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2023年8月10日11時から,プレアムガイドツアーで参観した京都迎賓館 (The Kyoto State Guest House) の旅行記(ブログ)です。<br />https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/<br />クチコミも併せてご覧ください。<br />https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/15057958<br /><br />プレミアムガイドツアーでは,通常のガイドツアーでは非公開の「滝の間」と「水明の間」を見学することができます。ただし「滝の間」と「水明の間」では写真撮影はできません。<br /><br />2023年7月から9月の期間では,自由参観は実施されていません。公開日程を確認の上,<br />●ガイドツアー(2,000円,所要時間:90分)もしくは<br />●プレミアムガイドツアー(5,000円,所要時間:110分)<br />に申し込む必要があります。<br /><br />事前予約で定員に達していない回に限り,当日,先着順に配布される入場整理券を京都迎賓館西門で受け取り,参観することができます。参観は中学生以上,水曜休館です。<br /><br />プレミアムガイドツアーの定員は各回30名ですが,当日11時の回に実際に参加したのは14名でした。14名をさらに6名と8名の2つのグループに分け,それぞれ異なる順路でツアーが開始されます。<br /><br />なお,一部の写真は2023年8月26日11:45からの通常のガイドツアーで撮影したものです(その旨,明記しています)。このときは,定員36名に対して,私と友人たち3人を含め,参加者はわずかに5名でした。<br /><br />京都迎賓館の設計コンセプトは,「現代和風」と「庭屋一如」。<br /><br />表紙写真は,京都迎賓館・和舟と庭園。<br /><br /><br />参考文献:<br />●内閣府ホームページ「京都迎賓館」<br />https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/<br />●YouTube「京都迎賓館 Kyoto State Guest House 」公式チャンネル<br />https://www.youtube.com/@user-wp4oq7te2l<br />●政府インターネットテレビ「京都迎賓館 一般公開ガイド」<br />https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg14235.html<br />●政府インターネットテレビ「京都迎賓館」<br />https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9576.html<br /><br />(注)政府インターネットテレビ「京都迎賓館」の動画には,度々「シグミ・ケサル国王」という字幕が現れるが(2023年8月17日閲覧),「ジグミ・ケサル (Jigme Khesar) 国王」の誤り。なんという杜撰な仕事か。

プレミアムガイドツアーで参観する京都迎賓館のブログ, 50枚の画像で徹底案内!

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2023/08/10 - 2023/08/10

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たっくん&ゆうすけ

たっくん&ゆうすけさん

2023年8月10日11時から,プレアムガイドツアーで参観した京都迎賓館 (The Kyoto State Guest House) の旅行記(ブログ)です。
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
クチコミも併せてご覧ください。
https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/15057958

プレミアムガイドツアーでは,通常のガイドツアーでは非公開の「滝の間」と「水明の間」を見学することができます。ただし「滝の間」と「水明の間」では写真撮影はできません。

2023年7月から9月の期間では,自由参観は実施されていません。公開日程を確認の上,
●ガイドツアー(2,000円,所要時間:90分)もしくは
●プレミアムガイドツアー(5,000円,所要時間:110分)
に申し込む必要があります。

事前予約で定員に達していない回に限り,当日,先着順に配布される入場整理券を京都迎賓館西門で受け取り,参観することができます。参観は中学生以上,水曜休館です。

プレミアムガイドツアーの定員は各回30名ですが,当日11時の回に実際に参加したのは14名でした。14名をさらに6名と8名の2つのグループに分け,それぞれ異なる順路でツアーが開始されます。

なお,一部の写真は2023年8月26日11:45からの通常のガイドツアーで撮影したものです(その旨,明記しています)。このときは,定員36名に対して,私と友人たち3人を含め,参加者はわずかに5名でした。

京都迎賓館の設計コンセプトは,「現代和風」と「庭屋一如」。

表紙写真は,京都迎賓館・和舟と庭園。


参考文献:
●内閣府ホームページ「京都迎賓館」
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
●YouTube「京都迎賓館 Kyoto State Guest House 」公式チャンネル
https://www.youtube.com/@user-wp4oq7te2l
●政府インターネットテレビ「京都迎賓館 一般公開ガイド」
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg14235.html
●政府インターネットテレビ「京都迎賓館」
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9576.html

(注)政府インターネットテレビ「京都迎賓館」の動画には,度々「シグミ・ケサル国王」という字幕が現れるが(2023年8月17日閲覧),「ジグミ・ケサル (Jigme Khesar) 国王」の誤り。なんという杜撰な仕事か。

