2025/04/30 - 2025/05/08
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j-ryuさん
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★福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ねPart,124になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
あまり脈絡がないネタだったりですが、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”で
福島県の自然のネタと言う事以外には
あまり共通点はありません。
今回は当町と周辺の天栄村や須賀川市などに自生する
晩春の山野草を中心にご紹介します。
今年は2月のリペ島旅行以降は訳あって遠出ができず
近場のネタばかりです。
山野草は元々種類が限られているので
品種改良が進む園芸種のような目新しさがありません。
悪く言えばネタが毎年ワンパターンなのに
遠出ができないと尚更撮影可能な種類は限定的になってしまいます。
あとは如何に今までと違った撮り方ができるかが腕の見せ所ですが
悲しいかなその腕が無いので結局今までと変わり映えしない写真
ばかりになってしまいます(--〆)。
足りないのはスキルなのか、センスなのか、機材なのか・・・・
う~ん、全部か・・・(^-^;。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
★福島・四季・彩々・Part124~晩春の候(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.2984253,140.2453268,15628m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu
貴重な山野草は残念ながら心無い一部の人によって盗掘されたり
踏み荒らされたりする事がるので
恐れ入りますが具体的な自生場所は秘密にさせて頂きます。 -
★町郊外里山から望む那須連峰
町郊外の里山にフデリンドウを見に行ってきました。
里山と言っても標高は290mほど、
元々町中心部が270mほどなので山と言うよりは
小高い丘陵地の雑木林です。
その小高い丘からは向こうに、まだ雪が残る那須連峰や
丘のすぐ下には水の入った田んぼが見渡せます。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
町郊外の里山でフデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)が
見頃になりました。
リンドウと言うと秋のイメージですがフデリンドウの他にも
ハルリンドウやタテヤマリンドウ、コケリンドウなど
春に咲くリンドウもけっこうあります。
でもなぜか春に咲くリンドウはみな小型で
草丈は4cm~10cm程度です。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
-
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
◎フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)
フデリンドウは北海道・本州・四国・九州;サハリン,朝鮮半島,
中国に広く分布し、山あいの明るい草地などに自生します。
街中の公園の草地などで見られることもあり
リンドウ科の中では一番見る機会が多い花です。
黄色い花はキジムシロ。
◎キジムシロ(雉筵/バラ科キジムシロ属)は
日本、南西諸島、朝鮮、
東アジア、サハリンなどに分布生育しています。
日本では北海道~九州の明るい山野で広範囲に分布自生します。
日当たりのよければ、草原・砂地・岩場など土質はあまり選びません。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
-
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
フデリンドウの花色は基本的にはみなライトブルーですが
稀に藤色や白花もあります。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
-
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
まとまってたくさん咲いていますが
これで1株です。
花数は個体差があり1輪のこともあるし
十数輪咲く個体もあります。
フデリンドウは花が咲いたらその株は枯れるので
何年もかけて花数が増えていくわけではありません。 -
★フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)
(※2014/5/8 撮影)
毎春撮影してきたフデリンドウですが
その中で空前絶後のフデリンドウです。
ハルリンドウは根元から幾つもの茎が立ち上がり
花を咲かせこんもりした株になりますが、
フデリンドウは1本の茎が枝分かれし花を咲かせるので、
ふつうは大株でもせいぜい10個の花です。
このとき見つけたフデリンドウ1株でなんと40もの花を
咲かせていました。
その後に見つけた大株でもせいぜい花は15くらい。
後ににも先にも40なんてフデリンドウはこれだけです。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ&ニオイタチボスミレ
こちらは紫色のニオイタチツボスミレ(匂立坪菫/スミレ科スミレ属)
との華やかなコラボ。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うフデリンドウ
同じ春に咲くリンドウでフデリンドウとハルリンドウは良く似ています。
見極めは簡単です。
湿地に咲いていれば間違いなくハルリンドウ。
湿地以外で咲いていればほぼフデリンドウです。
さらにフデリンドウは1本の茎の先で分岐しますが
ハルリンドウは根元で分岐します。 -
★天栄村羽鳥湖高原湿地のハルリンドウ
◎ハルリンドウ(春竜胆/リンドウ科リンドウ属)
天栄村羽鳥湖高原(800m)湿地のハルリンドウ
ハルリンドウ(春竜胆/リンドウ科リンドウ属)は湿地や
水分の多い草地に自生し
花茎は根元で分岐するのがフデリンドウとの大きな違いです。 -
★南会津町駒止湿原のタテヤマリンドウ
南会津町駒止湿原(1100m)のミズバショウの傍らで咲く
タテヤマリンドウです。
◎タテヤマリンドウ(立山竜胆/リンドウ科リンドウ属)は
ハルリンドウの高山型の変種と言われ。
ものすごく似てます。
若干タテヤマリンドウの花の色が薄く華奢な印象です。
生育地域の境界は目安として高山帯や亜高山帯の
高層湿原に咲くのがタテヤマリンドで
山地~里地の湿地に咲くのが
ハルリンドウですが、明確な区分は難しいです。 -
★我が家のコケリンドウ
