2026/04/06 - 2026/04/08
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j-ryuさん
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★福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ねPart,131になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
あまり脈絡がないネタだったりですが、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”では
福島県の自然のネタと言う事以外に
はあまり共通点はありません。
今回も当町や周辺の里地里山に咲く春の野の花を紹介します。
3月のエベレスト街道トレッキングから帰国後も
ちまちまと地元の山野草を撮影していましたが
なるべく早くエベレスト街道トレッキングの
旅行記を仕上げようと
春の山野草はフォルダーに山積み状態に
なってしまいました。
さらに単体で旅行記にした”あしかがフラワーパーク”
”尾瀬””雄国沼”にも先を越されお蔵入り寸前。
これでは地元の野の花も浮かばれまいと、
ようやく『福島・四季・彩々』131に取りまとめました。
撮影時期が”尾瀬”や”雄国沼”と前後してしまい恐縮ですが
どうぞご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
◆福島・四季・彩々・Part131~春うらら Map
(※Google Mapに加筆)
この旅行記でご紹介している山野草は
舘ヶ岡の摩崖仏や涌井の清水以外の自生地は
公表されておらず、ここで公表すると盗掘や
踏み荒す恐れがあるので残念ながら
詳細は非公開とさせて頂きます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~オオヤマザクラ
アズマイチゲやアマナを見に行き、
それらの近場ではオオヤマザクラ(大山桜/バラ科サクラ属)も
見頃を迎えていました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~オオヤマザクラ
◎オオヤマザクラ(大山桜/バラ科サクラ属)
オオヤマザクラは北海道、本州の山陰、北陸、中部地方以北と
四国の石鎚山脈の山地に野生し、
南千島、サハリン、朝鮮にも分布する。
ヤマザクラに比べて花が大きいのでこの名があり、
花色が濃いのでベニヤマザクラ、
また北海道に多いのでエゾヤマザクラとも呼ばれます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~オオヤマザクラ
◎オオヤマザクラ(大山桜/バラ科サクラ属)
ソメイヨシノとは違いオオヤマザクラも
花と同時に葉も芽吹きますがヤマザクラのようには
目立ちません。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アズマイチゲ
上記のオオヤマザクラからほど近い里山の斜面では
期待通りアズマイチゲが見頃を迎えていました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アズマイチゲ
◎アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
アズマイチゲは北海道~九州の主に落葉樹林の明るい林下や林縁に
自生し土壌は石灰岩質を好みます。 -
◆キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
3/24 撮影
アズマイチゲと良く似たキクザキイチゲは
近畿以北~北海道の落葉樹林下や林縁、
やや湿り気のある土壌を好むので、
渓流沿いや谷間の斜面、河岸段丘下などで良く見られます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アズマイチゲ
それに対しアズマイチゲはの分布域は北海道~九州とキクザキイチゲより
広いのですが自生地はアズマイチゲの方が少ないようです。
それはキクザキイチゲは地質をさほど選ばないのに対し
アズマイチゲは石灰岩土壌を好むからです。
引いて言えばアズマイチゲはアルカリ性土壌を好むってことのようです。 -
★キクザキイチゲ(写真上)とアズマイチゲ(写真下)
キクザキイチゲとアズマイチゲは花だけ見るとぱっと見は
ほとんど同じなので慣れないと見極めづらいかも。
一番分かりやすいのはやはり葉の形状だと思います。
キクザキイチゲは名前のように葉がキクの葉のような形ですが
アズマイチゲはやや楕円形の葉が垂れ気味に付いています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アズマイチゲ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~アズマイチゲ
福島県でキクザキイチゲは阿武隈山系から奥羽山系、会津まで
広範囲に自生していますが、
私が今まで見つけたアズマイチゲの多くは阿武隈山系で稀に
中通りの里山林縁など見つけました。
会津の山にはあまり行く機会が無いので正確には分かりませんが
奥羽山系ではまだ見たことがありません。
(※画像検索すれば出て来るので少しは自生しているようです) -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アズマイチゲ
アズマイチゲは石灰岩質の土壌を好むのは分かりましたが
果たしてこの自生地が石灰岩質の土壌もしくは
アルカリ性の土壌なのかは不明です。
ただキキザキイチゲとアズマイチゲが混在する自生地もあるので
そこまで土壌に拘らないのも知れません。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アズマイチゲ
