2026/04/08 - 2026/04/16
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j-ryuさん
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★福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ねPart,132になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
あまり脈絡がないネタだったりですが、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”では
福島県の自然のネタと言う事以外に
はあまり共通点はありません。
今回も当町や周辺の里地里山に咲く春の花を紹介します。
今回も前回に引き続き春の野の花を『
福島・四季・彩々』132に取りまとめました。
福島県はまだ梅雨明けはしていませんが
季節的には既に真夏モードに突入していて
今頃になって春の花では少し興覚めかも知れませんが
8月1日から海外旅行を控えているので
それまではこの春に撮りためてあった
お蔵入り寸前の野の花をご覧いただこうと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
★福島・四季・彩々・Part132~春らんまん Map
(※Google Mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.2663451,140.3458008,14085m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI2MDcxNS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
この旅行記でご紹介している山野草は
公表されておらず、ここで公表すると盗掘や
踏み荒す恐れがあるので残念ながら
詳細は非公開とさせて頂きます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハクモクレン
隣り村里山の山野草を見る前にハクモクレンを見に立ち寄りました。
雑木林の林縁でハクモクレンの大木が花盛りでした。
初めて見たときはてっきりコブシだと思ったのですが
近づいてみたらハクモクレンの大木でした。
ハクレンは樹高が15mにも生長しますが
公園や庭ではこれほどの大木はそうそう見かけません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハクモクレン
◎ハクモクレン(白木蓮/モクレン科モクレン属)
ハクモクレンは中国原産で、樹高が15mほどになる落葉高木。
春に葉が展開する前に開花、花弁は6枚、萼3枚で、
全体で9花弁の様に見えます花径18cmほどの、
芳香のある白い花を咲かせます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハクモクレン
葉は互生し短柄が有って、15~18cmの大形の広卵形。
庭木で花がより大きいモクレン(木蓮/モクレン科モクレン属)は
ハクモクレンとは別種で、モクレンは小高木にしかならないが、
ハクモクレンは高木になります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハクモクレン
モクレンは赤紫色ですが、ハクモクレンが白なので
モクレンをシモクレン(紫木蓮)と呼ぶことも多いです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハクモクレン
パット見は日本の低山に咲くコブシやタムシバと似ますが、
花の大きさが違い、コブシやタムシバは横向きにも花を咲かせますが、
ハクモクレンはほぼ上向きしか咲かないところが違います。
またハクモクレンのハナビラは丸みがあり
ハクモクレンには9枚の花びら(実際は、外側の3枚は白い萼片です)が
あるのに対し、コブシでは6枚(萼片は白くない)です。 -
★福島・四季・彩々・陽春の候~涌井のシモクレン
◎シモクレン(紫木蓮/モクレン科モクレン属)=モクレン
モクレンは春に葉が展開するのと同時期に紫紅色の花が上向きに咲く。
花が紫色であることからシモクレン(紫木蓮)ともよばれます。
ハクモクレンとは別種です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハクモクレン
ハクモクレンとコブシは遠目では中々見分けが
付きにくいと思いますが
ハクモレンは全体にボリュウムがあります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハクモクレン
ハクモクレンの英名はlilytree(百合の木)ですが
同じモクレン科にユリノキ属のユリノキがあり
少しややこしく間違い易いです。
ユリノキ属のユリノキの英名は tuliptree(チューリップの木)。
頭が混乱しそうですね(^-^;。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コブシ
ハクモクレンとよく間違われる花に日本原産のコブシがあります。
◎コブシ(辛夷/モクレン科コブシ属)
コブシは北海道~九州に分布、里山から低山に自生し、
樹高が10m以上になる落葉高木。
花弁枚数は6枚と3枚の萼片でなり全体で9枚に見えます。
コブシは一つお花に一つの葉が展開しているのが分かります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~タムシバ
コブシの仲間に良くにた花のタムシバがあります。
◎タムシバ(田虫葉/モクレン科モクレン属)は
コブシより標高が高い場所や日本海水系でよく見られます。
コブシは開花時に一つの花に1枚の葉がありますが
タムシバに葉はありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コブシ
上記で紹介したハクモクレンの大木から1㎞ほど離れた
里山ではコブシが満開を迎えていました。