交通手段
タクシー 私鉄 徒歩

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  • 【今出川駅から京都迎賓館へ】<br /><br />今出川御門から京都御苑に入ると,京都御所の朔平門(さくへいもん)が正面に見えてくる。御所の北門,「朔」は北の意である。

    【今出川駅から京都迎賓館へ】

    今出川御門から京都御苑に入ると,京都御所の朔平門(さくへいもん)が正面に見えてくる。御所の北門,「朔」は北の意である。

  • 猿ヶ辻(京都御所の東北角,鬼門)から南へ伸びる築地塀(ついじべい)<br /><br />京都御所東面には,南寄りの建春門以外には門がない。

    猿ヶ辻(京都御所の東北角,鬼門)から南へ伸びる築地塀(ついじべい)

    京都御所東面には,南寄りの建春門以外には門がない。

  • 京都御苑・散策マップ<br /><br />画像出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/2_guide/map.html)<br /><br />京都市営地下鉄・今出川駅から,京都迎賓館参観の集合場所「清和院休憩所」に向かった。マップ左上が今出川駅,「清和院休憩所」はマップ中央やや右寄り,京都仙洞御所の北側にある。

    京都御苑・散策マップ

    画像出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/2_guide/map.html

    京都市営地下鉄・今出川駅から,京都迎賓館参観の集合場所「清和院休憩所」に向かった。マップ左上が今出川駅,「清和院休憩所」はマップ中央やや右寄り,京都仙洞御所の北側にある。

    京都御苑 公園・植物園

  • 【府立医大病院前・バス停から京都迎賓館へ】<br /><br />酷暑期には,地下鉄利用よりも,寺町通の清和院御門までタクシーを利用するか(烏丸御池から千円程度),(京都駅,三条京阪,四条河原町方面等から)河原町通の「府立医大病院前」バス停利用を推奨。京都御苑内は,林の中の小径を通らない限りは砂利道で歩きにくく、日影もほとんどない。<br /><br />しかし,清和院御門から京都御苑に入った場合には,門を入ってすぐ右手にある自然探勝路を進むと,夏季には日差しと暑さを若干なりとも避けることができる。<br />(この写真の撮影日は 2023年8月26日)

    【府立医大病院前・バス停から京都迎賓館へ】

    酷暑期には,地下鉄利用よりも,寺町通の清和院御門までタクシーを利用するか(烏丸御池から千円程度),(京都駅,三条京阪,四条河原町方面等から)河原町通の「府立医大病院前」バス停利用を推奨。京都御苑内は,林の中の小径を通らない限りは砂利道で歩きにくく、日影もほとんどない。

    しかし,清和院御門から京都御苑に入った場合には,門を入ってすぐ右手にある自然探勝路を進むと,夏季には日差しと暑さを若干なりとも避けることができる。
    (この写真の撮影日は 2023年8月26日)

  • 【 Seiwain Rest House / 清和院休憩所】<br /><br />清和院休憩所まで,地下鉄・今出川駅から徒歩約15分,京都市営バス・府立医大病院前バス停からは清和院御門を経て徒歩約7分。<br />(この写真の撮影日は 2023年8月26日)

    【 Seiwain Rest House / 清和院休憩所】

    清和院休憩所まで,地下鉄・今出川駅から徒歩約15分,京都市営バス・府立医大病院前バス停からは清和院御門を経て徒歩約7分。
    (この写真の撮影日は 2023年8月26日)

  • 【 Kyoto State Guest House / 京都迎賓館】<br />1. Main Entrance / 正面玄関<br /><br />正面の扉は,樹齢700年の欅の一枚板を使用したもの。

    【 Kyoto State Guest House / 京都迎賓館】
    1. Main Entrance / 正面玄関

    正面の扉は,樹齢700年の欅の一枚板を使用したもの。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 吉野杉の天井,欅の床の玄関ホール<br /><br />賓客を迎える際には,正面に屏風と生け花が設えられる。<br /><br /><br />YouTube【内閣府公式】『京都迎賓館-おもてなしの心-第2回「華道」』<br />https://www.youtube.com/watch?v=m7zSDbeLwdk

    吉野杉の天井,欅の床の玄関ホール

    賓客を迎える際には,正面に屏風と生け花が設えられる。


    YouTube【内閣府公式】『京都迎賓館-おもてなしの心-第2回「華道」』
    https://www.youtube.com/watch?v=m7zSDbeLwdk