アズマイチゲもキクザキイチゲはハナビラに見えるのは
萼片でハナビラはありません。
これはキンポウゲ科に多く見られる特徴で
ハナビラに見える萼片を裏側から見ると
一般的なハナビラを支えるガクヘンが無いのが分かります。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アマナ
上記、アズマイチゲ咲く自生地から400mほど離れた
里山林縁ではアマナも咲き出していました、 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アマナ
◎アナマ(甘菜/ユリ科アマナ属)
アマナは東北地方南部以南~九州に分布し、
川沿いや田の土手などの草地や明るい落葉広葉樹林の
林縁部などに自生します。
鱗茎(球根)や葉が、食べると甘いので甘菜と呼ばれます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アマナ
◎アナマ(甘菜/ユリ科アマナ属)
多くの資料ではアマナの自生地は関東以西とありますが
福島県でもわずかですが隔離分布しています。
緯度的には福島市辺りの自生地の方が北なんですが、
中通り地方は北部より南部の方が標高が高いので
緯度に標高を加味すると、この周辺がほぼ北限だろうと思われます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アマナ
◎アナマ(甘菜/ユリ科アマナ属)
アマナは、チューリップの原種によく似ており、
以前はとしてチューリップ属に分類されていましたが
今はアマナ属になりました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アマナ
ハナビラを真正面から見ると筋模様はあまり見えませんが
逆光気味に見ると赤い縦縞が入っているのが分かります。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アマナ
◎アナマ(甘菜/ユリ科アマナ属)
この自生地は隣接する畑の地主さんが、
いつ頃、この土手の下刈りをするかで
花で出来栄えが少し違って見えます。
今年は昨年の下刈りが少し早かったせいか
ススキなどの下草が7~8cm残り
花が少し隠れ気味に咲いています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~アマナ
◎アナマ(甘菜/ユリ科アマナ属)
5,6年前は遅めの下刈りだったので
下草が下刈りの後に成長せず
アマナが下草の上に顔を出して花を咲かせていました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~キバナノアマナ
アマナと付く山野草にキバナノアマナがありますが
アマナとは近縁ですが同属ではありません。
◎キバナノアマナ(黄花甘菜/ユリ科キバナノアマナ属)は
日本国内では、主に北海道、本州中部以北に、
国外では、千島、樺太、朝鮮、中国、シベリア東部、
ヨーロッパに広く分布します。
日のあたる草むらや田畑の土手、林の縁などに自生しますが
やたら目にする花ではありません。
アマナと葉や花の形は似ていますが
アマナは一つの花茎に一つの花ですが
キバナノアマナは一つ花茎が分岐して複数の花をつける
大きな違いがあります。 -
◆須賀川市舘ヶ岡摩崖仏ルートMap(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.3207253,140.3050397,7003m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDQyMy4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
須賀川市舘ヶ岡摩崖仏へは県道55号郡山矢吹線から
農道に入りますが地元以外の人は分かり難いと思うので
カーナビに須賀川市舘ヶ岡摩崖仏と入力するのが
一番確実かと思います。 -
◆須賀川市舘ヶ岡摩崖仏ルート拡大Map(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.3250533,140.2943133,1058m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDQyMy4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
県道55号郡山矢吹線から滑川に架かる橋手前の農道に入り
道なりに進むと右手に舘ヶ岡摩崖仏が見えてきます。
摩崖仏前に1台分、摩崖仏を10mくらい遣り過ごした
右手に3台分くらいの駐車スペースがあります。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
我が家からは車で17分ほど、
県道55号郡山矢吹線から滑川に架かる橋の手前の
農道に入り道なりに進むと右手に舘ヶ岡の摩崖仏が
見えてきます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
写真左手の岩壁が摩崖仏で写真右手の2つの屋根は
梵字供養碑群です。
摩崖仏の背後の里山ではオオヤマザクラが花盛りです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
摩崖仏の手前(西側)に見えてきたのが
屋根で保護された梵字五輪塔と梵字曼荼羅の石碑です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
福島県須賀川市の西部、舘ヶ丘地区の中心を流れる滑川の南岸に
中世須田氏の居城であった向山丘陵があり
その北西崖面に近隣では2番目に大きな阿弥陀如来の摩崖仏があります。
鎌倉時代後期の作で安山岩に彫られた高さ 215cm阿弥陀如来仏で
肩や腕にはまだ色彩が残っています。
