2025/01/09 - 2025/01/11
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ANAの特典航空券を使って、フランスをのんびり旅行しています。
パリは案外寒く、旅の最初から風邪をひいてしまいました。寝込むほどではないので、ぼやきながらも旅を続けています。
きょうは、ストラスブールを出発し、ロレーヌ地方のナンシーへ。
アール・ヌーヴォーの街並みや美術館を楽しみます。
旅行記本文に食事やチケットの価格を記していますが、記憶が間違っていたり、変動していたりするかもしれません。どうかご了承ください。
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1月9日木曜日の朝です。
3泊したストラスブールのLagrange ApartHotelをチェックアウトします。
出発前に、使った食器を元の場所に戻し、キッチンを軽く掃除しました。
このキッチンのおかげで、ずいぶん助かりました。風邪で食欲のない日でも、自分で作ったものならなんとか食べられたものです。Lagrange Apart’Hotel Strasbourg Wilson ホテル
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体調はだいぶ回復しましたが、きょうもマスクをして出発します。
フランスにもマスク姿の人は多少いるので、変に目立つことは無いでしょう。
ストラスブール駅から、次の目的地ナンシーに向かいます。ロレーヌ地方の都市で、アール・ヌーヴォーの街として知られています。ストラスブール駅 駅
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ナンシー行きのフランス国鉄ローカル線TERは、ひとり10ユーロ。事前にホームページから購入しました。
席はゆったりとしています。これでわずか10ユーロなんて、フランスの物価の高さからすると信じられません。
ナンシーまで1時間28分。リラックスして過ごしました。 -
ナンシー駅に定刻に到着しました。
予約したホテルは街の中心部。スタニスラス広場などがあるあたりです。駅から少し離れているので、路線バスに乗ります。
駅構内のSTAN(ナンシーの公共交通機関)窓口で尋ねると、無料の循環バスがあるようです。街の中心部に行くなら路線バスよりも便利だそう。 -
ホテル名を言うと、最寄りのバス停を調べてくれました。そのメモを持って、無料循環バス「Citadine 1」に乗ります。乗り場は駅前のバスターミナルの中でした。 -
「Citadine 1」は、コルマールの無料バスと似ていました。
ミニバスなので旧市街の細い道にも入っていけるところ。そして、のんびりと走るところもそっくりです。
教えられたバス停「Leopord」で下車しました。
バス停には、ルートマップと時刻表が表示されています。(時刻表はあまりアテになりません) -
ナンシーで2泊する「オテル・ドゥ・ギーズ」に到着しました。
小さなエントランスは、古い街並みに溶け込んでいます。うっかり見過ごしてしまいそうでした。
パリとストラスブールではキッチン付きのアパートホテルに宿泊しましたが、きょうは普通のホテルです。優美なホテル by ひよこ日和さんロジ ドゥ ギース ホテル
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ドアを開けると、すぐそこがレセプションです。にこやかに迎えられました。
まだ昼過ぎですが、チェックインできるそうです。
若いレセプショニストが、
「お部屋まで荷物を運びましょうか?」と、言ってくれました。
このホテルにはエスカレーターがないのです。
でも、こんなに優美な階段があるなら気になりません。 -
あまりに素敵なので、踊り場で振り返ってもう1枚撮りました。アーティスト気分になる階段です。
予約は4階のクラシックルームです。
でも、渡されたのは2階の部屋の鍵でした。たぶんトラディショナルルームにアップグレードしていただけたのでしょう。4階まで登らなくて済むのは、ありがたいです。
ちなみに、クラシックルームは素泊まり税サ込みで75ユーロくらいでした。 -
トラディショナル(?)ルームの部屋はこんな感じです。
ロココ風の絵が優雅な雰囲気を醸しています。大きな窓は中庭に面していて、明るく静か。居心地がよさそうです。
そう広くはないですが、充分です。設備もひととおり整っています。小さなデスクに椅子が2脚、電気ポットとカップ、コーヒーと紅茶があります。
冷蔵庫とセイフティボックスは見つかりませんでした。
浴室には深めのバスタブ、それにタオルウォーマーがあります。洗濯物を掛けておくとすぐ乾くので、これがあるとすごく嬉しいです。 -
もう一つ嬉しいのは、1階で美味しい水をいただけること。重いミネラルウォーターを買いに行く必要がありません。 -
