2025/11/15 - 2025/11/15
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+mo2さん
この旅行記のスケジュール
2025/11/15
この旅行記スケジュールを元に
東京国立科学博物館で11月1日より開幕となった、特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」へ行ってきました。展覧会は写真撮影OKでした。
HPより~
生命が誕生してから40億年、地球上では幾度も生命の危機が訪れました。それは主に地球外からやってきた小惑星の衝突や火山などの地球内部の活動によりもたらされましたが、ときに生命活動そのものが引き金になったこともあります。しかし生命は、その都度、したたかにそれらの危機を乗り越え、絶滅したグループに代わるグループが新たに繁栄することを繰り返すことで、多様に進化を遂げてきました。
言わば、大量絶滅は生命の繁栄を促した現象だと捉えることもできるのです。本展では、その中でも規模の大きかった5回の「大量絶滅」事変(通称「ビッグファイブ」)を、化石や岩石に残された様々な証拠から紐解き、「生き物たち」の生存をかけた進化の歴史を辿ります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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「プロローグ」
進化の陰で日常的に起こる「通常絶滅」とは異なり、短期間に多種多様な生物群が絶滅した現象が「大量絶滅」、すなわち「大絶滅」です。 -
顕生代(5億4,100万年前~)に5回発生したこの大量絶滅では、時には種の90%を超える生物が絶滅し、地球の生態系に甚大な影響を与えました。
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大酸化イベントは、それまで無酸素状態だった地球大気に酸素が蓄積し始めた地球史上の重要な出来事です。この現象により、地球の環境と生命の進化に大きな変化がもたらされました。
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地球は過去に少なくとも3回、つまり約24~22億年前、約7億年前、約6.5億年前に全体が氷に覆われる「全球凍結」の時期を経ました。
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「エディアカラ紀の化石」
地球の歴史上、明確な生物化石が発見されている最古の時代は約6億年前の「エディアカラ紀です。エディアカラ紀の地層からは目に見える大きさの生物化石が数cmから1mを超えるものまで数多く発見されており、それ以前の間接的な証拠しか残っていない時代とは明確に異なります。エディアカラ紀の生物は、現生の生物は無論のこと、次の時代であるカンブリア紀の生物とも似ていない独特な身体をしています。 -
「ワンネリア」カンブリア紀前期、アメリカ
三葉虫は、カンブリア紀の初めごろに出現しました。 -
地球の形をした球形のスクリーンにプロジェクションマッピングされています。
国立科学博物館 美術館・博物館
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第1章では、ビッグファイブの中で2番目に大きな絶滅であるオルドビス紀末の大量絶滅を紹介しています。この絶滅では、海域の種の約86%が消滅しました。
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絶滅は約100万年の間に2段階で発生。1回目は急激な寒冷化と海水準の低下、2回目はその後の温暖化と海洋の貧酸素化が原因となりました。
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ロシア、オルドビス紀の地層から発見された三葉虫の化石です。三葉虫の中でもアサフスの仲間で、飛び出た目が非常に特徴的です。
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古生代を代表する古生物として有名な三葉虫は、カンブリア紀~オルドビス紀に最も繫栄しましたが、オルドビス紀末の大量絶滅で多様性を大きく減らします。
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「アノマロカリス(レプリカ)」
カンブリア紀/ラディオドンタ類/国立科学博物館 -
「エーギロカシス(レプリカ)」
オルドビス紀/ラディオドンタ類/国立科学博物館
オルドビス紀前期に生息していた巨大な節足動物に近い生物で、体長は2mに達し、櫛状の器官でプランクトンをこし取って食べていたと考えられています。 -
エーギロカシスは、約4億8,000万年前のオルドビス紀に生息したラディオドンタ類の節足動物の一属。2メートルの巨体に長大な甲皮と櫛状の前部付属肢をもつ、モロッコで見つかったという1種のみによって知られています。カンブリア紀以外の地質時代に生息した数少ないラディオドンタ類の一つです。
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「フルデイア科の一種」オルドビス紀前期、モロッコ、国立科学博物館
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「メギスタスピス」オルドビス紀前期、モロッコ、国立科学博物館
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「ドゥスリア」オルドビス紀後期、モロッコ、国立科学博物館