まるで雪が積もったかのように真っ白で見事です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コブシ
◎コブシ(辛夷/モクレン科コブシ属)
コブシは北海道~九州に分布、里山から低山に自生し、
樹高が10m以上になる落葉高木。
日本海側の山地に多く見られるタムシバと良く似ますが
コブシは花が開くとき葉っぱ1枚が展開しますが
タムシバは葉はまだ展開しません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コブシ
花はハクモクレンより小ぶりですが
花数が多くびっしり咲き見応えがあります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コブシ
花弁枚数は6枚で萼片は小さく白くありません。
ハナビラは縦長でハクモクレンのような丸みは無く
花の向きは上だったり横だったり自由気ままです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
上記のコブシ咲く里山そばの林縁では
ショウジョウバカマも見頃を迎えていました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマじたいは北海道~九州まで広範囲に分布し、
低地から亜高山まで自生する多年草なので見る機会は多くと思いますが
大きな群生地となるとそう多くありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
◎ショウジョウバカマ(猩々袴/メランチウム科ショウジョウバカマ属)
ショウジョウバカマは日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、
やや湿った林縁、林床、土手などに自生します。
花色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など
個体によりビミョウな違いがあります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
猩々は、中国の古典書物『本草綱目』に記された架空の動物。
日本では能の演目である五番目物の曲名『猩猩』が有名ですが、
中国の海棲の精霊と言う設定の猩猩(後シテ)が、
真っ赤な能装束で着飾り、酒に浮かれながら舞い謡う演目だそうです。
『本草綱目』では人語をあやつる、または解する獣とされ、
酒を好むという記述も古い。
海棲と言うのは日本独自の設定です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマをスプリング・エフェメラル Spring Ephemeral
(春の儚い命)の一つに
数える人もいますが、スプリングエスメラルは定義的には
夏場~冬は休眠に翌春に花を咲かせる植物のことであって
ショウジョウバカマの葉は常緑で夏~冬も休眠はしないので
スプリングエスメラルには入らないと思います。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
名前の由来は、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)に
なぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから
名付けられたそうです。
葉がロゼット状なのでせいぜい草丈は5cm程度ですが
花茎は開花とともに伸長し、高いものだと
30cmになる株もあります。
以前はユリ科に分類されていました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
名前の由来は秋に葉っぱが赤く紅葉するので
赤い葉の袴ってことで猩々袴と言う説もあるようです。
たしかにショウジョウバカマには真っ赤な花はないので
猩々(想像上の赤い動物)はオーバーな表現のような気もします。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
『本草綱目』(1596年)では猩猩は
中国属州交趾郡(ベトナム)産の野獣とし
(現代訳ではオランウータン種に同定)、
人面獣身で、地毛は黄色である等とまとめるが、
その血でもってその毛皮を染める風習が西胡地域にあったと
述べているそうです。
現在オランウータンの野生種はボルネオとスマトラ北部にしか
生息していませんが
昔はベトナムにもいたのかな?
たしかにオランウータンを初めて見た人は
人間に似て赤毛の摩訶不思議な野獣に見えたのでしょうね。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
上記と同じ林縁ですが、少し離れた場所では
シュンランとのコラボも見られました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
◎シュンラン(春蘭/ラン科シュンラン属)
シュンランは日本を代表する野生蘭で
北海道~屋久島まで里山や雑木林に広く自生しますが
自生地の開発や、心無い盗掘などで数を減らしています。
撮影のため、落ち葉を少し取り除いて撮影していますが
実際は落ち葉から少し顔をのぞかせるように咲き始め、
しだいに花茎が伸びてきます。
春蘭は玄人好みの渋い色合いですが、花びら(唇弁)の模様や色に
個体差があり珍しい花は愛好家の間で高値で取引されています。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
シュンランは地方によってはジトバとかジジババとかジドババと
呼ばれています。
女性のアソコの隠語だそうです(^_^;)。
子供のころは不思議な名前だな~くらいにしか思っていませんでしたが
たしかにそんな風に見えなくもないですね。
今思えば大人にしつこく質問しなくて良かったかも(^^ゞ。
たぶん子供なりにしつこく聞いちゃいけないと感じていたのかも(笑) -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~シュンラン
かつては春蘭の花を干したり塩蔵して保存し
それを熱湯で戻し『蘭茶』としておめでたい席で提供されてきました。
今ではだいぶ廃れてしまった風習ですが
皆さんは味わったことがありますか?
