2025/01/05 - 2025/01/06
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ANAの特典航空券を使って、パリに来ています。
一月のパリ。街もホテルも寒く、ついに夫が熱を出しました。
個人旅行なので誰も頼れる人はいません。どちらか寝込んでしまったら、旅は続けられなくなります。何とか頑張らないと...。
パリに4日間滞在した後、フランス東部のストラスブールに移動します。パリより寒そうです。
なお、今回の旅行記では、できるだけ価格を書いて置こうと思います。記憶違いや価格の変動があるかもしれません。ご了承ください。
-
1月5日日曜日。パリ滞在の4日目の朝です。
昨夜、夫が高熱を出してしまいました。一晩経っても全く熱が下がりません。 -
でも食欲はあるので、回復の見込みはあります。
昨年、わたしがコロナに感染しました。夫は発症しませんでしたが、やはり感染したようです。それから4ヶ月なので、まだ免疫はあるはず。今回の発熱は、コロナではなく風邪でしょう。
しかし、風邪は侮れません。旅先ですから一層です。
朝食の後は、薬を飲んで寝ました。今日の午前中は美術館に行く予定でしたが、体を治す方を優先します。レジデンス イン バイ マリオット パリ ディド モンパルナス ホテル
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昼まで寝て、やや気分が良くなった様子です。ちょっと安心しました。
午後は、ポンピドゥーセンターの近代美術館を予約しています。楽しみにしていました。
フランスの美術館は、第一日曜日は入場無料(要予約)。きょうがその日です。
体調が悪くても、バスなら多少楽にに行けるでしょう。ホテルの前に、美術館付近まで行くバス58が停まります。
2人とも、マスクを着けて出ました。もう周りのフランス人にどう見られたってかまいません。
しかし、何分待っても頼みのバス58が来ません。日曜日なので本数が減っているようです。
さらに悪いことに、ようやく来たバスの行き先は変更になっていました。美術館まで行きません。 -
これでは予約の時間に間に合わない…
地下鉄に乗りかえて、急ぎました。最後は小走りです。
息を切らせ、ポンピドゥーセンター近代美術館にようやく到着。何とか時間に間に合いました。
でも、よく見ると美術館の様子が変です。妙にしんとしているのです。国立近代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
近づいてみると、入り口に貼り紙があります。
「ストのため本日は閉館します」
....膝から力が抜けました。
美術館からメールが来ていたのを思いだしました。フランス語なので読まなかったのです。あれは本日閉館のお知らせでした。
翻訳してでも読むべきでした。閉館を知っていたら、来なかったのに。走らなかったのに。風邪をひいている夫が無理をせずに済んだのに。 -
落ち込みました。こんな日にスト。まったく、ついていません。
この荒んだ気持ちをどうしたら良いのでしょう。
甘いもので癒せば良いのです。
ここからそう遠くないモントルグイユ通りに、パリで最も古いパティスリー「ストレー」があります。
有名なピュイダムールは、カスタードクリームがたっぷり入ったケーキです。愛の泉、という意味だそう。
考えただけで嬉しくなりました。ストレー スイーツ
-
(撮影許可をいただきました)
ストレーの美しい店内には、宝石のようなケーキが並んでいました。
初級フランス語のテキスト通り、
『ピュイダムールはありますか?』
と発音してみました。
「Non. …今ははないんです」
と、優しい日本語で答えが。店員さんは日本の方だったのです。
店員さんによれば、1月は季節のお菓子ガレット・デ・ロワの制作に忙しいのでピュイダムールは作らないそうです。
再び、力が抜けました。本当についていません。
おすすめのサントノーレ(6.8ユーロ)、それにタルト・オ・シトロン(6.1ユーロ)を買って帰ることにしました。 -
でも、ダメな日はどこまでもダメです。
ホテルに着いたとたん、ケーキの箱を床に落としてしまったのです。がっかりしました。
美しかったサントノーレは、もう見る影もありません。
写真は、あまり崩れずにすんだタルト・オ・シトロン。キリッとした酸味です。切なく甘いレモンのタルトでした。
サントノーレは、パリパリの歯触りがおしゃれで、クリームがリッチ。きれいな状態で食べたらもっと素敵だったでしょう。
それでも、どちらも美味しかったです。少し元気が出ました。レジデンス イン バイ マリオット パリ ディド モンパルナス ホテル