  • 正面玄関回廊

    正面玄関回廊

  • 「折り紙」をイメージした行灯<br /><br />行灯は本美濃紙を使用し、鉄や釘を一切使わない「京指物(きょうさしもの)」の技法で組まれている。

    「折り紙」をイメージした行灯

    行灯は本美濃紙を使用し、鉄や釘を一切使わない「京指物(きょうさしもの)」の技法で組まれている。

  • 2. Juraku no Ma / 聚楽の間<br /><br />ロビーとして位置づけられる空間で,随行員の待合とするなど多目的に用いられる。<br /><br />他の部屋と異なり自然光が入らないことから,京指物の技法と西陣織の布地を用いた鮮やかな赤色の安楽椅子を並べ,華やかさを演出している。

    2. Juraku no Ma / 聚楽の間

    ロビーとして位置づけられる空間で,随行員の待合とするなど多目的に用いられる。

    他の部屋と異なり自然光が入らないことから,京指物の技法と西陣織の布地を用いた鮮やかな赤色の安楽椅子を並べ,華やかさを演出している。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 竹工芸『重ね編剣菱紋花籠(かさねあみ けんびしもん はなかご)』<br />「竹工芸」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の五世・早川尚古齋(はやかわ しょうこさい,1932-2011)の作。<br /><br />飾り台には,漆,螺鈿(らでん),竹工芸などの技法が施されている。

    竹工芸『重ね編剣菱紋花籠(かさねあみ けんびしもん はなかご)』
    「竹工芸」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の五世・早川尚古齋(はやかわ しょうこさい,1932-2011)の作。

    飾り台には,漆,螺鈿(らでん),竹工芸などの技法が施されている。

  • 聚楽の間の壁面には,賓客に応じて選定された日本画が飾られる。<br /><br />日本画『みなも -音-』(右:青)<br />   『みなも -色-』(左:紫)<br />川嶋渉(かわしま わたる,1966-)

    聚楽の間の壁面には,賓客に応じて選定された日本画が飾られる。

    日本画『みなも -音-』(右:青)
       『みなも -色-』(左:紫)
    川嶋渉(かわしま わたる,1966-)

  • 3. Yubae no Ma / 夕映の間<br /><br />夕映の間は,大臣会合などの会議や立礼(りゅうれい)式のお茶のもてなし,晩餐会の待合として利用される。東西の壁面は可動式で,部屋の三分割が可能である。<br /><br />壁面装飾は,日本画家・箱崎睦昌(はこざき むつまさ,1946-)氏の下絵を基に綴織り(つづれおり)の技法を用いて製作された織物。<br /><br />写真は西側壁面の『愛宕夕照(あたごゆうしょう)』<br /><br />桂川がゆったりと流れる。少しわかり辛いが,愛宕山の麓,曼荼羅山(まんだらやま)には,五山送り火の鳥居形が織り込まれている。

    3. Yubae no Ma / 夕映の間

    夕映の間は,大臣会合などの会議や立礼(りゅうれい)式のお茶のもてなし,晩餐会の待合として利用される。東西の壁面は可動式で,部屋の三分割が可能である。

    壁面装飾は,日本画家・箱崎睦昌(はこざき むつまさ,1946-)氏の下絵を基に綴織り(つづれおり)の技法を用いて製作された織物。

    写真は西側壁面の『愛宕夕照(あたごゆうしょう)』

    桂川がゆったりと流れる。少しわかり辛いが,愛宕山の麓,曼荼羅山(まんだらやま)には,五山送り火の鳥居形が織り込まれている。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 『愛宕夕照』の部分

    『愛宕夕照』の部分

  • 東側壁面の『比叡月映(ひえいげつえい)』

    東側壁面の『比叡月映(ひえいげつえい)』

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 『比叡月映』の部分

    『比叡月映』の部分

  • 水面に雲が映りこんでいる情景を表した夕映の間の緞通(だんつう)

    水面に雲が映りこんでいる情景を表した夕映の間の緞通(だんつう)

  • 螺鈿飾り台 『山紫水明』<br /><br />漆芸家で「螺鈿(らでん)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の北村昭斎(きたむら しょうさい,1938~2023)と息子の北村繁(1971-)氏による作品。螺鈿と蒔絵(まきえ)の技法が用いられている。北村昭斎氏は先月(2023年7月),逝去された。<br /><br />飾り台は春夏秋冬を表す4台から成っているが,写真はそのうちの「秋」。紅葉(赤茶)のイメージである。<br /><br />引手の金物(鎚起,ついき)は,淺野美芳(あさの びほう,1943-)氏の作。