でも野生のシュランは乱獲で激減しているので採ったりせず
山でそっとその香りを楽しんでほしいものです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ
猩々はオランウータンの中国名としても使われたのに合わせて
チンパンジーの和名は黒猩猩(くろしょうじょう)、
ゴリラの和名は大猩猩(おおしょうじょう)とされ
さらに様々なものに
また、ショウジョウバエは、酒に誘引される性質から
猩猩になぞらえて名づけられた。
他にも赤みの強い色彩を持つ生物には、
しばしばショウジョウ……の名が付されることがある。
ショウジョウエビ(猩猩海老)
ショウジョウカ(猩猩花)
ショウジョウガイ(猩猩貝)
ショウジョウコウカンチョウ(猩猩紅冠鳥)
ショウジョウコオロギ(猩猩蟋蟀)
ショウジョウガニ(猩猩蟹)
ショウジョウサギ(猩猩鷺)
ショウジョウスゲ(猩猩菅)
ショウジョウソウ(猩猩草)
ショウジョウトキ(猩猩朱鷺)
ショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)
ショウジョウバエ(猩猩蝿)
ショウジョウバカマ(猩猩袴)
ショウジョウヒワ(猩猩鶸)
ショウジョウボク(猩猩木) -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~シュンラン
ショウジョウバカマは殆ど香りませんが
その分、鮮やかなピンクで虫をおびき寄せています。
シュンランは渋めな色ですが、いい匂いで虫を
おびき寄せています。
同じ虫媒花でも作戦は様々です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ショウジョウバカマ&シュンラン
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~キバナノアマナ
上記の里山ではキバナノアマナも少し咲いていました。
◎キバナノアマナ(黄花甘菜/ユリ科キバナノアマナ属)
キバナノアマナは日本国内では、主に北海道、本州中部以北に、
国外では、千島、樺太、朝鮮、中国、シベリア東部、
ヨーロッパに広く分布します。
日のあたる草むらや田畑の土手、林の縁などに自生しますが
やたら目にする花ではありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キバナノアマナ
キバナノアマナはアマナの名が付いていますが
アナマはユリ科アマナ属、
キバナノアマナはユリ科キバナノアマナ属で
親戚ではありますが兄弟姉妹ではありません。
花の大きさもアマナとキバナノアマナはかなり違います。
アマナは全開したときの花径は3cm~3.5cmほどありますが
キバナノアマナは1.5cmくらいしかありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キバナノアマナ
キバナノアマナは福島県では広範囲に隔離分布していますが
自生数はあまり多くないと思います。
アマナの親戚にはホソバノアマナ(ユリ科チシマユリ属)もあります。
日本国内では、北海道、本州、四国、九州に分布し
山地の日当たりのよい草原や落葉広葉樹林の林縁などに自生します。
花は白地に緑の筋がありアマナやキバナノアマナに比べ
渋い(地味)感じがします。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~アブクマトラノオ
阿武隈山系の渓流沿いで
アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)が
見頃になりました。
以前はハルトラノオと紹介されていましたが、
現在は阿武隈山系の固有種とされています。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~アブクマトラノオ
ハルトラノオと良く似ていますが
ハルトラオの花柄は1~2mmと短いですが
アブクマトラノオは3~5mmと長く
葉っぱはハルトラノオはクサビ型ですが
アブクマトラノオは多くの葉に葉と柄との付け根部分が
ハート型のくぼみがあります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~アブクマトラノオ
アブクマトラノオはは宮城県南部から福島県の阿武隈山地
茨城県北部などの礫地などに分布する固有種です。
開花当初のオシベの先端(葯・ やく) が紅く
マッチ棒のようで美しいですが、
受粉すると黒ずみ、しまいには取れてしまうので
写真的には開花まもない頃がベストです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~アブクマトラノオ
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~アブクマトラノオ
開花当初のオシベの先端(葯・ やく) が紅くマッチ棒のようで美しいですが、
受粉すると黒ずみ、しまいには取れてしまうので
写真的には開花まもない頃がベストです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハルトラノオ
ハルトラノオ(春虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)の花柄(b)は
1~2mmと短いですが
アブクマトラノオ(阿武隈虎の尾/タデ科イブキトラノオ属)の
花柄(b)は3~5mmと長く
葉っぱはハルトラノオはクサビ型(a)ですが
アブクマトラノオは多くの葉に葉と柄との付け根部分が
ハート型(a)のくぼみがある葉が多いです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~アブクマトラノオ
アブクマトラノオの葉のつけ根のハート型の窪みは
全部の葉に見られるわけでなく、
ハルトラノオ型の葉も存在するので
花柄と葉を総合的に見て判断します。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
隣り村の里山林縁でキクザキイチゲが花盛りになりました。
この自生地の斜面下には農道が走っていて
以前この土手は藪に覆われてキキザキイチゲは
薮の隙間からポツポツと咲いている状態でしたが
5,6年前に藪払いされたらキクザキイチゲが元気を取り戻し
群生花が見られるようになりました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
キクザキイチゲは人間の手の入らない奥山にも自生しますが
里地のキクザキイチゲは人間と共生関係にあり