鎌倉時代の摩崖仏で色彩が残っているのは珍しいとのことです。
風雨にさらせてなお彫りもしっかりしていてる
とても美しい阿弥陀如来です。
ただ鼻は欠損し後に修復されたようです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
舘ヶ岡の摩崖仏の右手には小さな仏様(勢至菩薩?)も彫られています。
おそらく左手にも仏様が彫られていたと思われますが
今は欠損崩落しています。
阿弥陀如来は阿弥陀如来を中尊とし、その左右に左脇侍の
観音菩薩と、右脇侍の勢至菩薩を配する三尊形式が多く見られます。
観音菩薩は阿弥陀如来の「慈悲」をあらわす化身とされ、
勢至菩薩は「智慧」をあらわす化身とされています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
上記の摩崖仏や梵字石碑を取り囲むように
カタクリが群生していて、ちょうど見頃を迎えていました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
今年は桜を始め春の花々の開花が早かったので
舘ヶ岡摩崖仏のカタクリの見頃の予想も難しかったのですが
なんとか予想が当たり一安心(^-^;。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
この群生地は北向きなので逆光を利用した
透過光効果が得られますが
背後は雑木が生い茂る里山なので
陽射しは部分的にか当たらないのが残念です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
全面的に陽は当たりませんが
逆に木漏れ日が一部の花だけを明るく照らしてくれるので
まるでスポットライトを浴びたマドンナのようです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
カタクリの花は下向きに咲くので
花を真正面から撮るには花と同じ高さから
少し見上げるように撮影する必要があります。
その点、ここは斜面なので下から仰ぐように撮れるるのが
魅力です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
ただ斜面の一番下は側溝で側溝から撮るには
水や泥があるので長靴着用が必要です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
◎カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリは北海道~九州の主に落葉樹林下に自生し、
日本ではピンク色と雑種の白花だけですが、
世界では約25種あるそうです。
観光山野草園などで黄色いカタクリを見ることもありますが、
日本の山野草の中に外来種があるのはどうかな?と思います。
魅せる演出として植えるなら
少なくとも日本の在来種では無いことを明記して欲しいものです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
農道と里山の間の斜面全体にカタクリが咲いていて
ところどころ白いのはキクザキイチゲです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
カタクリのハナビラの内側にはまるでもう一つ花のような模様が
あるのがよく分かります。
これは蜜標(みつひょう)と呼ばれ、
虫たちに蜜のありかを教えるための模様だと言われてます。
わざわざ教えなくても虫たちは花の中心部に行くと思うのですが・・・
より親切ってこと??(^-^;。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
大振りなピンクの花はやもすると派手に見えたりしますが
カタクリはすらっとして一茎に一輪しか咲かないので
気品を感じます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のオオヤマザクラ
舘ヶ岡摩崖仏の周辺ではオオヤマザクラも見頃を迎えていました。
◎オオヤマザクラ(大山桜/バラ科サクラ属)
オオヤマザクラは北海道、本州の山陰、北陸、中部地方以北と
四国の石鎚山脈の山地に野生し、
南千島、サハリン、朝鮮にも分布する。
ヤマザクラに比べて花が大きいのでこの名があり、
花色が濃いのでベニヤマザクラ、
また北海道に多いのでエゾヤマザクラとも呼ばれます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のオオヤマザクラ
オオヤマザクラと背後のヤブツバキのコラボが
とても華やかです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のオオヤマザクラ
◎ヤブツバキ(藪椿/ツバキ科ツバキ属)は
日本固有の常緑樹で
本州(青森県夏泊半島が北限)から沖縄の各地に自生しますが
東北地方では海岸沿いに多く、それ以外の場所では山地にも見られます。
ただヤブツバキは昔から人間と関わりの強い樹木なので
自生種なのか栽培種なのかはわかり難いです。
この様な摩崖仏のある場所はおそらく
人為的に植えられたのだと思います。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
背後の赤は落花したヤブツバキです。
ツバキの仲間は花ごと落花するので
落花間もない頃はまだ鮮やかな色が残っていてキレイです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
ツバキと良く似た花にサザンカがありますが
サザンカとツバキの簡単な見分け方は
ツバキの花は花ごと落花しますが
サザンカはハナビラがパラパラとなって散るので
花が落花する頃なら簡単に見分けラテます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
