大町7丁目奥のやぐら群

2011/09/24 - 2011/09/24

　大町7の住宅が切れると未舗装の道路が続き、暫く行くと両側が開ける。道の両側に畑が広がる。畑の中の道を進むと一番奥の畑の手前に矢印があり、ここから山道に入り、この畑の奥の沢を登って行く。直ぐに杉林の左側の崖にやぐらが並んでいるのが見える。杉林の沢は4段構成であろうか。やぐらは2段か3段ある。右側の崖にはやぐらはなく、左側の崖に10個程度のやぐらが確認できる。中を覗いたやぐらなかで3つには五輪塔などが残っていた。
　このやぐら群には名前が付いてないという。このことからも、鎌倉ではやぐらがぞんざいにされてきたことが分かる。
　谷の2段目ではハイキングコース上にスズメバチの巣が散乱して、1階建てか2階建て程度にバラバラになっていた。そこにスズメバチが何100匹もいる。私が追い越してきたアベックが将にその場に来ていたので慌てて上から声を掛けた。スズメバチの散乱した巣に気が付いて草むらに迂回して難を逃れた。聞一発という感じであった。先日の台風で木に架かっていたスズメバチの巣が落ちたのだ。山道には木の枝が折れて落ち、積み重なるだけではなく、時にはスズメバチの巣も落ちて散乱することがあるのだ。思いもかけない台風の置き土産であった。帰り道、やぐらに行くにはこの道で良いのか聞かれた。スズメバチの巣があるから注意するようにと伝えた。
(表紙写真はやぐらの内部）

エリア 鎌倉(神奈川)

谷戸の奥の畑の手前のこの矢印のある山道に入る。この杉林の沢を上ると巡礼古道になる。まんだら堂跡、腰越切通方面へ行ける。

山道から奥の畑に向かって大きな広葉樹が枝を伸ばしている。写真では真っ直ぐに立っているように写っているが、実際はかなり横になって伸びている。

奥の畑の直ぐ上の2つ並んだやぐら。沢の1段目にある。

やぐらは2段になっている。

沢の1段目にある2つ並んだやぐら。近づいてみる。

左のやぐらの中。中は石がゴロゴロしている。

右のやぐらの中。四角錘の上に五輪塔がある。天井も2段になっている。

沢の2段目にある2段のやぐら。

沢の2段目にあるやぐら。良く見ると3段目もある。

やはり3段構成だ。

沢の2段目のハイキングコース上に散乱しているスズメバチの巣。何層にもなっていた巣が1層か2層くらいにバラバラになっている。

沢の2段目のハイキングコース上に散乱しているスズメバチの巣。黄色に黒のストライプのスズメバチが巣に止まっている。

沢の2段目にある1段目左のやぐらの内部。五輪塔が崩れている。

沢の2段目にある1段目右のやぐらの内部。五輪塔がある。

沢の2段目にある2段目のやぐらの内部。

沢の2段目にある2段目のやぐらが続く。

沢の2段目にある2段目のやぐら。

沢の2段目にある2段目のやぐらの内部。

沢の2段目にある2段目のやぐらの内部。天井下に棚のように掘られている。

沢の2段目にある2段目のやぐらの内部。側壁も四角く掘られている。

沢の3段目のやぐら。

巡礼古道から見下ろしたやぐらのある沢の山道。