里山や雑木林が手入れされないと薮に覆われ
たくさんの花を咲かせることはできなくなります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
この群生する斜面でも藪払いされていない斜面の上部には
ほとんどキクザキイチゲは咲いていません。
キクザキイチゲは湿り気のある半日陰を好みますが
さすがに薮状の日陰では元気がなくなります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
◎キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲは近畿以北~北海道の落葉樹林下や林縁に自生し、
花や葉が菊に似ていて花を一つだけ咲かすので
キクザキイチゲと呼ばれます。
花色は基本的には白ですが豪雪地帯では青花も多く見られます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
キクザキイチゲか下記のアズマイチゲと
良く似ますが葉っぱの形が全く違います。
キキザキイチゲは葉もギザギザの切れ込みがあり
菊の葉に似ますが、
アズマイチゲの葉は丸みがあり垂れたよう展開します。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~白河市:アズマイチゲ
◎アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
アズマイチゲは北海道~九州の主に落葉樹林の明るい林下や林縁に自生し
土壌は石灰岩質を好みます。 -
★キクザキイチゲとアズマイチゲの見分け方
キキザキイチゲとアズマイチゲは良く似ているので
比べてみましょう。
キクザキイチゲの葉がギザギザと切れ込んでいるのに対し
アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ丸みがあって少し垂れ下がっています。
アズマイチゲの花色(萼片)は白だけですが
キクザキイチゲは白がもっとも多く、豪雪地帯では
青紫や薄紫色も見られます。
花の中心部はキクザキイチゲはほぼ白ですが
アズマイチゲはわずかに紫を帯びています。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~湖南町:アオバナキクザキイチゲ
キクザキイチゲは白花の他に数は多くないものの青花もあります。
青花は日本海側の豪雪地帯に多く自生し、
福島県でも会津地方の山間部に自生します。
中通りでも奥羽山系の山間部でも僅かに自生しています。
豪雪地帯に多いのは事実ですが、雪のあまり積もらない筑波山にも
自生するようなので豪雪だけが理由でもないようです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマブキ&キクザキイチゲ
黄色い花はヤマブキ(山吹/バラ科ヤマブキ属)。
道路に面していると下刈りされやすいのですが
このヤマブキは竹の間に挟まれ下刈りを免れたようです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
キクザキイチゲもアズマイチゲもスプリングエフェメラルの一つで
『春の儚い命』とか『春の儚い妖精』などと言れます。
どちらも早春に林縁や林床で花を咲かせ
夏までには地上部は枯れて早春の芽吹きまで休眠します。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
ユキワリソウ(ミスミソウ)やショウジョウバカマも
スプリングエフエメラルに入れる人もいますが
基本的にスプリングエフエメラルは夏から冬まで地下で休眠し
地上部は枯れてしまいます。
しかし
ユキワリソウ(ミスミソウ)やショウジョウバカマの葉は常緑で
休眠しないので厳密にはスプリングエフエメラルではありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
キクザキイチゲやアズマイチゲのハナビラに見えるのは
ガクヘン(萼片)でハナビラはありません。
これはキンポウゲ科に多く見られる特徴です。 -
◆初夏の磐梯吾妻スカイライン~麗しの花めぐりPart1:鎌沼探勝路
キクザキイチゲやアズマイチゲのように〇〇イチゲと名の付く
山野草にヒメイチゲやヤブイチゲがありますが
残念ながらヤブイチゲは福島県には自生していません。
◎ヒメイチゲ(姫一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ヒメイチゲは北海道、本州の近畿地方以北に分布し、
亜高山帯針葉樹林や高山帯の
ハイマツ林の林縁、ときに尾根上の湿った草地などに自生します。
アジアではシベリア東部、中国(北部・東北地方)、
朝鮮、樺太、千島に分布。
花の大きさは1cmほどしかありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キクザキイチゲ
上記のキクザキイチゲの群生から30mほど離れた
里山の斜紙面でもキクザキイチゲが花盛りです。
ここの特徴はヤマエンゴサクとのコラボが見られることです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマエンゴサク
◎ヤマエンゴサク(山延胡索/ケシ科キケマン属)
ヤマエンゴサクは本州~九州の山あいのやや湿った場所に自生し、
花色は薄紫や水色、青など様々です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマエンゴサク&キクザキイチゲ
ヤマエンゴサク(山延胡索)は中国に同じ仲間の生薬“延胡索”があり
日本の野生の延胡索と言うことで山延胡索と名づけられたそうです。
漢方のエンゴサクは鎮痙、鎮痛作用があり、
大正中薬胃腸薬、太田漢方胃腸薬などにも配合されていますが
残念ながら日本のヤマエンゴサクの薬効は劣るそうです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマエンゴサク&キクザキイチゲ
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマエンゴサク&キクザキイチゲ
ヤマエンゴサクはケシ科キケマン属ですが
花をクローズUPすれば確かにキケマン(下記)と似ていますが
ぱっと見は色も草丈も違うので同属とは思えないかも。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマエンゴサク&キクザキイチゲ
ヤマエンゴサクの花色は青や青紫、水色など個体のよって
