2015/03/28 - 2015/04/08
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Masakatsu Yoshidaさん
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私は、2,015年の3月末から4月上旬にかけて、エベレスト街道のトレッキングをしてきました。予てから、エベレストの雄姿を是非一目でも見てみたいと思っていました。この時は、72歳でしたが、この時期を逃すと年々足腰が弱くなると考えて、エベレスト街道のトレッキングを決行しました。
その時に、ヒマラヤの絶景を堪能しましが、その時の体験記を綴ります。
記事は、次の様に4部に分けて、報告します。
第1部 カトマンズからナムチェまで
第2部 ナムチェからディンボチェまで
第3部 ディンボチェからゴラク・シェプまで
第4部 ゴラクシェップからルクラまで
今回は、第3部として、ディンボチェからゴラク・シェプまでの記録です。
第7日目(4/3)ディンボチェからトゥクラまで(4.5km)
第8日目(4/4)トゥクラからロプチェまで (4.5km)
第9日目(4/5)ロプチェからゴラク・シェプまで(4.4km)
いよいよ天空の旅も佳境に入ります。街道の最終宿泊地「ゴラク・シェプ」Gorak Shep (5,140m)では、夕日に輝く「エベレスト」の幻想的な姿を観賞することができました。
先ず第7日目ですが、8時半ごろに「ディンボチェ」Dimboche朝7:40に出発し、「ドゥサ」Dusaを経由して「トゥクラ」Dughla (4620 m.)まで登りました。道中では、「タボチェ」Taboche (6,367m)などの山々を眺めながら歩き、「トゥクラ」には11時45分到着しました。
第8日目は、「トゥクラ」を7時半頃に出発し、その日の目的地「ロブチェ」Lobuche (4910m)まで登りました。途中の「トゥクラ峠」Dughla Pass(4830m)には、「エベレスト」で命を落とした登山家やシェルパを祀る墓地がありました。その後歩いた「クーンブ氷河」Khumbu Glacierでは、「ヌプツェ」Nuptse (7,861m)の雄姿を眺めることができました。
第9日目は、いつもより早く7時に「ロブチェ」を出発して「クーンブ氷河」を歩くと、7,000m前後の山々の連なっているのが見えました。「ロブチェ峠」Lobuche Pass (5,110m)を経由して、往路最後の宿泊地、「ゴラク・シェプ」Gorak Shep (5,140m)に正午前に到着しました。
先ず、エベレスト街道の概要をご覧下さい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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私が歩いたコースを茶色の線で示しました。
出発点のルクラ(2850m)からナムチェ、ディンボチェを経由して、ゴラク・シェプ(5140m)まで登りました。そして、同じコースを通って下山しました。
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第7日目、「ディンボチェ」の朝です。
紺碧の空に浮き出た白銀の山々はまさに絶景でした。 -
イチオシ
出発して峠に着くと、「アマ・ダブラム」が凛々しく聳えていました。
手前の峠では、ハイマツの合間をを縫いながら登山者の一行が歩いている姿がありました。
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「アマ・ダブラム」を背景に、筆者の記念写真をパチリ。
ところで、この帽子はネパール製でディボチェのお土産店で買い求めたものです。 -
峠の谷底には、「ペリチェ」Pheriche(4240m)の村落が見えました。
帰路では、この「ペリチェ」の村のロッジで一泊しました。
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峠を下って、「ロブチェ川」Lobuche Riverに沿って歩きました。
「ロブチェ川」は「クーンブ氷河」が「ロプチェ」付近で融けてできた川であり、下流で「イムジャ川」に合流します。 -
道中の景色。
Taboche (6,367m)、 Cholatse (6,335m) 及び Arakamtse (6,423m)の峰々です。.
