2025/12/23 - 2026/01/07
205位(同エリア1054件中)
kankonokiさん
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- 旅行記137冊
- クチコミ68件
- Q&A回答28件
- 171,580アクセス
- フォロワー4人
この旅行記スケジュールを元に
ピラミッドやアブシンベル神殿を一度は観てみたい。しかしハプシェスト女王葬祭殿で起こった非イスラム教徒への残酷なテロはその想いを封印し続けていた。最近二人の知り合いがエジプトへ行ったことで徐々に気持ちが緩和され遂にこの年末年始にその封印が解かれた。ギザ、アスワン、アブシンベル、ルクソールとゆっくり廻ると10日はかかる。出来ればナイル川クルーズもしたかったが観光シーズンは料金が高くて諦めました。その11はアスワンからタクシーとミニバスを乗り継ぐ陸路コースでコムオンボ神殿とエドフ神殿の訪問に成功してルクソールについてすぐにルクソール神殿に行ってしまったため、3日間でイシス神殿、アブシンベル神殿を含めて壮大な神殿を5カ所連続して観て既に神殿飽和状態。なのでカルナック神殿は後回しにして気分転換にナイル川の対岸へ、王家の谷やハプシェスト女王葬祭殿、メムノンの巨像あたりを目指します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 船 自転車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ナイル川を早朝散歩 あ、熱気球が一個上がってる
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日の出と共に次々と熱気球が上がっていきます
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公共フェリー乗り場
ルクソール西岸へは4km下流の橋まで行くか目の前のナイル川を渡し船で渡るかです。昨日タクシー運転手に散々いいように値をつりあげられてもう関わりになりたくないので、とりあえず公共フェリー乗り場を探してここまで来ました。
公共フェリーですが外国人価格の25ポンドです。5倍なら可愛いものです -
この辺はナイル川クルーズの停泊地の美しい歩行者専用道路となってるので真っ平で歩きやすい。
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熱気球もどんどん上がって行きます
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ホテルに戻ってきました
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部屋のバルコニーからもナイル川と西岸の熱気球が見える
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ホテルの朝食 取り放題じゃないんでこれだけです。中級ホテルでは普通の方式ですね。水だけ出されてお茶は要求しないと持って来ません。朝でも冷たいものばかりでどういう国なんだろうといつも不思議です。ちなみに今は冬です。
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ナイル川を渡る渡し船の公共フェリー
20分くらい経って人が集まらないと出航しません。地元の人はどっかで見ていてもうそろそろと思う頃にわっと乗り込んで来ます。ミニバスでも同様でした。観光客にはよくわからないシステムです。 -
雄大なナイルの流れを堪能しました
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かなり上流方向に進んで西岸に着きます
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ミニバスターミナル
これさえ乗りこなせばエジプト個人旅行は快適になるんでしょう -
オートバイ公園 ルクソール県 - クルナ中心と市
バイク屋の看板かな?バイクレンタル有れば借りようと思ってたけどあるのはレンタル自転車のみ。仕方ないんでレンタル自転車借りました。1日350EGPでした。タクシーと縁切るための出費です。 -
ナイル川の周囲は広大な農業地帯です。小麦、豆類なんかいろいろ栽培されているようです。
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王家の谷の駐車場ゲート
車は入れてくれるのにチャリンコは入れてくれません。ここで駐輪させられて結構歩きます王家の谷 史跡・遺跡
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チケット売り場は有人と自販機があります。建物の内部簡単なビジターセンターになってる。展示には日本語のものが多いのはどなたかのお陰でしょうか?
入場券750(無料王墓3箇所まで入れます、もっと入りたかったら2枚以上買う)
ツタンカーメン700
ラムセス5/6世王墓220
セティ1世2000
なんと日本円で約12100円です!しかしセティ1世とツタンカーメンの有料チケットは絶対買うべきですよ。無料で入れるところと美しさのレベルが違いますから。また基本入場券だけだと3つの王墓しか見学出来ません。エジプト旅行にわざわざ行って王家の谷で無料の3箇所しか見ないのは勿体無いと思います。王家の谷 史跡・遺跡
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入場ゲートのQRコードが反応しなくて並んだ甲斐なくあっちに行けです。どこまで不親切なの?エジプトの観光地って。何故かチケットの種類によって入り口が異なるようですが何の案内もなくて多くの個人観光客は右往左往していました。入場券買ってる間にトイレ行けたらよかったのに入場しないとトイレがありません。不親切極まりない。どうせ有料トイレなのに。入場券で並んで入場ゲートで何度も並び直して、トイレに並ぶ。疲れます
王家の谷 史跡・遺跡
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400m程ですが20ポンドの電動カートで行くこともできますが、チケット買うのに並ぶんで早くはなりません。誰かがトイレ行くならチケット並んでもいい
