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『九寨溝管理局』http://www.jiuzhai.com/News/News_Show.Aspx?Key=886の2011年5月2日付ニュースによると、5月1日（土　メーデー休日）の入溝者数は1万6400余人で、昨年比約60％の増加です。マイカー族が約54％を占めています。

このことは、昨年の国慶節と同様の傾向で、今後ますますマイカー族の増加がうかがえます。そして、4月中旬までの観光客数が、2007年の約30％増と、2008年5月の四川汶川大地震の影響で落ちていた観光客が、国道213号の復興などの陸路の回復に伴い、以前にも増して、本年は観光客の大増加が見込まれるということです。夏以降の観光シーズンにはおそらく史上最高の人出となるでしょう。

四川・重慶といえば、激辛の鍋料理、火鍋で名高いです。成都市には火鍋専門店が数百ありはやっています。この火鍋は重慶の河川労働者の料理として生まれた庶民料理です。それで、牛解体後の安い残り物を利用したので、スープ（底料）のベースには大量の牛脂（具には臓物）を用います。しかしこれはくどく健康によくないというので、菜種油を用いたヘルシー指向の火鍋が成都で考案されました。これが清油火鍋です。四川では菜種油のことを清油ともいうのでこの名が付きました。この清油火鍋を考案し、2003年に開かれた（中国）第５回料理人大会で第１位を獲得したのが「川江号子」火鍋店です。清油火鍋は成都市の火鍋としてこのところ人気が高まり、いくつかの店でこれをメニューに入れるようになりました。今回は、その発祥店である「川江号子」火鍋店をご紹介します。本店は市南部の玉林地区（住宅街として名料理店が集っています）にあります。本店以外にも４店舗があります。この一つが、西大街（市西北部）の新城市広場（大型商業施設）の対面の長順店です。これらの店は人気が高く、平日でも満席で席待ちで並びますから、遅くとも７時前にはいった方がよいです。スープ（底料）は、激辛の赤湯（牛脂ベースのもあり安いですが、「清油」を）と辛くない白湯との、２種類のスープの鴛鴦鍋を選ぶといいでしょう。予算は酒類（ビールが一番）を含めても１人50元（約800円）程度です。

なお、以前に「『川江号子』清油火鍋―成都雑感〔13〕―」、
（http://km45.spaces.live.com/blog/cns!67AC4E09F9CD86BB!559.entry）
と題して記事を載せているので、これも参考（火鍋の食べ方など）にしてください。

〔追記〕　2011年２月、本店は営業を停止しました。

成都には各種の小吃があります。その一つに「鋪蓋麺」があります。

鋪蓋麺とは、麺とはいっても線状の麺ではなく、椀を覆い尽くす大きさの円形の薄板状の麺です。小麦生地から、適量を伸ばし切って、円形へと成形します。で、厚みは場所により微妙に異なることになります。この間、１枚の鋪蓋麺が出来るのに10秒ほどです。
写真は雑醤鋪蓋麺で、主要具材が牛肉のそぼろで、鶏スープ醤油薄味です。この他、具材とスープの違いで、麻辣味の排骨・牛肉鋪蓋麺、鶏雑・酸菜肉絲鋪蓋麺があります。いずれも、２両5.5元・３両７元です。
この鋪蓋麺の人気店が「崇州蕎麺鋪蓋麺」店です。鋪雑麺とともに、崇州蕎麺（ソバ）が看板の店です。住所は青石橋南街38号です。錦興路と青石橋南街の交差点の北東角にあります。最寄りのバス停は、錦興路西站で、この東に看板が見えます。43路（新南門汽車站～金泉站）・48路（新南門汽車站～華僑城歓楽谷站）・62路（全興路站～桂渓公文站）・335路（郭家橋北街站～武科東三路站）です。

2010年12月現在の、成都双流国際空港の長距離リムジンバス時刻表です。

綿陽　９時30分～21時（随時）　　55元
徳陽　10時20分～21時（随時）　　43元
南充　11時30分、14時　　76元
遂寧　12時、14時30分、18時、20時30分　　79元
瀘州　10時30分、12時、13時30分、15時、16時30分、18時30分　　99・109元
宜賓　10時、13時、14時30分　　110・103元
自貢　11時40分、12時40分、13時40分、15時10分、17時　　94元
内江　12時、13時40分、16時　　73元
雅安　11時、14時、16時　　46元
楽山　10時30分、12時10分、13時30分、15時10分、17時　　51元
眉山　13時30分　　35元
安岳　12時、14時　　58元（簡陽33元、楽至51元、回瀾54元、鴛大56元）