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この様な景色を見ながら河原で小休憩。
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この付近の道は岩石がゴロゴロしていました。
従って、足元に気をつけて歩きました。 -
今晩投宿する「トクラ」のロッジに到着しました。
入口には、Yak Lodge and Restaurant Thukla 4620mtrs と書かれていました。 -
第8日目
「トゥクラ」のロッジの室内の様子です。
この日は、5時40分に起床しました。暖房のない寒々とした室内を見渡すと、ボトルに入っていたミネラル・ウオーターが凍っていました。
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「トゥクラ」の朝の風景です。
この日は、「ロブチェ」Lobuche (4,950 m.)までのトレックです。 -
歩き始めると、雪面にうずくまっていた鳥を見かけました、
それはキジ科のチベットセッケイ (Tibetan snowcock)でした。
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周囲には、雄大なヒマラヤの風景が広がっていました。
この様な景観を眺めながら歩いていると、心が弾みます。 -
険しく聳えるこの山は、「アラカムツェ」Arakam Tse(6,423m)です。
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天を突くこの山は、「アマ・ダブラム」Ama Dablam(6856m)です。
昨日見た角度とは違うので、山容も違って見えました。 -
この山は、「タボチェ」Taboche(6,367m)です。
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その後、30分程歩くと、「トゥクラ峠」に到着しました。
この峠のは、「エベレスト」で命を落とした登山家やシェルパを祀る多くの墓地がありました。 -
イチオシ
ブリザードで命を失ったアメリカの登山家、Scott Fischer氏のお墓です。
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その近くにはチベット仏教の経分を刻んだマニ石がありました。
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その後、「ロブチェ」に近づいた頃、「クーンブ氷河」の前方に、「プモリ」Pumo Ri (7,165m)、「リントレン」Lingtren (6,749m)、「クンブツェ」Khumbutse (6,665m)などの山々が、美しい稜線を描いていました。
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12時少々前に、ロブチェの村に到着しました。
屋根からつららが下がっているこのロッジは、Alpine Home & Restaurantと言う名称でした。 -
「ロブチェ」の村に着くと、その付近からは、「ヌプツェ」Nuptse (7,861m)の名峰が見えました。
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ロッジの近所を散策していると、ゾッキョが休んでいるのを見かけました。
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又、険しく聳える「ロブチェ・ピーク」Lobuche Peak((6119m))の景観も圧巻でした。
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第9日目
ロプチェロッジの朝の風景です。
いよいよ、今日はアルプス街道における最終の宿泊地、ゴラクシェプを目指すことを考えると、心が高鳴ります。 -
7:00に出発後間もなく、モレーン(氷河により谷が削られて発生した岩くずの堆積物)の向こうに「プモリ」Pumo Ri (7,165m)の山頂部が見えました。
¥ -
さらに進むと「プモリ」山群が広がっていました。
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ガレキが集積している「ロブチェ峠」(Lobuche Pass)で休憩。
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これまで歩いて来た南側に目を向けると、「クーンブ氷河」の奥に「カンテガ」、「タムセルク」、「タボチェ」などの勇壮な「クーンブ山群」のパノラマビューが広がっていました。
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一方、行く手の北側には銀雪が輝く「プモリ」が空を突くようにそそり立っていました。
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イチオシ
左右対称に直線的な稜線を描く「ヌプツェ」Nuptse (7861m)と思われる山も見えました。
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丁度正午前に、「ゴラク・シェプ」に到着しました。
「ゴラク・シェプ」のロッジに掲げられた標識を見ると、YETI RESORT Gorakshep、Elv.(高度)5,140Mと書かれていました。
エベレスト街道のロッジとしては、最も高い位置にあります。 -
ロッジで休憩後、EBC(エベレスト・ベース・キャンプ)に向かう山道を歩きました。
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暫くすると、路傍に赤い花びらの高山植物を発見しました。5,200mもあるヒマラヤ山地に育つ植物を見て、その生命力の逞しさに驚嘆しました。
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18時半頃ロッジに戻り、夕食にしました。
エベレスト街道の最高地点尾「ゴラク・シェプ」に到達した記念に祝杯を挙げたかったのですが、アルコールは控えているので、マンゴージュースで乾杯をしました。
主食はナンとカレーでした。 -
イチオシ
暫くして屋外に出ると、「エベレスト」の頂上が夕焼けに輝いていました。その幻想的な眺めは、感動的でした。
(続きは第4部をご覧ください。)
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