2025/08/11 - 2025/08/11
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bajicoさん
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ヨーク滞在中の1日を使って、ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道に乗ってきました。終点のウィットビーも、クック船長生誕の地で何かおもしろそうなので、街歩きすることにしました。
私や息子はそんなに乗り鉄ではないのですが、日本では大井川鉄道や真岡鐵道などは乗ったことがあります。保存鉄道がたくさんあるイギリスに行くのだから、ひとつくらいは乗りたいね、ということで、一番乗りやすそうな、ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道に行くことにした訳です。
誤算だったのが、鉄道もウィットビーの街も、私たちの想定外の混みようだったことです。鉄道は「まあ、そうかな」とは思いましたが、ウィットビーの混みようは、ちょっと信じられませんでした。さて、どうなったでしょう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11日月曜日、朝の6時半頃、ホテルを出発した。まず、ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道の始発駅ピカリングまでバスで向かう。
バスはヨーク駅前で乗ることにした。早朝の駅はまだ静かだ。ヨーク駅 駅
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駅前は工事中だが、バス乗り場はすぐ見つかった。Coastliner(コーストライナー)840番の路線だ。ヨーク発は7時3分。
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ピカリング着は8時30分頃なので、乗車時間は1時間以上だ。でもバス代は一人3ポンド(600円)。イギリスのバスは長距離の方が得なのかな。朝のバスなので、通勤・通学客が結構多かった。
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ピカリングのバス停にはほぼ時間通りに到着した。このバス停は、ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道の駅からは離れた交差点にある。グーグルでは"The Royal Oak"という名前になっている。この後バスは、鉄道駅から離れた方角に走って行ったので、ここで降りないとダメ。
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バス停からは、グーグルマップのお世話になりながら、ピカリングの街を通り抜け、10分ほどで、ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道のピカリング駅に着いた。
ここでビックリ。バスでピカリング駅に来たのは私たちともう一人しかいなかったのに、駅は多くの人で賑わっている。みんな車でやって来て、近くの駐車場に車を止めているんだ。
鉄道のチケットはインターネットで予約した。手続きは息子に全権委任しちゃったので詳細不明だが、結構ややこしいらしいし、料金もそれなりに取られるようだ。でも、本当に多くの蒸気機関車やディーゼルカーを動態保存しようと頑張っている姿を見ると、高いのも仕方ない事だと思う。
また、これも息子に任せたので、詳細不明だが、駅の窓口で、チケットを引き換えたと思う。 -
ピカリング駅9時20分発の列車に乗るので、まだ少し時間がある。駅のカフェで朝食だ。私たちの予想では、空いている店でのんびり食べられると思っていたのだが、結構満員!
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9時過ぎにさっそうと列車が登場した。蒸気機関車が引っ張っているではないか。やっぱりSLだと、気分が上がるね。
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列車も満席に近い。4人掛けのワンボックスを、ご夫婦の二人と私たち二人で、分け合って座った。
ノース ヨークシャー ムーアズ鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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列車は予定時刻から多少遅れて、ピカリング駅を出発した。
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このあたりは山がちの地形で、鉄道は渓谷ぞいを走っていく。
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このところ、リーズやヨークの街にいたので、荒野が広がる景色も久しぶりだ。
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SLが頑張ってるね。
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乗車して50分ほどでゴースランド駅に到着した。ここはハリーポッターの映画撮影で使われた駅だそうで、私たちの前に座っていたご夫婦も含めて、多くの人が降りた。
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ゴースランド駅が鉄道の真ん中あたりだ。
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ゴースランドの次の駅、グロスモントでは、蒸気機関車が離れ、ディーゼル機関車に交代する。この様子をじっくり見学。
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グロスモントからウィットビーまでの間、何だか歴史がありそうな、立派な橋が見えて来た。調べたら、Larpool Viaduct(ラープール高架橋)という橋で、1885年頃に、今は走っていない鉄道のために架けられたものだそうだ。
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ウィットビーには11時30分頃到着した。予定より20分遅れだが、古い車両を使用している上、途中で蒸気機関車からディーゼルカーに交代したりするのだから、時間がかかるのはやむを得ないね。保存鉄道だもの。
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こちらはディーゼルカーの勇姿。これもきっと由緒正しい車両なんだよ。
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ウィットビーの街に出た。雰囲気のある港町だ。それは良いのだが、すごい人出だ。この写真は人がいない所を狙って撮ったので、だれも写っていない。
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とにかく高台にあるウィットビー・アビーをめざす。アビー入口に着いたら、喉が渇いてひと休みしたくなって、アイスクリームを食べちゃった。
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ウィットビー・アビーは有料で、付属の博物館も含めて一人15.9ポンドほど。
ここには、13世紀に建てられた、ゴシック様式の大きな修道院があったのだが、他の修道院同様、ヘンリー8世の修道院解散で破壊されて、今は廃墟が残るだけだ。 -
ただ、ここの修道院は、タインマスの修道院やヨークのSt.Mary's Abbeyに比べると、往時の外観をかなり残している。
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かなり大きなゴシック様式の建物だったことが想像できる。
