2024/11/20 - 2024/11/20
39位(同エリア296件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
死ぬまでに歩きたいトレッキングルート、それは世界の屋根ヒマラヤ山脈の奥地へと向かうエベレスト街道。
ゴーキョピーク目指し、トレッキングとしては今まで経験したことのない9日間に及ぶ長丁場。
3日目は、ナムチェに滞在し高度に体を慣らす高度順応の日です。
標高3440mのナムチェから標高3880mのホテル・エベレスト・ビューまでの往復、その後は自由行動。
適度に体を動かしながらも、明日以降にベストの体調で臨めるよう、疲れを残さないようにしたいところ。
いつもの旅なら移動と観光で忙しく時間が足りないのが常だったのが、ここではどうやって暇つぶすかが課題になりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
日の出前の6時過ぎ、部屋の窓からの風景。
尖った雪山は、おそらく標高6168mのコンデ(Kongde)。 -
夜明け前のナムチェ。
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6:45頃、山頂付近に朝日が差す。
コンデ(Kongde)の左のピークは、標高5885mのヌプラ(Nupla)。 -
朝日を浴びるコンデ(Kongde)。
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7時前のダイニング。
この日客室は満杯で、ガイドのS氏はこのダイニングの長椅子で寝たそうな。
顧客優先、ガイドは二の次。
ポーターは客が泊まるロッジとは異なり、ポーター専用の宿泊施設に泊まるのだという。 -
朝食は、紅茶付のブレックファーストセット。
ポテトが美味しい。
ジャムとバターは少しでいいよと言ってるのに、なぜか必要以上に盛ってくる。
食材も貴重だろうに、ジャムとバターは豊富なのだろうか? -
8時頃、HOTEL 8848 を出発。
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今朝も青空が広がっている。
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部屋から見えていたコンデ(Kongde)とヌプラ(Nupla)。
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明日歩くルートと別れたポイントから急登が始まった。
まるで芦屋のロックガーデン並み。 -
コンデ(Kongde)の右側に見えてきた雪山は、標高6943mのテンギ・ラギ・タウ(Tengi Ragi Tau)だと思われる。
テンギ・ラギ・タウ(Tengi Ragi Tau)は、2002年まで未踏の山だったが、同年12月4日に北海道の登山隊が初登頂を果たした。 -
少し前を歩くガイドのS氏。
ガイド歴17年(と聞いたと思う)。
ガイドの前はホテルで働いていたという。
大阪にお得意様がいて、夏に何度か来阪しているらしい。
もっと過ごしやすい季節に来れば良いのだが、雨季でシーズンオフの夏しか長期休暇が取れないという。 -
どこがコースともいえない場所を歩く。
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9時前、Sherpa Panorama Hotels というホテル前を通り過ぎる。
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すると、8000m峰のエベレストとローツェが見えてきた。
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右が標高8516m世界4位の高峰ローツェ、左が標高8848m世界最高峰エベレスト。
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ここからホテル・エベレスト・ビューまでは、アップダウンの少ないトラバース。
右に標高6856mのアマダブラム(Ama Dablam)、左に標高6542mのタウチェ(Tauche)が見えている。 -
ここから見るとエベレストの方向にホテル・エベレスト・ビューがあるが、樹木で隠れている。
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空を舞っている大型の猛禽類は、ヒマラヤハゲワシか?