    螺鈿飾り台 『山紫水明』

    漆芸家で「螺鈿(らでん)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の北村昭斎(きたむら しょうさい,1938~2023)と息子の北村繁(1971-)氏による作品。螺鈿と蒔絵(まきえ)の技法が用いられている。北村昭斎氏は先月(2023年7月),逝去された。

    飾り台は春夏秋冬を表す4台から成っているが,写真はそのうちの「秋」。紅葉(赤茶)のイメージである。

    引手の金物(鎚起,ついき)は,淺野美芳(あさの びほう,1943-)氏の作。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 四季を表象する『山紫水明』の螺鈿<br /><br />左上から時計回りに,<br /> 「春」 桜の花(桜色)のイメージ<br /> 「夏」 木々の緑(緑)のイメージ<br /> 「秋」 紅葉(赤茶)のイメージ<br /> 「冬」 澄み切った空気(青)のイメージ

    四季を表象する『山紫水明』の螺鈿

    左上から時計回りに,
     「春」 桜の花(桜色)のイメージ
     「夏」 木々の緑(緑)のイメージ
     「秋」 紅葉(赤茶)のイメージ
     「冬」 澄み切った空気(青)のイメージ

  • 陶磁器『TRANSFORMATION』<br />八代 清水六兵衛(きよみず ろくべえ,1954-)<br /><br />夕映の間の屋外展示。<br />(この写真の撮影日は 2023年8月26日)

    陶磁器『TRANSFORMATION』
    八代 清水六兵衛(きよみず ろくべえ,1954-)

    夕映の間の屋外展示。
    (この写真の撮影日は 2023年8月26日)

  • 夕映の間から望む庭園<br /><br />水田を模して,宇治産の常緑の多年生草本「ネビキグサ」が植えられている。石柱には「天正拾七年八月」の彫り込みがある。旧・五条大橋(現在の松原橋)の橋脚として使用されていたものである。天正17年=1589年。<br /><br />平らで細長い石は香川県の塩田で使われていたもの。<br /><br />正面(北側)に廊橋が架かる。迎賓館の正面玄関は左手(西側)に位置し,右手(東側)に見えているのは藤の間である。<br />(この写真の撮影日は 2023年8月26日)

    夕映の間から望む庭園

    水田を模して,宇治産の常緑の多年生草本「ネビキグサ」が植えられている。石柱には「天正拾七年八月」の彫り込みがある。旧・五条大橋(現在の松原橋)の橋脚として使用されていたものである。天正17年=1589年。

    平らで細長い石は香川県の塩田で使われていたもの。

    正面(北側)に廊橋が架かる。迎賓館の正面玄関は左手(西側)に位置し,右手(東側)に見えているのは藤の間である。
    (この写真の撮影日は 2023年8月26日)

  • 4. Fuji no Ma / 藤の間<br /><br />藤の間は京都迎賓館最大の部屋で,洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用される。<br /><br />壁面装飾『麗花(れいか)』は,日本画家・鹿見喜陌(しかみ きよみち,1948-2018)の下絵を基に綴織りの技法を用いて製作された織物。

    4. Fuji no Ma / 藤の間

    藤の間は京都迎賓館最大の部屋で,洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用される。

    壁面装飾『麗花(れいか)』は,日本画家・鹿見喜陌(しかみ きよみち,1948-2018)の下絵を基に綴織りの技法を用いて製作された織物。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 壁面装飾『麗華』の部分(1)

    壁面装飾『麗華』の部分(1)

  • 壁面装飾『麗華』の部分(2)<br /><br />タペストリーには39種類の草花が織り込まれている。<br /><br />サクラ,ススキ,ウメ,クズ,ツバキ,フジ,スイセン,ヨメナ,モクレン,キリ,スミレ,マツヨイグサ,シャクヤク,ゲンゲ(レンゲ),ケマンソウ,ヤマブキ,イチリンソウ,ヒャクニチソウ,アジサイ,シャガ,キショウブ,ヒルガオ,ボタン,ハナショウブ,コギク,シャクナゲ,ユリ,トロロアオイ,タチアオイ,ハギ,アザミ,フヨウ,キキョウ,ケイトウ,リンドウ,テッセン,アサガオ,ウメモドキ,キク

    壁面装飾『麗華』の部分(2)

