相模鎌倉 前九年の役で名声を博した源頼義が鎌倉由比郷に源氏氏神として祀り鎌倉入府の頼朝が武家政権象徴の神社として奉崇した『鶴岡八幡宮』散歩

2013/05/05 - 2013/05/05

鎌倉幕府のシンボルとして名高い鶴岡八幡宮（つるがおかはちまんぐう、神奈川県鎌倉市雪ノ下）は初めて武家政権を創設した源頼朝（みなもとのよりとも、１１４７～１１９９)と縁深い神社で、その歴史は前九年の役で活躍した頼朝遠祖の源頼義（みなもとのよりよし、９８８～１０７５)が由比ヶ浜に源氏の氏神として八幡神を祀ったことから始まります。

正慶２年（１３３３）の鎌倉幕府没落後も当神社は武家政権発祥の地として認識され、その後の武家政権も深く崇敬して復興・保護に尽力をしております。


鶴岡八幡宮階段を上り詰めた箇所に下記内容の説明板があります。

「　鶴　岡　八　幡　宮

御祭神　　応神天皇　比販売神　神功皇后

当宮は源頼義公が前九年の役平定後、康平６年（１０６３）報賽のため由比郷鶴岡の地に八幡大神を勧請したのに始まる。

治承４年（１１８０）源頼朝公は源氏再興の旗を挙げ、父祖由縁の地鎌倉に入ると、まず由比郷の八幡宮を遥拝し「祖宗を崇めんが為」小林郷北山（現在地）に奉遷し、京に於ける内裏に相当する位置に据えて諸整備に務めた。

建久２年（１１９１）大火により諸堂舎の多くが失われたが、頼朝公は直ちに再建に着手し大臣山の中腹に社殿を造営して上下両宮の現在の結構に整えた。

以来当宮は武家の守護神として北条・足利・後北条・徳川各氏も社領等の寄進、社殿の修造を行い篤く尊崇した。」

　　　　　　　　（　以下　記載略　　）

　　　　　　　　　　　　　

エリア 鎌倉(神奈川)

• 交通手段: JRローカル 徒歩

若宮大路二の鳥居

由比ヶ浜から鶴岡八幡宮への参道として幕府の中心地的な場所です。

段葛（だんかずら）石碑

若宮大路三の鳥居

鶴岡八幡宮説明板

鶴岡八幡宮全景

太鼓橋

舞殿

桜門

上部には「八幡宮」と揮毫された扁額が掲示されています。尚八幡宮の「八」は当神社の神の使いである鳩がモチーフとなっています。

本宮（上宮）