こちらは我が家のコケリンドウ
◎コケリンドウ(苔竜胆/リンドウ科リンドウ属)は
フデリンドウと似たような環境に自生しますが自生地は稀です。
花はフデリンドウの半分あるか無いかと小さく
見るからに華奢な印象です。
花色は淡い青や白があります。
福島県にもあちこち隔離分布していますが
これはメルカリで種を買い秋に蒔いて
翌春咲いたものです。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うニオイタチツボスミレ
◎ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫/スミレ科スミレ属)は
北海道西南部から九州までに分布
山や丘の日当たりのよい草地によく見られます。
また山腹なら広葉樹林の下などにも生え、
明るくて乾燥した環境を好みます。
名前にニオイとありますが、私の鼻がバカなのか
匂いと言うほどの匂いは感じません(^-^;。 -
★町郊外里山の草地に咲き競うニオイタチツボスミレ
ニオイタチツボスミレはそれほど珍しいスミレではありませんが
この里山草地は一面に群生しているのが貴重です。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
町郊外の里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウが
見頃になりました。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
◎ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)は
中部以北~北海道(西南部)の明るい山林に自生します。
東京、埼玉では絶滅、茨城、長野、群馬、千葉、神奈川では
絶滅危惧Ⅰ類に指定され
福島県でもあまり見ることない貴重な山野草です。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
16年ほど前、町内の里山(雑木林)で偶然群生地を発見し、
毎年開花を楽しみにしています。
園芸種のワスレナグサの近縁種ですが
ワスレナグサの花は6mm~8mmほど
ルリソウは10mm~12mmとやや大振りです。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
里山は手入れしないとあっと言う間にガサ薮状態になってしまい
草丈の低い植物や陽性植物は藪に覆われ次第に枯れてしまします。
このルリソウも放っておくと藪に覆われて消滅してしまうので
私が毎年ルリソウの周辺だけ下刈りさせてもらっています。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
下刈りについては生前に地主のお爺さんの許可はもらっていましたが
代替わりしたのでこの先どうなるのか心配です。
近年は管理できない山林は荒れ放題になっても税金だけは取られるので
ソーラー発電業者に貸し出す例が増えてきています。
ソーラー発電は環境に優しいSDGsだと吹聴されていますが、
自然を壊してまで設置するのが
果たして環境に優しいと言えるのか疑問です。
ソーラーパネルの寿命後の廃棄技術も確立されていないようだし、
ソーラー発電=エコ、と言う胡散臭い政策は見直しも必要な気がします。
ソーラー発電するなら今ある自然を壊すのではなく
民家の屋根やビルの屋上など今ある有効スペースに
限定するべきではないでしょうか? -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
ルリソウは蕾が開いたばかりの時は
ピンクで時間とともに青味が増し
丸一日で美しいコバルトブルーになります。
この傾向は忘れな草やホタルカズラ(蛍蔓/ムラサキ科)と同じです。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
こんな美しく目立つ花なのによく小さな雑木林の中で
命を繋いできたなと思います。
この場所は雑木林の中に偶然できた明るい草地。
周囲は藪に覆われていて見えないし
まさかこんな場所にこんな美しい花が咲いているとは
誰も思わなかったのが盗掘もされずに生き残れたのでしょう。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
ルリソウは多年草ですが一つの株が何十年も生き続けることはなく
数年で枯れてしまいます。
種が運良く芽生えて世代交代しないと消えて無くなってしまいます。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
多年草とは、年が変わってもほぼ毎年花を咲かせる植物のことです。
ただ多年といっても一概ではなく2,3年で枯れてしまうタイプもあれば
7,8年も花を咲かせるタイプもあり様々です。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
一年草は、種から発芽し、成長して花が咲き、
種子ができるとその年に枯れてしまいます。
わずか1年の短い命ですが、一年草はたくさんの種子ができたり
種の発芽率が良かったりするので、決して弱い植物ではありません。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
宿根草は、多年草の一つで、花が咲いたり種子をつけたりした後は、
地上の部分は枯れてしまいますが、根は枯れずに残り、
そこから季節になるとまた芽を出して成長します。
根だけが生き残るから、宿根草というのです。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
越年草(2年草)は花後に親株は枯れてしまいますが
出来た種が直ぐ発芽し、若芽のまま冬を越し翌年に大きく成長し
花を咲かせてまた種がこぼれて、親株は枯れますが翌年に
花を咲かせるサイクルの植物です。 -
★町郊外里山(雑木林)の林床に密かに咲くルリソウ
ルリソウの極近い仲間には新潟県と福島県会津地方に自生する
エチゴルリソウがあります。
ルリソウの変種で、ルリソウとは果実の形に違いがあり、
ルリソウで見られる短いかぎ状の刺がありません。
ルリソウと同様に花序が伸び2つに分岐し
ヤマルリソウより草丈が大きくなります。 -
★我が家のヤマルリソウ
ルリソウの極近い仲間に福島県以西に分布する
ヤマルリソウ(山瑠璃草)があります。
ヤマルリソウは草丈は5cmくらいでずんぐりし根生葉が大きいのですが
ルリソウは根生葉から20~30cmほど茎が立ち,
途中の葉の方が大きくなります。
花茎が上部で大きく枝分かれするのもヤマルリソウとの違いです。 -
★我が家のヤマルリソウ
◎ヤマルリソウ(山瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)
ヤマルリソウは日本の固有種で福島県以西の本州、四国、九州に
分布する多年草です。
湿り気のある山地や道端斜面、半日陰となる木陰に自生します。