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ティータイムの後は、荷造りをします。
明日は、パリのホテルをいったんチェックアウトします。
小さなキャリーケースに、荷物の一部を詰めました。それを持って、ストラスブールなど地方都市を訪ねる旅をするつもりです。
昨日は心配しましたが、夫の体調はなんとかなりそうです。予定通りに決行することにしました。
荷物の残りは、大きなスーツケースにまとめました。これはレセプションで預かってもらおうと思います。また来週、このホテルを予約してあるのです。
荷造りを終えると夜になっていました。
今夜の夕食も簡単な自炊で済ませます。キッチンにはクッキングヒーターや、鍋・フライパンがあるので本格的な料理もできます。その気があれば。(ないです) -
1月6日月曜日の朝。
夫は再び発熱しています。昨日頑張ったのがいけなかったようです。今から悔やんでも仕方ありません。無理をしても、きょうはストラスブールに移動しなくては…。
レジデンスインをチェックアウトします。
今日、レセプションにいるのは若い人でした。彼に、部屋が寒かったことと、バスタブが無いのが不満だったことを伝えました。
でも、それ以外は良いホテルだと思っています。
シャワーのお湯が良く出るし、ベッドも良いです。
立地も案外悪くありません。トラムT3の駅やバス58の停留所がすぐ近くでした。
来週も宿泊の予約をしていることを話し、大きなスーツケースを預けました。
「次は、ご希望のバスタブ付きの部屋をご用意するようにします。確約はできませんが」
若いレセプショニストはそう言ってくれました。レジデンス イン バイ マリオット パリ ディド モンパルナス ホテル
-
いつものトラムT3で出発します。
きょうもマスク姿です。よく見ると、車内に何人かマスクをつけた人がいました。フランス人もコロナ以降マスクをするのかもしれません。
これから向かうのはアルザス地方の街、ストラスブール。
そこで3泊した後、ロレーヌ地方のナンシーに2泊。そしてブルゴーニュ地方のディジョンで3泊。
8泊9日の旅の始まりです。もう行くしかありません。 -
アルザスなどフランス東部への列車は、パリ東駅からの発車です。
大きな荷物の旅行者が多く、エスカレーターが設置されていました。パリ東駅 駅
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電光掲示板を確認します。
これから乗るのは「Ouigo Grand Vitesse」。言わばTGVのLCC、廉価版です。 -
普通のTGVやOuigoは購入時にチケットが発行されますが、これは少し違いました。出発の4日前にメールで送られて来ます。
出発ホームの改札で、そのチケットのコードを読み取ります。 -
料金は、フランス国鉄SNCFで予約してひとり30.5ユーロでした。価格は変動します。
指定した2階席は天井が低く、シートも狭めです。安いので仕方ないのでしょう。
でも、なんだか寒いのが変です。車内なのに、コートを脱ぎたくありません。
やがて気づきました。寒いのではなく、寒けがするのです。
夫は熱で赤い顔をしています。でも額を触ると、熱くは感じません。つまり、わたしも同じくらいの熱があるのです。
風邪がうつってしまいました。
これで共倒れです。
ずっと憧れていたストラスブールに行くという時に。 -
車窓に映る空がどんよりしています。
ストラスブールまでは、1時間46分です。
座席に沈み、悪寒に震えて過ごしました。 -
定刻にストラスブールに到着しました。
駅は不思議な造りです。古い駅舎を護るように、ガラスのドームが包みこんでいます。クラシックな駅舎と近代的なガラスの対比がユニークでした。
写真は、駅舎を出たところ、ガラスドームの下にあたる部分を写しています。ストラスブール駅 駅
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外から見ると、ガラスドームの中に駅舎があるのがわかります。
観光の前に、ホテルに荷物を預けに行くことにしました。
この街で泊まるのは、駅にほど近いラグランジュ・アパートホテル・ストラスブール。税サ込みで素泊まり約100ユーロでした。
駅前の道は舗装されているので、キャリーバックを転がしやすいです。数分歩くとホテルに着きました。
地味なエントランスで、まるで事務所のよう…(失礼ですね)。でも、感じの良いレセプショニストが迎えてくれました。
しかも、まだ12時なのに部屋の準備ができているそうです。 -
まず部屋のチェックです。
