2022/01/26 - 2022/01/29
3157位(同エリア3583件中)
三峯霧美さん
旅の二日目の午前中は大徳寺でのんびりと過ごします。
大慈院で「ゆる座禅と朝食」のイベントに参加して、特別拝観の大光院など、今まで見たことのない塔頭を訪ねて歩きました。
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7:17 頑張って早起きをして、地下鉄と市営バスを乗り継いで大徳寺に到着です。
コロナ過もあるのでしょうが、朝早いので人を見かけません。大徳寺 寺・神社・教会
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門のわきに気になる表示 芳春院にある盆栽庭園が拝観できるようです。時間があれば行ってみよう。
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こんなに早く来たのは、大慈院で「ゆる座禅」のイベントに参加するためです。
うん、誰もいないね。 予約の時間までちょっとあるので、仏殿をお参りしていこう。 -
世の中はコロナでとんでもない騒ぎになっていますが、景色は何も変わらず。
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以前、お茶の接待と各種イベントのポスターやチラシが置いてあった休憩所は、当然のごとくお茶は無く、イベントの開催もないのでしょうか、全ての情報が撤去されています。
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大慈院へはちょっと複雑な道で、瑞峯院の門前を過ぎると突き当りに「泉仙・大慈院店」の看板が見えてきます。泉仙はお料理屋さんです。
道は右に曲がるのでそのまま進みます。 -
大慈院の門が見えてきました。
「ゆる座禅」は午前中に二回行われて、それぞれ食事をつけることが出来ます。(現在は午前中に一回のみ実施)
せっかくなので、朝食付きを選びました。
その朝食を頂けるのが「泉仙 大慈院店」で、お寺の方丈の奥にあります。 -
門を入って進んでいきます。
大慈院は1585年に織田信長の姉の安養院、大友宗麟の姉の見性院、村上周防守、山口左馬らによって創建されました。 -
8:29 大慈院の玄関です。
その昔は長谷川等伯や雲谷等益の襖絵があったそうですが明治期に散逸、大徳寺本坊の国宝の唐門は元は大慈院に通じる参道にあったそうです。 -
「おはようございます」と声をかけるとご住職がいらした。
他に誰もいないので、この回は私一人なのかな? -
やはり、この回参加は一人だったようで、ご住職が座禅用の座布団を二人分、並べてくださった。
ゆる座禅は座禅の入口を体験します。身体と心はつながっていて、身体を緩めて呼吸も自然とおだやかにし、心が落ち着くのを味わいます。 -
まずは寒さでこわばった体を、室内の暖房がある場所で緩めていきます。
ご住職の解説を聞きながら、関節や筋肉をほぐしていきます。要するにストレッチですね。 -
そして、外の座布団に座り、姿勢や重心の置き方、呼吸方法などの説明を聞きながら、意識を変えていきます。
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冷たいけれど、清々しい庭の空気を感じながら、数分間の座禅を行いました。
残念ながら、心を整えるまでは到達するのは程遠く、雑念にまみれた座禅体験でした。
でも、貴重な体験になりました。 -
座禅が終わり御朱印帳を住職に預け、奥の泉仙の玄関まで案内してもらいました。。
通された座敷はこちら。
やっぱり、誰もいません。泉仙 大慈院店 グルメ・レストラン
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案内されたテーブルに、お料理が配膳されていて、温かいものが供されていきます。
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これぞ精進料理、朝ごはんには、贅沢過ぎるお料理の数々。
だいたい、普段朝ごはん食べないので、新鮮です。 -
どれを食べても美味しい。
お出汁って、大切ですね。 -
お箸を包んでいる紙を広げてみたら 禅語が書いてありました。
「有漏路より無漏路にいたる一休 雨ふらは降れ 風ふかはふけ」
一休さんの名前の由来となった言葉だそうで。
一休さんは大徳寺のお坊さんです。
生死事大 無常迅速 光陰可惜 慎勿放逸 -
こわばった体をほぐし、少しだけ(笑)心を落ち着けて、美味しいご飯を食べて、早起きしたかいのある、贅沢な朝でした。
お店の玄関前は縁台ができてました。 -
方丈では次の回が始まっていました。
ふうん、こんな風に見えるんですね、二回目は日差しが届いて明るいです。
とっても満足感のあるイベント、早起きして参加してよかった。 -
御朱印を頂きました。
観音様かしら、素敵な印です。 -
10:06 南門から一度、表通りの北大路通に出て大光院に向かいます。
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10:12 大光院 通常非公開。そして今回初めての特別公開。次の公開予定はないので、見逃せない特別公開のひとつです。
特別公開は客殿の狩野探幽による雲竜図と茶室「蒲庵」(ほあん)です。
残念ながら受付から先は撮影禁止。大光院 寺・神社・教会
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1592年に豊臣秀吉の弟の秀長の菩提を弔うために、大和郡山に建立しました。
大光院は秀長の戒名です。
秀長の息子は夭折し、嗣子とした甥の秀保も早世し、秀保の家臣の藤堂高虎によって、大徳寺に移されました。 -
元は今宮通の向こう側、現紫野高校の場所にありましたが、1955年に現在地に移転しました。
秀長が病に倒れなかったら、歴史は変わっていたかもしれませんね。 -
客殿の雲龍図はもともと屏風だったものを襖絵としたので、つなぎの線があります。
