2025/04/25 - 2025/04/25
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巨木を見る事が大好きです。
千葉や茨城にも杉、楠、銀杏、けやきなどの巨木があちこちにあり、それを見にわざわざ見に行きます。
今回訪れた香取市の「府馬の大クス (ふまのおおくす)」は古くからその存在を知られていて、大きいらしい。
「府馬の大クス (ふまのおおくす)」(千葉県香取市府馬)は 国の天然記念物で、宇賀神社の御神木として古くから近隣の人々に敬われ、大事にされてきている。
樹高約20m、根回り約27mにも及ぶ巨木で、樹齢1300年~1500年だと云う。「クス」と表示されているが、1969年の調査でクスノキ科に属する「タブノキ」であることが判明した経緯がある。
写真は「府馬の大クス (ふまのおおくす)」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
参考写真:椿海、府馬の大クス、麻績千丈ヶ谷Map
-
【府馬の大クス(ふまのおおくす)】
〒289-0411 千葉県香取市府馬2395 宇賀神社
文化財 国指定天然記念物 指定年: 1926年
環境省「かおり風景100選」に選定 指定年: 2001年
黒部川沿いの穀倉地帯、標高約47mの丘陵地の坂道を登った先にあるのは「宇賀神社」である。
中世時代(1324年頃)に千葉氏の一族の府馬氏が砦(城)を構えていた歴史があり、一帯は府馬城跡で、府馬地域で最も古い神社(773年勧請)と云われている。
その右手前に根を張り、どっしりと構えているのが樹高約20m、根回り約27mにも及ぶ巨木を「府馬の大クス」と呼んでいる。
宇賀神社の鳥居をくぐると境内一面を覆う枝と、巨木の圧倒的な存在感に思わず息をのんでしまう。大クスの根は隆起し、幹は凹凸としており自然が作り出した神秘的な様相を見せている。
枝の張りが約16~18mにも達する大樹はクスノキ科に属する「タブノキ」で、俗に「イヌグス」とも呼ばれ、樹齢は明らかではないものの、一説では1300~1500年とも云われている。
写真は「府馬の大クス (ふまのおおくす)」:宇賀神社の駐車場傍にこの説明版がある。 -
写真は展望台傍の案内板
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駐車場から右に大クス展望台公園(水田に突き出した標高47mの丘陵地)の原っぱがあり、タンポポが一面に咲いている。
展望台からは一望できる「麻績(おみ)千丈ヶ谷」と呼ばれた谷津(やつ)が見渡せると書かれていたが、曇り空で、見晴らしは今一つと思われて登らず。
かつてここを発掘した際(平成16年)、弥生時代から奈良時代の竪穴式住居跡や府馬城に関連する建物の柱穴が見つかったそうである。
写真は「府馬の大クス (ふまのおおくす)」:大クス展望台公園内の展望台 -
イチオシ
【香取市の府馬の大クス (ふまのおおくす)見物では巨木の放つ「気」に圧倒された。】
神社周辺の集落もあり、道路沿いの民家も近く、思っていた以上に開けていた。
集落を抜ける道路から、大クスの木々の集団を見上げて写真を撮った。
「府馬の大クス (ふまのおおくす)」の周囲にも大きいタブノキの木が数本あるので纏まった様子は写真の様に、高さと姿がなかなかのものだ。
写真は「府馬の大クス (ふまのおおくす)」:道路から大クスの木々の集団を見上げて -
駐車場は数台が駐車可能で、傍にトイレもあって、神社一帯はきれいになっていた。
私共が此処で軽食を食べながら、休憩していると、定年前後の男性が一人、車に乗ってやってきた。
やはり巨木好きのようで、巨木一帯を写真に撮って、お帰りになった。
写真は「府馬の大クス 」:駐車場に入った所から神社川を写す。 -
宇賀神社の正面にまわり、鳥居と共に奥の大クスと横の大クスを撮る。
この大クスは実際はタブノキ(椨の木)で、別名イヌグス(犬樟)で、クスノキ科タブノキ属に属する常緑樹である。長く大クスの名で知られてきたので、今もこの名を使用している。府馬の周辺は利根川からの湿った風があたる台地にあり、タブノキ林が発達している。
千葉県内では各所に生育しているが、比較的温暖な地域の沿海部に多く見られる。産出される木材は堅いのが特徴で、家具や船材として利用されてきた歴史があると云う。
写真は「府馬の大クス 」:宇賀神社の鳥居 -
イチオシ
これが巨木の現在の姿だ。