このホテルは、全室バスタブ付き。それがここを選んだ理由のひとつです。お湯の出方は弱いですが、温度も水量も安定していました。地味ですが by ひよこ日和さんLagrange Apart’Hotel Strasbourg Wilson ホテル
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パリのレジデンスイン同様、トイレは別室です。使いやすくて助かります。 -
キッチンがあるのが、選んだ理由のもうひとつ。
でも、食器洗い洗剤やスポンジ、それに食洗機用の洗剤はレセプションでもらいます。
アメニティは最小限ですが、それはたいした問題ではありません。ついでに言えばティッシュもありません。
パリのホテルでは旧式のヒーターの不具合に泣きました。このホテルの暖房はTOSHIBA。部屋が隅まで暖かくなります。
地味ですが、設備のしっかりしたホテルです。防音も良いらしく、駅に近くても静かでした。 -
部屋に落ち着いたら、安心して眠くなりました。
もう観光に出かける気になりません。
風邪は寝て治すのが一番。ベッドに潜り込みました。
これでは、寝込むためにストラスブールまで来たようなものです。 -
午後、少し立ち直ったので街に出かけました。
空には雲が広がって、パリよりも寒い気がします。
まず、ロアン宮殿を訪ねました。
ロアン大司教の初代は、ルイ14世の実子とも言われているそう。それも頷ける豪奢な建築です。
2階にあるのが、これから訪ねるストラスブール美術館です。14世紀から19世紀のヨーロッパ絵画が展示されています。入場料は4ユーロ。パレ ロアン/装飾博物館/美術館/考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここで最も観たかったのが、メムリンクのこの作品。
三連の画面の両面に描かれています。
こちらが表側のようです。若い女と骸骨の対比。 -
裏側も観られます。
タイトルは「この世の虚しさと神の救済」。 -
美しい絵画がたくさんあって、華やかな美術館です。
これはフィリッポ・リッピの天使。輝いていました。 -
ボッティチェリの聖母子も優美です。音楽が聴こえてくるようでした。
他にも、美しくて見応えある作品がたっぷりとあります。往時のストラスブールの豊かさを思いました。
体調が悪くしっかり楽しめなかったのが、残念で仕方ありません。 -
ロアン宮の隣、ストラスブール ノートルダム大聖堂です。
圧倒される艶やかさと大きさ。狭い路地からは全貌が見えません。
きょうは、体力を温存してファサードの見学だけにしました。中に入るのは明日の楽しみにとっておきます。
歩き出したら、雨がぽつぽつ降って来ました。
慌ててカバンの中を探しましたが、傘がありません。ホテルに忘れて来たのです。
雨は本格的に降り始め、濡れた髪に吹く風が悲しいです。トボトボと歩きました。ストラスブール ノートルダム大聖堂/尖塔/カラクリ時計 寺院・教会
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(許可をいただいて撮っています)
雨の中、ふと明るい光に気づきました。顔を上げると、綺麗なお店がそこにあります。
「Thierry Mulhaupt」
ストラスブールの有名なパティスリーです。ウィンドウに、アルザスのお菓子クグロフ(写真の右隅)が見えました。
クグロフ…ずっと食べてみたかったのです。
光に吸い込まれるように、店内に入りました。ティエリー・ミュロップ スイーツ
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クグロフ(小 7.5ユーロ)を買ってお店を出ると、雨が少し弱くなっていました。やみそうです。
帰り道、ホテルに近いPlace des Hallesショッピングモールに寄りました。
かなり大きなモールです。衣料品などのチェーン店、パン屋さんや大型スーパーマーケットが入っています。
スーパーにはアルザス特産品コーナーもありました。アルザスはワインが有名なので、飲める人には興味深いでしょう。わたしたちはお酒を飲めませんが…
エコバッグを下げてホテルに戻りました。夕食時ですが、食欲がないので簡単にしておきます。
きょうは、体調を崩して食事も観光も充分にできませんでした。
でも、このまま凹んではいられません。
ストラスブールには3泊するので、明日も街の観光にあてます。
明日はきっといい日にしよう、と思いました。元気になって、ストラスブールを楽しみます。プラス デザル ショッピングセンター ショッピングセンター
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