2025/02/28 - 2025/02/28
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kojikojiさん
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嵐山でのフリータイムが終わった後は駐車場で集合して「仁和寺」に向かいます。ここでは「経蔵・五重塔特別拝観」が予定に組み込まれています。まずは「経蔵」に向かいますが、ここを参拝するのは初めてでした。回転させる経蔵は1回まわすことで納められたお経を読経したことになるという、チベット仏教なので魔尼車のようなものです。これらは時計回りに回転させるのですが、若い僧侶が参拝を促しながら逆回転に参拝させます。そんなことはチベット仏教ではありえないことで、仏塔でも峠の岩でもすべて時計回りしなければなりません。そこで僧侶に何故逆廻りさせるのか尋ねてみると「経蔵の入り口から出口への人の流れがこの方がスムーズですから。」という答えでした。嵯峨野に住んでいた祖父母はタクシーでこの寺の前を通るだけでも手を合わせていましたが、この寺にありがたみは感じられなくなりました。なにか本質のことを忘れているように感じた一時でした。さらに次の「五重塔」では撮影禁止の堂内を撮影している老人がいたので注意すると、なにを想ったのか思いっきり放屁しました。彼らのツアーはクラブツーリズムの僧侶が同行するというものでしたが、何を考えているのか日本の先行きを憂うことばかりでした。夕方遅くなってようやく前日の参拝予定だった「上賀茂神社」に到着しました。60年以上京都には来ていますが「上賀茂神社」を参拝するの初めてでした。ここでは「国宝本殿特別拝観」と「非公開の若宮神社特別公開」で、拝殿で参拝できて良かったです。この日の拝観は終わり、上賀茂神社でドロップアウトしようかとも思いましたが、ツアーのバスでホテルに戻ります。ところがドロップアウトも売り切れているだろうと思っていた出町柳の「ふたば」店先にはまだ列が出来ていました。これは失敗でした。ホテルに戻ってそのままタクシーに乗って予約してあった「一平茶屋」に向かいます。ここは妻が絶対に外せない店ですし、友人にもかぶら蒸しを食べさせたかったようです。冬の蕪はおいしいですからね。この日は2月28日で、3月1日から料理の値段が上がる前の最後の日でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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嵐山でのフリータームト昼食が終わった後は再びバスで「仁和寺」へ向かいます。ツアー2日目はこの辺りを行ったり来たりしています。バスは駐車場に停まり、「東門」から境内に入ります。
仁和寺 寺・神社・教会
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「仁和寺」の前は嵯峨野にある祖父母の隠居した家があるのでこの「二王門」の前はタクシーで通過することが多かったのですが参拝するのは数十年振りです。
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「二王門」の前を通過する際に祖父が手を合わせていたのが印象に残っています。
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この日は「経蔵・五重塔特別拝観」なので朱塗りの「中門」から境内の奥に向かいます。
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「仁和寺」というと「御室桜」が一番有名なのではないでしょうか。この桜は遅咲きで、背丈の低いのですが、近年までは桜の下に硬い岩盤があって、根を地中深くのばせないと言われていましたが、現在の調査で岩盤ではなく粘土質の土壌であることが分かったようです。
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右手には「五重塔」が見えてきましたが、参観は「経堂」が先のようです。
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今回は冬の京都の特別公開を巡る旅なのでこのような看板がそれぞれに立てられていました。通常の拝観料以外に別料金を支払うのですが、ツアーに含まれているのであまり気になりませんが、1,000円くらいは支払っていたようです。
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正面に「金堂」が見えてきました。御所の紫宸殿を移築したもので、堂内の須弥壇には阿弥陀三尊像や四天王像などが安置され、その須弥壇の背面に描かれた極彩色の五大明王壁画があります。
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ここは今回は公開されていないのでそのまま通過します。屋根の縁には中国建築の「走獣」のような一対の瓦が見えます。亀に乗った人物は中国前漢の武帝時代の黄安(こうあん)という仙人です。大きさ3尺の亀に乗っており、その亀は3000年に1回首を出したといいます。 黄安は5回出したのを見たといい、単純に計算すると15000歳ということになります。漢の武帝に呼ばれ仙人の話などをしていましたが、武帝が亡くなって以降は人知れずどこかへ消えたといいます。亀の口は阿形と吽形になっています。「阿吽」とは元々は梵字であり、「阿」が始めの一文字で、「吽」が最後の一文字という順番になっています。
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「経堂」の中には回転させると収納された経典を読んだことになるとされた八角柱の回転式書架「輪蔵」が収められています。経堂では僧侶による解説がありました。「輪蔵」は時計回りに回転させるのですが、反時計回りに歩かされるので違和感を覚えます。
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これまで中国の雲南省やネパールやモンゴルを旅しているとチベット仏教の寺院を参拝することがあり、魔尼車を回すにしても仏塔を周るにしても時計回りと決められています。案内していた僧侶に尋ねてみると「このほうが入り口から出口へ人の流れがスムーズなんです。」ということでした。今まで旅して仏教寺院では亡くなった祖父母や両親への祈り、母が遺した般若心経を納めて来ましたが、この寺にはそんな思いは感じられませんでした。
