2025/08/03 - 2025/08/03
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bajicoさん
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3日の日曜日、ハドリアヌスの城壁トレッキング2日目です。前夜、ホテルのレストランでご馳走を食べてご機嫌だったのですが、検討すべきことがありました。
まず、朝方天気が悪くなり、午前中に軽く雨が降りそうなこと。もう一つ、ホテルの朝食が8時からで、朝食を食べると、出発が9時頃になりそうなこと。
検討の結果、2日目は少しだけバスを利用することにしました。ウォールから先は、ハドリアヌスの城壁観光に便利な、AD122番のバスがあるのです。
日程は次のとおり。
朝食を食べたらウォールを9時頃出発し、30分ほど歩いて、チョラーフォード先のチェスターズ・ローマンフォートを見学します。ローマンフォートからは10時52分発のバスに乗って、Old Repeater Station(オールド・リピーター・ステーション)のバス停まで行き、ここからハルトウィッスル方面にトレッキングを再開します。
実は、チョラーフォードからオールド・リピーター・ステーションまでは、前日同様、自動車道路(B6318)脇の道で、正直、自動車道路はもういいやって感じだったのです。私は、車道歩きがあんまり好きではないし、この日はハウステッズ・ローマンフォート付近の城壁の核心部を歩くので、良い所をゆっくり満喫したいという気持ちが強かったです。
と言う訳で、トレッキング54㎞の内10㎞はバスに乗りました。ごめんなさい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8時からホテルの朝食だ。ヨーグルトがおいしい。みんなおいしい。
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天気予報どおり、外は曇り空で、雨も落ちている。ちょっとノンビリしちゃった。
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ノンビリしすぎると、ローマンフォート見学ができなくなったり、バスに乗り遅れちゃう。9時15分過ぎにホテルを出発した。雨はまだ降ったり止んだりしている。
石造りのウォールの村の道標が素敵。 -
道端にはリンゴの実が生っている。イギリスは冷涼な気候なので、りんごが育ちやすいみたい。日本の柿とか梅のように、あちこちに実が生っていた。
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歩いて40分、チョラーフォード入口の橋に着いた。歴史がありそうな趣ある橋だ。
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下を流れるのは、ノース・タイン川だそうだ。結構水量がある。
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橋のたもとにあったホテルに停車しているのは、私たちのスーツケースを運んでくれる運送会社の車ではないか。荷物は朝9時までに出してくれって書いてあったから、もう回収に回っているんだ。私たちの荷物もこの車に載っているのかな。
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10時過ぎに、チェスターズ・ローマンフォートに到着した。ローマンフォートとはローマ帝国の要塞・砦という意味だ。
ここはハドリアヌスの城壁に付随して造られた15の砦の一つで、500人位の騎兵隊が配備されていた。
現在は遺跡と博物館があり、入場は有料だ。当日券は大人一人14ポンドで、インターネット前日までの購入で割引あり。結構高い。前もってインターネットで買っておけばいいのだが、他にもやることがあると面倒で、当日券でいいやって思っちゃう。
博物館には結構いろんなものが展示してある。
写真左は雌牛の上に立つ女神ユノの像 -
イノシシのレリーフが施された建築用の石材
愛嬌のあるイノシシだ。 -
屋外の砦跡だ。ここには騎兵隊の馬と兵士の宿舎が並んでいたみたい。
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19世紀、チェスターズ・ローマンフォートがある場所を所有していた地主のジョン・クレイトンが、自分の土地にある遺跡を発掘し、出土品を展示する博物館を建てた。これがハドリアヌスの城壁の保存活動のはしりだったようだ。世界遺産としてのハドリアヌスの城壁の今があるのは、ここの遺跡とジョン・クレイトンのお陰だね。
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河原にある浴場跡。
チェスターズ・ローマンフォートはハウステッズやヴィンドランダの遺跡に比べると、大したことないと言われることもあるみたいだが、私はこの風呂跡は一見の価値ありと思う。
河原の浴場だよ。ローマからずっと離れたイギリスの端っこまで来て、こんな寂しいけれど、風光明媚な所にお風呂を造るなんて、本当の風呂好きにしかできない技だ。温泉ではないけど、露天風呂があったと想像したい。特に日本人は見るべき遺跡だ。チェスターズ ローマン フォート 史跡・遺跡
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ローマ時代、この地点には立派な橋が架かっていた。向こう岸に橋の跡が残っているようだが、ここからは渡れないので、行かない。
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あっちこっち見ていたら、時間はどんどん過ぎていく。そろそろバス停に行かないと。10時52分発のバスに乗った。数分は遅れたと思うが、そんなに待たなかった。
なお、バスの時刻は日曜・休日のもので、平日は異なる。