部屋に荷物を置いて、街歩きに出かけます。
最初に訪れたのは、サンテプブル教会。ナンシーに良く似合う、優美な教会です。
ナンシーは歩くだけでも楽しくて、魅力的でした。のんびりした雰囲気が良いです。
そのあとは、ランチ。あらかじめ調べておいたレストランに向かいました。Saint Epvre教会 寺院・教会
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でも、行きたかったお店は閉まっていました。休みのレストランが多いのは、シーズンオフだからでしょうか。今回の旅ではこういうことが多いです。
どこかに良いレストランがないだろうか…
お店を探しながら、スタニスラス広場まで来ました。
この広場は、ナンシーで必ず見たいところのひとつでした。世界遺産に登録されています。
金の鋳鉄の門がゴージャスです。広場も贅沢なほど広々としていました。ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場及びアリアンス広場 広場・公園
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広場に面したブラッセリーが賑わっていました。店頭にランチタイムのメニューが掲示されています。ブラッセリー ジーン ラムール フレンチ
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夫は日替わりランチ(14.5ユーロ)にしました。
鳥もも肉のグリルにフライドポテト。パリっと焼いてあって美味しそうです。 -
わたしは、キッシュ・ロレーヌ(15ユーロくらい)にしました。卵とベーコンのキッシュで、名前の通りこの地方の料理です。温かくて、パイがサクサク。
付け合わせのサラダも大盛りで、ボリュームたっぷりの一皿でした。 -
スタニスラス広場に面して建つ、ナンシー美術館に来ました。
この街には、ナンシー美術館とナンシー派美術館があります。こちらは「派」がつかない方です。
フランス近代絵画、特にロレーヌ地方出身の画家の作品のコレクションが充実しています。
入場料はたしか7ユーロでした。ナンシー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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建物の美しさに感嘆しました。
優美な曲線は、アール・ヌーヴォー好みなのでしょう。ドレスを着た女性が降りてきそうです。 -
コレクションにも綺麗な作品が多く、観賞が楽しいです。
こちらはマネ。知的な女性の肖像画です。 -
ラトゥールもありました。蝋燭の灯りが温かいです。
他にも良い作品にたくさん出会えます。見応えのある美術館です。 -
特に忘れられないのは、地下フロア。
ガラス作家ドーム兄弟の作品が無数に並んでいて、眩しいくらいです。
ドーム作品は、美しさの中に儚さや滅びも感じさせます。なんだか日本の焼きものを思い出しました。
ドームと並び称されるガレの作品は、ここにはありませんでした。明日行くナンシー派美術館で見られるはずです。 -
鑑賞の余韻に浸りながら、ホテルに帰りました。
夜になってもお腹が空かないので、夕食はヨーグルトなどで簡単に済ませました。
後ろのボトルは、ホテルでいただいた水です。優美なホテル by ひよこ日和さんロジ ドゥ ギース ホテル
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1月10日金曜日の朝。寒いですが良い天気です。
今朝は、素敵なレストランで朝食にしようと思います。
お店があるのはナンシー駅前。循環バスCitadine 1で行きます。
このバスは街をクネクネと走っていくので、時間がかかります。でも、街を眺めながらのんびり行くのも悪くありません。 -
ブラッセリー・エクセルシオールに着きました。アール・ヌーヴォー建築で知られるお店です。
アール・ヌーヴォーが何なのかさえ知らなかった頃、テレビでこのお店を見ました。ずいぶん前の事です。それからずっと、いつか行きたいと思っていました。ブラッスリー・エクセルシオール フレンチ
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ドアを開けたら、思わず声が出ました。視界がアール・ヌーヴォーでいっぱいになるような、豪華なお店です。
エミール・ガレなどナンシー派が手がけた内装が、そのまま残っているのだそう。
『ご朝食ですか?』
古風なユニフォームの店員さんが、笑顔で迎えてくれました。ブラッスリー・エクセルシオール フレンチ
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3種類の朝食セットから「ブラッセリー」(11.9ユーロ)を選びました。 -