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さらに「五重塔」では同じタイミングでクラブツーリズムの僧侶とめぐる京都のツアーの人たちがいました。その中に撮影禁止の堂内を隠し撮りしている老人がいたので、小声で「ここは撮影禁止ですよ。」と張り紙を指さすと、その男は振り向きもせずカメムシのように放屁しました。なんだかガッカリの仁和寺です。
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「五重塔」の内部には大日如来とその周りに無量寿如来などの四方仏を安置を安置し、柱や壁面には真言八祖、菊花文様などが描かれていました。塔の初層の西側に掛けられているのは大日如来を示す梵字です。
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1644年の寛永21年に徳川3代将軍の家光の寄進によって建立された「五重塔」は塔身32.7メートル、36.18メートルにもなります。「東寺」の五重塔と同様に各層の屋根がほぼ同一の大きさに造られ、江戸期の五重塔の特徴をよく表しています。
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眺めの良いところで添乗員さんが待っていて、記念写真を撮ってくださいました。
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仁和寺でのフルータイムは残り15分ほどで、「御所庭園」を参観する時間はありません。本来はあったのかもしれないと思ったのは、初日に行くことが出来なくなった「上賀茂神社」の参拝をこの日に押し込んでいたからです。
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これは桜の時にでも「仁和寺」にはもう一度来なければならないかなと思いました。仕方ないので1人寄り道して「二王門」を見に行きます。
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「二王門」も徳川3代将軍家光の寄進、1641年の寛永18年頃に建立されました。
「知恩院」の三門と「南禅寺」の山門とともに京都三大門の1つに数えられます。
他の2つの門が禅宗様であるのに対し、この「二王門」は平安時代の伝統を引き継ぐ純和様で建てられています。 -
門正面の左右には金剛力士像、後面には唐獅子像を安置しています。
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「二王門」の金剛力士像については作者などの詳細は不明ですが、門の建立と同じ江戸初期と思われます。
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通りを渡って真正面からの写真を撮り、ポストの上で絵葉書を1枚書いて投函しました。急いでバスに戻らなければならなくなりました。
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この日の最後は「上賀茂神社」の参拝です。母が京都で生まれたこともあり、子供の頃から寺社仏閣の多くを参拝していながら何故か「上賀茂神社」と「下賀茂神社」へは足を運んだことがありませんでした。
賀茂別雷神社(上賀茂神社) 寺・神社・教会
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京都で最も古い神社の1つとされる「上賀茂神社」は、正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といいます。その起源は神武天皇の代に神社の背後にある「神山(こうやま)」の麓に「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」が降臨したという伝説から神武天皇6年の677年に社殿が建立されました。
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境内は紅枝垂れ桜の斎王桜をはじめ、御所桜、風流桜など様々な種類の桜を3月中旬から4月中旬にかけて楽しめるそうです。
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入り口の「一ノ鳥居」をくぐると、そこからは神域に入ります。広々とした芝生の道を歩くと「ニノ鳥居」の前に「神馬舎」があります。こちらには神様のお使いである神馬「神山号」が日曜と祝祭日に出社しているそうです。
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「馬場殿」は江戸時代前期の1628年の寛永5年に建てられました。入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇がついています。京都御所の紫宸殿のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。
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「ニノ鳥居」はさらに朱塗りの手摺りで囲まれ、鳥居をくぐらないと中には入れないようになっています。さらに神域に入って行くような気持ちにさせられます。
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鳥居の下に下げられた注連縄は雲を表し、下げられた房「しめの子」は雨を表します。白い紙は「紙垂(しで)」といい稲妻を表します。
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「二ノ鳥居」を抜けると正面に重要文化財である「細殿」が建っています。正面には美しい円錐をなす立砂が、これは別名「盛砂」といい、賀茂別雷大神が降臨したといわれる神山をかたどったものです。
上賀茂神社の立て砂 (盛砂) 名所・史跡
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よく見ると先端には左に3本、右に2本の松葉が立てられており、これは「奇数と偶数」で「陽と陰」を表しており、この2つが揃うことで世の中の安泰や物事の調和がとれるという陰陽道の考えによるものです。
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ようやく朱塗りの美しい「楼門」までやってきました。この「楼門」と東西に伸びる回廊は1628年の寛永5年に建て替えられたもので、国の重要文化財に指定されています。
