、それがほとんど誰にも知られていないというのもまたすごい。

    北海道・美瑛の「青い池」のように、ここもいつか多くの人に知られるスポットになってしまうのではないか、という危惧もあります。
    できることなら、ここはいつまでも知る人ぞ知る、秘密のスポットのままであってほしい。。
    でも琉球熱さんの旅行記を読んで、まだこの場所が秘密のスポットのままであることを知ることができて、ちょっと安心しました。

    またエメラルドの流れを求めて、癒しを感じに行きたいです♪

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/06/18 23:45:23
    RE: ここはほんとにすごい!
    がりさん、書き込みありがとうございます!

    感動していただけましたか!(笑)
    ユーシン渓谷は知る人ぞ知るエリアのようですね。
    あのルートから、鍋割山や塔ノ岳に登れますが、人が少ない、道が荒れる(人が多すぎても荒れますが、人が入らないと違った意味で荒れますね)、難しいルートになる、それでまた余計に人が行かなくなる、、、といった循環のようです。もっともこれが「悪」循環なのかどうか、わかりませんが。

    思うに、真夏の正午当たり、太陽が真上にある時間帯は最もきれいに見えるのでは?

    行程自体は難しいわけではないので、今夏は人が増える・・・かな?(笑)
  • キウイもどきさん 2014/06/05 01:07:32
    はじめまして、そして申し訳御座いません
    はじめまして琉球熱様

    1ヶ月ほども前になりますが、
    古宇利島の旅行記にコメントと投票を有難う御座います。

    実は今頃コメント欄がある事を知りまして
    、大変失礼ながら返信している次第です。

    フォートラ初心者のためどうか失礼お許し下さい。

    こんな抜けた者ですがよろしければ、
    また、琉球熱様の旅行記を拝見させて頂きます。

    キウイもどき

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/06/05 22:48:17
    RE: はじめまして、そして申し訳御座いません
    書き込みありがとうございます。

    古宇利の旅行記、なかなか楽しかったです。

    今後ともよろしくお願いします。

    キウイもどき

    キウイもどきさん からの返信 2014/06/06 00:55:55
    返信して頂き有難う御座います。
    今晩は、琉球熱様

    何度もお邪魔してすみません。
    そして、こちらに書いてしまい、
    再度失礼かとは思ったのですが
    こちらならば拝見して頂けるかと思いまして。

    そして返信して頂き有難う御座いました。

    私の旅行記はいつもただ撮っただけ、
    といったスマホ撮影ですが
    琉球熱様の旅行記を拝見すると
    とても丁寧で鮮明に、自然の素晴らしさが伝わる写真で
    こちらが恥ずかしくなりました。
    これからも感動的な写真を拝見させて下さいね。

    自分はまたスマホで撮ると思いますが……

    では、長々と失礼致しました。

    キウイもどき
  • ごんじさん 2014/06/04 20:52:11
    知らなかった〜
    琉球熱さん

    丹沢にこんなところがあるなんて知りませんでした。
    ガイドブックにも載っていませんよねぇ?
    行ってみたいけど、あのトンネル・・ちょっと怖すぎます。

    ところでカメラのレンズは何ミリを使っておられるんですか?
    小鳥がちゃんと撮れていて羨ましいです。
    もっと望遠がいいのかしら?
    単に私の腕がないだけ・・??


    ごんじ

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/06/04 22:39:14
    RE: 知らなかった〜
    郷司さん、こんにちは

    投票&書き込み、ありがとうございます。

    丹沢のガイドブックらしきものを読んだことがないので何とも言えませんが、掲載されてれば、もう少し人がいるでしょうね。
    鍋割山への登山ルートでもあるものの、マイナーすぎて利用する人はほとんどいないようです。

    > ところでカメラのレンズは何ミリを使っておられるんですか?

    実は私の写真は全てコンデジなんです。
    野鳥などの遠いモノだけでなく、花のマクロなども、このサイトにアップされている写真と比べると見劣りするのは自覚してまして(汗)
    でも、大きさと重さを考えると一眼に切り替える踏ん切りがつかないまま(笑)
  • jun1さん 2014/06/04 11:09:41
    ここは日本? 綺麗〜!
    琉球熱さん、こんにちは。

    日帰りできる西丹沢に、こんなに綺麗なエメラルド色の川が見られるとは(@_@)

    見てたら、吸い込まれそうになったのでは?