王家の谷 史跡・遺跡
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王家の谷の案内板
王家の谷 史跡・遺跡
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KV1 ラムセス7世王墓 王家の谷に入ってすぐ右奥どんつきにある
ラムセス7世王墓 (KV1) の概要
時代: 第20王朝
発見: 古代から開口(古くから知られていた墓です)
特徴: 本来は通路として設計された場所を、急遽埋葬室へと転用した珍しい構造をしています。そのため、他の巨大な王墓に比べると小規模ですが、非常に興味深い装飾が残っています。
壁画の説明
1.Rameses VIlがオシリス神として、Iwn-mutef司祭によって浄化される
2. カルトゥーシュの装飾: ラムセス7世の名(カルトゥーシュ)がライオンの頭を持つウラエウス(聖蛇)やスカラベに挟まれて並んでいます
3. 大地の書: 地下の世界や太陽の再生に関する宗教的な図像。
4. 石棺の右側: ホルスの4人の息子たちが女神イシスと女神ネフティスの羽根によって守られている様子が描かれています。王家の谷 史跡・遺跡
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ラムセス7世王墓 (KV1) の入り口
各墓の入り口を形どる構造物は遺物ではなく整備された現代のものです。王家の谷 史跡・遺跡
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ラムセス7世が在位わずか約7年で急逝したため、王墓としては非常にコンパクトな造り(全長約44m)になっているのが特徴です。通路は小規模ながらも、非常に鮮やかで緻密な装飾が残っているのが特徴です。
通路の両脇には、王が神々に供物を捧げる姿や、エジプトの葬祭文書である門の書や洞窟の書の場面が描かれています。王家の谷 史跡・遺跡
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壁画(地の書 / Book of the Earth)
写真の左側の壁に見えるのは、太陽神が夜の12時間を経て再生する過程を描いた「地の書」の場面です。神々が手を挙げている独特の構図が確認できます。
天井(天空の女神ヌト):
天井には青い天空と細長い黄色で表現された天空の女神ヌトの姿です。背中合わせになった2人のヌト女神が、太陽を飲み込み、翌朝に再び産み落とす(再生の象徴)様子や、星座などの天文図が描かれています。当時の宇宙観を垣間見ることができます。王家の谷 史跡・遺跡
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狭い玄室の天井に黄色いセンターラインのように描かれているのが背中合わせに横たわる2体の天空の神ヌトで、この写真には8個の黒い丸で表される太陽が身体を通過して夜の時間を表している(全部で12個あるから12時間?)。入り口側が頭で手前に脚が描かれている
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玄室の壁画
壁面に描かれているのは『地の書』と呼ばれる冥界のテキストです。太陽神ラーが夜の間に地下世界を通り、再び夜明けに再生するまでの旅の様子が、多くの神々や象徴的な図像とともに描かれています。
天空の女神ヌト:
天井には上手く撮れてませんが、夜空を表した青い背景に星が散りばめられ、黄色で細長く表された天空の女神ヌトが描かれています。彼女の体は太陽を飲み込み、翌朝に再び生み出すという再生のサイクルを象徴しています。
色彩とスタイル:
第20王朝期の特徴である、黄色、赤、青を基調とした鮮やかな彩色が残っています。王家の谷 史跡・遺跡
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浄化の儀式
入り口の看板で紹介されてた神官に浄化の儀式を受けるオシリス神化したラムセス7世の姿があります王家の谷 史跡・遺跡
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人生最初の王墓を切り上げ次なる王墓を目指します。右脇の支谷奥から本流方向に戻って行きます。
王家の谷 史跡・遺跡
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KV2 ラムセス4世王墓にはこのように長い行列があった。並ぶ時間が勿体無いのでとりあえずパス
王家の谷 史跡・遺跡
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KV62 ツタンカーメン王墓 別料金700EGP
結構入り口に近いところにあって拍子抜けで見つかりました。ここで唯一盗掘を免れた世紀の大発見の現場がこんな表通りの正面にあるとは想像していませんでした。巨大なラムセス5世/6世王墓から出された大量の砂と昔からあった作業小屋で入り口が完全に隠されていた事もその一因だと後でわかりました。王家の谷 史跡・遺跡
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有料なのでチケット持ってない人が記念撮影してたりしますが、大した列はありません。
王家の谷 史跡・遺跡
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ツタンカーメン王の墓(KV 62)に関する解説パネル
基本情報
墓番号: KV 62
王名: トゥトゥアンクアメン(ツタンカーメン)
時代: 第18王朝
発見者: ハワード・カーター(1922年)
重要性: 王家の谷で発見された、ほぼ無傷の状態で見つかった唯一の王墓
墓の構造と壁画の解説
中央の図解は墓の内部構造(入り口の階段、通路、前室、別室、埋葬室、宝物庫)を示しており、番号(1~6)は埋葬室の壁面に描かれた主な場面を指しています。
1. 死者の書: 死者の書(呪文1)に基づいた葬列の様子。
2. 口開けの儀式: 次の王であるアイが司祭として、ミイラに生命を吹き込む「口開けの儀式」を行っている場面。