    タペストリーには39種類の草花が織り込まれている。

    サクラ,ススキ,ウメ,クズ,ツバキ,フジ,スイセン,ヨメナ,モクレン,キリ,スミレ,マツヨイグサ,シャクヤク,ゲンゲ(レンゲ),ケマンソウ,ヤマブキ,イチリンソウ,ヒャクニチソウ,アジサイ,シャガ,キショウブ,ヒルガオ,ボタン,ハナショウブ,コギク,シャクナゲ,ユリ,トロロアオイ,タチアオイ,ハギ,アザミ,フヨウ,キキョウ,ケイトウ,リンドウ,テッセン,アサガオ,ウメモドキ,キク

  • 藤の花が舞い散った様子を表した藤の間の緞通

    藤の花が舞い散った様子を表した藤の間の緞通

  • 本美濃紙と京指物の伝統技能が使われた格子光天井の照明

    本美濃紙と京指物の伝統技能が使われた格子光天井の照明

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 晩餐会のセッティング<br /><br />食器類は,大倉陶園,ノリタケ,HOYA による。

    晩餐会のセッティング

    食器類は,大倉陶園,ノリタケ,HOYA による。

  • 藤の間の舞台<br /><br />舞や能,箏(こと)の演奏,雅楽などが披露される。<br /><br />舞台紗幕(しゃまく)は,「有職織物(ゆうそくおりもの)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の喜多川俵二(きたがわ ひょうじ,1936-)氏による。この紗幕は有職織物のうち「*穀(こく/こめ)織」と呼ばれるもので,古くから公家装束に用いられてきた。<br /><br />*穀織の「穀」は、左下が「禾」ではなく「糸」が正しい。

    藤の間の舞台

    舞や能,箏(こと)の演奏,雅楽などが披露される。

    舞台紗幕(しゃまく)は,「有職織物(ゆうそくおりもの)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の喜多川俵二(きたがわ ひょうじ,1936-)氏による。この紗幕は有職織物のうち「*穀(こく/こめ)織」と呼ばれるもので,古くから公家装束に用いられてきた。

    *穀織の「穀」は、左下が「禾」ではなく「糸」が正しい。

  • 舞台扉『響流光韻(こうるこういん)』<br /><br />「截金(きりかね)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の絵里沙代子(えり さよこ,1945-2007)の作品。<br /><br />藤の間の舞台を仕切る6枚の檜の扉に,金箔と銀色のプラチナ箔を使用し,截金の技法により紋様が描かれている。截金は,金箔・銀箔・プラチナ箔などを細かく切り,膠(にかわ)と「ふのり」で貼っていく伝統技法。<br /><br />飛鳥時代に大陸から日本に伝えられた技法であるが,今日ではわが国にしか残っていない。

    舞台扉『響流光韻(こうるこういん)』

    「截金(きりかね)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の絵里沙代子(えり さよこ,1945-2007)の作品。

    藤の間の舞台を仕切る6枚の檜の扉に,金箔と銀色のプラチナ箔を使用し,截金の技法により紋様が描かれている。截金は,金箔・銀箔・プラチナ箔などを細かく切り,膠(にかわ)と「ふのり」で貼っていく伝統技法。

    飛鳥時代に大陸から日本に伝えられた技法であるが,今日ではわが国にしか残っていない。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 室内の間仕切りや目隠しとして使う「几帳(きちょう)」(部分)

    室内の間仕切りや目隠しとして使う「几帳(きちょう)」(部分)

  • この几帳には,<br /> ①漆(うるし)<br /> ②錺金物(かざりかなもの)<br /> ③鋳金(ちゅうきん)<br /> ④*羅織物(らおりもの)<br /> ⑤京繍(きょうぬい)<br /> ⑥京組紐(きょうくみひも)<br />の伝統技能が使われている。<br /><br />*羅織物は,紗よりも更に薄い絹織物。

    この几帳には,
     ①漆(うるし)
     ②錺金物(かざりかなもの)
     ③鋳金(ちゅうきん)
     ④*羅織物(らおりもの)
     ⑤京繍(きょうぬい)
     ⑥京組紐(きょうくみひも)
    の伝統技能が使われている。