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「トレマグラスビス」オルドビス紀前期、モロッコ、国立科学博物館
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「カブトガニ類の一種」オルドビス紀前期、モロッコ、個人蔵
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「マルレア類の一種」オルドビス紀前期、モロッコ、国立科学博物館他
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「レアンコイルア類の一種」オルドビス紀前期、モロッコ、個人蔵
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「オニコディクティオン」カンブリア紀前期、中国、水野吉昭氏蔵
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「プルムリテス」オルドビス紀後期、モロッコ、国立科学博物館
環形動物 -
「エルドニア」オルドビス紀後期、モロッコ、国立科学博物館
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「エンドセラス」オルドビス紀前期、スウェーデン、国立科学博物館
真っ直ぐな殻を持つオウムガイの仲間。 概要4億2000万年くらい前の北アメリカとヨーロッパ辺りに生息していた下等なオウムガイの仲間。 -
「アクティラムス」シルル紀、アメリカ、国立科学博物館
2mを超える巨大な遊泳性のウミサソリ類。 -
「スキフォクリニテス」シルル紀、モロッコ、国立科学博物館
ウミユリ類はシルル紀になると再び多様化し大繁栄します。 -
「ビルケニア」シルル紀、英国、個人蔵
絶滅した無顎類に属する魚類。シルル紀後期からデボン紀初期にかけて現在のヨーロッパに生息していました。体長は10センチメートルほどに達し泳いでいたと考えられています。 -
第2章は、ビッグファイブの中で最も規模が小さかったデボン紀後期の大量絶滅をテーマにしています。絶滅したのは海の生物種の42~69%で、陸域での影響は限定的でした。水温が7℃も低下する寒冷化に加え、地球規模での海洋無酸素事変が起こり、生物礁の60~90%が失われ、三葉虫やアンモナイトなどが大きな影響を受けました。
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イチオシ
「ダンクルオステウス」(レプリカ)
デボン紀/板皮類/国立科学博物館
デボン紀後期に生息していた大型の板皮類。強力な顎がある頑丈な頭骨を持ち、当時の海洋で最強の捕食者の一つとされています。 -
「プラチクリメニア」デボン紀後期、モロッコ、国立科学博物館
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「ワッティエザ」デボン紀中期、アメリカ、国立科学博物館
デボン紀のだいたい3億8500万年前のシダ類で最古の木。高さは8mあったといいます。 -
「アルカエオプテリス」デボン紀後期、ノルウェー、国立科学博物館
一見イチョウに似た扇形の葉をつけますがシダ類。 -
「カロプス」石炭紀後期、アメリカ、群馬県立自然史博物館
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「アースロプレウラ」(レプリカ)
アースロプレウラは、約3億年前の石炭紀とペルム紀に生息し、アースロプレウラ類に分類されるヤスデの一属。巨大節足動物として有名な古生物であり、2メートルを超える種類が含まれ、一部のウミサソリと並んで史上最大級の節足動物とされます。 -
「アースロプレウラ」石炭紀、ポーランド、個人蔵
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「カリプテリディウムとカラミテス」石炭紀後期、フランス、福井県立恐竜博物館
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第3章は、地球史上最大の絶滅事変です。このペルム紀末の大量絶滅では、海域生物の種の80~86%、陸域生物の種の97%が姿を消しました。
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「ウミユリ類」ペルム紀中期、岐阜県大垣市、国立科学博物館
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「ニッポノマリア」ペルム紀中期、岐阜県大垣市、豊橋市自然史博物館
ペルム紀の腹足類、巻貝のオキナエビスの仲間 -
(左)「シーロガステロセラス」(右)「タイノセラス」ペルム紀中期、岐阜県大垣市、豊橋市自然史博物館
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「コティロリンクス(全身骨格)」ペルム紀前期、アメリカ、栃木県立博物館
がっしりとした体つきとは対照的に頭が非常に小さい。 -
ディメトロドン(レプリカ)
ペルム紀/単弓類/国立科学博物館
約2億8000万年前に生息していた大型の捕食者で、背中の帆が特徴的です。恐竜ではなく、哺乳類に近い仲間です。 -
「ウタツサウルス」三畳紀前期、宮城県石巻市、国立科学博物館
ウタツサウルスは、三畳紀前期の海に登場した魚竜と呼ばれる爬虫類です。