発着場所は、旧ターミナル前広場（ターミナル1から出て、右手に約200ｍ）。
なお、成都火車北站行の300路（普通路経由）は、リムジンタイプバスとなり、運賃が北站まで10元となっています。303路（高速経由）は従来通り（10元）ですが、終点の中国国際航空チケット売場は、夏から移転し、現在はありません。

成都九寨溝間のメインルートである西回りルートの国道213号が、2008年５月の四川汶川大地震復興工事が終わり、2010年11月30日、片側通行の交通管制が解かれ、全面通行が出来るようになり、通常に戻りました。これで、成都九寨溝間の長距離バス・ツァーバスは、基本的に、都江堰・汶川・茂県・松潘県・川主寺経由の西回りとなります。

2010年11月1日、四川省・重慶便のターミナルであった、旧ターミナルが閉鎖され、九寨溝便などの関係便はすべて新ターミナル（第１ターミナル）に移動しました。
現在建設中の第２ターミナル（南側の第２滑走路沿い）と、第１ターミナルの中継路として、旧ターミナルは改造工事に入ります。

第２ターミナルは、2012年春節（１月23日）前を目途に、竣工・使用の予定です。総面積20万?、D･E･F･Gの四つのウイングを持つ３階建て、将来、地下鉄･城際鉄路（都市間高速鉄道）駅に接します。

2010年国慶節ゴールデンウィーク（10月１〜７日）の九寨溝観光客数が、九寨溝管理局から発表されました。次の通りです。
１日（金）　６６４６人
２日（土）２１５０７人
３日（日）２３１３９人
４日（月）１９８１４人
５日（火）１３８５３人
６日（水）　８８６２人
７日（木）　５２２０人
総計　　　９８８０１人

これは、2009年比で、9457人増（10.58％増）です。2007年比で、161人減で、2008年５月の四川汶川大地震観光客減少が終わり、ほぼ地震以前の水準に戻ったことになります。また、ツァー客33.26％、個人客61.34％と個人客が主力となっています。
以上の情報源は、http://www.jiuzhai.com/News/News_Show.Aspx?Key=800です。
ところで、地震以前との大きな違いは、観光客の内容で、個人客の圧倒的な増加です。地震以前には、バスツァーが観光客の主力でした。しかし、道路事情（大型車の交通管制中）のため、成都からのバスツァーが原則的に停止されており、空路ツァーも便数（約40便）から、数千人規模が最大です。では、こんな関係で、本年は個人客の比率が非常に高くなりました。では、個人客の顧通手段は何かというと、マイカーが過半です。2に国慶節期間中、最大の観光客数の３日は、マイカー族が66.94％も占めています。（http://www.jiuzhai.com/News/News_Show.Aspx?Key=795）これの写真をご覧になれば分かるように、駐車場はほとんど乗用車で埋め尽くされています。
以上、本年の観光客の傾向は、来年以降も同様なことになり、バスツァーが全面解除されれば、来年以降には史上最高の観光客数が見込まれます。

2010年夏に、人民南路二段のチケット売場（岷山飯店北）が廃止され、移転しました。
新チケット売場は、成都市武侯区航空路１号の国航世紀中心の１階です。航空路は、人民南路四段と交差しており、国航ビルは、同交差点の東北角を占め、北に少し歩くと、二環路との人南立交橋（立体交差）になり、人民南路の対面（西）は成都凱賓斯基酒店（ケビンスキーホテル成都）です。
最寄りのバス停は、人南立交橋南（16路・99路・118路・504路）です。

『Toku-Rock的中国』「九寨溝バスターミナル時刻表　2010年6/9現在」（2010年６月10日付）http://toku-rock.at.webry.info/201006/article_4.htmlに、九寨溝旅游客運中心の時刻表記載がありましたので、これを転載します。