3. カァ(精霊)とオシリス神: ツタンカーメンが自身の「カァ(精霊)」を伴い、冥界の神オシリスと抱き合う場面。
4. 埋葬室の様子: 石英岩(クォーツァイト)の石棺の中に、金箔を貼った木製の棺が納められている様子。壁画にはアムドゥアト(冥界の書)の第1時間などが描かれています。
5. アムドゥアト(第1時間): 12匹のヒヒが描かれており、夜の12時間を象徴しています。
6. アヌビス神とハトホル女神: アヌビス神を伴った王が、ハトホル女神から生命の象徴(アンク)を受け取っている場面。王家の谷 史跡・遺跡
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墓の入り口の前も前室が設けられており展示がされている。
王家の谷 史跡・遺跡
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3重の黄金色の人型棺、ここにある石棺、4重の金張りの厨子に守られていた少年王は今はガラスケースだけに入れられているのが気の毒だ
王家の谷 史跡・遺跡
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有料だが狭いので玄室の前は超混雑
王家の谷 史跡・遺跡
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右端の道具を持って開口の儀式をするのは後継王のアイと言われていたが、最近のAI画像研究では高齢だったアイではなくツタンカーメンその人で、オシリス神化して儀式を受けているのはこの墓のもともとの主であったネフェルティティ王妃ではないかと推定されている。
大エジプト博物館にあった4重の巨大な厨子が収まっていたとは思えない狭いスペースに驚き王家の谷 史跡・遺跡
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混み込み狭いので息が詰まるので外に出る
王家の谷 史跡・遺跡
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KV9ラムセス5世と6世の王墓 有料220EGP
この墓は、もともとラムセス5世のために造り始められましたが、後にラムセス6世が自らの墓として引き継ぎ、拡張した非常にユニークな場所です。
案内板の注目ポイントは
1、オシリス神が2重に座ってる壁画
2、門の書における12時間目に登場する最後の門
3、天井には天空の女神ヌトの姿とともに、「昼の書」と「夜の書」が描かれています。これは古代エジプトの宇宙観を表す。
4、大地の書の記述
王家の谷の中でも特に装飾が美しく、鮮やかな色彩が残っていることで知られています。
深さのある構造: 図面を見るとわかる通り、入り口から埋葬室(Burial Chamber J)まで、いくつもの廊下と小部屋を通り抜けて深く潜っていく構造になっています。王家の谷 史跡・遺跡
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入り口でここのチケットを見せて入場
このラムセス5世/6世の墓を掘った際に出た土砂がツタンカーメンの墓の入り口を覆い隠してしまったため、ツタンカーメン王墓が長い間盗掘から守られたという歴史的な繋がりがあります。王家の谷 史跡・遺跡
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奥行きがとても長い。
王家の谷 史跡・遺跡
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壁面には『門の書(Book of Gates)』、太陽神ラーが夜の12時間をかけて地下世界(デュアト)を旅する様子が描かれています。中央に見える「舟を引く人々」や「列をなす神々」は、太陽神の旅を助ける存在です。左側の柱のような部分には、楕円形の枠(カルトゥーシュ)の中にラムセス6世の誕生名と即位名が記されています。壁画の隙間を埋める膨大な文字は、死後の世界で王が唱えるべき「呪文」や神々への「賛歌」です。
鮮やかな青色で塗られた天井は、夜空であり、天空の女神ヌトの体を表しています。さらに夜空を象徴する星々や、太陽神ラーが乗る舟が描かれています。女神ヌトが夕方に太陽を飲み込み、朝に再び産み落とすという「再生」のサイクルを表現しており、王(ファラオ)の復活への願いが込められています。王家の谷 史跡・遺跡
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ずらりと並ぶ楕円形で囲まれた王の名前(カルトゥーシュ)
これは王の権威と、その名前が永遠に守られることを象徴しています。その上部にびっしりと書かれた縦書きのヒエログリフは、死後の世界での旅を助けるための呪文や知識が記された「門の書(Book of Gates)」や「洞窟の書(Book of Caverns)」の一部と考えられます。
右側に垂直に描かれている蛇は、時間を司る神聖な蛇や、王を保護する象徴として描かれています。
下部の場面: 神々(おそらくイシスやネフティスなど)が、太陽円盤や再生を象徴する儀式を行っている様子が描かれています。王家の谷 史跡・遺跡
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古代エジプトの葬送文書の一つである門の書(Book of Gates)の第12時間に登場する最後の門
この場面は、太陽神ラーが夜の12時間の旅を終え、新しい一日の始まりとして東の地平線から再び姿を現す劇的な瞬間を象徴しています。
中央の垂直な帯状の部分は、太陽神の舟が通り抜ける最後の門を表しています。ここを抜けることで、神は死の世界(デュアト)から生の世界へと戻ります。門の周囲には多くの神々や精霊が描かれており、太陽神が混沌の蛇アポピスなどの脅威に邪魔されることなく、無事に日の出を迎えられるよう守護しています。『門の書』では各時間の区切りに巨大な蛇が守る門が登場しますが、この第12の門はその旅の締めくくりとなる最も重要な場所です。王家の谷 史跡・遺跡
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柱に大きく描かれているのは、王が神々に供物を捧げたり、祝福を受けたりしている場面です。王が神々に認められ、死後の世界(アアル)へ無事に迎え入れられるための「通行証」のような役割を果たしています。