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「本殿」には簾越しにお参りをするのが一般的なようですが、随時「特別参拝」を受け付けており、普段は入ることのできない「本殿」「権殿」を神職の案内付きで参拝できます。
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階段を上がった別室で神職にお祓いをしてもらい、木の戸を通って「本殿」へ向かいます。砂紋が引かれた白い砂利が広がる敷地内に入ると聖域のパワーが増すような気がします。「浄掛」をして神社で参拝するのは今回が初めてでした。
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2棟同じ建物があり、神職から「向かって左のものは権殿といい、権とは”仮の”や”次の”という意味があり、ここには普段は神様がいらっしゃいません。本殿が式年遷宮などによる建て替えや修復などの際に神様にお遷りいただくための仮の社殿です」という説明でした。
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「楼門」の前に架かる橋は「玉橋」で、橋の下を流れる川は「御物忌川」と呼ばれ、少し下流で「御手洗川」と名前が変わります。
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神職の話を思い出すと玉依姫が今御手洗川(瀬見の小川禊の泉)で川遊びをしていると川上から白羽の矢が1本流れてきます。これを持ち帰って床に挿して置いたところ男の子を生んだということでした。
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参拝を終えるとだいぶ日も傾いてきました。これでツアーの予定は何とか元に戻りました。駐車場に戻ってバスでホテルへ戻るだけなのですが、ここでドロップアウトしてしまおうかという思いが頭に浮かびます。
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駐車場への道からは北北西2キロにある「上賀茂神社」の御神体とされる「神山(こうやま)」が見えます。神の鎮座する神奈備山(かんなびやま)で祭神である賀茂別雷大神はこの山に降臨したとされました。
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バスに乗りながらもこのままホテルへ戻るのが良かっただろうかと悩んでいました。
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その理由は出町の「ふたば」で大福を買いたいなと思っていたからです。ただ、時間が午後5時前だったので、行ってみて売り切れだったらタクシー代が無駄になるなと迷っていました。ところがまだ列が出来ているということは売っているということです。
出町ふたば グルメ・レストラン
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バスは昨日と同じく松原通を南下していきます。鴨川の向こうに「先斗町歌舞練場」の建物が見えます。この建物は1925年の大正14年に着工し、設計は「大阪松竹座」や「東京劇場」などを手がけて劇場建築の名手といわれた大林組の技師の木村得三郎です。 鉄筋コンクリート造りの建物は当時「東洋趣味を加味した近代建築」と賞賛されました。
先斗町歌舞練場 名所・史跡
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四条大橋を通過数rと昨晩夕食を摂った「東華菜館」が見えました。ファサードを改修していて囲われているのが残念です。一度ホテルへ戻ってからタクシーでここまで戻ってきました。
東華菜館 本店 グルメ・レストラン
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この日は予約してあった「一平茶屋」で晩御飯です。このところ京都に来ると必ず食事する店で、ここのかぶら蒸しを妻が大好物なのです。なのでどうしても親友を連れて来たいということでした。
一平茶屋 グルメ・レストラン
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先付けは鯛の煮凝り、高野豆腐、菜の花、穂筍で、もうすぐ来る春を感じさせます。
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八寸は穴子寿司、平目の伊達巻、モロコ、タコの柔らか煮、そら豆、リンゴに挟んだクリームチーズ、烏賊とネギの酢味噌和えと盛りだくさんです。
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お造りは鮪と鯛と剣先イカの三点盛り。
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そして名物のかぶら蒸しです。昨年は6月と9月に来ていますが、やはり冬の蕪は甘くておいしいです。
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これは妻の親友も気に入ってくれました。
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酢の物はあん肝、鱈白子、河豚の煮凝り、河豚皮湯引きです。それぞれ小さいですが手が込んでいます。
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煮物は海老芋と湯葉と蕗です。
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揚げ物は海老とタラの芽に蕗の薹と季節を感じさせます。
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最期は自家製の小さなじゃこの乗ったご飯です。山椒が効いていてとてもお美味しいので、いつも変わりしたくなります。お漬物と赤だしで「上かぶら蒸し定食」は終わります。この日は2月28日で6,600円でしたが、翌日からは値上がりして7,700円になりました。
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帰りはせっかくなので花見小路をぶらぶら歩いてみましたが、ほとんどのお店は閉まっていました。「十二段屋」の辺りで妻が疲れたと言い出したので、タクシーに乗ってホテルに帰ることにします。
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