福島県にも自生するようですが、私はまだ野生種には出会えていません。
我が家のヤマルリソウは4年前にメルカリで苗を買ったものです。 -
★福島県内で見られるルリソウの仲間
◎左上
タチカメバソウ(立亀葉草/ムラサキ科キュウリグサ属)
◎右上
ミズタビラコ(水田平子/ムラサキ科キュウリグサ属)
◎左中
キュウリグサ(胡瓜草/ムラサキ科キュウリグサ属)
◎右中
オニルリソウ(鬼瑠璃草/ムラサキ科オオルリソウ属)
◎左下
ハナイバナ(葉内花/ムラサキ科ハナイバナ属)
◎右下
ノハラムラサキ(野原紫/ムラサキ科ワスレナグサ属) -
◆滑川砂防ダム 拡大マップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.3399074,140.1936892,578m/data=!3m1!1e3
『滑川砂防ダム』は県道67号(中野・須賀川線),
旧・会津湖南七峠の一つ、諏訪峠(779m)の登り口にあります。
地元の人にもあまり知られていない、紅葉の隠れ名所です。
透明度の高いダム湖と色取り取りの紅葉樹、岸辺には水没林と
見事なコラボレーションを見せてくれるのですが、
なぜかこの美しさがあまり認知されていません。
駐車場(10台くらい)もあるしアクセスも超楽チンの穴場です。
加筆した黄色のマーカー線で堰堤以外は道は無く全て藪漕ぎです。
※県道67号(中野・須賀川線)は冬季は全線通行止めになります。
ただ須賀川市方面からは積雪が多くなければ滑川砂防ダムまでは
行くことができます。 -
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
萌えるような新緑が美しい季節になったので旧岩瀬村(現・須賀川市)の
滑川砂防ダムに行ってきました。(2025/5/8) -
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
滑川砂防ダムは紅葉の方が人気ですが
私は緑のグラデーションが美しい
萌えるような新緑の頃も大好きです。 -
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
◎滑川砂防ダム
長さは164m、高さは19m。
1983年(昭和58年)3月竣工
撮影は基本的にはこの堰堤の上からで
ダム湖を周回する道はありません。
私の場合は藪漕ぎしながら道なき薮を1周して撮影しています。
滑川砂防ダムは一般的な呼び方ですが
砂防法上は砂防堰堤といいます。
ダムは貯水を目的とした高さ15m以上のダムで
河川法で管理されているのだそうです。
ただ昭和39年以前の旧河川法では高さ15m以下でも
ダムと呼ぶそうです。 -
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
新緑と青空は期待通りでしたが
残念ながら弱風があり水鏡状態ではありませんでした。
天気予報で風速は微風のはずでしたが
こればかりは現地に行ってみないと分からない事が多いです。 -
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
-
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
滑川砂防ダムは金喰川(かなはみがわ)の渓谷に作られたダムなので
いつも山(上流側)から谷(下流側)に向けて風が吹き抜けるので
天気予報通りにベタ凪になり、水鏡が見られるは稀も稀です。 -
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
堰堤上から望んだ須賀川市の最高峰、八幡岳(1102m)山頂方面
滑川砂防ダムからは直接山頂はギリ見えてきません。 -
★新緑萌える滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
里(町)近郊の低山は杉やヒノキが植林されることが多く
実際、滑川砂防ダムも写真とは反対側は植林された
杉やヒノキの森で春夏秋冬ほとんど濃緑なので
色彩的には暗めで映えませんが
八幡岳側は自然林のままなので様々な木々が生い茂り
色彩豊かで美しいです。
この日は新緑の水鏡が目的でしたが
弱風ながら止むことはなかったので
これで撤収し近くの大滝川渓谷に行き事にしました。 -
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
上記(2025/5/8)は新緑はとてもキレイでしたが
水鏡が見られずガッカリでした。
1週間後(5/15)再び県道67号(中野・須賀川線)を
通る機会があったのでダメ元で立ち寄ったら
あらま、まずまずの水鏡状態じゃありませんか(^^ゞ。
人生と似ていて自然は思い通りにはなりませんが
悪い事ばかりじゃありません。 -
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
わずか1週間ですが萌えるような新緑はあっと言う間に
深緑に様変わりしています。 -
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
写真右下にポツンと見えるオレンジ色は
ヤマツツジの花です。 -
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
駐車場とは反対側にあたるダム湖の右岸にやってきました。
ここは湖面に迫り出したクマシデやヤシャブシの枝が
水面に映り込み美しいポイントです。 -
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
-
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
湖面に大きく迫り出しているこの木はクマシデです。
◎クマシデ(熊四手、熊垂/カバノキ科クマシデ属)
本州・四国・九州の日当たりのよい山地に自生する落葉高木で、
樹高は10~15mほどになる。 花期は4~5月ごろで雌雄異花。
小苞(しょうほう)が重なり合った花穂の形が独特である。
10-11月に長さ4~5cmの果実を付けます。
木材は堅いため、家具材・建築材・農具の柄などに用いられる。 -
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
-
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
クマシデの枝の一部は水に接触しています。
このままだと遅かれ早かれ雪の重みで水没するか
折れてしまうでしょう。 -
★深緑の水鏡・滑川砂防ダム~旧岩瀬村(現・須賀川市)
こちらはヤシャブシの枝。
◎ヤシャブシ(夜叉附子/ハンノキ属)は
主に福島以南の山地に自生し
8~15mになる落葉高木。雌雄同株。
葉は4-10cmの狭卵形、鋭頭、縁には重鋸歯があります。
葉裏脈上に伏毛があります。
花は葉の展開前に咲き、雄花花序はやや太く弓なりになって
垂れ下がります。
雌花花序はその少し下に1、2個上向きに付きます。