正面には冥界の神オシリスが対をなして座っており、その下を潜って玄室へと進む王家の谷 史跡・遺跡
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天井で体を大きく曲げている黄色い人物像は、天空の女神ヌトです。古代エジプト人は、彼女が夕方に太陽を飲み込み、朝に再び産み落とすことで、昼夜が繰り返されると信じていました。青い背景(宇宙)の中に描かれた円形は太陽を表しており、太陽神ラーが12時間かけて夜の闇(ヌトの体の中)を通り抜ける様子が物語形式で描かれています。
王家の谷 史跡・遺跡
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玄室
天井には「昼の書」と「夜の書」が描かれています。空の女神ヌトが太陽を飲み込み、翌朝に再び産み落とすという、古代エジプトの再生のサイクルが鮮やかな色彩で表現されています。
天井中央で背中を合わせている2人の巨大で細長い 女神がヌトです。星々が散りばめられた彼女の体は、当時の宇宙観を象徴しています。
中央に見えるのは、かつて王のミイラを納めていた巨大な花崗岩の石棺の残骸です。残念ながら古代に盗掘者によって破壊されてしまいましたが、そのスケール感からは王の権威が伝わってきます。王家の谷 史跡・遺跡
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上部と下部のグリッドには、冥界の各時間を司る神々や、魂の審判に関わる小神たちが整然と並んでいます。それぞれのマスに座っている、あるいは立っている人物は特定の神格を表しています。中段の広いグリッドにも蛇の姿をした神や、杖を持った立ち姿の神々が描かれています。
人物の脇や各セクションの境界には、びっしりとヒエログリフが刻まれています。これらは呪文や神々の名前、そして太陽神が夜の12時間を通過する際の物語を記述したものです。王家の谷 史跡・遺跡
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階段を戻って出口へ
王家の谷 史跡・遺跡
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天井の彩色が素晴らしいので、反対方向から見た方が良く見える
王家の谷 史跡・遺跡
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ここで一番入場券が高価なセティ1世王墓にやってきました。別料金でなんと2000EGP! 6700円もします。
王家の谷 史跡・遺跡
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王家の谷」にある最も壮麗な墓の一つ、KV 17の解説パネル
この墓は、その規模と、壁一面を埋め尽くす色彩豊かな浮き彫りの美しさから「ベルツォーニの墓」とも呼ばれています。
墓の基本情報
• 名称: KV 17(セティ1世の墓)
• 時代: 第19王朝
• 発見者: ジョヴァンニ・ベルツォーニ(1817年発見)
• 主な特徴: 極めて質の高い彩色浮き彫り。
• 埋葬室の床からさらに深く続く謎のトンネル。
• 埋葬室にある美しいドーム型の天井の天文図。
• すべての部屋に施された緻密な装飾。
図解にある番号(1~4)は、墓の中の重要な装飾の場所を示しています。
1. 「門の書」の中間部分: 第4時間の場面(ピラード・ホールF付近)。
2. 神々に供物を捧げる王: 香を焚き、オシリス神に献酒するセティ1世のスケッチ。
3. 口開けの儀式: ミイラを再生させるための重要な儀式の場面(通路H付近)。
4. 天文図の天井: 埋葬室Jにある、北半球の星座を描いた有名な天井画。王家の谷 史跡・遺跡
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今までになく急な階段を降りて行きます。
王家の谷 史跡・遺跡
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KV17 セティ1世王墓の入り口
王家の谷 史跡・遺跡
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ここは王家の谷で最も深く、最も精巧な装飾が施されていることで知られています。
墓の入り口近くの長い下り通路の壁一面には「ラーの典礼(Litany of Re)」などの聖なるテキストが、非常に細かい彩色浮き彫りで刻まれています。
• 左側の壁に見える円の中に描かれた大きなスカラベ(フンコロガシ)は、再生と復活の象徴である太陽神ケプリを表しています。これは死後の世界における再生を願う重要な図像です。
• 天井には、女神ネクベトを象徴するハゲワシの紋様や、夜空を表す星々、あるいは天体の運行図などが描かれており、通路全体が宇宙の縮図としてデザインされています。王家の谷 史跡・遺跡
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柱のある部屋F
左壁には門の書の第4時間目のシーンが描かれている。左側の下に行かずに真ん中を直進するとダミーの小部屋Faがあります。王家の谷 史跡・遺跡
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小部屋Fa
ここなんで下書きで終わってるんだろうと思います。この小部屋は一見未完成のように見えるがこれはこの部屋付近で墓が終わりであるかのように見せかけ、その下の階層にある真の埋葬室を盗掘者から隠す意図があったと考えられています。
セティ1世の墓は豪華な装飾で知られていますが、このFaを含む一部の側室は、壁画の制作過程がわかる「下絵」の段階で残されています。壁面には、赤いインクで描かれた最初の下書きと、熟練した職人(マスター)によって黒いインクで修正された線がそのまま残っています。これによって古代エジプトの芸術家がどのように正確なプロポーションを保ち、彫刻の準備をしていたかを知る貴重な資料となっています。王家の谷 史跡・遺跡