    *羅織物は,紗よりも更に薄い絹織物。

  • 藤の間から望む庭園

    藤の間から望む庭園

  • 5-0. Entrance hall of Japanese banquet wing / 和会食棟玄関<br /><br />数寄屋造りの粋を集めた和会食棟の玄関。賓客の方々もここで靴を脱ぎ,桐の間へと進む。玄関の上がり框に見学用のスロープを設えてあるので,見栄えは良くない。<br /><br />写真は和会食棟玄関にて。<br /><br />桧扇『大翳(おおかざし)』<br />林美木子(はやし みきこ,有職彩色絵師,1966-)<br /><br />香炉『瀬』<br />伊藤慶(いとう けい,陶芸家,1924-)<br /><br />背景は聚楽壁。上塗りは,聚楽土(じゅらくつち),微塵砂(みじんすな),微塵藁苆(わらすさ)を混ぜて作る水捏ね(みずこね)仕上げという工法。

    5-0. Entrance hall of Japanese banquet wing / 和会食棟玄関

    数寄屋造りの粋を集めた和会食棟の玄関。賓客の方々もここで靴を脱ぎ,桐の間へと進む。玄関の上がり框に見学用のスロープを設えてあるので,見栄えは良くない。

    写真は和会食棟玄関にて。

    桧扇『大翳(おおかざし)』
    林美木子(はやし みきこ,有職彩色絵師,1966-)

    香炉『瀬』
    伊藤慶(いとう けい,陶芸家,1924-)

    背景は聚楽壁。上塗りは,聚楽土(じゅらくつち),微塵砂(みじんすな),微塵藁苆(わらすさ)を混ぜて作る水捏ね(みずこね)仕上げという工法。

  • 同じく和会食棟玄関にて。<br /><br />有職織物・几帳『浪二彩桧扇(なみにさいひおうぎ)』<br />喜多川俵二(1936-)<br /><br />藤の間の舞台紗幕と同じ作者である。

    同じく和会食棟玄関にて。

    有職織物・几帳『浪二彩桧扇(なみにさいひおうぎ)』
    喜多川俵二(1936-)

    藤の間の舞台紗幕と同じ作者である。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 5-1. Kiri no Ma / 桐の間<br /><br />京料理を提供する和の晩餐室・桐の間。掘り炬燵式である。鏡のような光沢をもち,長さが12mにも及ぶ座卓は,漆の蝋色塗り(ろいろぬり)の一枚もの。天井板は12mある吉野杉の中杢(なかもく)の一枚板で,節がまったくない。<br /><br />畳は「中継ぎ表(なかつぎおもて)」という昔ながらの技法で,藺草(いぐさ)の良い部分のみを用い,中央でつないでいるのが見て取れる。畳縁(たたみぶち/たたみべり)は麻の本藍染(ほんあいぞめ)。<br /><br />床脇の楽琵琶(がくびわ)は,松浦経義(まつうら つねよし)氏の作。<br /><br /><br />YouTube【内閣府公式】『京都迎賓館-おもてなしの心-第1回「京料理」』<br />https://www.youtube.com/watch?v=xdn6t_IlpH8&amp;t=50s

    5-1. Kiri no Ma / 桐の間

    京料理を提供する和の晩餐室・桐の間。掘り炬燵式である。鏡のような光沢をもち,長さが12mにも及ぶ座卓は,漆の蝋色塗り(ろいろぬり)の一枚もの。天井板は12mある吉野杉の中杢(なかもく)の一枚板で,節がまったくない。

    畳は「中継ぎ表(なかつぎおもて)」という昔ながらの技法で,藺草(いぐさ)の良い部分のみを用い,中央でつないでいるのが見て取れる。畳縁(たたみぶち/たたみべり)は麻の本藍染(ほんあいぞめ)。

    床脇の楽琵琶(がくびわ)は,松浦経義(まつうら つねよし)氏の作。


    YouTube【内閣府公式】『京都迎賓館-おもてなしの心-第1回「京料理」』
    https://www.youtube.com/watch?v=xdn6t_IlpH8&t=50s

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 欄間の両面には太陽と月を表現した截金(きりかね)が施されている。作品名は『日月(にちげつ)』。藤の間の舞台扉と同じく絵里沙代子(えり さよこ,1945-2007)の作。太陽と月という二つのモチーフが,光の方向によって異なる表情を見せる。<br /><br />写真の「次の間」側は,太陽がモチーフである。次の間では食事中に芸妓や舞妓による舞や箏の演奏などが行われる。

    欄間の両面には太陽と月を表現した截金(きりかね)が施されている。作品名は『日月(にちげつ)』。藤の間の舞台扉と同じく絵里沙代子(えり さよこ,1945-2007)の作。太陽と月という二つのモチーフが,光の方向によって異なる表情を見せる。