枝はまだ元気に上や横に伸びていて、一緒に撮り切れない。
写真は「府馬の大クス 」:これが巨木の根元。 -
宇賀神社の境内は広いものではないが、それでも大クスの枝が境内を覆うほどに伸びている。
写真は「府馬の大クス 」:支え木をしている巨木は左斜めに枝を伸ばしている。 -
写真は「府馬の大クス 」:支え木をしている巨木は左斜めに枝をはっている。
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森の民ドイツ人が樫の木、菩提樹、ブナの木といった巨木を信仰したようだが、こうした自然崇拝は世界各地にあるのだろう。
よく言われることだが、日本では自然物を神格化する。木もその対象で、「御神木」のような巨木には注連縄を飾り、霊が宿ると考えている。
私は巨木を見る事が大好きで、杉や、楠等の巨木がこの千葉県にもあちこちにあり、よく見に訪れる。巨木に対する自然信仰は日本文化の一端を示すと思っている。
巨木・古木は神社、寺院の境内で大切に守られているものが多いので、こうしてやってくるのも神社仏閣が多いのだ。。
写真は「府馬の大クス 」:支え木をしている巨木を近くで撮る。 -
ご神木は曰く、天を衝く高木、途方もない大きさの巨木、人の寿命をはるかに凌駕する古木に神性を見出したことに始まったとある。
ご神木はスギ、クスノキ、ケヤキなどの日本に自生する樹木が多い。
スギは常緑の樹木で天に聳え立つ樹形から神様が降臨するための神憑木(ひょういのき)としての位置があると云う。
クスノキやケヤキは樹高もあり、圧倒的な樹冠の大きさが好まれたのだろう。
寺院においてはカヤやイチョウが大切にされ、巨木・古木が残っていることが多いと云う。
写真は「府馬の大クス 」:鳥居傍にも大クスの子供だろう3本が大きくなっている。 -
写真は「府馬の大クス 」:大クスのてっぺんを撮ろうするが、とらえきれない。
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写真は「府馬の大クス 」:社(やしろ)傍から鳥居方向を撮る。
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イチオシ
この姿で、さらに成長しようとする生命力の強さに驚く。
写真は「府馬の大クス 」:しめ縄をはった御神木に近づいて。 -
この社の手前左に小さな社務所があり、訪問者の記帳簿などが置かれ、パンフレットが用意されていた。
写真は「府馬の大クス 」:御賽銭をあげた宇賀神社は小さい社。 -
大クスの枝が伸びて、地上に根を張り、*子供(「子グス」)を育てたという。
*「国指定天然記念物」に指定されている「府馬の大クス 」つまりタブノキの北東側に7mほど離れたところにも大きく成長したタブノキがある。
これは「子グス」と呼ばれ、もともとは指定木とつながっていたものである。指定木の枝が垂れ下がって地面に付き、そこに根を張って成長したと云われている。
大クスと子グスをつないでいた元の枝は、明治時代の終わりに枯れてしまったが、つながっていた頃のようすは、弘化2年(1845年)に出された『下総名所図絵』に描かれている。
写真は「府馬の大クス 」:「子グス」を神社側から撮った。 -
見事に育った「子グス」の樹形は美しい。
写真は「府馬の大クス 」:「子グス」を展望台側から撮った。 -
参考写真:「府馬の大クス 」・・・『下総名所図絵』には下総宇賀神社の府馬大クス(府馬城跡)を描いたものが残されている。冊子の説明にもあるように、「府馬の大クス 」と「子グス」が右下の絵で繋がって描かれている。
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写真は「府馬の大クス 」:宇賀神社で頂いた冊子をスキャンした。
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写真は「府馬の大クス 」:宇賀神社で頂いた冊子をスキャンした。
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府馬の大クスは残念なことに、平成25年(2013年)10月16日に来襲した台風26号により被災した。
被害は、大クス本体の東側の幹が縦に割れて、その上に伸びていた太い枝ごと、南側にある鳥居方向へ倒壊した。このため、幹の一部が剥離し、内部が露出した状態になってしまった。近年、根の腐朽(ふきゅう)や幹の空洞化により樹勢が弱っていたことから、市では平成15年度以降、樹勢回復などに努めてきたが、残念ながら今回は強風を伴う稀まれに見る台風であったため、耐えられなかったようだ。