カタクリに混じって所々に咲いているのは
キクザキイチゲです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
カタクリだけの群生より
やはりキクザキイチゲが咲いていた方が
色彩バランスが素敵。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
なぜか行儀よく一列に並んで咲いています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
今はこうしてカタクリやキクザキイチゲくらいしか
生えていませんが春本番になるに連れて
他の植物もどんどん生えてきて
夏には草薮状態になってしまいます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
カタクリを始めスプリングエフェメラル(春の儚い命)は
夏には地上葉は枯れ休眠に入るので
少しは藪になっても大丈夫ですが
常緑の植物などが繁茂し覆いつくすと
冬~春にに陽射しが燦燦と当たらなくなり
次第に消えて無くなってしまいます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
おそらくここは地域の人が夏以降に下刈りして
早春には草原のような状態を保っているから
毎年草丈の低いカタクリやキクザキイチゲが
花を咲かせることができるのだと思います。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
カタクリは人間が全く介在しない自然の山野の中でも自生しますが
あまり大きな群生にはなりません。
人間に利用されてきた時代もありますが
今は逆に人間を頼って命をつないでいる感じがします。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~舘ヶ岡摩崖仏のカタクリ
地元でもこの群生地はあまり知られておらず
カタクリ咲く季節でも訪れる人はわずかです。
でも地元の人が大切に守り
毎年美しい花を見せてくれる事に感謝です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ・
天栄村 ルートMap(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.3091768,140.2154805,14803m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDUwNy4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ・
天栄村 ルートMap(※Google mapに加筆)
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と
猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の
京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に
涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むと
ダートの無料駐車場(約15台分)あがり、
その右奥手が涌井の清水です。
トイレはありません。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ・
拡大 ルートMap(※Google mapに加筆)
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
広い駐車場からダートの農道を15mほど左手に下っていくと
右手に涌井の清水が見えてきます。
涌井の清水は山腹や岩肌などから流れ出してくる清水では無く
沼底からブクブクと湧水している沼状の清水です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
この沼状の清水とは別に背後の山腹から湧き出す清水が
”せせらぎ”となって涌井の清水に流入しています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水は農道から清水の縁を通って
最奥に鎮座する涌湯御前神社まで約半周の
小路があります。
リュウキンカが一番多く群生しているのは
沼とは反対方面のこの湿地です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
福島県では尾瀬など高山帯の湿地などにもリュウキンカは
分布自生していますが
涌井の清水の標高(400m)でこれほどたくさん群生している場所は
私が見てきた中ではここ涌井の清水が最大級です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
だいぶ昔は湿地を渡る木製のボードウォークがあったのですが
今は朽ちてその痕跡さえありません。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
写真の奥の方が沼状の涌井の清水本体です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
◎リュウキンカ((立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)
リュウキンカは本州~九州の山あいの湿地や沼地に自生し、
光沢のある黄色い花はまさに金のごとく華やかで
山野草の中でも一際存在感のある花です。
ハナビラに見えるのは萼片(がくへん)で、
これはキンポウゲ科の花に
多くみられる特徴です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカは高地や冷涼な気候の水辺を好みますが