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晴れる可能性が高いこの時期を狙って旅程を立てたのだが、この3日間ほとんど風もなく穏やかなのは、うれしい誤算である。
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エベレストのピークとローツェのピークは直線距離で約3kmしか離れていない。
332mの標高差があるが、ここから見る限りほぼ同じくらいに見える。 -
ヤクは主にナムチェより標高の高い場所で見られるという。
高地に順化した動物なので、酸素が薄く気圧の低い場所でないと生きられないという。 -
9:20前、ホテル・エベレスト・ビューに到着。
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標高3880mに建つホテル・エベレスト・ビューは、1969年にヒマラヤ観光開発株式会社を設立した宮原巍が建設した。
残念ながら、宮原巍は2019年に他界した。
現在も東京に本社を持つヒマラヤ観光開発株式会社が所有しているが、ホテルのスタッフはほぼ全員現地の人らしい。 -
ホテル・エベレスト・ビューの展望テラスは、宿泊者以外でも利用可能である。
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展望テラスは、ホテルの名の通りエベレスト・ビューである。
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名だたる名峰のほかに、右にタンボチェ、左にポルツェの集落も望める。
意外にも、4000m近い標高にも関わらず森林限界を超えていないようで、見る方向によっては高木が眺望の支障にもなっている。 -
エベレストは、1953年5月29日イギリス隊のエドモンド・ヒラリーとネパール人シェルパのテンジン・ノルゲイによって初登頂された。
ただ、1924年6月に行方不明となったイギリス隊のジョージ・マロリー(1999年に遺体発見)とアンドリュー・アーヴィンが初登頂を果たしていた可能性も否定できない。
ローツェは、1956年5月18日スイス隊のフリッツ・ルフジンガーとエルンスト・ライスによって初登頂された。 -
日本人のエベレスト初登頂は、1970年5月11日に日本山岳会エベレスト登山隊の松浦輝夫と植村直己によって成された。
1975年5月16日には、田部井淳子が世界で初めて女性として登頂に成功した。
また、松浦と植村が初登頂に成功したのと同じ月に、三浦雄一郎がエベレストのサウスコル8000m地点からパラシュートを付けての滑降(ギネスブックに掲載)を成功させ、その映像は「The Man Who Skied Down Everest」(エベレストを滑った男)というタイトルでドキュメンタリー映画化された。
11月の今この場所から見る限り、エベレストとローツェの間の鞍部(おそらくそこがサウスコル)付近とその下部にはスキーで滑降できそうな斜面は見当たらない。
この時代にそんなことを思いつくだけでもクレイジーである。
「The Man Who Skied Down Everest」(エベレストを滑った男)
https://www.youtube.com/watch?v=wVZa5r0cQdc -
右に見えるアマダブラム(Ama Dablam)は、切り立った山肌と稜線が特徴的で、非常に印象的な山である。
1961年3月13日、ニュージーランドのヒラリー隊が初登頂した。
エドモンド・ヒラリーはエベレストの初登頂した時はイギリス隊の一員だったが、もともとはニュージーランド出身である。
1992年には、山野井泰史が西壁(6812m)を冬季単独初登壁した。 -
ホテル・エベレスト・ビューの展望テラスは、宿泊者以外でも利用可能であるとはいえ、何かをオーダーするのがマナーである。
400ルピーのミルクをチョイス。
S氏に「粉ミルクだよ」と言われたが、別にどうでもよい。
個人的にはリーズナブルに多めの水分を摂れればOKである。
余談だが、粉ミルクでも意外と美味かった。 -
ホテル・エベレスト・ビューには、サガルマータ国立公園のジオラマ模型が展示されていた。
位置関係を把握するために、主要な山と地名を記載してみた。 -
展望テラスからの眺望を満喫して、10時前にホテル・エベレスト・ビューを後にした。
ちょうどヘリポートにヘリコプターが到着するところだった。
金に糸目を付けないなら、カトマンズから往復ヘリコプター利用しホテル・エベレスト・ビューに泊まることも可能らしい。
条件さえそろえば、エベレストベースキャンプまでヘリコプターで行くこともできるという。 -
クムジュンの集落を経由してナムチェに戻るコースもあるようだが、往路のルートを戻った。
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逆光気味となる東の方向には、標高6608mのタムセルク(Thamserku)。
少し左に、標高6779mのカンテガ(Kantega)の山頂が少しだけ見えている。 -
エベレスト、ローツェ、アマダブラムの風景は、このあたりからでもホテル・エベレスト・ビューからとそれほど変わらない気がする。
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ナムチェの北側の高台には、空港建設跡がある。
S氏の話では、地元の反対で中止となったらしい。
一時期運行していたのかもしれないが、少なくとも今は定期運航の便はない。
ルクラよりこちらの方が空港としての地形条件は良いらしい。
もし空港がルクラでなくここだったら、ルクラ~ナムチェ間の集落は栄えなかっただろうし、サガルマータ国立公園はオーバーツーリズムになっていたかもしれない。 -
こんな急斜面を登って来てたんだ。
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復路の途中か午後に、この高台にある国立公園博物館かシェルパ文化博物館を見学しようかと思っていたが、S氏から「見学するほどのものでもないよ」と言われ、やめにした。