仲間にオオバヤシャブシやミヤマヤシャブシがありますが
見極めが難しいです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
(※2023/11/09 撮影)
萌える新緑も大好きですが、やはり滑川砂防ダム湖最大のウリは
秋の紅葉でしょう。
特に無風の時にしか出会えない紅葉の水鏡は一押しです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
(※2023/11/09 撮影)
私的には錦秋の滑川砂防ダム湖は大のお気に入りですが
知名度が低いようで撮影時はいつも独り占めです。 -
◆錦秋の万華鏡~悠久の里・岩瀬:滑川砂防ダム湖
(※2023/11/09 撮影)
素晴らしい紅葉の水鏡ですが
紅葉の見頃にこのような完璧な水鏡は
一回あるかないか。 -
☆雪降り埋む水鏡の滑川砂防ダム湖
(※2017/12/12 撮影)
ご覧のように雪景色のダム湖もとても美しいです。
でもこの雪景色の水鏡が見られるのは
新緑の水鏡や紅葉の水鏡以上に出会えるチャンスは
非常に少ないです。
と言うのもダム湖は12月下旬くらいから凍り始め
例え雪景色になったとしても湖面は水鏡ではなく
雪原になりメリハリの無い景色になってしまうからです。
さらに初雪降る頃は北風が強まり湖面が水鏡になるのは
滅多にありません。
実際、私も(2017/12/12)以来、
雪景色の水鏡は見ていません。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷ルートMap
(※地理院地図に加筆)
https://maps.gsi.go.jp/#14/37.319595/140.215845/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
新緑萌える滑川砂防ダムを堪能した後は
車で10分ほど移動し同じ旧岩瀬村の
大滝川渓谷も訪れました。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ウラシマソウ
前回訪れた時は蕾だったウラシマソウは
見頃を迎えていました。
本来の花は、付属体(釣り糸)の下につき、
そのままの状態では見えません。
成長や栄養の状態によって、雄花から雌花に変化する
性転換植物として知られています。
雄花から雌花への花粉の受粉は虫媒で
キノコバエの仲間よって行われます。
雄性の仏炎苞の開口部から進入したキノコバエは雄花群から
出された花粉を身にまとい、仏炎苞下部にある隙間から
脱出することができるが、
雌性の仏炎苞ではキノコバエが脱出できる隙間がなく、
開口部から進入したキノコバエは雌花群をうろつく間に授粉させられ、
最後は脱出できずに死んでしまう恐ろしい植物です(^^;)。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ウラシマソウ
今までは郡山市西部の里山で何度か見ましたが
4年前に大滝川渓谷では初めて見つけました。
福島県ではあちこちに隔離分布していますが
そうそう目にする機会は無いので絶対数は少ないと思われます。
それにしても、この草地は毎年訪れているのに
どうして見つけられなかったんだろう?
私の目が節穴だったってことか?(--〆)。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ウラシマソウ
◎ウラシマソウ(浦島草/サトイモ科テンナンショウ属)は
北海道南部から本州、九州の一部も分布する球根植物で、
主に山間の林床や人里近い林下に多く見られます。
苞の中から伸びた付属体の先端部が細く糸状に伸び、
その姿を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて
浦島草と名付けられました。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ウラシマソウ
地下にはサトイモに似た大きな球根があり、春に芽を出し10枚前後の葉を
傘のように広げ、黒褐色の苞を開きます。
この苞は水芭蕉と同じように「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれます。
葉は秋までには落葉し、タネができた花茎は、
房状に赤く完熟した果実をつけて、そのまま晩秋のころまで残り、
冬には倒れて、球根の状態で休眠します。
秋に球根のわきに小さな球根をたくさんできて増えますが、
元の親球根は5年程度で枯れるようです。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ウラシマソウ&マムシグサ
ウラシマソウのそばでは仲良くマムシグサ(テンナンショウ)も
咲いていました。
背後の緑が保護色になって見辛いですが
ウラシマソウのすぐ後ろで2本咲いています。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~マムシグサ(テンナンショウ)
◎マムシグサ(蝮草/サトイモ科テンナンショウ属)は
北海道から九州にかけて分布する多年草で
山地や原野の湿った林床に自生する有毒植物です。
茎の模様がマムシの模様に似て
マムシが生息するような場所に自生することから
マムシグサと呼ばれるようになりました。
おどろおどろした名前から忌み嫌う人もいますが
この仲間を集めるマニアもけっこう多い
玄人好みの山野草です。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~マムシグサ(テンナンショウ)
下記で紹介するミミガタテンナンショウと
一般的なマムシグサは外観は瓜二つですが
ミミガタテンナンショウの仏炎苞は葉より上にありマムシグサは
同じくらいの高さです。
マムシグサはテンナンショウ(天南星)とも呼ばれ
「仏炎苞(ぶつえんほう)」は黒紫や赤茶色、黄緑と様々で
縦縞も特徴ですが黒系の場合縦縞は目立たないこともあります。 -
★久慈川渓谷~ミミガタテンナンショウ
◎ミミガタテンナンショウ(耳形天何星/サトイモ科テンナンショウ属)は
福島県では県南部や茨城県境周辺に自生しています。
葉が展開する前に花=「仏炎苞」が展開するのが
大きな特徴です。
「仏炎苞」はエンジ色が多い感じです。
仏炎苞の中程が外側に少し反っている部分を
耳に見立てた命名のようですが
仏炎苞そのものはマムシグサとそう大きな違いはありません。 -
★天栄村立矢川渓谷~ヒトツバテンナンショウ&ヒロハテンナンショウ
左2点
ヒトツバテンナンショウ(一葉天南星/サトイモ科テンナンショウ属)は
本州中部以北の湿り気のある山中の半日陰に自生。
大きな葉が1枚(小葉は7~9)で仏炎苞は白緑色。
内面の中央近くに八の字濃紫色の斑紋があるのが最大の特徴で
仏炎苞の中の付属体は細い棒状で、先は斜め前に曲がっています。
右2点
ヒロハテンナンショウ(広葉天南星/サトイモ科テンナンショウ属)は
主に日本海側の湿り気のある落葉樹林下や川沿いなどに自生。