画像は京の冬の旅のWebから拝借 -
鳥塚がありました。
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茶室「蒲庵」江戸時代前期のものですが、他の寺で解体保存されていた古材を1955年に、大光院が現在地に移転する際に譲りうけ、古図面をもとに再建しました。
黒田官兵衛好みの茶室なんだそうです。
三石の席とも称され、かつての露地庭に黒田長政、加藤清正、福島正則が寄進した石があったからだそうです。
こちらも画像は京の冬の旅から拝借 茶道には詳しくないのですが、こだわりや技巧が凝縮された小さな空間です、とても明るい茶室でした。 -
大光院の御朱印
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10:47 お次は、左側に大光院の塀を眺めながら奥に進み、お気に入りの茶房へ。
この日は、ちゃんと朝ご飯を頂いたので、この時間にお茶とお菓子を楽しみます。
食べ過ぎか? -
10:49 皐盧庵茶舗 二度目の訪問です。
前回お茶を頂いてから、すっかりはまってしまいました。
再訪出来てうれしい。 -
通された和室はとても落ち着きます。和室のしつらえに懐かしさを覚えます。
お寺を拝観していると、畳の上を歩いて回ることが多いのですが、庭を眺めるときなど、立っていると居心地が悪く座りたくなるんですよね。
座敷は棒立ちするものではないって思うのは、日本人だからでしょうか。 -
今回も抹茶飲み比べセットを注文、真ん中のレースのドイリーには抹茶アイスがのせられます。
お茶はお濃茶もお薄も飲み放題。
このお店は至福。
お湯が沸く音を聞きながら、のんびり過ごしました。 -
12:10 スケジュールより時間が少し余ったので芳春院の盆栽庭園を見に行きます。
芳春院は前田利家の妻、松子(芳春院)が建立した、前田家の菩提寺です。 -
あ、看板がありますが、本物の芳春院は突き当りにあります。
看板が出てるところは龍泉庵で、室町時代に陽峰宗韶(大徳寺70世)が開祖となって創建されました。
大徳寺四派(大仙院・龍源院・真珠庵・龍泉庵)の一つで江戸時代には関東や九州の末寺が発展しましたが、明治の廃仏毀釈で廃寺となり、芳春院に合併されたのです。 -
1959年にアメリカ人の佐々木ルース夫人が得度して尼僧になり、ここに龍泉庵を再建しました。
日米第一禅協会を設立して、禅典籍の英語翻訳などを行い、海外の禅ブームの先駆けとなりました。 -
受付前の参道にも盆栽が並びます。
こちらは2021年3月に開園したそうです。
盆栽家の森前誠二氏が主管をつとめています。 -
門を入って受付を済ませます。
まあ、こんなご時世、誰もいません。 -
盆栽って、好きなんですよ。
眺めるだけですけど、こちらの盆栽はどれもすごい逸品ばかり。 -
丁度、大きな梅が花を咲かせていました。「梅の香りをたのしんでください」と受付で案内されました。
どれどれ、あ~、いい香り。春の香りだ。 -
もう、「すごい」しか言葉が出ない。
盆栽の知識はありませんが、樹齢が相当なものなんでしょうね・・・。 -
建物もあって、中に入ると。
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和室の床の間のようにしつらえてあります。
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どれも、これも、すごいものばかり。ため息しか出ない。
拝観料が千円ですが、充分元は取れてます。(身も蓋もない言い方ですが) -
大徳寺内で過ごすのは、ここが最後。
時間の許す限り、盆栽を眺めます。
あ~これも、至福の時。 -
龍泉庵を再興した佐々木ルース夫人(紹渓尼)が起居していたという庵があります。
近年改修された雰囲気。 -
30年ほど前は誰にでも門戸を開くお寺だったとか、以前は座禅会を開いていて、初心者でも予約なく参加できたそうです。
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左手に書院があり、お庭を見ることが出来ました。
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芳春院の御朱印
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12:45 大徳寺周辺の拝観は終了です。
素晴らしい盆栽を眺められて、眼福。大満足です。 -
12:58 てくてく歩いて玄武神社に到着。
玄武神社は京都の北を守る神社。
玄武は亀に蛇が巻き付いた形で描かれます。玄武神社 寺・神社・教会
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祭神は惟喬(これたか)親王。
文徳天皇の第一皇子として生まれましたが、当時権力を持っていた藤原良房の娘が第四皇子の惟仁(これひと)親王を産み、天皇はその生まれたばかりの親王を皇太子としたのです。
惟喬親王は政治には関わらず、山崎に閑居して詩歌吟詠などして、過ごされたそうです。「ろくろ」の始祖なんだそうですよ。 -
神社の後ろにマンションが、ででんとありますね。都市型の神社です。
880年頃、親王の末裔が親王の御霊を慰め、都の北側の守護神として、親王が寵愛していた剣を御霊代として奉納し、創建されました。 -
稲荷大明神と三輪明神
京都三大奇祭のやすらい祭りの発祥の神社で、やすらい祭りは桜の咲く時期に行われ、花びらが飛び散るように、悪霊や疫神も飛び散るという鎮花祭の意味を持ちます。
まさにコロナの時期にもってこいのお祭りです。 -
社務所に声掛けをして、御朱印を頂きます。
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御朱印は書置きで。
イラスト入りの見開き御朱印、季節によって絵が変わります、まだ1月、お正月ですね。
お次は、歩いて特別公開をしているお寺を回っていきます。
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