コーヒー類とフレッシュオレンジジュース。それに小さめのパンが3個。バターとジャムもつきます。コーヒーはお店のオリジナルブレンド。ふんわりしたクロワッサンは、焼きたてのようでした。
アール・ヌーヴォーに囲まれた贅沢な朝食です。ゆっくり味わいました。 -
ナンシー派美術館に向かいます。
街から少し離れているので、路線バスに乗ることにしました。
まずは切符。バス停にある券売機で1回券1.7ユーロを買いました。券売機のないバス停もあるらしいので、帰りの切符も買っておきます。
バス車内で運転手さんに運賃を払うこともできます。その場合は2ユーロだそう。
バス16を「Nancy Thermal」で下車、そこから徒歩数分です。(他のバスでもアクセス可能です) -
前述の通り、この街にはナンシー美術館とナンシー派美術館があります。
きょうは「派」がつく方、ナンシー派美術館に来ました。
アール・ヌーヴォーを観るなら、こちらがおすすめだそうです。
入場料は通常7.5ユーロですが、一部改装中とのことで5ユーロになりました。ナンシー派美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ナンシー派は、エミール・ガレを会長として1901年に創設されました。アール・ヌーヴォーは「新しい芸術」の意で、優雅な曲線が特徴的です。
この美術館は、ナンシー派を支援していたウジェーヌ・コルバンの家を改装して作られました。かなり大きな館を使い、たくさんの作品を展示しています。 -
展示といってもガラスケースの中を観るばかりではありません。部屋を飾るように、作品が自然に配置されています。
ここは、芸術を生活の場に落とし込んだ美術館なのだそう。暮らす人の姿を想像しながら鑑賞しました。 -
それにしても、どこを見ても華麗そのものです。贅を凝らした装飾に,ため息が出ました。 -
壁面にはナンシー派の画家の作品が展示されています。
これはガレの肖像画。
温かみを感じます。画家はガレの友人だったのかな、と思いました。
絵の中のガレは制作に没頭しているようです。描かれている青い花瓶の実物が、横に展示されていました。 -
同じ部屋に、ガレのデザインしたベッド「夜明けと黄昏」があります。
フットボードの雄雌のカゲロウは夜明け、つまり生。
ヘッドボードの蛾は黄昏、死を暗示するそう。
ガレの死生観を現しているのでしょうか。
これが遺作になったのだそうです。そう聞くと悲しく見えてきました。 -
(美術館の庭に猫がいました)
美術館を出て、バスを待っていたらひどい寒気がしました。めまいもします。そういえば朝から少し気分が悪かったのです。風邪がぶり返してしまいました。
仕方ありません。ホテルに戻って、安静にします。
部屋にこもる前に、何か食べものを買ってかないと。 -
ナンシー市場に買い物に来ました。
さすがナンシー、市場入り口までもアール・ヌーヴォー風で、素敵です。ナンシー市場 市場
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市場内には、野菜や果物、パンやお菓子のお店が並んでいます。どれも美味しそうなのに、今は食欲が湧きません。
でも何か食べないと、体力が落ちてしまいます。 -
(許可を頂いて撮りました)
ひときわ賑わっているお店に気づきました。
売っているのは、日本のお弁当です。スシではなく、流行りのオニギリでもなく、普通のお弁当。フランス人のお客さんが次々に買っていきます。
応対してくれた女性は日本の方でした。もう何年も、ここでお店をやっていらっしゃるそう。
写真は、ご飯に餃子やコロッケが載ったお弁当です。他にもいくつか種類があり、どれも10ユーロくらいでした。
見ていたら、食べたくてたまらなくなりました。さっきまで食欲が無いとぼやいていたのに。 -
おすすめのお好み焼き弁当を買いました。お好み焼きと言っても豆腐を丸く焼いたものだそう。それを白いご飯に載せてあります。
ホテルの部屋のオイルヒーターで温めました。(安全の為、お弁当の下にトースターバッグを敷いています)
お好み焼きソースの香りが部屋に漂います。…泣きそうでした。本当です。優美なホテル by ひよこ日和さんロジ ドゥ ギース ホテル
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お弁当を食べたら、弱った体と心が立ち直りました。
後は、たっぷり寝て風邪を治します。明日は元気になれるでしょう。
明日は、次の目的地ディジョンに出発します。
ディジョンはブルゴーニュ公国の街。ワインやマスタード、エスカルゴが有名です。
隣町のボーヌも訪ねて、施療院を見学する予定です。素晴らしい祭壇画があるのだそうです。
元気になって、明日を迎えます。
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