涌井の清水の標高は400mと高地とは言い難いです。
でも常に冷涼な湧水が流れているので
リュウキンカにとっては居心地のいい楽園なのでしょう。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水は森に囲まれているので
優しい”せせらぎ”の水音にウグイスなど野鳥のさえずりがこだまし
マイナスイオンとナチュラルサウンドに満たされた
まさにヒーリングのサンクチュアリ。
目的は写真撮影ですが撮影している間に
知らず知らずのうちに癒され
いつしか清らかな自然に抱かれています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
湿地を好む植物はたくさんありますが
ここに自生しているのは何故か9割がリュウキンカで
残りがミズバショウです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
湿地植物の多くは水分は当然のこと陽射しも好むので
涌井の清水の湿地部分はおそらく陽射しが足りないので
生えている植物が限定的なのではないかと思われます。
リュウキンカもミズバショウも陽射しを好みますが
耐陰性も備えているので一日中陽が射さなくても
花を咲かせることができます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
ただ気になるのは近年、外来種のクレソンが
蔓延っていることです。
写真の緑の部分の多くがクレソンです。
クレソンは食用になるので採って食べた方がいいかも。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
水没した切り株から芽生え花を咲かせたリュウキンカ。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカは花後はコンペイトウのような実ができ
成熟すると種が弾けて周囲に散布されたり、
水際の株なら流れに乗って遠くに運ばれることもあります。
このリュウキンカはたまたま切り株に弾け飛んだ種が
発芽し、適度な水分と栄養があったので成長したのでしょう。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水の水芭蕉
ミズバショウは湿地部分にも点々と自生していますが
清水本体の南岸辺りが一番密生しています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水の水芭蕉
◎ミズバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)
ミズバショウは主にシベリア東部、サハリン、千島列島、
カムチャッカ半島と日本では北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水の水芭蕉
ミズバショウに混じってさいているピンクの花は
ショウジョウバカマです。
ショウジョウバカマは里山などにも自生しますが
土壌水分が多いジメ地にもよく自生しています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
日本には北海道&北東北に自生し花が大きい
エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)が
分布自生していますが、本州のリュウキンカと遺伝子的に
どのくらい違いがあるのかは分かりません。
ただ外見を見る限り、この涌井の清水の大振りなリュウキンカも
エゾノリュウキンカと大きな違いが無いように見えます。 -
★★郡山市逢瀬公園のエゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)
(※2009/3 撮影)
10年くらい前には郡山の逢瀬公園に寄贈されたエゾノリュウキンカが
植栽されていましたが現在は消えて無くなってしまったようです。
Netでリュウキンカとエゾノリュウキンカの違いを調べたら
エゾノリュウキンカは葉の表は艶がなく、葉脈が目立って凸凹で、
黄緑っぽい葉をしている。
リュウキンカは葉柄や葉の縁に少し赤味があり、
葉の表は艶々していて葉縁の切れ込みもあまりない。
そうです。
それを参考にすると
涌井の清水のリュウキンカの葉は艶々し
葉縁の切れ込みもあまりないので本州型のリュウキンカで
間違いないと思います。 -
★イタリア・ドロミテ~ボルドイ峠のリュウキンカ
☆2019/6/23(日) ポルドイ峠 (標高: 2,239 m)
◎カルタ・パルストゥリス(キンポウゲ科リュウキンカ属)
5年前に訪れたイタリア・ドロミテのポルドイ峠の湿地でも
リュウキンカの群生が見られました。
近くで見ると日本のリュウキンカより一つ一つの花が少し大きく
北海道に自生するエゾノリュウキンカに似た印象です。
系統的にもエゾノリュウキンカはカルタ・パルストゥリスに
ごく近い種だそうです。 -
★我が家のヒメリュウキンカ(姫立金花)
リュウキンカに良く似た庭花にヒメリュウキンカがあります。
外見はリュウキンカとそっくりですが
リュウキンカはリュウキンカ属でヒメリュウキンカはキンポウゲ属です。
◎ヒメリュウキンカ(姫立金花/キンポウゲ科 /キンポウゲ属)は
イギリスやヨーロッパ大陸の山地の湿った草原や湖沼畔に生える、
小型のキンポウゲの仲間です。
夏に地上部がない夏眠性の植物で、
地下に塊根がタコ足状に数本あります。
秋が深まるころから芽を出し始め、
冬の間も少しずつ芽を伸ばして葉を開きます。
春に次々と咲く黄色の6~8枚の花弁は萼花弁で、
花はあたかも小型のリュウキンカのようです。
花が終わると結実し、晩春のころには小さな金平糖のようなタネをつけ、
葉は次第に黄変して休眠に入ります。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
キンポウゲ科の花の中にはユキワリソウやキクザキイチゲなどの花は
