エベレスト街道トレッキング 2024 /９日目(11/26)

2024/11/26 - 2024/11/26

死ぬまでに歩きたいトレッキングルート、それは世界の屋根ヒマラヤ山脈の奥地へと向かうエベレスト街道。
参加したカトマンズ発着のエベレスト街道トレッキングは10日間のツアーで、10日目は飛行機でルクラからカトマンズへ飛行機で戻るだけなので、トレッキングは本日が最終日。
ナムチェからルクラへは、最初に標高差600m以上を下った後、アップダウンを繰り返し、最後に標高差約200mの上りが待っている長丁場。
ここまで目立った不調はなく体調は概ね良好だったものの、地味な不具合もいくつか出始めるのでした。

エリア エベレスト山周辺(ネパール)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

早起きが習慣化してきたので、今朝も部屋の窓から夜明け前の撮影。
改めて感じたが、ナムチェはエベレスト街道の都会だ。

雪のコンデ(Kongde)が夜空に浮かび上がる。

夜中に咳が出ていたが、一時的なもので今朝は大丈夫だった。

数日前にも撮影したような写真を、飽きもせずまた撮っている。

寒い外には出る気にならないものの、暇なので夜明けの景色の変化を部屋から眺める。

朝食のブレックファーストセットは、フライドエッグ(目玉焼き)をチョイス。

徐々に日が当たっていくナムチェの街。

今朝も快晴で、コンデも映える。

8時前、最後のトレッキングスタート。

途中でガイドのS氏が斜面を指さし、ネパールの国鳥がいるという。
ニジキジというキジの一種で、メスは地味らしいがオスは派手で美しい。
写真撮影が上手くできず、後ろ姿しかまともに写せなかった。

ナムチェからの長い下りが続く。

途中のトイレの休憩ポイントで、日本人夫婦(たぶん)に会った。
9日目にしてようやく出会った二組目の日本人だった。
カラパタール方面からの帰路の途中で、カトマンズへは飛行機利用ではなく陸路で帰るという。
たぶん車はサレリという街から先なので、そうするとさらに3日以上トレッキングが続くと思われる。
なんともタフな夫婦だ。

往路で写真撮影を忘れた、ファースト・エベレスト・ビュー・ポイントでエベレストを撮影。
これでエベレストも見納め。

9時前、ヒラリー・ブリッジに到着。

ヒラリー・ブリッジから見たドゥード・コシ(Dudh Koshi)の上流側。
谷底はこの時間、山の影になっている。

ドゥード・コシから振り返って見たヒラリー・ブリッジ。
下の吊り橋は現在バンジージャンプで利用されている。

9日目も体力的には問題ないが、右足の親指にマメができて、左足の薬指の爪が浮いてきていた。
昨日くらいから、唇が乾燥で荒れが目立ってきた。
特に唇の荒れはこの後もひどくなり、治るまで3週間くらいかかることになる。

午後に雲が出てくる傾向があるものの、午前中は毎日晴れてトレッキング日和だ。
何より風に悩ませられることが皆無だったので、天候に関してはほぼベストコンディションに恵まれている。

時々ドゥード・コシの河原近くを歩く。

吊り橋を渡る時に上流側に見えるのは、標高5761mのクンビラ(Khumbi Yul Lha)か？
クンビラはナムチェからマッチェルモのルート上で、見えそうで見えなかった山である。

ジョルサレの集落を抜けて、また吊り橋を渡る。

10時前、モンジョのサガルマータ国立公園エントランスゲートに到着。

往路でも使用したトイレ。
中に使用済みトイレットペーパーのごみ箱がないと思ったら、外にごみ箱があった。

手続きはすべてガイド任せ。
ゲートを出るところの水場でガイドのS氏が水を飲んでいたが、トレッカーは飲まない方が良いのか聞くと、その水場はガイドやポーターなどの従事者専用なのだという。
訪問者からすると、ちょっと不思議なルールやしきたりがあるらしい。

国立公園エントランスゲートを過ぎると、すれ違うトレッカーが増えた。
そういえば、往路2日目にこのあたりを歩いていたのは、ちょうどこの時間帯だった。

商店の店頭に並べられた商品。
ナムチェより上のエリアでは見られなかった光景だ。

ナムチェ～パクディン間で数回吊り橋を渡る。

物資の運搬の馬やロバの休憩場所？

ロッジやレストランには色とりどりの花。
高地から下りてきたことを実感する。

ニワトリも見られるようになってきた。
放し飼いかと思いきや、足がひもでつながれている。

パクディンまでもうすぐ。

ちょうど正午頃、パクディンで宿泊した See You Lodge & Restaurant に到着。
ここで本日のランチ。

本日のランチはスプリングロール(春巻)。
結構ボリュームがあり、ランチとしても十分。

ルクラに向けてトレッキングを再開すると、二人のサイクリストに遭遇。
エベレスト街道はサイクリングできそうな区間はほとんどないし、むしろ自転車はお荷物にしかならない。
不適切にもほどがある。
これが今回エベレスト街道で見たベスト・クレイジー・ジャーニー。

ルート沿いに並ぶ赤いマニ車。

通過待ちの吊り橋。

見慣れたチョルテン。
今日も午後は天気が下り坂。

昨日までは見られなかった、田畑のある農村風景。

ルクラへの最後の長い上り。
一時的にこの9日間で初めて小雨がぱらついた。

15：20頃、ルクラの街に入るゲートが見えた。

ルクラの街中は渋滞中。

かと思えば、急に人けがなくなったり。

15：30過ぎ、本日の宿となる HOTEL THE NEST LUKLA に到着。
初日にランチを摂ったところだった。

本日はピンクの部屋。

昨日ほどではないが、本日も長丁場で少々疲れた。
とはいえ、無事トレッキングを終えた安堵感があった。

これまで同様、室内はシンプル。
充電は無料らしい。

ここでポーターのM君とはお別れ。
ガイドのS氏は空港へ明日のカトマンズ行の予約に行って、ここに帰ってきてからは次のツアー客と通話の打ち合わせをしていた。
北海道在住のお得意様が25日からアンナプルナ方面のガイドをして欲しいとS氏ご指名で事前に依頼があったが、27日までこちらのツアーの予定が入っていたので、ガイドは28日以降にしてもらったという。
ただ、先方はすでにネパール入りしているらしい。

夕食はフライドライスにした。

エベレスト街道の食事は、総じて美味しく日本人の味覚にも合うものだと思った。
食事はツアーに含まれていたので気にすることもないのだが、1000ルピー(約1200円)以内でたいていのメニューが選べるので、観光地の割にはリーズナブルだ。

明日は午前中のフライトでカトマンズに戻り、午後はカトマンズ観光の予定。
普通に飛行機が飛んでくれれば何の問題はないのだが、波乱の1日が待っていることをこの時は知る由もなかった。