様々なバリエーションがあります。
ヤマエンゴサクの中で葉っぱが細長いタイプを
ササバエンゴサク(笹葉延胡索)として区別する場合もあります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマエンゴサク
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヤマエンゴサク&キクザキイチゲ
ヤマエンゴサクとキクザキイチゲは同じような生育条件を
好むようで共存している自生地を良く見かけます。 -
☆エンゴサク色々
福島県ではヤマエンゴサクの他にササバエンゴサク(笹葉延胡索)や
オトメエンゴサク(乙女エンゴサク)なども見られます。
花そのものは殆ど同じで見分けは難しいですが
葉の形や花序にある小葉に切れ込みがあるか無いかなどで
見極めます。
会津地方には華奢なミチノクエンゴサクも自生しますが
残念ながら私はまだ出会ったことがありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コミヤマカタバミ
須賀川市(旧・岩瀬村)の大滝川渓谷に咲く
春の野の花を見に行きました。
大滝川渓谷では様々な山野草を見ることができますが
この時期のお目当てはコミヤマカタバミや
ミヤマキケマンの群生です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コミヤマカタバミ
◎コミヤマカタバミ(小深山傍食/カタバミ科カタバミ属)
コミヤマカタバミは北海道~九州の
山林や渓流沿いのやや湿り気のある半日陰に自生します。
超珍しいわけではありませんが、やたら出会える花でもありません。
渓流釣り好きの人も出会える機会は多いと思いますが
おそらく釣りの事しか頭に無いので
出会っていても記憶にあまり残らないかも(^-^;。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コミヤマカタバミ
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミも平地の道端などで良く見かける
黄色いカタバミの仲間ですが
黄色いカタバミは抜いても抜いても生えてくるやっかいな雑草で
コミヤマカタバミは山あいの限れれた場所にしか自生しない
貴重な山野草です。
花に罪は無いのですが、やはり所かまわず出しゃばるのは
人間でも植物でも嫌われますね(^^);。 -
★カタバミ(片喰)
◎カタバミ(片喰、酢漿草、傍食/カタバミ科カタバミ属)
こちらが一般的には雑草扱いされるカタバミ(片喰、傍食)です。
『らんまん』の万太郎(=牧野富太郎)からすれば
雑草という植物は無いと、叱られそうですが
ま、抜いても抜いても蔓延る嫌われ物的な植物は雑草ですよね(^-^;。
アスファルトやコンクリートの隙間などにも生える
葉っぱが赤いカタバミはアカカタバミと言い
ハナビラがやや縦型で花の中心部がオレンジ色の輪があります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミはご覧のように草丈が5cmほどしか無いので
夏場には他の植物の下に覆いつくされてしまいますが、
よほどのガサ薮にでもならない限り来春も花を咲かせることができます。
この形態はスプリングエフェメラル春の儚い命)にも似ていますが
コミヤカタバミは常緑ではないものの秋頃まで青い葉があるので
夏前に葉が枯れて休眠するスプリングエスメラルとは少し生態が違います。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~薄紅コミヤマカタバミ
上記のコミヤマカタバミ群生地の近くで
10年ぶりくらいに薄紅色のコミヤマカタバミを見つけました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~薄紅コミヤマカタバミ
福島県では山間部のあちこちで白いコミヤマカタバミは見ますが
薄紅のコミヤマカタバミは殆ど見ません。
私自身もこれで2度目で、翌年も同じ自生地に行っても
なぜかずっと薄紅タイプは見られませんでした。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
上記のコミヤマカタバミ群生地よりさらに上流側の
砂礫地帯ではミヤマキケマンが花盛りでした。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
◎ミヤマキケマン(深山黄華鬘/ケシ科キケマン属)
ミヤマキケマンは近畿以北の
日当たりの良い山地の崩壊地,谷川の礫地,林の縁などに生え越年草で
関東以南でよく見られるキケマン(黄華鬘)に似ていますが
キケマンより全体に小ぶりで寒冷地適応型です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
葉っぱはセリ科の植物のようすでが
ケシ科特有のアルカロイド・プロトピンを含み有毒なので
誤食すると嘔吐・酩酊・心臓麻痺などを起こすので注意が必要です。
花が咲いていればまず山菜のセリと間違う人はいないと思いますが
やはり芽出しの頃は要注意です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
ミヤマキケマンは種がこぼれ発芽し年を越し
翌春に花を咲かせる越年草なので
いくらキレイだからと言って根こそぎ採って自宅に植えても
この株は今年で枯れてしまいます。
ミヤキケマンは基本的には翌春もこの場所周辺で見られますが
川原などの場合は川が増水し種が流されることもあるので
翌春も必ず同じ場所に咲いている保証はありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
このミヤマキケマン咲く群生地で5,6年前に
熊と遭遇したことがあり、ここに来るのは他より
より緊張します。
幸か不幸か、熊に遭遇したのはそれ1度キリですが
近年は熊出没や被害が増加しているので
対策は怠りなくしたいと思います。
でも当然目の前に現れたらどうしようも無いような気がします。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
ミヤマキケマンはパイオニア植物の一つで
崖や山の崩落地、砂礫の川原など、
他の植物の進出に先駆けて芽生え花を咲かせます。
ただ他の植物が侵出しそこが薮や日陰になってしまうと
自然に消滅してしまいます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミヤマキケマン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~我が家のキケマン