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天の牛の書(Book of the Heavenly Cow)の小部屋(付属室)
柱のある小部屋Fから階段を下って、埋葬室の脇にあるこの部屋の壁画には、古代エジプト神話における非常に重要な場面が描かれています。
天の女神ヌトが巨大な雌牛の姿で描かれています。神話では、年老いた太陽神ラーが、反乱を起こした人間たちを罰した後、この牛の背中に乗って地上を去り、天空へと昇っていったとされています。
牛を支える神々: 牛の腹の下には、天空を支える空気の神シューや、8人のヘフ神(永遠を象徴する神々)が描かれています。
星空の天井: 天井には、暗い背景に無数の黄色い(または白い)星が描かれており、この部屋自体が「天空」そのものを表現していることを示しています。
周囲のヒエログリフ: 壁面を埋め尽くしているのは『天の牛の書』のテキストです。これには、人類の滅亡を免れた経緯や、新しい宇宙の秩序、そして王が死後に神々と共に天空へ昇るための呪文が記されています。王家の谷 史跡・遺跡
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玄室前の小部屋Jと埋葬室(玄室)
天体図の天井: 深い紺色の背景に金色の星が散りばめられたこの天井は、夜の空を象徴しています。古代エジプト人が観測していた星座や天体が描かれており、王が死後、星々(神々)の間で永遠に生き続けることを願って描かれました。
壁面には『門の書』や『アムドゥアト(冥界)の書』といった、王が死後の世界を無事に旅するためのガイドブックとも言える宗教文書が、非常に鮮やかな色彩と繊細な彫刻で記されています。王家の谷 史跡・遺跡
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圧倒的な保存状態と色彩の豊かさが必見です。
中央に見える天井の青地に金の星は、古代エジプト人が死後の世界を天空と結びつけて考えていたことを示しています。
セティ1世の時代はエジプト美術の黄金期と言われ、柱や壁に彫られた神々と王の姿は非常に立体的で、現在も鮮やかな色彩を保っています。王家の谷 史跡・遺跡
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エジプトの夜空を表わす天空図
この天井画は古代エジプトにおける最も美しく、かつ重要な天文図の一つとして知られています。
深い青色の背景に金色の星が描かれ、当時のエジプト人が観測していた夜空が再現されています。
中央付近に描かれている「牛」や「カバ」、「ワニ」などは、特定の星座(北斗七星など)を動物や神々の姿に擬人化して表現したものです。
画面右側の表のような部分は「デカン」と呼ばれ、10日ごとに現れる星のリストが記されています。これは時間を測定するためのカレンダーの役割を果たしていました。王家の谷 史跡・遺跡
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天井画の反対側
王家の谷 史跡・遺跡
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玄室脇の小部屋Jb
この小部屋は、王の死後の労働を代行すると信じられていた人形、ウシャブティ(供養人形)を保管するために設計されたと考えられています。供養人形については大エジプト博物館のツタンカーメンのくだりをご参照ください。あの狭いツタンカーメン王墓にあれだけの数の人形が保管されていたのですからここにはどれだけあったのか想像もできません。
写真に見える2本の柱には、一部欠損は見られますが、王が神々と交流する様子や、宗教的な象徴が描かれています。
壁面には、死後の世界での王の再生を助けるための『洞窟の書』や『アムドゥアト(冥界)の書』の一部が描かれています。
この部屋の天井が黒く見えるのは、かつての火災や、過去数千年の間に灯された松明のスス、あるいは有機物の劣化によるものと言われています。王家の谷 史跡・遺跡
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いつまでも見飽きないですが、他の観光地にも行きたいので出口に向かって戻ります。
王家の谷 史跡・遺跡
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出口の階段
王家の谷 史跡・遺跡
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セティ1世の王墓のある支流の谷をさらに奥に進みます
王家の谷 史跡・遺跡
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KV 43:トゥトメス4世(Thutmes IV)の墓の概要
時代: 第18王朝(紀元前14世紀頃)
発見: 1903年、ハワード・カーターによる(彼は後にツタンカーメンの墓を発見したことで有名です)。
構造: 看板の中央にある図のように、入り口から埋葬室まで深く、折れ曲がった構造になっています。
この墓の特徴として
1. 歴史的記録としてホレムヘブ王の時代に行われた「墓の点検」の記録がヒエラティック(神官文字)で残されています(画像1)。
2. 王家の谷で初めて背景に黄色が使われた装飾スタイルが見られます。
3. 美しいレリーフ
看板内の画像解説
画像2: 女神ハトホルから生命の象徴「アンク」を受け取る王。
画像3: アヌビス神(犬の頭を持つ神)と対面する王。
画像4: オシリス神(冥界の王)と対面する王。
画像5: 石棺の端に描かれた女神ネフティス。
またトゥトメス4世は、ギザのスフィンクスの足元にある「夢の碑」を建てた王としても知られています。王家の谷 史跡・遺跡
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無料の王墓に入るには係員に入場券にパンチ穴を開けてもらいます。奥まった場所であるので混んでないのもいいです
王家の谷 史跡・遺跡
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階段を降ります。
王家の谷 史跡・遺跡