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また、ここの修道院はまわりをグルっと回りながら眺めると、とても気持ちが良い。
ウィットビー アビー 寺院・教会
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廃墟と草原と沼の組み合わせが、却って雰囲気あり。
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海とも良い感じ。この廃墟の修道院は、ちょっと離れて、周りの景色と一緒に楽しむのがお勧めだ。
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修道院から街に下りる坂。これがすごく傾斜のキツイ坂で、驚いた。登った時は隣の階段を使ったので、気が付かなかった。
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街に戻って来た。さてお腹が空いたので、何か食べよう。海の近くなので久しぶりにフィッシュ&チップスだ。
ハドレイズ 地元の料理
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お客さんで賑わっている店だったが、そんなに待たずに入れた。ここのお店の良かったのは、大きさを選べたことだ。ちょうど良い量で、おいしく完食。
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昼食の後は、修道院の向かいの高台に上る。修道院と街並みと入り江の景色がすばらしい。
キャプテン クックの像 モニュメント・記念碑
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ここにはクック船長の銅像が立っている。ただ、街の中心地に近くて、移動遊園地などもあって、すごい人出だ。
確かに、事前情報で、スカボローやウィットビーは結構地元で人気の観光地とは聞いていたが、こんなに混んでいるとは思わなかった。ちょうど夏のシーズンの真っただ中ということもあるのだろう。侮っていた。キャプテン クックの像 モニュメント・記念碑
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もう疲れちゃった。街としては良い雰囲気なので、もう少しゆっくりしたいのだけど、この人出ではどうにもならない。ということで、息子と相談して、計画をちょっと変更した。帰りはバスで、ウィットビーからヨークまで直行する予定だったのだが、帰りもノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道に乗ることにしたのだ。
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早めにウィットビーの駅に戻って来た。
おやおや、今度の列車はヘクサム行きだ。実は、ウィットビーは、ニューカッスルやヘクサムに繋がる普通の鉄道、Northernの終着駅なのだ。そして、その線路の一部、ウィットビーからグロスモント間に、ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道が乗り入れているのだ。
午後3時57分発のヘクサム行きに乗り、まずは、グロスモント駅に行く。乗車時間は15分ほど。 -
グロスモント駅でヘクサム行きを降りる。これが乗って来たNorthernの列車だ。
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ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道の、次のピカリング行きは、グロスモント駅が始発だったので、ウィットビーからグロスモントまで、Northernを利用したのだ。
グロスモント駅発は午後4時40分なので、時間に余裕がある。駅をあちこち見て回ろう。 -
道路ではなく、線路の方が柵で通行止めになっている。なかなか見ない光景だ。
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これは客車。グロスモント駅では、いろんな列車が出たり入ったりする。
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右が、Northernが走る普通の営業路線の線路。左が、ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道の線路だ。
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この列車はウィットビー行きだったと思う。はっきりしないのだけど、蒸気機関車が後ろ向きの状態で引っ張って来たように思う。
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蒸気機関車って、バックもできるらしい。
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こちらが私たちが乗るピカリング行きだ。
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機関士が一所懸命、準備中だ。この後まもなく列車は出発した。10分位は遅れたと思うが、その程度は誤差の範囲。
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グロスモント駅を発車すると、様々な設備が見えてくる。このあたりは石炭を供給する設備のようだ。
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ノース・ヨークシャー・ムーアズ鉄道が所有する機関車たちかな。
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車窓の景色も自然がいっぱいで、気持ち良い。
ハリーポッターゆかりのゴースランド駅からは、またお客さんが結構乗って来て、行きほどではないが、かなり賑やかな車内になった。 -
午後6時少し前に、ピカリング駅に帰って来た。
蒸気機関車の勇姿。
私たちが今回乗った蒸気機関車、行きと帰りは別のものだった。毎日複数のSLを走らせている努力には頭が下がる。
ちなみに、よくわからないのだが、私たちが買った切符は、片道だけでなく、往復も乗れるようだった。ここの鉄道の料金体系を、ちゃんと把握してなくて、ごめんなさい。 -
ピカリングの街をバス停まで歩く。かわいい飾りがのったポスト。
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行きで降りた、交差点のバス停でバスに乗った。午後6時42分発のバスだったと思う。
写真は、一台前のMalton行きのバス。
帰りのバスも乗降客が多くて、ヨークに着いたときは満員だった。 -
ヨークに着いたのは午後8時。ホテルに戻って、急いて夕食だ。ヨーク最後の夜だったので、奮発して北京ダックを食べたよ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Tripにこちゃんさん 2025/10/11 14:06:41
- こんばんは。
- bajicoさま
いつも見て頂き、ありがとうございます。
鉄道は、良いですね。どの列車もカッコイイです。
鉄道駅も、イギリスは素敵です。絵になりますね。
イギリスへのワクワク感が、ますますアップしました。
いつも楽しい旅行記、ありがとうございます。
- bajicoさん からの返信 2025/10/11 14:47:13
- イギリスはSL王国です。
- 旅行記見ていただきありがとうございます。
イギリスのヨークあたりはSL好きにはたまらない場所のひとつかと思います。
鉄道門外漢の私もワクワクでした。
写真は旅行記に載せられなかったのですが、鉄道運行にかかわる多くの人たちの働く姿がとっても素敵でした。
鉄道を保存しようと頑張る彼らの熱意を見るだけでも、行ってよかったと思います。
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