大きな葉が1枚でヒトツバテンナンショウに似ますが
小葉に柄がなく葉が広めです。
最大の違いは内面の中央近くに八の字濃紫色の斑紋がありません。
また仏炎苞の中の付属体はヒトツバテンナンショウよりは
太く真っ直ぐです。 -
★我が家のカラスビシャク
我が家に庭のカラスビシャクです。
植えたものでは無く毎年勝手に現れます(^-^;。
◎カラスビシャク(烏柄杓/サトイモ科ハンゲ属)は
北海道~九州まで広範囲に自生し稲作伝来の頃、
東アジアから伝わった史前帰化植物の可能性が強いそうです。
形状はテンナンショウ属のウラシマソウに似ますが
苞の中の柱状の花序がその背面で苞と癒合する点などが
違うので別属になるようです。
テンナンショウ属やハンゲ属の中では最も丈夫で、
一度進出するとムカゴで増えるので抜いても抜いても毎年顔をだすほど
生命力旺盛です。 -
★我が家のオオハンゲ
カラスビシャクの仲間にオオハンゲがあります。
野生の自生地は関東以南で福島県に野生種は自生していないので
メルカリで種を買って育てました。
◎オオハンゲ(大半夏/サトイモ科ハンゲ属)は
明るい半日陰の林床などに生える多年草です。
関東地方以南に分布し、カラスビシャクより大きく、
葉の高さは30cmほどになります。
葉は1~4個が根生して、葉身は3深裂の単葉形から、
ほとんど全裂して3小葉になることもあります。
花期は6~8月で、花茎に肉穂花序を頂生します。
花序の下側に雌花群、上側に雄花群があり、
上方の付属体はくねりながら直立して、
大きいと高さ50cmになるそうでが
我が家のオオハンゲは35cmほどで、それほど大きくはなりません。
仏炎苞は、緑色で紫を帯びることもあり、開口部は、
縁が外側に開いてやや反転します。 仏炎苞の舷部先端は、
凹んで付属体を抱きます。
名前の由来ははカラスビシャク ( 半夏 ) より大きいことから。 -
★我が家のムサシアブミ
◎ムサシアブミ(武蔵鐙/サトイモ科テンナンショウ属)は
多くの資料には関東以西~四国、九州、沖縄に自生するとありますが
福島県でもいわき市などに自生します。
ただ私はまだ出会ったことが無いので
メルカリで苗を買って植えたものです。 -
★我が家のムサシアブミ
-
★我が家のムサシアブミ
地面から立ち上がる第一の葉柄の途中から二番目の葉柄が分岐し、
その途中から花柄が伸びる。
葉柄上端には先が細くなった三枚の葉(小葉)をつける3出複葉です。
花柄は葉柄よりも短い。
花(仏炎苞)の形が鐙に似ていること、
武蔵の国でつくられた鐙が良質であったことから武蔵鐙と
呼ばれるようになったそうです。 -
★我が家のムサシアブミ
まるでアールヌーボーのような芸術的なムサシアブミの縞模様。
テンナンショウ属の中でも大好きな花(仏炎苞)です。 -
★我が家のムサシアブミ
最初、植えた時は1株でしたが
昨年、新しい芽が出て2株になり
今年は3つ目の芽が出たので
来年は花が3個咲きそうです。 -
★我が家のユキモチソウ
テンナンショウ属ついでに我が家のユキモチソウ(雪餅草)も
ご覧ください。
◎ユキモチソウ(雪餅草/サトイモ科テンナンショウ属)は
世界的に見ても日本の三重、奈良、四国の
限られた地域に自生するとても貴重な山野草です。
環境省のレッドデータカテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
ユキモチソウは図鑑やNetで見るだけの憧れの山野草でしたが、
何と3年前にヤフオクで種(小球根)が出品されいて、
10球で1700円(送料込み)だったので
迷わずポチしました。 -
★我が家のユキモチソウ
図鑑やNet情報で栽培の仕方を調べ3年前(2022)3/13に
小指の爪の半分にも満たない小さな球根を大事に植えました。
情報では早い場合は翌春、普通は2年後に開花するとのことなので
大切に見守りました。
関西以南の植物なので福島の冬は寒かろうと
室内で冬越しさせました。
3月になり他の植物が次々新芽を出し始めたのに
我が家のユキモチソウはうんともすんとも言いません。
もしかしたら寒さに耐えられず枯れたのかもと心配が過ぎり
少し土を掘り起こしてみたら
球根は無事でまだ冬眠中でした(^-^;。 -
★我が家のユキモチソウ
春の目覚めが遅い我が家のユキモチソウにやヤキモキさせられましたが
3月下旬にようやく小さな芽が出始め
4/19になんと10球のうち5球に花が咲きました。
晩種翌年の開花は期待していなかったので
思いがけない開花に嬉しさMaxです(^^♪。
昔なら中々手に入れられなかった珍しい山野草が
ヤフオクやメルカリなどで手に入れれるのですから
良い時代になりました。
でも出品の出所が怪しいものはなるべく買わないで
種や球根から育てるようにしています。 -
★我が家のユキモチソウ
白く丸い〝餅〟の部分は、花序付属体といい、
虫などを引き寄せる役割を持つそうです。
先日、NHKのワイルドライフで、このユキモチソウが
取り上げられていて、この餅のような花序付属体は
形も匂いもキノコに擬態して、キノコ好きの虫を
おびき寄せているのではないかと言ってました。 -
★我が家のユキモチソウ
この花序付属体がキノコに擬態しているとしたら
マシュルームっぽいけど
マシュルームは日本原産ではないから
日本原産のドクツルタケあたりを真似たのかしらん?? -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
ウラシマソウ咲く草地のそばではラショウモンカズラも
見頃を迎えていました。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
◎ラショウモンカズラ(羅生門蔓/シソ科ラショウモンカズラ属)は
本州~九州の山間部の少し湿った川沿いなどに自生し
草丈は30cmくらい花の大きさは3~4cmほど、
日本のシソ科の中では最大級の花です。
ランナー(匍匐・ほふくけい)で増え群生を作り、
ラベンダー(シソ科)に似たいい香りがします。
花色は紫がほとんどですが稀に桃色もあります。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
-
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
名前の由来は
平安中期の頃、京都朱雀大路南端にあった羅生門に棲みついた鬼が
夜な夜な悪さをし人々を困らせていたので
源頼光(みなものよりみつ)の家臣の渡辺綱(わたなべのつな)が
その腕を斬り落とし鬼を退治したそうな。
その鬼の腕に似た花というので羅生門蔓と名づけられたそうです。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
-
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
花も色も春らしいのですが、花名の言われを聞くと
見た目とは裏腹に恐ろしい言われに戸惑います。
たしかに筒状の花を横から見ると
少し毛深く筋肉のように見えなくもないですが