参考写真:「府馬の大クス 」・・・台風26号により被災した府馬の大クスの姿。 -
樫の木、菩提樹、ブナの木といった巨木を、森の民ドイツ人は好み、信仰したようだが、「府馬の大クス 」などの様子も日本人にはそれに似たものだろう。
参考写真:「府馬の大クス 」・・・左に親、右に子 -
参考写真:「府馬の大クス 」・・・裏側
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参考写真:「府馬の大クス 」・・・表側
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参考写真:「府馬の大クス 」・・・神木には注連縄(しめなわ)がまかれ、石づくりの祠(ほこら)が置かれていた。注連縄の意味は「神様がいる場所」、「聖域(神域)」、「お祭りをする場所」である。
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大クスは生命力が強く、以下のような花が、大クスの枝に見る事が出来た。
参考写真:「府馬の大クス 」・・・タブノキの花(拡大)を参考に載せた。 -
私自身は各地にある巨木を好んで見るのだが、近年、訪れた巨木の
地をご参考までに以下に載せた(参照は千葉の巨木リスト):
名称 神崎神社の大クス (こうざきじんじゃのおおくす)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 クスノキ
樹高 27m
目通り幹囲 10m
推定樹齢 不明
所在地の地名 千葉県香取郡神崎町神崎本宿1994
指定天然記念物(1926年10月20日指定)
写真:神崎神社の大クス・・・:水戸光圀公ゆかりの<なんじゃもんじゃの木>は大クスノキ
<天下の副将軍・水戸光圀公ゆかりの「なんじゃもんじゃの木」とは何じゃ?>
ナンジャモンジャは、特定の場所に生えている見慣れない立派な植物、怪木や珍木に対して地元の人々が付けた愛称。
すなわち、特定の植物の種名ではない。ヒトツバタゴを指すことが多いが他の樹種の場合も<あにゃもんる>、<あんにゃ>とも呼ばれる。
「ナンジャモンジャ」と名付けられる植物の樹種は、ヒトツバタゴのほか、ニレ、イヌザクラ、ボダイジュなど様々である。
「ナンジャモンジャ」と称される理由について、民俗学では、元々は占いや神事に利用されていたもので、植物名で直接呼ぶことが憚られたものではないかとみる説がある。また、その地域に見かけない種類の樹木に「ナンジャモンジャ」と名付けられたとも云う。
一説には、代表的な樹種であるヒトツバタゴで1枚の花弁が4つに分かれて4枚に見えることから「何だこれは」が「ナンジャモンジャ」になったという説がある。
また一説には、神木の前を通りかかった水戸黄門が「この木はなんじゃ」と聞いたところ、地元の人が聞き取れず「なんじゃもんじゃ」と返答して、木の名前だと勘違いして広まったという話がある。(Wiki) -
名称 竹林山妙光寺の大スギ (ちくりんざんみょうこうじのおおすぎ)
樹高 29m
目通り幹囲 5.5m
推定樹齢 200~299年(寺伝では500年以上)
所在地の地名 〒289-2257 千葉県香取郡多古町南中163
この時は妙光寺の枝垂れ桜を見に訪ねたが、大杉がある事は知らなかった。
写真:多古町・竹林山妙光寺の大杉 -
名称 茨城県行方市西蓮寺(なめがたしさいれんじ)の大銀杏
樹高 25m(1号樹)及び27m(2号樹)の2本
目通り幹囲 6m(1号樹)及び8m(2号樹)
推定樹齢 1000年以上
所在地の地名 〒311-3514 茨城県行方市西蓮寺504
茨城百景の一つに謳われる県指定天然記念物(昭和39年7月31日指定)
写真:茨城県行方市西蓮寺の大銀杏(1号樹)
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尚、笠森観音のクスノキ、東大社のケヤキと杉、吉高の大桜、成田市公津・麻賀多神社の大杉、成田市船形の大シイも巨木で知られているが、名称だけを記載して、後を省略した。
(2025年4月27日Wiki・HP参考、編集追記)
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