福島県でキヤマキケマンは自然豊かな山間の渓谷沿いや崩落地などで
見ることができますが、残念ながら母種のキケマンの野生種は
自生していません。
山野草好きとしては自生していないからと言って
そう簡単に諦めるわけにはいきません。
でも今はメルカリやヤフオクなどで種類によっては
山野草の種や苗を買うことができるので
自宅で栽培することも可能です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
4年前、メルカリにキケマンの苗が1苗499円で出品されて
いたので迷うことなく即ポチし、6月下旬に我が家の庭に植えました。
それからは毎年こぼれ種が自然発芽し、翌春に花を咲かせます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
キケマンは寒さが苦手なので福島県に自生していないと
思っていたのですが、我が家のキケマンは
こぼれ種から秋に自然発芽し、幼苗のまま寒い外で越冬し
毎年花をさかせています。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
キケマンの北限が関東なのに福島県の我が家で
開花、結実、発芽、翌春開花と言うことは
キケマンの北限が福島県以南なのは
少なくとも寒さが原因でないことが分かりました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
我が家で越冬できたのは
もしかしたら近年の温暖化が原因かも知れません。
このまま地球温暖化が進めば
キケマンの北限は少しずつ北上してくるかも知れません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~キケマン
植物の生態は素人の私が推察できるほど
簡単なものでは無いと思いますが
素人の継続的な観察が少しは役に立つ時が来るかも知れません。 -
ナガミノツルキケマン(長実蔓黄華鬘/ケシ科キケマン属)
ケシ科キケマン属の花期はどれも春ですが
ナガミノツルキケマン(長実蔓黄華鬘/ケシ科キケマン属)だけは
初秋の頃咲きます。
名前にツル(蔓)と付きますが、実際は蔓ではなく
全草が細長く華奢なので自身では自立できず
他の植物によりかかるように成長します。
赤紫の花はツリフネソウ。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~我が家のケマンソウ(華鬘草)
◎ケマンソウ(華鬘草/ケシ科ケマンソウ亜科)
キケマンとは余り似ているとは思いませんが
キケマン属の名前の由来になったのはこのケマンソウです。
中国や朝鮮が原産で日本には室町時代に観賞用に持ち込まれました。
花色は桃色の他に白があり
別名タイツリソウともいう。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~タイツリソウ
ケマンソウのケマンは仏具の華鬘が由来です。
華鬘(けまん)とは、仏殿の内陣や欄間などを荘厳する仏具です。
サンスクリット語のkusmamālāを訳した名前で、
その由来はインドにあります。
糸を通した生け花で身体を装飾する文化から、
その花を仏にも供える習慣ができました。
それが転じて、中国・日本では仏具として扱われています。 -
当地で見られるキケマン属
当地ではミヤマキケマンの他にケシ科キケマン属の仲間は
ヤマエンゴサク(山延胡索)、ムラサキケマン(紫華鬘)
シロヤブケマン(白藪華鬘)などがあり花期はどれも春ですが
ナガミノツルキケマン(長実蔓黄華鬘/ケシ科キケマン属)
だけは初秋頃に咲きます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ニリンソウ
大滝川渓谷ではニリンソウも咲いていましたが
残念ながらやや終盤でした。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ニリンソウ
◎ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ニリンソウは日本各地の主に山地の
湿潤な林床や川沿いに自生します。
そう珍しい花ではありませんが
その清楚で気品のある姿はいつ見ても心洗われる花です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ニリンソウ
ニリンソウ(二輪草)は名前のように
1株から2輪の花を咲かせますが、最初に1輪が開花し、
数日後に2輪目が開花します。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ニリンソウ
当地でニリンソウを山菜として食べることはありませんが
地域によっては若芽を食べるそうです。
ただニリンソウの若芽は猛毒のトリカブトの芽出しと似ていて
自生地も被る場合が多く、要注意です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ニリンソウ
ニリンソウはスプリングエスメラルの一つです。
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は、
落葉広葉樹林などで春先に花を咲かせ、
夏まで葉をつけたあとは地上部は枯れ地下で過ごす草花の総称です。
Spring ephemeralは「春の儚いもの」
「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれています。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~隣り村のイチリンソウ
ニリンソウはぱっと見や名前的には仲間の
イチリンソウ(一輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属と似ますが
基本的にイチリンソウは1株から一輪、ニリンソウは二輪咲きます。
花は似ていても圧倒的に違うのは花の大きさです。
ニリンソウの花径が約2cmほどなのに対し、
イチリンソウは4cm近くもあります。
オシベ(約)の色はニリンソウは少し黄ばんだ白で
イチリンソウは黄色なので
良く目立ちます。
イチリンソウは遠くから見るとラッパスイセンかと思えるほどです。
ニリンソウは当地では山で普通に見られますが
イチリンソウはめったに見られません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~尾瀬大江湿原のサンリンソウ