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この壁画は、新王国時代第18王朝の美術スタイルを象徴する非常に美しいものです。この時代の壁画は背景が黄金色(黄色)で塗られることが多く、非常に豪華な印象を与えます。
神々の左側に立っているのがトトメス4世です。彼がオシリス神、アヌビス神、ハトホル神などから、生命の象徴である「アンク」を鼻先に差し出され、永遠の命を授けられている場面が繰り返し描かれています。
天井の濃い青地に黄色い星が散りばめられたデザインは、古代エジプトにおいて「夜空」や「宇宙」を表しており、王の魂が星々とともに永遠に生きることを意味しています。王家の谷 史跡・遺跡
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赤色珪岩(レッド・クォーツァイト)製の石棺
表面には、黄色の顔料で満たされた精巧なヒエログリフ(聖刻文字)と神々の姿が彫られています。
左手前に見えている、両腕を上げた女神はネフティスです。石棺の頭側に描かれ、死者を守護する役割を担っています。反対側の足側には、同様のポーズをとった女神イシスが描かれています。
側面には、冥界の神アヌビスや他の神々と共にいる王の姿が描かれています。
トトメス4世自身のミイラは、古代に盗掘から守るためにアメンホテプ2世の墓 (KV35)へ移されています。王家の谷 史跡・遺跡
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王家の谷の奥に向かいます
王家の谷 史跡・遺跡
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KV 47 セプタハ王の(Sipta)墓)の案内板
墓の基本情報
名称: KV 47 Siptah(セプタハ)
時代: 第19王朝
発見: 1905年、エドワード・アイルトンによる。
特徴: 高品質な沈み彫り(サンク・リリーフ)の装飾が施されています。また、工事中に隣の墓(KV 32)を突き抜けてしまったという珍しい特徴があります。
墓の構造
入り口~長い通路が地下へと続いており、壁面には「太陽神ラーの賛歌(Litany of Ra)」や「アムドゥアト(冥界の書)」などが描かれています。
図1 (左上): セプタハ王が太陽神ラー・ホルアクティと対面している様子。
図2 (左下): 太陽円盤の中に描かれた、ラー神の魂とされる雄羊の頭を持つ鳥。
図3 (右上): アヌビス神が王のミイラを整えている様子(死者の書 第151章)。
図4 (右下): 埋葬室にある石棺の蓋。セプタハ王の姿が彫られています。王家の谷 史跡・遺跡
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墓の入り口
王家の谷 史跡・遺跡
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壁一面を埋め尽くす彩色豊かなヒエログリフ
壁面には、古代エジプトの葬祭文書である太陽の讃歌やラーの連祷(れんとう)などの一部が刻まれています。セプタハは新王国時代・第19王朝の王であり、この時代の美術様式である「繊細で流麗な線」が特徴王家の谷 史跡・遺跡
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この墓は通路が非常に長く、奥に進むにつれて未完成の部分が出てくるのも興味深いポイントです。
王家の谷 史跡・遺跡
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天井に描かれているのは、女神ネクベト(あるいはハゲワシの姿をした守護神)が翼を広げて並んでいる様子です。王家の谷の通路の天井などでよく目にすることができます。
守護の象徴: 広げられた翼は、その下を通る王や死者を保護することを意味しています。ハゲワシの足には、永遠を象徴する「シェヌ(Shen)」の輪を掴んでいることが多く、無限の守護を表しています。
色彩の魔法: 青(ラピスラズリ色): 天空や宇宙、神聖さを表します。
赤・黄: 生命のエネルギーや太陽、再生を象徴しています。
カルトゥーシュ: 翼の間に描かれている楕円形の枠(カルトゥーシュ)には、当時の王(ファラオ)の名が記されており、王が神々の加護を受けていることを示しています。
星の模様: 背景の青地に散りばめられた小さな模様は、夜空の星々を表しており、天井全体が天空としてデザインされています。王家の谷 史跡・遺跡
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未完成の美
壁面の多くは装飾が施される前の荒削りな状態ですが、それが逆に古代の石工たちがどのように岩山を削り進んだかという建築のプロセスをリアルに伝えてくれます。王家の谷 史跡・遺跡
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石棺
セプタハ王は若くして亡くなった王で、足に障害(内反足)があったことがミイラの調査で判明しています。石棺の蓋には、王自身がオシリス神の姿で横たわっている彫像が施されています。このスタイルは当時の王族の典型ですが、保存状態が良く、当時の石工の技術を間近に感じることができます。
歴史からの抹消と復活: 彼の死後、第19王朝の最後を実質的に操ったとされる摂政タウセルトや、その後の第20王朝の始祖セトナクトの時代に、セプタハの名前が墓の壁面から削り取られるという「記憶の抹殺(ダムナティオ・メモリアエ)」が行われました。しかし、後に石膏で修復され、名前が書き直された形跡も見られます。
背後の壁面を見るとわかりますが、漆喰が剥がれ、岩肌が露出している部分が多いです。これは、かつてこの地域を襲った洪水が墓の中に流れ込み、装飾の多くを破壊してしまったためです。王家の谷 史跡・遺跡
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KV 14 Tausert/Setnakh(タウスレト女王とセトナクト王の墓)の解説
この墓は、古代エジプトの新王国時代における最も複雑で興味深い構造を持つ墓の一つとして知られています。
墓の概要:KV 14