    近くまで下りていったのですね。

    タツナミソウ、シコクハタザオ、クワガタソウなど私も見たこと無いです。

    カワウも実物は見たことなく、ここは貴重、大切にしたい場所ですね。

    西丹沢自然教室、無くなっちゃうんですか。 残念ですね。

    jun1

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/06/04 22:30:56
    RE: ここは丹沢です、日本です(*^^)v
    jun1さん、こんにちは。

    投票&書き込み、ありがとうございます。

    > 日帰りできる西丹沢に、こんなに綺麗なエメラルド色の川が見られるとは(@_@)

    でしょ? (*^^)v
    息を呑むとはこのこと。実際は「おぉ〜っ」と叫んでましたが(笑)
    一度見ておいて損はないですよ!

    > タツナミソウ、シコクハタザオ、クワガタソウなど私も見たこと無いです。

    これらの花は、おそらく、登山道の道端を注意深く観察していると見つけられると思います。どれも1cm以下の小さな花なので、先を急ぐ山行では難しいでしょうが・・・

    > 西丹沢自然教室、無くなっちゃうんですか。 残念ですね。

    実際にどこまで話が進んでいるのか、よくわからないのです。
    統合されるという話なので、施設として残るのは西丹沢自然教室の方ではないかと思いますが・・・
  • 空飛犬quillさん 2014/05/31 22:12:43
    貴重な旅行記
    琉球熱さん

    こんばんわ。
    奥丹沢の綺麗な水。
    心が洗われますねえ。

    しかも、オオルリ+モリアオガエルの実写。
    素晴らしいですね。中々チャンスが無いですから。

    空飛犬quill

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/06/01 22:47:12
    RE: 貴重な旅行記
    空飛犬quillさん、こんにちは

    投票&書き込み、ありがとうございます。

    丹沢、それもハイキングの域にあのような光景があるというのは、本当に驚きですね。
    いつまでも見ていたい光景でした。

    あの日、オオルリたちは至極ご機嫌だったようで、盛んにさえずっていました。
    鳴き声が聞こえる場所でしばらく様子をうかがっていると、比較的簡単に見つけることができました。

    モリアオガエルはビジターセンターに居ついていますので、誰でも観察できますよ!
  • 玄白さん 2014/05/29 21:06:04
    神秘的なエメラルドグリーン
    琉球熱さん、こんばんは

    丹沢に、こんな透明度が高いエメラルドグリーンの川があるんですね。なんとも神秘的な感じがします。4年前に白神山地方面に旅行したときに見た青池と水の色がよく似ています。青池もなぜ青いのか科学的には解明されていないそうです。
    四川省の九寨溝やクロアチアのプリトヴィツェ湖群もエメラルドグリーンの水を湛えたすばらしい景観(玄白は両方とも実物はまだ見たことがありませんが・・)ですが、こちらは、石灰岩質の地形による水中の炭酸カルシウムの影響のようです。
    そんな化学的な理屈はどうであれ、恐ろしいほどに透き通ったエメラルドグリーンの水の風景は、いつまで見ていても飽きることがない魅力(魔力?)を持っていますね。

    玄白

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/05/29 21:56:41
    RE: 神秘的なエメラルドグリーン
    玄白さん、いつもありがとうございます。

    玄白さんに指摘されて、ふと思い出したのですが、裏磐梯の五色沼も、そう言えば不思議な色ですよね。

    玄倉川の河原の石が須らく白かったので、石灰岩質が起因しているのかも?と思うのですが、ビジターセンターの職員も「諸説あって特定できない」とのことでした。

    理由はどうあれ、このような景観が身近にあるというのが嬉しいですね。
  • みちるさん 2014/05/29 21:04:53
    こんばんは
    琉球熱さん、こんばんは