成都　７時、８時　138元
黄龍　７時　40元
松潘　７時40分　30元
汶川　７時30分　76元
綿陽　６時30分、８時　90元
広元　６時30分　90元
馬爾康　７時20分　145元
蘭州　６時30分　223元
（川主寺・国道213号経由　若爾蓋・朗木寺・合作・寧夏）

なお、ブログ主は、中国滞在中で、成都老沈青年旅舎が九寨溝に新しくオープンした「UNCLE JIANG'S FAMILY GUESTHOUSE」（シムズNo.２）で仕事をしています。
　

2008年５月12日の四川汶川大地震のため、長らく観光客の受け入れを停止していた、神仙池景区の観光客受け入れが６月１日から回復しました。入場料は以前と同じで、260元(入場料100元・観光バス代90元・電気自動車代40元・バイキング昼食30元)です。但し、昼食代は入場料情報が少し古いので値上げされている可能性が大です。

2008年の汶川大地震で大被害を受けた、東回り（綿陽・平武）の道路復旧工事（全面舗装改修）が完成し（３月）、綿陽から約７時間で九寨溝に行けるようになりました。これにより、成都からのバスツァーは基本的に東回りで完全に再開されました。４月の料金は３泊４日で500元台（宿泊２星級）です。
なお、新南門発九寨溝口行は８時発（138元）です。

〔追記〕メーデー時期のツァー料金は、空路２泊３日が3000元以上、バス３泊４日が780元程度です。これから見ると、夏・秋の価格もこれ以下とはならないでしょう。
（４月29日）

成都からの九寨溝黄龍バスツァーは現在募集停止中です。

昨年5月の四川汶川大地震により、成都・九寨溝間の道路は、幹線の西回り（都江堰市・汶川県・茂県・松潘県）、支線の東回り（綿陽市・江油市・平武県）とも、震源域を通過しているため、甚大な被害を受け、不通となりました。
東回りは応急復旧がなり、これに伴い、昨年夏にバスツァーも再開されました。しかし、災害復興優先のため、秋にはこれが停止されました。
本年に入りツァーが再開されました。が、５月初頭から、道路の本格的復旧工事が開始され、これに伴い、綿陽市交通局は交通管制を行い、これにより、観光バスと10屯以上のトラックの通行を禁止しました。同時に、四川省旅游局は緊急通知を各旅行社に通達しました。内容は、９月30日までツァーの停止です。
以上のことは、10月の国慶節前に回復される予定です。

また、西回りは、当初予定では本年メーデーまでに本格復旧の予定でしたが、被害程度が深刻で工事に難航し（現在、応急復旧で、映秀鎮汶川県城間―最被害甚大地区―は小型車のみ時間規制で通行可）、今のところ完成の時期が明確ではありません。おそらく、国慶節後と思われます。

以上により、現在、成都からのバスツァー募集は停止されています。夏の観光シーズンもだめで、再開は10月以降の見込みです。このことは旅行社からも確認をとっています。

従って、九寨溝へのツァーは往復空路ツァーのみです。２泊３日ツァーは毎日募集しています。３泊４日（九寨溝２日）も旅行社により募集しています。

本年５月の九寨溝の観光客は最大でも３千人程度で、例年の半分以下です。シーズンでも、空路が過半となるので、例年に比してかなり減少の見込みです。

なお、成都市から九寨溝口行の長距離バスは東回りで運行中です。新南門発７時50分と８時の日２便です。運賃140元。

最後に、蘭州市からのバスツァーが昨年夏から新規募集されています。


追記　　成都市から九寨溝口への長距離バスは、2009年８月現在、
新南門発６時40分・８時　128元（国道213号経由西回り）
となっています。
同じく、茶店子バスターミナル発の川主寺（７時・９時半　90.5～80.5元）・松潘（６時半・７時半　78～68元）行も復活しました。

追追記　11月現在、バスツァーは再開されています。また、新南門発九寨溝行バスの運賃は138元です。いずれも、途中の道路復興が未完のため、道路事情は悪いです。

峨眉山のロープウェー運賃が2009年8月1日から値上げになりました。
金頂行　上り65元（30元）　下り55元（20元）
万年寺行　上り65元（30元）　下り45元（20元）
括弧内閑散期