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ナムチェは日が照っているが、コンデ(Kongde)とヌプラ(Nupla)は完全に雲に隠れてしまった。
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11時過ぎにHOTEL 8848 に戻り、昨夜までの3夜シャワーをしていなかったので、昼食前の暖かいうちにシャワーを浴びることにした。
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シャワーは600ルピー。
特に時間制限や湯量の制限はなかった。
お湯は思いのほかすぐ出て、温度は適温、水圧も十分だった。 -
シャワー後にタオルなどを干そうかと思ったが、持参したひもがほんの少し足らず。
苦肉の策で、トレッキングポールのストラップにくくり付けて物干しにした。 -
昼食は、餃子のようなモモにした。
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フライドのモモを選んだが、蒸したモモの方が良かったかも。
ただ、ボリュームが足りないかと思いきや、意外と食べ応えがあった。 -
昼食後、博物館にでも行こうか迷ったが、ある程度上らないと行けないので、明日に体力を温存するためにナムチェの街を散策するだけにした。
時々日本語の看板や案内文などを見かけるが、出会うトレッカーは欧米系ばかりで、日本人どころか東アジア系の顔を見かけない。 -
両替店の掲示を見ると、1USドルが134ルピーで意外とレートが良いと感じた。
ちなみに10円は8ルピー。 -
意外と多く見かけたのが、アート系の店舗。
ヒマラヤの風景画がメインだが、曼荼羅や幾何学的な作品も見られた。
結局、5ドルのトレッキングマップと1Lミネラルウォーター2本を購入。
ちなみに昨日ロッジで購入した1Lミネラルウォーターは150ルピーだったが、100ルピーで売っている売店が多かった。 -
購入したマップは 1:50,000 の縮尺で、エベレスト、チョー・オユー、ルクラが入るエリアのもの。
できればトレッキングコースの区間距離か標準所要時間の記載が欲しいところ。
このマップはガイドのS氏にいろいろ質問するにも結構役に立った。 -
ロッジではある程度暇な時間があると事前に予想できたので、難易度高めのカックロを日本から持参していた。
ダイニングでこれを解いていると、ネパール観光のガイドだと名乗る人から日本人の母娘を紹介された。
関東から来たという二人は私より1日遅れでカトマンズを出発し、今日ナムチェに着いたという。
ネパール入りして初めて会う日本人だったので、これはうれしい出来事だった。
ガイドが抜けたところで早速出た話題は、やはり13%の税とガイドのチップの件だった。
二人はカラパタール方面へ向かうツアーに参加で、ネパールでのトレッキング後もほかの国に移動して旅を続けるという。
母娘共に旅好きのようで話は尽きず、退屈しない夜を過ごすことができた。
この夜は一時的に停電が起こった。
その時、娘さんが自分のスマホのライトを点けて、私のペットボトルをその上に載せて、即席のランタンを作った。
学生くらいに若く見えるのに、どこでそんな技を覚えたのやら・・・
それとも意外と常識で、私が知らなかっただけなのか・・・
いずれにしてもそれは印象に残る出来事となった。
なお、この日の夕食はカレーをチョイスしたが、話に夢中で写真を撮り忘れた。
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この旅行記へのコメント (3)
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- ほいみさん 2024/12/10 09:10:09
- eberesutobyu-
- お早うございます。
アップが早くて驚いてます。私の方は最近、帰国後に写真を整理したり4トラにアップするのが一段と遅くなって、苦痛ですらあります・・・ヒマな時間は幾らでもあるのに、PCを立ち上げるとyoutubeやアマゾンプライムで映画を見ちゃって気が付くと晩酌の時間とか。
エベレストビュー、私が11月7日に行った時は満員でお茶することも出来ませんでした。毎日天気が良くて羨ましいです。粉ミルクの件、不思議なことに私も美味しいと思ってます。レディーメイドのチャイもほとんどの場合粉ミルクなんですが妙に美味しいですよね。また、スープの類もインスタントで厨房を見学すると、2kgくらいの袋に入った「粉スープ?」が各種並んでいました・・・中国製。だから美味しかったりして!
ところで、キートンさんのこの日記には、クンブーの山や三浦雄一郎の話が詳しく書かれているのでリンクさせて貰ってもいいですか? それと今更ですがフォーローさせて頂きました。
ほいみ
- ほいみさん からの返信 2024/12/10 09:12:08
- Re: eberesutobyu-
- すみません、最近ミスが多いです。
当然、エベレストビューと書きたかったところです。
正確には、エベレストビューと粉ミルク!
ほいみ
- キートンさん からの返信 2024/12/10 11:27:27
- Re: eberesutobyu-
- こんにちは、ほいみさん。
書き込みありがとうございます。
年末でバタバタする前にできるところまでアップしようと思ってますが、そのうちペースダウンします。
インスタントの飲食品って山で食べるとなぜか美味しく感じますよね。
この後日、ロッジで Korean Ramen Soup なるものを食べましたが、どうみてもインスタントラーメンなのになぜかまた食べたくなりました。
三浦雄一郎に関しては、エベレスト登頂最年長記録とかほかにも書きたいことがあったのですが、長くなるので端折りました。
植村直己のことにも触れたいところですが、今のところタイミングを逸してます。
秘境旅の大先輩からフォローしていただき光栄です。
リンクも大歓迎です。
キートン
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