イチリンソウやニリンソウがあればサンリンソウもあります。
サンリンソウはぱっと見ではニリンソウに似ますが
ニリンソウが輪生する茎葉に葉柄が無いのに対して、
サンリンソウは短い柄をもつ。
また、ニリンソウにみられる葉の小さな斑がありません。
◎サンリンソウ(三輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
日本では北海道、本州の中部地方以北に分布し、
亜高山帯やブナ帯の森林の林縁や林床に生育する。
アジアでは朝鮮、中国(東北部)の温帯上部から亜寒帯に分布し、
台湾の山岳部に隔離分布します。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ルイヨウボタン
大滝川渓谷ではルイヨウボタンも咲き始めていました。
◎ルイヨウボタン(類葉牡丹/メギ科ルイヨウボタン属)
ルイヨウボタンは、北東アジアと北海道~九州の
深山広葉樹林下に自生します。
名前の由来は、葉の形状がボタンに似ているため、類葉牡丹です。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ルイヨウボタン
-
★福島・四季・彩々:春らんまん~ルイヨウボタン
草丈は 40~70cm、 花期は4~6月で、茎頂あるいは上部の葉腋に
集散花序をつけます。
花は10個程度がまばらにつき、花径は1~1.5cm、
花色は黄緑色でぱっと見はかなり地味(渋い?)花ですが
太陽に透かして見るととてもキレイなライムグリーンだと思います。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ルイヨウボタン
葉っぱがボタンの葉に似ているので
類葉牡丹と名付けられましたが
確かにボタンの葉に似ていますね。
類葉〇〇と言う名の植物に
ルイヨウショウマ(類葉升麻)がありますが
こちらは葉がショウマ(升麻)に似ているので
ルイヨウショウマ(類葉升麻)と呼ばれています。
でもショウマ(更科升麻)もルイヨウショウマも
同じキンポウゲ科なので似ていても不思議ではありません。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ルイヨウボタン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~ルイヨウボタン
花の構造が少し分かり難いタイプなので解説します。
外萼片数枚と内萼片が6枚あります。
外萼片は開花後すぐ落ち、花弁のように見えるのは内萼片です。
花弁は萼片より著しく小さく萼片の基部に重なるようにつき、
扇状に広がった先端は蜜腺状になります。
花後には、1つの花に2つずつの種子ができ緑色から、
秋には黒紫色の種子になります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ルイヨウボタン
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★福島・四季・彩々:春らんまん~ウラシマソウ
大滝川渓谷沿いの森ではウラシマソウも見頃を迎えていました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ウラシマソウ
◎ウラシマソウ(浦島草/サトイモ科テンナンショウ属)
ウラシマソウは北海道南部から本州、九州の一部も分布する球根植物で、
主に山間の林床や人里近い林下に多く見られます。
苞の中から伸びた付属体の先端部が細く糸状に伸び、
その姿を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて
浦島草と名付けられました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ウラシマソウ
地下にはサトイモに似た大きな球根があり、
春に芽を出し10枚前後の葉を
傘のように広げ、黒褐色の苞を開きます。
この苞は水芭蕉と同じように「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ウラシマソウ
葉は秋までには落葉し、タネができた花茎は、
房状に赤く完熟した果実をつけて、そのまま晩秋のころまで残り、
冬には倒れて、球根の状態で休眠します。
秋に球根のわきに小さな球根をたくさんできて増えますが、
元の親球根は5年程度で枯れるようです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~カラスビシャク
ウラシマソウと形態が似ている花にカラスビシャクがあります。
◎カラスビシャク(烏柄杓/サトイモ科ハンゲ属)
カラスビシャクは北海道~九州まで広範囲に自生し稲作伝来の頃、
東アジアから伝わった史前帰化植物の可能性が強いそうです。
形状はテンナンショウ属のウラシマソウに似ますが
苞の中の柱状の花序がその背面で苞と癒合する点などが違うので
別属になるようです。
珍妙な名前の由来は、花の形(仏炎苞)を柄杓に見立てて、
人が使うには小さいのでカラスの名をあてて、
カラスビシャクの名になったとか。
植物では役に立たないものやまがい物をイヌ〇〇〇と
名付ける場合が多いですが、
カラスも似たような意味合いの接頭語のようです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~オオハンゲ
カラスビシャクと良く似ている花にオオハンゲがあります。
◎オオハンゲ (大半夏/サトイモ科ハンゲ属)
オオハンゲはカラスビシャクを一回り大きくしたような姿をしていて
カラスビシャクのように苞の中の柱状の花序が
その背面で苞と癒合しません。
本州中部から琉球列島に分布しますが、
我が家でも問題なく越冬し毎年花を咲かせます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ハンゲショウ
オオハンゲと似た名前の植物にハンゲショウがありますが
オオハンゲはサトイモ科でハンゲショウはドクダミ科なので
全く別物です。
◎ハンゲショウ(半夏生/ドクダミ科ハンゲショウ属)
岩手・秋田以南に広く分布し、
花が咲く少し前から花序の付く先端の緑の葉の8割くらいが
白くなり、花が受粉すると次第に元の緑に戻ります。
「ハンゲショウ」の名の由来は、 七十二候の1つである「半夏生」
(太陽の黄経が100°になる日であり、毎年7月2日頃)の頃に
白い葉をつけるためとする説と、
葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする
説がある。