また、楽山大仏風景区入場料は90元、観仏船料金70元と値上げとなりました　

中国国際航空は、2008年11月1日～2009年3月31日、九寨溝特別キャンペーンを行っています。

往復中国国際航空利用で、２泊のホテル（５星）込みで、1170元からです。

1170元の場合、

12月1日-2009年3月31日・九寨溝喜来登国際大酒店
1) 国航チケット（成都～九寨溝往復）
2) ２泊ホテル宿泊費（含朝食）
3) 空港送迎（九黄空港～九寨溝喜来登国際大酒店）
4) 九寨溝景区往復送迎
5) 酒店バイキング夕食１回
6）空港建設費・燃料サーチャージ費含まず。一人参加の場合、一人部屋追加料金340元、送迎車追加料金150元

となっています。このほか、九寨天堂洲際大飯店利用のコースもあります。以上の料金は、５月の四川汶川大地震での観光客激減による、今回限りの特別価格と心得てください。
販売は、成都市の中国国際航空チケット売り場です。なお、春節（１月26日）期間は別料金となります。

なお、本情報の元記事は、中国国際航空のWebサイト、
http://www.airchina.com.cn/cn/deals/union/59643.shtml
にありますから、ご覧ください。

四川省中国旅行社は、８月１日分からの九寨溝・黄龍３泊４日バスツァーの募集を再開しました。

１日目　成都早朝発　綿陽・平武・水晶・黄龍・川主寺経由　九寨溝か川主寺泊
２日目　終日九寨溝観光　九寨溝泊
３日目　早朝発　黄龍観光　川主寺か平武泊
４日目　朝食後成都へ

料金８８０元（トイレ付２・３人部屋）
　　９８０元（３星級ツィン）
　　入場料（九寨溝内バス代を含む）
　　３朝食・２昼食（１・４日目）・３夕食付
　　保険付

以上です。従来のバスツァーの同社の標準料金が５８０元ですから、かなり高額となっています。ただし、実際の料金は需給により上下しますから、上の料金はめやすと心得てください。

追記　９月に入り、震災復興を優先するため、四川省当局はバスツァー停止を通達しました。現在、成都市の旅行社のバスツァーは基本的に停止されています。来春に再開に見込みです。
なお、甘粛省蘭州市からのバスツァー挙行されている模様です。
（９月16日）

四川汶川大地震により運休していた、成都旅游集散中心（旧新南門）からの九寨溝行バスが、６月25日から、再開しました。これは、本来のコース（汶川・茂県経由）が現在でも一部通行不能のため、別コース（綿陽・平武・黄龍・川主寺経由）による臨時便扱いのもです。

現時点では、月・水・金の週３回運行、朝８時40分発、料金123元（前と同じ）、所要時間10時間余となっています。なお、前売りは確認できませんが、茶店子発と同様に２日前からのようです。

すでに、迂回路経由（雅安・マニカン・紅原・川主寺）で再開された茶店子バスターミナル発（朝８時発、278元、所要２日間）に続くものです。

これで、九寨溝への陸路による個人観光が可能になったわけです。おそらく、陸路によるツァー再開はそのコースになるでしょうが、災害復旧路ともなっている関係からも、旧来ほどのツァー数は出ないでしょう。


７月５日段階で、情報を修正します。
新南門発は、茶店子発と同様に、西迂回路経由の２日間で、運行されています。運賃は287元です。
現時点では、アバ州西部地区への外国人立ち入り禁止処置が解除されとの確報に接していないので、切符は窓口で発売してくれるかも知れませんが、途中の宿泊地（馬尓康）で、成都に強制帰還される可能性が排除できません。

７月10日段階で、情報を再度修正します。
新南門発は、７月11日から、綿陽・平武・川主寺経由に戻りました。７月奇数日運行、８時40分発、運賃九寨溝口145元・川主寺117元（保険込み）、所要時間10時間余です。
なお、すでに11日分は売り切れです。13日分も残席が一桁です。17日分までの前売りは確認できます。（全33席）

７月21日現在で、再再度修正します。
新南門発は、この土日から、当初の綿陽経由に戻りました。ですから、所要時間・運賃も当初通り、10時間程度・145元（保険込み）です。運行も毎日へと増便されましたが、この点はまだ流動的で、日よっては運行されません。運行状況は『成都公众出行服务网』（http://www.cdgzcx.com/index.jsp#）で、検索してください。