雨天だったり寒かったりすると花は閉じたり半日開きになりますが
リュウキンカは冷涼で水分が豊富な場所に自生するので
一度開花すれば雨が降ろうが寒くなろうがハナビラ(萼片)は
開いたままなので、撮影側は空模様や気温を気にせずに
訪れることができます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
地元の農家のお婆ちゃんの話によれば
昔は涌井の清水に限らずリュウキンカは
谷地花(ヤジバナ)と言って他のヤジッポ(谷地)にも
生えていたそうですが
今では涌井の清水でしか見られなくなりました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカの黄色いハナビラに見えるのは
ガクヘン(萼片)でこれはキンポウゲ科の花に多い特徴です。 -
◆ユキワリソウ(ミズミソウ)の萼片と苞葉
キンポウゲ科のユキワルリソウ(=ミスミソウ)も
白いハナビラに見えるのは萼片で
萼片に見えるのは葉が変化した苞葉(包葉)です。
リュウキンカに苞葉はありません。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカ咲く湿地を跨いで横たわる大きな倒木があります。
倒れた当時はかなり目障りでしたが、
今は風化してきたので以前ほどの違和感はなくなりました。
自然にはあまり手を加えない方針なのかも知れませんが
景観的にも良くないので、できれば撤去して欲しいなと思います。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカには本州北部、北海道、樺太、千島、朝鮮北部、
ウスリーに分布自生するエゾノリュウキカがあり花が少し大き目です。
新芽や若葉の頃はヤチブキと言って山菜の一つとして食べるようですが
有毒なのであまり食べない方が良いと思います(^-^;。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカの和名は、茎が直立し黄金色の花をつける姿から
「立つ+金色の花」で「立金花(リュウキンカ)」と
名付けられたとされます。
あまり、立つと言うイメージではありませんが・・・(^-^;。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水本体や流れ出す小川には在来種のハヤが
生息していますが、奥山から流れてくる
この”せせらぎ”では魚は見たことが無いので
おそらく生息していないと思います。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
この”せせらぎ”は魚が棲みつくには水量が少なすぎるのかも。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
在来種のハヤは流れ出す小川や小川が合流する
釈迦堂川を行き来繁殖していると思われます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水の水芭蕉
水芭蕉の葉は南方系のクワズイモや芭蕉の葉を除けば
本州以北では最大級の葉の大きさで
この写真の3倍くらいまで成長します。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水本体はこの辺りから下流の水田地帯に
流れ出していきますが、ここはまだ流れがあまり無いので
穏やかな水面が水鏡となってリュウキンカが映り込みキレイです。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水の水芭蕉
ミズバショウの英名はAsian Skunk Cabbage。
ミズバショウはいい香りなのに
嫌な臭いの座禅草(Eastern Skunk Cabbage)の仲間だってことで
アジアン・スカンク・キャベツと安易な命名は失礼ですよね(^_^;)。
どちらも虫をおびき寄せるための香りですが
正反対の匂い作戦をとるのはなんとも不思議です(^^ゞ。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水の水芭蕉
ミズバショウは虫媒花(虫が受粉を助ける花)で
増え方は株が増殖したり夏場に成熟した種がこぼれ
周辺で発芽したり流れに乗り辿り着いた場所で発芽したりします。
種が水の流れで遠くに運ばれことを水散布と言います。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水のリュウキンカの群生は見事だと思いますが
知名度が無いせいか、今回も貸し切り状態でした。
国道からも近いし広い駐車場もあるのに
ちょっともったいないと思います。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
この涌井の清水周辺も熊の生息地ではありますが
目撃情報がないのか『熊出没注意!!』の看板はありません。
当然、私も出遭ったことはありませんが
用心に越したことは無いので
毎回熊避け鈴はかならず装着して訪れています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
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◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水
沼状の清水の湖底では至所から
プクプクと湧水があります。
その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば)、
この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
涌湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として