    丹沢にこんなきれいなエメラルドグリーンの川があるなんて、驚きです。

    ほんとう目が覚めるような美しさ、立ち去りがたかったでしょうね。

    私のプロフの小さな写真は、中国の九賽溝ですが、その時の小さな池が青くそんな色をしてました。
    不思議な色でした。
    何だか似てますね。

    タツナミソウを初め、初夏の可愛いお花にたくさんで会えましたね。

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/05/29 21:32:30
    RE: こんばんは
    みちるさん、書き込みありがとうございます。

    なるほど、プロフィール写真は九賽溝でしたか。
    確かに似てますね!
    それにしても不思議な色でした。何色と表現すればよいか、けっこう悩みました。
    しばらく眺めていたかったのですが、適当な座る場所もなく、河原に降りてみたものの、玄倉川の事故の記憶があるせいでカミさんがびびりまして(笑)


    > タツナミソウを初め、初夏の可愛いお花にたくさんで会えましたね。

    タツナミソウで正解でしたか?
    山野草の同定は毎回難物で苦労してます(笑)
  • kotokotoさん 2014/05/29 20:59:21
    本当にきれいな色ですね
    琉球熱さん、こんばんは。

    丹沢のこの川!
    人づてに聞いてすごく気になっていたんです!
    本当にきれいな色でびっくりです。
    確かにあまり天気もよさそうでは無いのにこの色とは。
    詳しい情報大変参考になりました。
    いつか行ってみたいなー。
    それにしてもいつもながら野鳥を見つけるの上手ですね!
    キセキレイとってもきれいです。

    kotokoto

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/05/29 21:20:21
    RE: 本当にきれいな色ですね
    kotokotoさん、こんばんは。

    訪問&書き込み、ありがとうございます。

    > 丹沢のこの川!
    > 人づてに聞いてすごく気になっていたんです!
    > 本当にきれいな色でびっくりです。

    なかなか良いでしょう?(笑)
    私も行ってみて、自分で見て、とても満足しました。
    行程は林道なので、スニーカーでも大丈夫ですし、景色がいろいろ変わるので、2時間弱の歩きも苦になりません。
    オススメです。是非一度行ってみてください。

    ただ、途中に水場はないので飲料水は必携。使うのは一か所だけですが、懐中電灯も必携です。

    もっと太陽が出ていたら、もっときれいだったでしょう。
    せっかくですから、天気の良い日を狙って行ってくださいね。

    山に入れば野鳥を見つけるのは簡単です。探す目線を持てば、おそらく誰でも見つけられます。
    難しいのは同定することでしょうが、このサイトには野鳥に詳しい方が何人もいらっしゃるので、大丈夫です(笑)

    キセキレイは本当にきれいですね。それほど珍しい鳥ではありませんが(セキレイの仲間は、人目につく場所をうろうろ飛んでいますので、見つけるというより目に入りますよ)、我が家の周辺では絶対お目にかかれないので、出会うと嬉しいです。
  • みかりさん 2014/05/29 01:10:45
    何とも言えない色ですね
    琉球熱さん、こんばんは。

    奥丹沢の神秘の川・・・何とも言えないホントに神秘的な
    色で、ず〜と見ていても見飽きない風景ですね。

    バス停を下りた辺りも、十分に山の中と言う感じで綺麗ですが
    歩けば歩くほど、水も透き通り、人の気配も無くなり・・・
    最後は通るのに勇気がいりそうなトンネルを抜けると・・・
    そこは手つかずの自然。ホントに素敵です。

    滝や植物も魅力的ですが、新緑の中流れるエメラルドの川には
    ホントに魅せられますネ。光の加減でこんな色に見えるんでしょうか??

    美しい風景にとっても癒されました。

                                  みかり

    琉球熱

    琉球熱さん からの返信 2014/05/29 21:02:22
    RE: 何とも言えない色ですね
    みかりさん、こんばんは

    早速の投票&書き込み、感謝です。

    今回は(も)山登りという感じではありませんでした。スニーカーで充分行ける場所です。そんなところに、これほどの絶景があるというのは、本当に驚きですね。

    正午くらいまで粘れば、もっときれいな光景が見られたかもしれません。

    “恐るべし、丹沢” です。

    あの色はビジターセンターの職員に尋ねても、よくわからないとのことでした。
    地質的な要素が絡んでいるように思えますが・・・

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