８月10日現在。
新南門発は、本来の８時発に戻りました。
茶店子発は、８時発（123元）で、九寨溝県行（成都・綿陽・平武・九寨溝県）で、九寨溝口は経由しません。

８月４日、四川省旅游局は、四川省人民政府の承認のもとに、九寨溝・黄龍ツァーの６日からの全面開放を宣言しました。これにより、国内外の観光客に九寨溝・黄龍は全面開放になります。

５月12日の四川汶川大地震後、わずか27280人（５月13日～７月31日）と、前年に比して76万人も観光客が減少し、８月初頭でも日２千人程度であった観光客が急速に回復するでしょう。

現在、九寨溝への交通路は、空路（九寨黄龍空港）と陸路西北線（蘭州～若尔盖～九寨溝）・東線（成都～綿陽～平武～川主寺～九寨溝）・西迂回線（成都～雅安～康定～丹巴～馬尔康～紅原～川主寺～九寨溝-）、の４つがあります。

ツァーに関しては、安全上の問題から四川省旅游局は当面は空路のみと限定しています。が、実際には既に東線経由の３泊４日ツァーを募集している成都の旅行社もあります。このバスツァーが実際に挙行されているかは未確認です。

12日午後、四川省汶県で発生した地震により、国道213号は都江堰市から北が閉鎖されました。もちろん地震による道路被害のためです。具体的な被害状況は現段階では判然としませんが、極めて深刻なものと思われます。したがって、復旧の目処は立ちません。それに、災害援助・復旧車両が優先されるでしょうから、一般車の通行が可能になるのが何時か分かりかねます。このため、臥龍パンダ基地への観光は不可能になりました。また、九寨溝・黄龍および四姑娘山への自動車利用も、迂回路経由とならざるをえず、困難な状況です。

７月に入り、２泊３日(空路)九寨溝・黄龍ツァーが成都の旅行社で募集を再開しました。中国青年旅行社で確認したところ、費用は約1600元（通常は３星ですが、現在のところ４星利用―現在観光客が極めて少なく、休業中のホテルが多いからでしょう）です。

ただし、６月の日１便から、７月からは最大日５便までに増便（国際・東方・四川）されましたが、まだ便数が少ないので、ツァー受け入れ可能人数も少なく、全ての旅行社で毎日の募集を再開したかは不確かです。それに、陸路はまだまだ目処が立ちません。現在、西の迂回路経由（雅安・馬尓康・紅原）で２日間を要する長距離バス（新南門・茶店子発）は運行されていますが。

陸路に関しては、甘粛省蘭州発の３泊４日ツァーが考慮中ですが、現在のところ、募集開始の確認は取れていません。同時に、九寨溝・成都間を空路とし、蘭州・九寨溝間を陸路とするツァー（３泊４日）も考慮中です。

なお、中国国家旅游局の九寨溝・黄龍地区への観光再開の通達は、７月６日現在、まだ出ていません。しかし、観光再開を強く望む地元（九寨溝）は雲南省からの団体ツァー（雲南省第三公路橋梁工程有限公司）受け入れを４日に調印しました。したがって、以上のことは中央に先んじて、現地（成都・九寨溝）の独自の判断ではじまったものです。

６月24日の中国・新華網の臥龍パンダ保護センター副主任の語った話として載せた記事の主点を載せます。

１．現在の核桃坪の保護センターを、黄草坪・和神樹坪（臥龍鎮）に移転させる。新センターは、現センターより規模を広げて、３年内に使用できるように建設する。
２．５月18日から開始した、パンダの安全な他地区への避難移転は今後１か月以内に完了させる。

以上は、もちろんセンターとその周辺への山々が地震で重大な損害を受けたためです。ですが、一部でささやかれていたパンダの分散を副主任は新パンダ基地建設で、事実上否定しています。副主任は地震で被害を受けたとはいえ、臥龍地区はパンダの成育にもっとも適した地であることは今までの実績が示していると言っています。

この新センター建設が実現するかは未確定ですが、いずれにしても、現センターでの見学再開は相当先のことと思われます。

なお、記事の原文は「関連ＵＲＬ」をクリックしてください。