被葬者: 最初はタウスレト女王(第19王朝最後の統治者)のために造られましたが、後に第20王朝の創始者セトナクト王によって乗っ取られ(再利用され)、拡張されました。
時期: 第19王朝および第20王朝。
発見: 古代から開口しており、古くから知られていました。
この墓の最大の特徴は、2つの埋葬室があることです。
構造: 入口から奥に向かって複数の通路(Corridor B~D)や小部屋(Chamber E~F)が続き、中ほどに最初の埋葬室(Burial Chamber J1)があります。
拡張: セトナクト王がこの墓を引き継いだ際、さらに奥へと通路(Corridor Lなど)を掘り進め、より大きな第2の埋葬室(Burial Chamber J2)を造らせました。
装飾と壁画
パネルには、墓内部を飾る重要な宗教的テーマが記されています。
• 洞窟の書 (Book of Caverns): 写真4に関連。
• 死者の書 (Book of the Dead)
• 門の書 (Book of Gates)
• 大地の書 (Book of the Earth)
• アムドゥアト (Imy-dwat): 冥界の12時間を描いたもの。
• 天文図: 天井などに描かれる星々の図。
挿絵の説明
1. 左上 (1): ホルス神とアヌビス神が2体のオシリス神の前にいる場面。
2. 左下 (2): 蓮の花に乗った「ホルスの4人の息子」とともに、厨子に鎮座するオシリス神。
3. 右上 (3): マアト女神の翼に包まれたプタハ神。
4. 右下 (4): 太陽神ラーの魂とされる牡羊の頭を持つ鳥。夜明けに太陽が再び現れる場面(洞窟の書)。王家の谷 史跡・遺跡
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入り口
ここでチケットを見せると係員に止められてしまった。なんと3つまでしか一枚の入場券では見学できないということだった。今まで入場券にパンチを入れてもらっていたのには理由があったという事実をここにきて初めて悟らされた。交渉して大人の事情で見せてもらえた王家の谷 史跡・遺跡
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壁画のポイント
• 壁画には、セトナクト王がエジプトの神々(ホルス、アヌビス、ハトホルなど)に守られたり、供物を捧げたりする儀式的なシーンが描かれています。
• 数千年前のものとは思えないほど、赤茶色や黄色の顔料が鮮やかに残っているのが分かります。
• 建築的特徴: 非常に深い構造をしており、写真に写っている急な通路(スロープ)は、さらに奥の埋葬室へと続いています。王家の谷 史跡・遺跡
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このKV14は王家の谷でも最大級の広さを誇ります。セトナクト王は自分の墓を掘り始めましたが、途中で隣のアメンメセス王の墓にぶつかってしまったため、急遽このタウスレト王妃の墓を乗っ取って完成させたというエピソードがあります。
王家の谷 史跡・遺跡
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神々との対面のシーン
中央はハヤブサの頭を持つホルス神(またはラー・ホルアクティ)や、アンク(生命の象徴)を手にする王の姿が描かれています。
右側のシーン: 右側の奥には、冥界の王オシリスが玉座に座っている様子が見えます。これは、王が死後の世界で神々に受け入れられ、永遠の命を得るための儀式的な場面です。王家の谷 史跡・遺跡
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正面の壁画(ルネット部分)には中央の有翼の太陽円盤: 太陽神ラーの象徴であり、再生と保護を意味します。
• 下の段の太陽の船(メセケテト): 夜の間に地下世界(デュアト)を旅する太陽神の船です。これに乗って神々は毎朝の「復活」を目指します。
• 左右の柱: 左側にはジャッカルの頭を持つ守護神アヌビス、右側にはおそらく王に関連する神性(ホルスやオシリスに近い姿)が描かれ、墓の主を守っています。王家の谷 史跡・遺跡
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中央に鎮座しているのは花崗岩で作られた巨大な外棺です。蓋の部分には、王がオシリス神の姿で横たわっている彫刻が見て取れます。
• 天井付近に残っている鮮やかな色彩の壁画は、古代エジプトの葬祭文書(『門の書』や『洞窟の書』など)の場面を描いたものです。数千年前の色彩がこれほど残っているのは驚異的ですよね。
• 構造: この墓は王家の谷の中でも最大級の規模を誇り、複数の玄室や長い通路が特徴です。王家の谷 史跡・遺跡
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セティ2世の墓(KV 15)の案内板
1. 基本情報
• 王の名前: セティ2世(第19王朝のファラオ)
• 場所: 王家の谷(ルクソール)
• 発見: 古代から開口しており、古くから知られていました。
2. 墓の構造
図面は、墓が一直線に地下へ伸びている様子を示しています。
• 廊下 (Corridor B, C, D): 入り口から深く続く長い通路です。
• 柱の間 (Pillared Hall F): 通路の先に、4本の柱がある広い空間があります。
• 埋葬室 (Burial Chamber J): 一番奥に位置し、かつて王のミイラが納められていた場所です。
壁画の重要なポイントが番号付きで説明されています。
1. 翼を持つ女神マアト: 入り口付近にある彫刻。王の名(カルトゥーシュ)が一度消され、後に彫り直された跡があり、当時の政治的混乱を物語っています。
2. 神への奉納: 王が太陽神ラーに香を捧げるシーン。
3. 神々の絵: 小さな部屋(祠堂)に描かれた神々の図。
4. オシリス神への奉納: 柱の間に描かれた、王が冥界の神オシリスに供物を捧げる場面。王家の谷 史跡・遺跡
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入り口
ここも大人の事情で入れてもらった王家の谷 史跡・遺跡
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墓の入り口近くにある第一通路