かなり強引な命名のような気がします(--〆)。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
-
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
映画の『羅生門』は1950年初上映。
監督は黒澤明で、三船敏郎、京マチ子、森雅之などが出演。
芥川龍之介の短編小説『藪の中』を原作とし、
タイトルや設定などは同じく芥川の短編小説『羅生門』が
元になっています。
平安時代を舞台に、ある武士の殺害事件の目撃者や関係者が
それぞれ食い違った証言をする姿をそれぞれの視点から描き、
人間のエゴイズムを鋭く追及して、
ラストで人間信頼のメッセージを訴えた作品です。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
-
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
映画『羅生門』は同じ出来事を複数の登場人物の視点から描く手法は、
本作により映画の物語手法の1つとなり、
国内外の映画で何度も用いられた。
海外では羅生門効果などの学術用語も成立した。
撮影担当の宮川一夫による、サイレント映画の美しさを意識した
視覚的な映像表現が特徴的で、光と影の強いコントラストによる映像美、
太陽に直接カメラを向けるという当時タブーだった手法など、
斬新な撮影テクニックでモノクロ映像の美しさを引き出している。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
-
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~ラショウモンカズラ
第12回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞、第24回アカデミー賞で
名誉賞(現在の国際長編映画賞)を受賞し、
これまで国際的にほとんど知られていなかった日本映画の存在を、
世界に知らしめることになった。
また、本作の受賞は日本映画産業が国際市場に進出する契機となった。
(※Wikiより) -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~桃色ラショウモンカズラ
青紫色のラショウモンカズラの近くでは
桃色ラショウモンカズラ(桃色羅生門蔓)も咲き始めていました。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~桃色ラショウモンカズラ
青紫色のラショウモンカズラの変種なのか突然変異なのか
良く分かりませんが、
毎年少しだけ花を咲かせます。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~桃色ラショウモンカズラ
青紫色のラショウモンカズラは山間の谷間に行けば良く見られますが
桃色ラショウモンカズラはここでしか見たことがありません。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~桃色ラショウモンカズラ
ほぼ毎年見に行きますが消えもしませんが、
さほど増えている印象もしません。
他の地域では白花もあるようですが
私はまだ見たことがありません。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~クルマバソウ
ラシショウモンカズラ咲く大滝川渓谷沿いでは
清楚なクルマバソウも花盛りでした。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~クルマバソウ
◎クルマバソウ(車葉草/アカネ科クルマバソウ属)は
草丈は20~25cmほど、
葉っぱが車輪状なので見たまんま車葉草と呼ばれます。
全国の渓流沿いや林床などに分布しますが
北海道以外は山地の冷涼でやや湿った林内に群生します。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~クルマバソウ
-
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~クルマバソウ
クルマバソウ属の仲間にはオククルマムグラやキヌタソウ、
ヤエムグラ、カワラマツバ、クルマムグラ、ホソバヨツムグラなど
良く似た花があります。
どの花もかなり小さいのですが、これでもクルマバソウは
その中でも一番大きな花です。 -
★大滝川渓谷~オククルマバムグラ(奥車葉葎)
クルマバソウと良く似たオククルマバムグラも咲いていました。
◎オククルマムグラ(奥車葎/アカネ科ヤエムグラ属)
クルマバソウと自生地がかぶり良く似ているのが
オククルマムグラです。
全国に分布し山あいの湿り気のある山林内や渓流沿いなどに自生し
草丈は15~25cm、輪生する葉っぱは6枚,下部は8枚、
十字型の白い小花の花径は2.5mm、
茎や葉にとげ状の毛があります。
ムグラ(葎)とは、密生し藪をつくる草のことだそうで
その通り渓流沿いのあちこちで群生しています。
でもクルマバソウと決定的に違うのは
クルマバソウの花は朝顔のようなロート型ですが
オククルマムグラは平たい星型です。
葉っぱも
クルマバソウは放射状に8枚で葉の表面に毛は生えていません。
オククルマムグラの葉も放射状ですが6枚で
葉の表面には細かい毛が密に生えています。 -
★☆二岐渓谷 桔梗清水~クルマムグラ(車葉葎)
上記のクルマムグラやオククルマムグラも花はとても小さいですが
それより小さいのがクルマムグラ(車葉葎)です。
◎クルマムグラ(車葎/アカネ科ヤエムグラ属)は
全国に分布しブナ帯などの
落葉広葉樹林の林床、草地、谷間などに自生する。
草丈は10~20cmほど。
葉は輪生し、下部の葉は8~9枚、上部では6枚付くことが多い。
葉の長さは1~3cmで先端は尖る。
葉の縁には微毛があるが、茎や葉の裏面などには毛が見られず、
この点がオククルマムグラとの違いです。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~クルマバソウ
クルマバソウの葉っぱに甘い香りの芳香成分である
クマリンが含まれヨーロッパでは葉を乾燥させて
ワインやビールの香り付けに利用したり
衣類の防虫に使うそうです。
クマリンの匂いなど知らないと思うかもしれませんが、
実は桜餅のあの香りです。
桜の葉(特に八重桜)にもクマリンが多く含まれていて
乾燥させたり塩漬けにするとあの独特の甘い桜の香りがします。 -
★可憐な野の花咲く春の大滝川渓谷~クルマバソウ
つまり我々が一般的に桜の香りだと思っているのは
クマリンの匂いで、桜の花じたいは生ではあまり香りはしません。
以前、私も試しにクルマバソウの葉を少し採ってきて
乾燥させ匂いを嗅いだら正に
桜餅のような甘く美味しそうな香りがしました。
ちなみにクルマバソウは宿根草なので少々刈り取っても
来年また芽吹くので大丈夫です。 -
◆涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と
猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の
京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に
涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むと
ダートの無料駐車場(約15台分)あがり、その右奥手が涌井の清水です。
トイレはありません。
レンゲソウ畑もハナズオウ畑も涌井の清水のすぐ近くで
見られます。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
大滝川渓谷の次は車で15分ほど離れた
天栄村のレンゲソウ畑に向かいました。
涌井の清水からは車で5分ほど、
1週間前に直ぐそばの国道294号を通った際に開花状況をチラ見し、
今週がそろそろ見頃だろうと訪れました。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
-
★天栄村八十内のレンゲソウ
レンゲ草畑は2015年までここの直ぐ近くにある『涌井の清水』そばの
レンゲ草畑を撮影していたのですが、
そのレンゲ草畑は現在、薮になってしまい
その後花畑になることはありませんでした。
レンゲは土地を耕し毎年種を蒔かないと
キレイなレンゲ草畑にはなりません。
畑を放棄しても数年はこぼれ種で数年は咲きますが
次第に薮に覆われ完全に見られなくなります。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
向こうに見える山並みは旧・大信村(現・白河市)と
天栄村の境にある権太倉山(976m)です。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
-
★天栄村八十内のレンゲソウ
レンゲソウは日本の原風景の一つですが実際は彼岸花と同じように
中国大陸が原産で日本へは17世紀ごろに渡来し、
明治以後になって急速に広まったそうです。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
レンゲは通称名でゲンゲ(紫雲英)というのが標準和名です。
◎レンゲソウ(蓮華草、紫雲英/マメ科ゲンゲ属)は
昭和30年代頃までは、あちこちの田んぼで緑肥として
栽培されていましたが今は化学肥料に取って替わり
ほとんど見ることがなくなりました。
現在見られるレンゲ畑の多くは観光や地域興しのレンゲ畑で
緑肥用に栽培されている所はまずないそうです(福島県の場合)。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
-
★天栄村八十内のレンゲソウ
一面ピンク色のレンゲソウ畑でレンゲソウと競演するかのように
黄色い花も咲いていました。
いったい何の花?
一昨年は黄色いウマゴヤシ(馬肥/マメ科ウマゴヤシ属)が
咲いていたのですがウマゴヤシでは無さそうです。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
黄色い花が集中して咲いている個所がありました。
その正体はイヌナズナでした。
◎イヌナズナ(犬薺/アブラナ科イヌナズナ属)は
ほぼ全国に分布しますが北国に多い傾向があるそうです。
道端や農地周辺などに多い越年草で
ナズナに似ているが,花が黄色いことのほか短角果の形もちがいます。
イヌとは植物界で否定形として使われ
似ているけど偽物、使い物にならないもの、まがいもの、
などの意味合いです。
つまりイヌナズナはナズナに似ているけど、まがいもってことですね。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
イヌナズナはナズナに似ると言いますが
ナズナの花色は白でイヌナズナは黄色だし
花の姿も似ているとは言い難いかな(^-^;。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
まるで寄り添う恋人同士のようなセイヨウタンポポ。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
5年前、裏磐梯からの帰り道、猪苗代湖東岸を通り、
勢至堂トンネルを抜け国道118号と国道294号の重複区間から
294号に入って間もなく車窓右手にピンク色した
花の絨毯がちらっと目に入りましたがスピードが出ていたので
あっと言う間に通り越してしまいました。
でも、もしかしたら久しく見ていないレンゲ草畑かも?と気になり、
車をUターンさせました。
そしたらどうでしょう、やはり憧れのレンゲソウ畑だったのです。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
私が現在知っているレンゲソウ畑はわずか2ヶ所だけ。
休耕田はたくさんありますが、
レンゲソウは自然には生えてこないので
とりあえず一度は種まきする必要があります。
その後は種がこぼれるので、田んぼが藪にならないよう
管理すれば翌春も見られるはずです。 -
★天栄村八十内のレンゲソウ
-
★天栄村八十内のレンゲソウ
コメ不足の折、休耕田を再開できるのが理想ですが
作りての老齢化が進み第三者が休耕田を借りて栽培しない限り
田んぼは荒れるばかりです。
せめてレンゲソウでも咲かせれば観光にも役立つと思うのですが
その手間さえ担える作り手がいないってことなんでしょう。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
上記で紹介したレンゲソウ畑から国道294号を南(白河市方面)に
800mほど進むと右手に再びピンク色の絨毯が見えてきます。
今度の絨毯はハナズオウです。
もう十数年前からハナズオウ(花蘇芳)が植えられていたのは
知っていましたが、国道沿いに駐車できるスペースが無いので
いつも花を横目で見ながら遣り過ごしていました。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
一昨年、初めて少し離れた場所に車を止め撮影し、
今年は3回目の撮影です。
この春は例年より寒かったので見頃が少し遅くなりましたが
その分、田んぼに水が張られ部分的にピンク色の水鏡が
見られました。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
背景の濃い緑の山と華やかなピンクのハナズオウ、
そして鏡田に映り込むハナズオウのリフレクションが
見事です。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
-
★天栄村牧之内のハナズオウ
◎ハナズオウ(花蘇芳/マメ科ハナズオウ属)は
中国北中部が原産のマメ科の落葉樹。
日本へ渡来したのは1695年以前と言われ、
春に咲く紅紫の花を観賞するため、
庭木として公園や庭園に植栽されます。
花の色が、同じマメ科の熱帯植物スオウで作る染料「蘇芳」に