雨も止み、晴れてきたようだ。 -
バスに乗って10分程度で、オールド・リピーター・ステーションのバス停に到着した。乗ってしまえば、信号も交通渋滞もない真っすぐの道を進むだけなので、あっという間に着く。
ここのバス停の名前も付近の施設の名前のようだが、停留所の回りには草原と道しか見えない。後でグーグルマップを見ると、確かに一軒家があるが、降りた時は気づかなかった。
右前方に見える木立のあたりが、ハドリアンズ・ウォール・パスとの合流点らしい。 -
地図やグーグルマップのお世話になりながら、ちょっと迷子になったりして、合流点を目指す。もう少しかな。
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着きました。ドングリマークがある。11時30分、ハドリアンズ・ウォール・パスのトレッキング再開。
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今日のルートは自動車道路を離れ、牧場や草原、林の中を進む。気持ちの良い道だ。そのかわり、高低差が大きくなる。丘を登ったり下ったり、を何度も繰り返す。やっと、ローマ時代の石壁の一部が見えるようになってきた。
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アザミの花があちこちに咲き放題だ。
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この景色を見るためにやって来た。青空と白い雲の下に広がる草原、そこに伸びる城壁。爽快な景色だ。
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城壁の下には、いろいろな花が咲いている。青いのはカンパネラ、イトシャジンかな。キキョウの仲間。日本だと、ツリガネニンジンとかハクサンシャジンとかに近い。
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今日も、牛や羊にはあちこちで会える。
オールド・リピーター・ステーションのバス停から、ハウステッズ・ローマンフォートまではそんなに離れていないはずなのに、結構時間がかかる。前日より高低差が大きいから、なかなか距離を稼ぐことができない。 -
それでも何とか12時20分頃、ハウステッズ・ローマンフォートに到着した。さすがにここはハドリアヌスの城壁のハイライト、さらに今日は日曜日なので、多くの観光客が訪れていた。
ここもチェスターズ・ローマンフォートと同様で、入場料大人一人14ポンドかかった。
写真は穀物倉庫跡ハウスステッド ローマン フォート 史跡・遺跡
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ハウステッズ・ローマンフォートも城壁に造られた15の砦の一つだが、城壁の完成以前から、重要な防衛拠点として、南西の数キロ離れたヴィンドランダの砦と共に、歩兵と騎兵の守備隊が配備されていたようだ。
ハウステッズの砦の良い点は、城壁と広大な砦がセットで見られることだ。 -
また、司令官邸、司令部、兵舎、病院などの建物跡が比較的良く残っている。
でも、あまりゆっくり見学する時間はない。トレッキングだから、前進しないとね。午後1時頃、ハウステッズ・ローマンフォートを出発した。 -
ローマンフォート遺跡の裏には林が広がっていて、遺跡と逆側は結構急な崖になっている。落っこちると危ない。これも、砦の防御に役立ったのかも。
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林を出ると、うねる丘の稜線に沿って城壁が続いているのがよく見える。
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石壁の下には、白、黄色、青の花が点々と咲いていて、気持ち良い。白はノコギリソウ、黄色はカワラマツバ、青はカンパネラかな。
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そして、イギリスの荒地と言えばヒースだ。ヒースは本来は荒地のことを指すので、花はエリカ、またはヘザーと呼ぶ方が良いのかな。
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ホテルの朝食をたっぷり食べたので、この日はあまりお腹が減らなかったが、さすがにそろそろ昼食を食べたい。茂みの中の切り株に腰掛けて、パンをかじる。食べかけのパンでごめんなさい。
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丘の下には、Crag Louph(クラッグ・ラフ)という小さな湖が見える。
Cragは崖、Louphは湖を意味するようだ。 -
このあたりは、ハドリアヌスの城壁で一番すばらしい景観だと思う。
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その代わり、結構登り下りが急斜面で、岩ゴロのザレた感じの道だ。大した距離ではないが、注意は必要、気を付けよう。
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下りたところがSycamore Gap(シカモア・ギャップ)だ。こういう丘と丘の間の切れ目をギャップと言うようだ。
ここには、以前、ケビン・コスナー主演の「ロビンフッド」の映画にも出て来た、シカモア・ギャップの木という有名な楓が生えていた。ところが、2023年9月、嵐の夜に、2人の不届き者が木を切ってしまった。その後2人は逮捕され、懲役4年3か月の実刑判決を受けたそうだが、木は元には戻らない。いつか、切り株から芽が出てくると良いね。 -
楓の木の跡からまた丘を登る。城壁がきれいに見える。
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登ったと思ったら、また急な下り坂だ。