この通路は、王家の谷の他の多くの墓とは異なり、非常に保存状態の良い浮き彫り(リリーフ)と、鮮やかな色彩が残る天井が特徴です。
• 左側の壁には、太陽神ラー・ホルアクティなどの神々に供物を捧げるセティ2世の姿が彫られています。この墓の興味深い点は、一度彫られた名前(カルトゥーシュ)が削り取られ、後に再び彫り直された跡があることです。これは当時の王位継承を巡る混乱(アメンメセスによる王位簒奪など)を物語る歴史的証拠と言われています。
• 天井には、翼を広げたハゲワシ(女神ネクベト)の文様や、王の名を記したデザインが鮮やかな色彩で描かれています。
王家の谷の中でも比較的奥まった場所にあり、落ち着いて鑑賞できる素晴らしい墓の一つです。王家の谷 史跡・遺跡
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壁画の主な見どころ
• 王の姿(セティ2世):
杖を持ち、エジプトの二重冠(プスケント)を被った姿で描かれています。これは上下エジプトの統一を象徴しています。
• 神聖な動物のシンボル:
王の足元や隣に描かれている動物(ジャッカルやヒョウのような姿)は、冥界の守護神アヌビスや、王の力を象徴する聖獣です。
• 供儀と儀式:
右側の人物が手に持っているのは、香炉やパピルスの花など、神への捧げ物です。これは王が死後も秩序(マアト)を維持し、神々に受け入れられるための儀式を表しています。
• 特有の色彩:
セティ2世の墓は、他の墓に比べて白地に黄色や赤茶色の線が際立つ、落ち着いたトーンが特徴です。これは、彼の治世が短く、急いで仕上げられた部分があるためとも言われていますが、それが逆に独自の美しさを生んでいます。王家の谷 史跡・遺跡
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4本柱の広間(Pillared Hall)
見どころ
• 柱の装飾: 手前の太い柱には、セティ2世が神々に供物を捧げる姿や、ホルスの息子などの神々が描かれています。
• 壁画のシーン: 奥の壁に見えるのは、エジプトの死後の世界の書物である『門の書(Book of Gates)』の一場面です。特に中央奥の壁には、王がオシリス神に真理の女神マアトの像や香を捧げる「二重の儀式シーン」が描かれています。王家の谷 史跡・遺跡
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玄室と石棺(サルコファガス)の蓋
実はこの部屋、元々はただの通路として設計されていました。セティ2世が急逝したため、工事を急遽切り上げて玄室に作り替えられたという経緯があります。そのため、他の王墓に比べると構造がシンプルで、壁画もやや急いで仕上げられたような印象を受けるのが特徴です。
中央に鎮座しているのは、赤色御影石で作られた石棺の蓋です。蓋の上には、冥界の神オシリスの姿をした王(セティ2世)が彫られています。
• 最小の石棺: ちなみに、この石棺は新王国時代の王墓で見つかっているものの中で、最もサイズが小さい部類に入ると言われています。
3. 天井の女神ヌト
写真の奥、天井部分をよく見ると、翼を広げた女性の姿が描かれているのが分かります。これは天空の女神ヌトです。王の体を守るように描かれるのが王墓の伝統的なスタイルです。
4. 壁面の装飾
左右の壁には、『門の書(Book of Gates)』などの葬祭文書に基づいた神々や守護者の姿が描かれています。下書きの赤い線が残っている箇所もあり、当時の職人たちの作業の息吹が感じられる非常に貴重な空間です。王家の谷 史跡・遺跡
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エントランスから続く最初の通路のレリーフ
この場所には、古代エジプトの葬祭文書である「太陽の賛歌(レイの典礼)」に関連する重要な図像が描かれています。
• 中央の円形(日輪):円の中に描かれているのは、太陽神ラーの異なる姿です。
• スカラベ(ケプリ): 朝の昇る太陽を象徴しています。
• 羊頭の神(エフ): 夜の太陽、あるいは冥界を旅する太陽神の魂(バー)を象徴しています。
これらは、太陽が再生し、永遠に巡り続けるサイクルを表しています。
• 左側の人物像:
セティ2世本人が神々に供物を捧げたり、生命(アンク)を授けられたりする場面が描かれています。王家の谷 史跡・遺跡
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8箇所も王墓の見学ができて大満足でした。これにて王家の谷は終わりにして次なる場所へ移動します。
王家の谷 史跡・遺跡
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かんかん照りの中人待ちをしてる集団がいっぱいですね。
王家の谷 史跡・遺跡
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売店あるのですが、値段が高くて。たしかコーラとカップアイスで700円超えてた。先進国の制限エリア価格
王家の谷 史跡・遺跡
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トイレ少なすぎ。高い入場料取ってんだからなんとかしてよ
王家の谷 史跡・遺跡
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帰りもてくてく歩いてゲートまで向かう。これも入場料で運んでよ
王家の谷 史跡・遺跡
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お腹が空いたけど王家の谷では高すぎて、地元民しか使わないようなスタンドで昼食を食べた。
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エジプトのコーヒーのレベルは高い
一杯毎にじっくり煮出して入れるエジプトのコーヒーには店毎のこだわりを感じる。マスターとのおしゃべりをしながらすするコーヒーは旅する醍醐味であった -
エジプト来て初めてジャリ銭を見た
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