領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、
大祈祷を行わせた記録があります。
(案内板より) -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水
沼にはハヤ(オイカワ、ウグイ)の他にも体長30cm弱の虹鱒もいます。
でも本来、虹鱒は在来魚ではないので
このニジマスは誰かが放流したのだと思います。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のショウジョウバカマ
清水の傍らではショウジョウバカマも花盛りでした。
◎ショウジョウバカマ(猩々袴/メランチュウウム科ショウジョウバカマ属)
ショウジョウバカマは日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、
やや湿った林縁、林床、土手などに自生します。
花色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など自生地で
ビミョウな違いがあります。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のショウジョウバカマ
名前の由来は、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)に
なぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから
名付けられたそうです。
葉がロゼット状なのでせいぜい草丈は5cm程度ですが
花茎は開花とともに伸長し、高いものだと30cmになる株もあります。
以前はユリ科に分類されていましたが現在は
メランチュウウム科になりました。 -
◆◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水:涌湯御前神社
涌井の清水南岸に沿って細い道を進むと
真新しい神社(涌湯御前神社)があります。
3年の今頃は壊れかけた古い社でしたが
2年前ようやく新しい社に建て替えられました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
沼状の清水の西端にもリュウキンカが所々に群生しています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
涌湯御前神社より奥には小路はありませんが
山側に進むと谷間に”せせらぎ”が流れその”せせらぎ”沿いにも
リュウキンカが群生しています。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~涌井の清水のリュウキンカ
せせらぎ”はここから150mくらい先の山腹から湧水していて
それが”せせらぎ”となって流れ下り涌井の清水に注いでいます。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~天栄村里山のヒトリシズカ
涌井の清水からほど近い里山で
ヒトリシズカが咲き出していました。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~天栄村里山のヒトリシズカ
◎ヒトリシズカ(一人静/センリョウ科チャラン属)
ヒトリシズカは日本各地の山野に自生し、
その姿を源義経の愛した静御前の舞う姿にたとえて
ヒトリシズカと名づけられた優美な花です。
糸状の一つ一つが花で咲き始め花序が葉っぱに包まれた頃が
一番が初々しく可憐で開花が進むと間延びし
あまり見栄えがしなくなります(^^); -
◆福島・四季・彩々・春うらら~天栄村里山のヒトリシズカ
-
◆福島・四季・彩々・春うらら~天栄村里山のヒトリシズカ
ヒトリシズカの仲間にフタリシズカ(二人静/センリョウ科チャラン属)が
あり(写真下)
こちらの由来もやはり源義経が愛した『静御前』が
名前が由来となっていて
江戸時代の「和漢三才図会」によれば、2本の花穂を静御前とその亡霊が
二人で舞う姿に重ね合わせたと、あるそうなので花穂の数からすると
命名はフタリシズカが先なのかも知れませんね。 -
◆福島・四季・彩々・春うら町内里山で咲くフタリシズカ
◎フタリシズカ(二人静/センリョウ科チャラン属)
フタリシズカの花期は6月上旬頃。
フタリシズカは草丈30cmほどで花を咲かせ
花後はヒトシズカのようには成長せず
この大きさのままです。
2本の花穂を静御前とその亡霊が
2人で舞う姿に重ね合わせたのが名前の由来ですが
フタリシズカの花穂は2本が多いのは確かですが、
実際は1本や3本もあります。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~天栄村里山のヒトリシズカ
けして華やかな花ではありませんが
その楚々として咲く姿や
伝説とあいまって、とても風情のある花です。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~天栄村里山のヒトリシズカ
ヒトリシズカのオシベ&メシベは数ある花の中でも
かなり難解な構造です。
白い糸状のものがオシベで
その根元にある黄色ポチっとしたものが花粉の入っている葯。
メシベは肉眼ではほとんど見えず、
わずかに黄緑色のポチっとしたものが子房です。
ハナビラやガクはありません。 -
◆福島・四季・彩々・春うらら~天栄村里山のヒトリシズカ
わざわざ見にいくような花では無いかもしれませんが
山歩きで偶然見つけたら、
その哀愁ある伝説に思いを馳せてみるのも良いかも知れませんね。
これで◆福島・四季・彩々・Part131~春うらら、はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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