2026/07/15 - 2026/07/19
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binchanさん
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今回の旅行は、台中市内にある駅全てと、苗栗の山線駅を訪問するのが主な目的です。まずは「海線」「山線」についてちょっと説明。
台湾西部を南北に貫く台湾鉄道(台鐵)縦貫線は、基本的には一本の路線ですが、一か所だけ、二線に分かれている場所があります。竹南から分かれて、一方は内陸の苗栗市や台中市街地を通り、一方は海沿いを通ります。そしてその南の彰化で合流するのです。
内陸を通る路線が「山線」で海沿いが「海線」です。
これらの南端では合流直前の駅間をつなぐ線路があります。これをそれぞれの駅の名前から「成追線」と言います。北側にはそのような線はありません。つまり、台中から大甲へ、南側を通って直行することはできますが、苗栗から大甲へ直接向かう列車はないということです。
この構造のおかげで中途半端な土地勘があると乗車時に混乱します。例えば大甲→苗栗はその場所より北にある駅に行くのに列車は南行で、直後に来た新竹行きは北行だったりします。海線は単線区間が多いためか同じ番線に北行も南行も入ってくるので、うっかりしていると乗り間違えます。こんな混乱するの、私だけかな?
なぜこの区間だけ線路が二手に分かれているかを簡単に説明。この線路を作った1890年代、戦争において大規模な攻撃は主に海からでした。なので海沿いに主要鉄道を通すのは危険であり、また内陸に大きな町が多かったことからまず山線を通しました。しかし、勾配のきつい山間路線では機関車が馬力不足で、貨物運送が停滞し大混乱に。そこで海側にも一本線路を通したのでした。
この二線は苗栗縣と台中市にわたっているのですが、苗栗縣内の海線駅は以前訪問済みのため、今回は上記のような駅訪問となっています。
前置きが長くなってすみません。(説明図は自作なので縮尺などが適当です)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月16日木曜日、早朝に台中に到着し、これから観光開始です。
5:50、區間車で台中発。
途中4つの駅を飛ばして、6:05、成功站着。成功駅 駅
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何はともあれ日焼け止めを買いに行きます。
あってよかったビオレ(愛用ブランドです)。春先に顔がかぶれて、使ったことのない化粧品を塗るのが怖かったんだよね。まあ、中身が同じかどうかわかんないけど。 -
駅外観
看板の書体がかっこいいな。駅名は近くにある成功嶺という地名から取られています。軍隊の訓練施設があるところですよね。 -
駅舎は1968年建築。なかなかレトロ。
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避難経路地図かと思ったら、普通に交通案内だった。
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ここでは滞在時間が短いので日焼け止めは次の駅で塗ります。
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ホームへの行き来は天橋(跨線橋)。
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橋の上からの眺め。
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金網の隙間から撮影しています。
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6:26、區間車にて成功発。
成功駅 駅
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出発するとすぐ、左側に彰化方面への線路が分かれていくのが見えます。自分が乗っている成功→追分が山線と海線をつなぐ「成追線」。
その三角線の中にナツメヤシの果樹園があります。ビンロウ樹と違ってびっしりと植えるんですね。 -
その直後に今度は彰化から海線へと向かう線路が寄り添ってきます。
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6:29、追分站着。
当初の路線はこの駅で海線・山線が分岐していたそうで、日本語で「おいわけ」と名付け、現在もそのまま駅名となっているのだそう。追分駅 駅
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日本時代から使われている木造駅舎は、台中市の文化資産に指定されています。
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海線にはこのような木造駅舎が5つ残っていて「海線五寶」と呼ばれています。
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エアコンの室外機が古い。でも稼働していたので現役なんですよね。効くのかな?