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こんな狭い隙間を何とか通り抜ける。
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なかなか岩だらけの崖だね。このあたりはPeel Crags(ピール・クラッグス)と呼ばれる岩壁で、ロッククライミングの練習場にもなっているようだ。
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遠くにはクラッグ・ラフの湖、近くにはピール・クラッグスの崖、今まで歩いてきたルートが一望だ。
ここの近くには自動車道が横切っていて、駐車場もある。多くのハイカーはそこから車に乗って帰って行くようだ。 -
私たちはまだ歩く。Peel(ピール)のギャップからひと登りすると、Green Slack(グリーン・スラック)と言うピークにたどり着いた。標高300mちょっとの丘の上だけど、ハドリアンズ・ウォール・パスで一番高い地点だ。標識の近くでちょっと休憩し、午後3時半頃出発。
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グリーン・スラックの標識が随分小さくなった。そろそろどこまで歩くか決めないとね。
この日の宿泊地はハルトウィッスルで、ハドリアン・ウォール・パスから少し離れる。できたら、またAD122番のバスに乗りたい。検討した結果、ここから3,4キロ先のCawfields Lake(カウフィールズ・レイク)からハドリアンズ・ウォール・パスを離れて、Milecastle Inn(マイルキャッスル・イン)のバス停まで行き、そこからバスに乗ることにした。バスの最終は午後5時25分、それまでに着かなくちゃ。 -
まだカウフィールズ・レイクは見えないかしら。どこまでも続く道だ。
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このピンクの花はイブキジャコウソウの仲間、タイムだね。
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こっちはヘザーだ。このヘザーはピンクが濃い。
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丘の道から南を眺める。イギリスの夏は昼間が長いけれど、そろそろ太陽は西に傾いてきたかな。
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来た道を振り返る。いくつも丘を越えて来た。城壁も延々とつながっている。
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午後4時50分、カウフィールズ・レイクの小さな湖に到着。何とかバスに間に合いそう。
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湖からは20分の車道歩き、頑張れ、頑張れ。
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イギリスって、日本以上に小鳥がそばまで寄ってきて、逃げない。私だって写せる、ちょっとピンボケだけどね。
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無事マイルキャッスル・インに到着だ。まだ5時5分、十分バスには間に合う。
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歩いて来た車道の向こうに、カウフィールズ・レイク近くの大岩と上に立つ人が見える。私たちもあそこに登った。その脇にある石壁で囲まれた四角がマイルキャッスルだ。マイルキャッスルとは、およそ1マイルごとに設けられた小さな砦のことだ。
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バスに乗って10分ほどで、ハルトウィッスルの街に着いた。降りたのはMarket Place(マーケット・プレイス)のバス停。
このバス停には時刻表が付いていた。結構いろいろな路線が通るようだ。移動の選択の幅が拡がるので助かる。 -
本日泊まるCentre Of Britain Hotel(センター・オブ・ブリテン・ホテル)はバス停からからすぐだ。(この写真は後日撮影)
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部屋はホテル本館裏の別棟だ。高さはそんなにないが、2階建ての構造で結構広い。下はリビングと水回り。
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寝室は2階だ。
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今日歩いたルートはハドリアンズ・ウォール・パス一番の見所だった。天気にも恵まれ、素晴らしいトレッキングを楽しむことができた。また、歩いた距離は13㎞位だが、登ったり下りたりの累積標高差が結構あったので、達成感もある。
ハルトウィッスルには2泊するので、近くのパブでビールを飲もう。ホッと一息だ。 -
夕食は、近くのテイクアウト専門のピザとカレー屋で調達した。息子が選んだLamb Tikka Shaslic(ラム・ティッカ・シャシリク)。よくわからないけど、羊肉のバーベキューで、味付けが私好み。おいしくてムシャムシャ食べた。
さて、天気予報によると、明日は強い低気圧が通過するから、大雨と強風に警戒すべしとのこと。日本で言えば台風だけど、こっちは北でしょ。夏でも北風が吹くってこと?
どちらにしても、歩けそうもない。ハルトウィッスルでマッタリかな。そうだ、ヴィンドランダに行こう!
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