似ていることから、ハナズオウと名付けられました。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
田んぼの土が黒土だったらリフレクションも
もっとくっきりしてキレイだと思いますが
赤土なのでコントラストが弱めです。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
ハナズオウの花は葉が展開する前の4~5月頃に開花します。
花は蝶形で浅く五つに裂け、上側中央にある「旗弁」は立ち上がるが、
両側で後方へ反り返る2枚の翼弁より小さく、見付けにくいです。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
葉は長さ5~8センチの円形あるいはハート型で、
花が終わりきらないうちに展開し始める。
葉の縁にギザギザはなく、枝から互い違いに生じ、
質厚で表面には光沢があるが、
裏面は半透明の白い葉脈5本が放射状に広がります。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
花の後にはキヌサヤのような豆果ができます。
長さ5~8cmで、でき始めは緑色だが徐々に赤みを帯びた後、
10月頃、黒褐色に熟します。
中には光沢のある濃褐色の種子が5~8粒入る。
豆果は熟しても自然には裂けません。
繁殖は実生や挿し木によります。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
ピンクの蘇芳色(マゼンダ)の中央の白いラインは
ハナズオウの白花です。
ピンクのハナズオウは我が家にもあるくらいですから
全然珍しくありませんが、白花はあまり見ることはありません。 -
★天栄村牧之内のハナズオウ
ハナズオウの向こうには天栄村伝説の双耳峰、
右・明神山(548m)、左・妙見山(532m)が見えています。
この位置から妙見山は手前の山に隠れて山頂しか見えていませんが
国道294号を走っていると国道の左右に
似たような山容の明神山&妙見山が見えます。 -
★天栄村牧之内の明神山(上)&妙見山(下)
この丼を伏せて2つ並んだ山には古くからの民話(伝説)があります。
以下、天栄村観光協会HPより
http://www.ten-ei.net/story.aspx
『昔、松本は貧しい山峡の村落であった。それと言うのも土地がやせ、何を作ってもろくに稔らず、収穫は年々減る一方で、よその土地の半分にも満たず、そこでこの土地に見切りをつけ、よそに移り住む者さえ続出するようになってきた。困り果てた里人達は思案のすえ、男神山に祈願をすることに一決。山峡にそそり立つ、男神山を仰いでは、来る日も来る日も祈願をつづけていた。』
『月日が経ってある日突然、一天にわかにかきくもり、墨を流したような、恐ろしい空模様となった。底冷えのする風が吹いたかと思うと、どこからか、大きな天狗が男神山にあらわれ、対山の女神山にまたがり、体をふるわし、いきなり脱糞をはじめた。 里人たちは唖然となり、ただ天狗のしぐさを、あれよあれよと見守るばかりであった。天狗はいずこともなく煙のように消えて行き、それはほんの一瞬の出来事でもあった。 以来、松本の田畑は豊かな農地と大きく変わり、したがつて収益も倍増し、他に見られぬ豊かな里になったという。 』
めでたしめでたし(^^ゞ。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
国道294号線沿いのレンゲソウやハナズオウを見た後は
これまた私の旅行記では定番中の定番である
涌井の清水にも立ち寄りました。
この時期はリュウキンカも水芭蕉も終え
とくだん珍しい山野草の花が咲いているわけではありませんが
滑川砂防ダムと同じように新緑が一番キレイな時期で
新緑の水鏡は目も心も癒される
ナチュラル・ヒーリングスポットです。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
◎涌井の清水
その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば)、この沼に住む大蛇が
水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として
領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、
大祈祷を行わせた記録があります。
(現地案内板より) -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
涌井の清水は山腹や岩肌などから流れ出してくる清水では無く
沼底からブクブクと湧水している沼状の清水です。
この沼状の清水とは別に背後の山腹から湧き出す清水が
”せせらぎ”となって涌井の清水に流入しています。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
清水は深い森に囲まれているので風が強く吹き抜けず
水面が穏やかな時が多く、新緑の時期は緑を映し込む水鏡が
特に美しいと思います。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
涌井の清水南岸に沿って細い道を進むと
真新しくなった神社(涌湯御前神社)があります。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
沼には小魚のハヤの他にも体長30cm弱の虹鱒もいます。
でも本来、虹鱒は在来魚ではないので
このニジマスは誰かが放流したのだと思います。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
沼状の清水では沼底の至るところからブクブクと湧水しています。
沼底が白っぽい部分は特に湧水量が多いポイントで
頻繁に気泡が湧き上がり水面に波紋が広がります。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
清水のかたわらではモクレン(シモクレン)が見頃でした。
◎シモクレン(紫木蓮/モクレン科モクレン属)=モクレンは
春に葉が展開するのと同時期に紫紅色の花が上向きに咲く。
花が紫色であることからシモクレン(紫木蓮)ともよばれます。
ハクモクレンとは別種です。 -
★新緑萌える天栄村涌井の清水
花はキレイだと思いますが
モクレン(シモクレン)は中国原産の植物なので
公園や植物園ならともかくありのままの日本の自然の中に
外来品種を植えるのは如何なものと思います。
もし、植栽するにしても生態系を守る意味でも日本原産のコブシや
エゾアジサイなど、この地域に自生している植物を植えて
欲しいなと思います。
これで◆福島・四季・彩々・Part124~晩春の候はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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