季節名としての「半夏生」は、この頃に半夏(カラスビシャク)が
生えることに由来するとされる。
また葉の片面(表面)だけが白くなることから、
カタシログサ(片白草)ともよばれます。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~マタタビ
緑の葉が花が咲く頃に白く変化する植物にマタタビがあります。
◎マタタビ(木天蓼or又旅/マタタビ科マタタビ属)
そうです。あの猫にマタタビのマタタビですよ(^^ゞ。
6、7月に山中の川沿いの木などに白っぽい葉っぱが
覆い被さっているのを目にすることがありますが、
この蔓状の木の白い葉っぱの正体こそ、マタタビです。
花の咲く時期だけ虫を誘引する為に緑の葉っぱが白くなると言われてます。
花が終わるとまた緑色になり、ハンゲショウと全く同じ作戦を取ります。
マタタビの由来は旅人が山中で疲れ果てたとき、
このマタタビの実を食べるとまた元気が出て
旅が続けられることからきたそうです。
キウイフルーツもマタタビの仲間なんですよ。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~マムシグサ
こちらは上記ウラシマソウの近くで咲いていたマムシグサです。
◎マムシグサ(蝮草/サトイモ科テンナンショウ属)
オドロオドロした名前なので嫌われることもありますが
玄人好みのシックで美しい花だと思います。
テンナンショウ属はマムシグサとも呼ばれ、
世界に150種、日本には30種ほどあるそうですが
分類の仕方や呼び名が未だ確定していないようです。
マムシグサの「仏炎苞(ぶつえんほう)」は
黒紫や赤茶色(写真右&中)や黄(写真左)と様々で
縦縞も特徴ですが黒系の場合縦縞は目立たないこともあります。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ミミガタテンナンショウ
福島県の南部、茨城県境周辺ではマムシグサの仲間の
ミミガタテンナンショウ(耳形天何星/サトイモ科テンナンショウ属)も
自生しています。
ミミガタテンナンショウと一般的なマムシグサは外観は瓜二つですが
ミミガタテンナンショウの仏炎苞は葉より上にありマ
ムシグサは同じくらいの高さです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ヒロハテンナンショウ
&ヒトツバテンナンショウ
福島県では他にもヒトツバテンナンショウやヒロハテンナンショウが
見られます。
◎ヒトツバテンナンショウ(一葉天南星/サトイモ科テンナンショウ属)
本州中部以北の湿り気のある山中の半日陰に自生。
大きな葉が1枚(小葉は7~9)で仏炎苞は白緑色。
内面の中央近くに八の字濃紫色の斑紋があるのが最大の特徴で
仏炎苞の中の付属体は細い棒状で、先は斜め前に曲がっています。
◎ヒロハテンナンショウ(広葉天南星/サトイモ科テンナンショウ属)
主に日本海側の湿り気のある落葉樹林下や川沿いなどに自生。
大きな葉が1枚でヒトツバテンナンショウに似ますが
小葉に柄がなく葉が広めです。
最大の違いは内面の中央近くに八の字濃紫色の斑紋がありません。
また仏炎苞の中の付属体はヒトツバテンナンショウよりは
太く真っ直ぐです。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ムサシアブミ
テンナンショウ属ついでに我が家のムサシアブミ(武蔵鐙)も
ご覧下さい。
ムサシアブミは関東以西に分布すると言う資料が多いですが
福島県でも県南部のいわき市周辺に自生します。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ムサシアブミ
◎ムサシアブミ(武蔵鐙/サトイモ科テンナンショウ属)
ムサシアブミは主に関東以西に分布し
地面から立ち上がる第一の葉柄の途中から二番目の葉柄が分岐し、
その途中から花柄が伸びる。
葉柄上端には先が細くなった三枚の葉(小葉)をつける、つまり3出複葉である。
花柄は葉柄よりも短い。
花(仏炎苞)の形が鐙に似ていること、
武蔵の国でつくられた鐙が良質であったことから
武蔵鐙と呼ばれるようになりました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ユキモチソウ
テンナンショウ属ついでに我が家のユキモチソウ(雪餅草)も
ご覧ください。
ユキモチソウは世界的に見ても日本の三重、奈良、四国の
限られた地域に自生するとても貴重な山野草です。
環境省のレッドデータカテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に
指定されています。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ユキモチソウ
ユキモチソウは図鑑やNetで見るだけの憧れの山野草でしたが、
何とヤフオクで種(小球根)が出品されいて、
10球で1700円(送料込み)だったので
迷わずポチしました。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ユキモチソウ
図鑑やNet情報で栽培の仕方を調べ4年前(2022)3/13に
小指の爪の半分にも満たない小さな球根を大事に植えました。
情報では早い場合は翌春、普通は2年後に開花するとのことなので
大切に見守りました。
関西以南の植物なので福島の冬は寒かろうと
室内で冬越しさせました。
3月になり他の植物が次々新芽を出し始めたのに
我が家のユキモチソウはうんともすんとも言いません。
もしかしたら寒さに耐えられず枯れたのかもと心配が過ぎり
少し土を掘り起こしてみたら
球根は無事でまだ冬眠中でした(^-^;。 -
★福島・四季・彩々:春らんまん~ユキモチソウ
春の目覚めが遅い我が家のユキモチソウにやヤキモキさせられましたが
3月下旬にようやく小さな芽が出始め
4/19になんと10球のうち5球に花が咲きました。
今年の開花は期待していなかったので
思いがけない開花に嬉しさMaxです(^^♪。
残りの5球も元気なので、おそらく来年は花を咲かせることでしょう。
昔なら中々手に入れられなかった珍しい山野草が
ヤフオクやメルカリなどで手に入れれるのですから良い時代になりました。
でも出品の出所が怪しいものはなるべく買わないで
種や球根から育てるようにしています。
これで◆福島・四季・彩々・Part 132~春らんまんは
お仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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