日本の宮城県南三陸町 (旧歌津町) の地層から化石が見つかったので、この名がつきました。「竜」とつくものの恐竜とはまったく別に海で進化したグループです。南三陸町にはペルム紀~ジュラ紀(約2億100万年前から約1億4500万年前)の地層が多く分布しており、ウタツサウルスのほかにも2種の魚竜が発見されています。ウタツサウルスは魚竜のなかでも最初期に登場した古い種のひとつだと考えられています。後に進化した魚竜とは違い、背ビレはありませんでした。脚から変化したヒレが前後にあり、小さな指を5本もっていました。 -
「チロリテス」三畳紀前期、ベトナム、国立科学博物館他
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「オリビエロスクス」三畳紀前期、南アフリカ共和国、国立科学博物館
オリビエロスクスやバウリアはテロケファルス類という獣弓類の獣歯類の一員です。
このテロケファルス類は近縁なキノドン類と共にペルム紀末期の大量絶滅を生き残り、三畳紀中期まで生きていました。 -
「キノグナトゥス」三畳紀中期、南アフリカ共和国、国立科学博物館
肉食性の大型種。 -
「ブレウロメイア(復元模型)」三畳紀前期、国立科学博物館
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イチオシ
「レドンダサウルス」(レプリカ)三畳紀 福井県立恐竜博物館
「クリオロフォサウルス」(レプリカ)ジュラ紀 国立科学博物館
絶滅を乗り越えたジュラ紀には、大型の肉食恐竜が登場します。
会場では、絶滅前の陸上を支配した大型爬虫類レドンダサウルスと、恐竜時代の幕開けを告げる、初期の大型肉食恐竜クリオロフォサウルスが並んで展示されています。 -
「ポストクス」三畳紀後期、アメリカ、国立科学博物館
体長5mに達したとされる、当時の北米大陸における頂点捕食者の1つ。 -
「コエロフィシス」三畳紀後期、アメリカ、国立科学博物館
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「エフィッジア」三畳紀後期、アメリカ、国立科学博物館
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「アジリサウルス」三畳紀中期、タンザニア、国立科学博物館
恐竜類に最も近縁とされるシレサウルス類に属します。 -
「ヘレラサウルス」三畳紀後期、アルゼンチン、国立科学博物館
初期の恐竜。 -
「プロトスクス」ジュラ紀前期、アメリカ、栃木県立博物館
陸上を走っていたワニ形類。 -
「ステネオサウルス」ジュラ紀前期、ドイツ、栃木県立博物館
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「ヘテロドントサウルス」ジュラ紀前期、南アフリカ、国立科学博物館
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「恐竜類の行跡化石」ジュラ紀後期、スペイン、ジュラシカミュージアム
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「リンコンイクチス・ウエノイ」白亜紀後期、北海道、国立科学博物館
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「ティロサウルス」白亜紀後期、アメリカ、いわき市石炭・化石館
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イチオシ
トリケラトプス(レプリカ)
白亜紀/鳥盤類/国立科学博物館 -
「スタンジェロチャンプサ」白亜紀末期、アメリカ、国立科学博物館
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「アクセステミス・インフェルナリス」白亜紀末期、アメリカ、国立科学博物館
カメ類 -
ティラノサウルス(レプリカ)
白亜紀/獣脚類/国立科学博物館
白亜紀末期に北アメリカ大陸に生息していた大型の肉食性恐竜で、体長は最大約13mに達しました。強力な顎と鋭い歯で、他の恐竜の骨を噛み砕くことができたと考えられています。 -
「マクギノティエア」古第三期暁新世、アメリカ、デンバー自然科学博物館
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第6章では、K-Pg境界の大量絶滅後の生命の再生の歩みを追います。絶滅事変から数十万年後には生態系が回復し、地球は広く森林に覆われました。
この結果、哺乳類を中心とした動物相が各地に拡大し、後の人類につながる進化の道筋が形成されていったのです。新生代後半には地球の寒冷化が進み、草原が拡大するなど環境が変化する中で、海へと戻る哺乳類(鯨類など)も登場しました。 -
「メソヒップス」(レプリカ)
漸新世/ウマ科/国立科学博物館 -
「メリキップス」古第三紀中新世、アメリカ、国立科学博物館
メソヒップスより更に現代の馬に似た姿をしています。 -
ウマの全身骨格
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イチオシ
「ステラーダイカイギュウ」
更新世~1768年/ジュゴン科/国立科学博物館
北太平洋に生息していた海藻食の大型哺乳類で、この化石は世界最古のものです。 -
「ステラーダイカイギュウ」
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グッズも充実していました。図録などを購入。
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甥っ子のともちゃん、タリーモンスターのぬいぐるみに大喜び。
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