    写真の「次の間」側は,太陽がモチーフである。次の間では食事中に芸妓や舞妓による舞や箏の演奏などが行われる。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 軸装『白雲抱幽石』<br />小田雪窓(おだ せっそう,書家,1901-1966)<br /><br />「白雲抱幽石」は,東晋から宋(南朝)にかけての詩人・謝霊運(385-433)の『過始寧墅(始寧(しねい)の墅(しょ)を過(よぎ)る)』)の一節。<br /><br /> 白雲(はくうん)は幽石(ゆうせき)を抱(いだ)き,<br /> 緑篠(りょくじょう)は清漣(せいれん)に媚(こ)ぶ。<br /><br />座椅子の背面には,政府の紋章である「五七の桐」が蒔絵で描かれている。桐の葉の色は微妙に異なり、同じ模様の椅子は二つとない。下出祐太郎(しもで ゆうたろう,1955-)氏の作。<br /><br />床の間の壁には,白地の唐紙(からかみ)に白い雲母(きら)の桐紋が光る。襖の唐紙にも「五七の桐」が使われている。

    軸装『白雲抱幽石』
    小田雪窓(おだ せっそう,書家,1901-1966)

    「白雲抱幽石」は,東晋から宋(南朝)にかけての詩人・謝霊運(385-433)の『過始寧墅(始寧(しねい)の墅(しょ)を過(よぎ)る)』)の一節。

     白雲(はくうん)は幽石(ゆうせき)を抱(いだ)き,
     緑篠(りょくじょう)は清漣(せいれん)に媚(こ)ぶ。

    座椅子の背面には,政府の紋章である「五七の桐」が蒔絵で描かれている。桐の葉の色は微妙に異なり、同じ模様の椅子は二つとない。下出祐太郎(しもで ゆうたろう,1955-)氏の作。

    床の間の壁には,白地の唐紙(からかみ)に白い雲母(きら)の桐紋が光る。襖の唐紙にも「五七の桐」が使われている。

  • 「錺金物(かざりかなもの)」の釘隠(くぎかくし)<br /><br />(写真上)<br />桐の間の「五七の桐」の釘隠し。中心に七つ,左右に五つずつの花を立てた桐紋である。<br /><br />(写真下)<br />「組紐」をイメージした藤の間の釘隠し<br /><br />聚楽の間では「千代結び」の釘隠しを見ることができる。

    「錺金物(かざりかなもの)」の釘隠(くぎかくし)

    (写真上)
    桐の間の「五七の桐」の釘隠し。中心に七つ,左右に五つずつの花を立てた桐紋である。

    (写真下)
    「組紐」をイメージした藤の間の釘隠し

    聚楽の間では「千代結び」の釘隠しを見ることができる。

  • 桐の間の「石垣張り」の障子<br /><br />石垣張りとは,紙を張り繋ぎ、障子の縦桟(たてざん)の間で繋ぎ目を見せる技法をいう。

    桐の間の「石垣張り」の障子

    石垣張りとは,紙を張り繋ぎ、障子の縦桟(たてざん)の間で繋ぎ目を見せる技法をいう。

  • 桐の間から望む庭園<br /><br />池の対岸は「水明の間」。

    桐の間から望む庭園

    池の対岸は「水明の間」。

  • 5-2. Taki no Ma / 滝の間<br /><br />写真出典:内閣府迎賓館ウェブサイト (https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/kyoto_news/premiumtour/)<br /><br />少人数の親密な会食など,多目的に使用される「滝の間」。優しい印象の室内に対して,庭は豪放な造り。<br /><br />桐の間の奥にあり,プレミアムガイドツアーで参観可能。庭を座視観賞し,滝の音を聴くことができる(写真撮影は禁止)。「庭屋一如」を体感する瞬間である。

    5-2. Taki no Ma / 滝の間

    写真出典:内閣府迎賓館ウェブサイト (https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/kyoto_news/premiumtour/

    少人数の親密な会食など,多目的に使用される「滝の間」。優しい印象の室内に対して,庭は豪放な造り。

    桐の間の奥にあり,プレミアムガイドツアーで参観可能。庭を座視観賞し,滝の音を聴くことができる(写真撮影は禁止)。「庭屋一如」を体感する瞬間である。

  • 6. Japanese Garden / 庭園<br /><br />庭園に架かる舟底天井の廊橋。<br />(この写真の撮影日は 2023年8月26日)

    6. Japanese Garden / 庭園

    庭園に架かる舟底天井の廊橋。
    (この写真の撮影日は 2023年8月26日)