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出入口は中華風の飾りつけ。
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木造駅舎にだってちゃんと最新の切符販売機があります。
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外観はかなり傷んで見えましたが、内部は手入れが行き届いた感じ。
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改札口方面
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多くの駅にスタンプがありますが、ここは種類が豊富。
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隣の成功站と併せると「追分成功」となり、華語では「試験に受かる」という意味になるらしい。そのため祈願の短冊が掲げられています。
「追分→成功」の切符をお守りとして買うため、追分では乗客数が、成功では下車数が不自然に多くなっています。 -
古そうな建物。開いていた扉からのぞいてみたら、休憩室のようになっていました。
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こちらは1970年建築の建物。倉庫でしょうね。
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この駅も以前は貨物で賑わっていたんだろうな。さすがに今は使われていない様子。
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駅舎に戻って日焼け止めを塗り一安心。
これはホーム脇にあった許願池。願いが叶うようお賽銭を投げて祈る池ですね。 -
ホームへの行き来は地下道。
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島式ホーム2面。
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ホーム側から見た駅舎。
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台中市街区から離れてかなり長閑な景色になっています。
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珍しい吊り下げ式の站牌(駅名標)。
7:25、區間車で追分発。 -
7:30、大肚站着。
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この駅、構造が独特です。
改札・切符売り場などは島式ホームの上にあり、外に出るにはまず地下道へと降ります。 -
階段を降りて右へ向かうと平和街側(東口)に出ます。
こちらが以前の駅前側で、昔の駅舎もあったはずなのですが確認し忘れました。 -
再び地下道を通って大明一街側(西口)に出ました。出口が似ていていますね。
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こちら側には資材が置かれた広い敷地がありました。
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地下道の真ん中に改札に向かう階段があり、
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ホーム上にある駅舎につながっています。突き当りが切符売り場、その左右に改札口。
さして広くないホームの真ん中にこんな構造物があるため、両側の通路はかなり歩きづらいです。 -
単線区間がある海線はA番線が上り、B番線が下りといった決まりがありません。同じ方向の列車に乗り継ぐんだから、さっき下りた側のホームで待ってればいいんだろうと思ったら大間違い。次の便は反対側からの発車でした。しかも、駅で交會(すれ違い)もするため同じような時間に双方向の列車が出るんですよね。危うく間違えるところでした。
7:45、區間車で大肚発。 -
7:50、龍井站着。
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まずは駅の外側を探索。
駅を出て右へ行くと台鐵の倉庫とレンガ造りの建物。レンガ造りの建物が線路側です(振り向いて撮影している)。 -
その建物をホーム側から見たところ。
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こちらはアートっぽい装飾が施された建物。外観は倉庫っぽいです。軒下が駐輪場になってます。
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駅を出て左に行ったところ。
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上の写真の左端のところにあった廃屋。昔はお店?
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こちらが駅舎。数年前の写真を見ると外壁が木材で、駅名の看板もすごくかわいいデザインなんですが、かなり地味になっちゃってます。どうしちゃった?
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その分、なのかどうか、隣にあるトイレは写真があしらわれた目立つデザイン。
写真にある「龍目井」というのがここの地名の由来。清代の文献にその由来が記載されているそうで、二つ並んである井戸が龍の目のようなのだそうです。急げば見に行ける距離だったのですが、暑くて挫折。 -
トイレの前には蒸気機関車型ベンチ。座ったら熱いだろうな…。
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駅舎内
オレンジ色のスイカをイメージしていて、天井のポツポツは汚れではなくスイカの種。 -
小さな駅ですがちゃんと窓口があります。
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駅舎側から見たホーム。
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ホームへの行き来は天橋。
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橋の上からの眺め。北側。
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南側。
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待合室に謎のオブジェ。馬でしょうか。
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内部にはかわいいデザインが。
ここで熱中症予防のために塩を舐めて、ハイチュウを口に入れたら…、歯の詰め物が取れました。ハイチュウは暑くても溶けないと聞いて、今回は飴の代わりに導入したんですが、こんな欠点が(←私の歯のせい)。(ハイチュウ、確かに溶けにくいです!) -
出発案内の表示。
同じ1A線に、8:28新竹行き(北行)の次に8:48台中行き(南行)が来ます。この区間は確かに単線ではあるけれど、1B線も運用されているのになぜこのようになるのでしょう?
8:28、區間車で龍井発。 -
駅を4つとばして、8:52、日南站着。
この駅名はこの地の原住民族である道卡斯族の集落の名前に漢字を当てたもの。 -
ここから北へ向かう線は複線になりますが、
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南行側は単線。
奥に見えるのは火炎山。伐採や採掘で山肌が見えるわけではなく、地質が脆いため風化や土壌流出で赤土が露出しているのだそう。 -
線路沿いに廃屋。古いストリートビューを見るとこのあたりに宿舎のような建物があるのが確認できます。
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その廃屋を駅の外から見たところ。
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ホーム上に待合室があります。
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ホームへの行き来は地下道。
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日南も海線五寶(日本時代から残る5つの木造駅舎)の一つ。
五寶は北から「談文」「大山」「新埔」「日南」「追分」。今回訪問した追分と日南以外は2014年に訪問しているのでこれで全て見たことになります。内部は美しく保たれていますが、外観はこの12年の間にだいぶ古びてきたなという印象です。 -
この駅の改札口には、列車がどの番線に入ってくるかを表示する電光板がありません。そのため手書きでこのように表示されていました。
南下と北上で番線が分けられてますね。ここから複線区間になるのでこうできるのかな。 -
では外へ。
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またあの馬のオブジェが。鐵路警察局の何からしい。
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軒下の様子。ここの室外機は形は古いけれど新しく見えます。
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駅舎外観
1922年建設、台中市の文化資産に指定されています。 -
駅舎をホーム側から撮影。
切妻には木造駅舎の特徴の一つ「牛眼窗」。 -
駅前の地面に「米倉驛站」と書かれてます(ずっと人が立っていて米と倉の部分は撮影できず…)。かつてはお米の集散地だったそうです。
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駅前にレンガ造りの建物。
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駅前広場に牛の彫像。客家の多い地域に牛の彫像がありがち、と思ったらやはり比較的客家が多く住む地域だそう。
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線路と並行して孟春作客歩道(散策路)があります。
日南站の先は苗栗縣となり2014年に訪問済みなので、ここからは戻りつつ駅訪問を続けます。
9:20、區間車にて日南発。
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