  • 廊橋天井の四隅に施された透かし彫り<br /><br />左上から時計回りに蝶,蟋蟀(こおろぎ),蜻蛉,鈴虫。

    廊橋天井の四隅に施された透かし彫り

    左上から時計回りに蝶,蟋蟀(こおろぎ),蜻蛉,鈴虫。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 廊橋から望む南側の庭園<br /><br />写真の池を中心に,池を囲むように,西側に正面玄関,南側に夕映の間,東側に藤の間があり,北側にこの廊橋が架かっている。

    廊橋から望む南側の庭園

    写真の池を中心に,池を囲むように,西側に正面玄関,南側に夕映の間,東側に藤の間があり,北側にこの廊橋が架かっている。

  • 廊橋から望む北側の庭園<br /><br />左手奥,池に面する窓の見える部分が「水明の間」。正面一番奥は,賓客の滞在する私的なスペースと思われる。<br /><br />庭園南側が田園の風景であるのに対して,北側は海の風景を模している。

    廊橋から望む北側の庭園

    左手奥,池に面する窓の見える部分が「水明の間」。正面一番奥は,賓客の滞在する私的なスペースと思われる。

    庭園南側が田園の風景であるのに対して,北側は海の風景を模している。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 庭園の水面,錦鯉,木々に雲と空

    庭園の水面,錦鯉,木々に雲と空

  • ヒレナガニシキゴイ <br /><br />上皇陛下が皇太子時代に,訪問先のインドネシアで,ヒレナガゴイと日本の錦鯉との交配を提言されたことから実現した品種。<br />(この写真の撮影日は 2023年8月26日)

    ヒレナガニシキゴイ 

    上皇陛下が皇太子時代に,訪問先のインドネシアで,ヒレナガゴイと日本の錦鯉との交配を提言されたことから実現した品種。
    (この写真の撮影日は 2023年8月26日)

  • 7. Wasen: A Traditional Boat / 和舟

    7. Wasen: A Traditional Boat / 和舟

  • 2011年11月,ジグミ・ケサル・ブータン王国国王同王妃両陛下が舟遊びを愉しまれた(国王夫妻以外に舟乗った人おらんの?)。

    2011年11月,ジグミ・ケサル・ブータン王国国王同王妃両陛下が舟遊びを愉しまれた(国王夫妻以外に舟乗った人おらんの?)。

    京都迎賓館 名所・史跡

    「品」と「格調」「不易流行」。涙するほど美しい。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 8. Suimei no Ma / 水明の間<br /><br />写真出典:内閣府迎賓館ウェブサイト (https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/kyoto_news/premiumtour/)<br /><br />首脳会談などが行われる「水明の間」。プレミアムガイドツアーで参観できる(写真撮影は禁止)。他の部屋とは異なり,「水明の間」からは,回廊を介さずに直接庭園の風景を楽しむことができる。<br /><br />緞通は「青海波(せいがいは)」をデザインしたもの。<br /><br />京指物の技を駆使した吉野杉のフレーム,美濃和紙を使った天井のオブジェが,光ファイバーの照明を散らす。ジョージ・W・ブッシュ大統領曰く「宇宙ステーションのようだ!」。<br /><br />漆塗の飾り台『悠久のささやき』は,蒔絵師で詩人の下出祐太郎(しもで ゆうたろう,1955-)氏の作品。7万粒のプラチナで水飛沫を表現している。螺鈿の施されたサイドテーブル『さざなみ』も同氏による。桐の間の「五七の桐」の座椅子も下出氏の作である。<br /><br />了<br />

    8. Suimei no Ma / 水明の間

    写真出典:内閣府迎賓館ウェブサイト (https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/kyoto_news/premiumtour/

    首脳会談などが行われる「水明の間」。プレミアムガイドツアーで参観できる(写真撮影は禁止)。他の部屋とは異なり,「水明の間」からは,回廊を介さずに直接庭園の風景を楽しむことができる。

    緞通は「青海波(せいがいは)」をデザインしたもの。

    京指物の技を駆使した吉野杉のフレーム,美濃和紙を使った天井のオブジェが,光ファイバーの照明を散らす。ジョージ・W・ブッシュ大統領曰く「宇宙ステーションのようだ!」。

    漆塗の飾り台『悠久のささやき』は,蒔絵師で詩人の下出祐太郎(しもで ゆうたろう,1955-)氏の作品。7万粒のプラチナで水飛沫を表現している。螺鈿の施されたサイドテーブル『さざなみ』も同氏による。桐の間の「五七の桐」の座椅子も下出氏の作である。


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