
2024/11/22 - 2024/11/22
40位(同エリア294件中)
キートンさん
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死ぬまでに歩きたいトレッキングルート、それは世界の屋根ヒマラヤ山脈の奥地へと向かうエベレスト街道。
5日目は、標高4200mのドーレから標高4470mのマッチェルモまで約4時間のトレッキング。
9日間のトレッキングの中でも、かなりイージーな行程の日です。
昨日、往路の正念場を無事歩き切り、気力体力ともに順調にここまで来れた、と思っていたものの、意外なところで暗雲が立ち込む事態となりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6時過ぎ、部屋の窓から見た夜明け前のドーレ.。
-
6:45頃、標高5761mのクンビラ(Khumbi Yul Lha)から連なる5000m級の峰々が朝日を浴びる。
-
朝食前にロッジの周りを散策。
この裏山の向こうにクンビラ(Khumbi Yul Lha)があると思われる。 -
南東に、標高6608mのタムセルク(Thamserku)(右)と標高6779mのカンテガ(Kantega)(左)、その下にポルツェの集落が望める。
手前の池が凍っていて、朝の厳しい冷え込みを感じさせる。 -
朝日を浴びる範囲が、みるみる山の麓へと広がっていく。
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槍ヶ岳のような頂は、おそらく標高5597mのPhuleteteという山と思われる。
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カンテガ(Kantega)の左から朝日が昇る。
朝焼けは見られない。 -
本日の朝食は、コリアン・ラーメン・スープと紅茶で水分をたっぷり補給。
コリアン・ラーメン・スープはいかにもインスタントラーメン。
しかし、この辛めのスープはクセになりそう。 -
今朝もいい天気。
昨日までより5000m級の峰が近い! -
8時過ぎ、Dole View Point Lodge & Restaurant を出発。
少し下って、沢を渡る。 -
上りの途中から振り返って見たドーレの集落。
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イチオシ
はためくタルチョ。
5000m級の岩山と澄んだ青空に綿菓子のような雲。 -
森林限界を超えたせいか、昨日までとは山の雰囲気が違う気がする。
空気の透明度も違う。 -
右奥に雪山が見え始めた。
標高8188m、世界6位の高峰チョー・オユーだ。 -
アップダウンが緩やかで快適なトレイルが続きそうだ。
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進行方向に赤い屋根が見える。
あそこが休憩ポイントになりそうだ。 -
ポリタンクを背負ったゾッキョとすれ違う。
ヤクとゾッキョは、毛並みが長い(ヤク)か短い(ゾッキョ)かで見分けるとよいとS氏は言う。 -
9時過ぎ、先ほど見えていた赤い屋根の Mountain View Top Hill Lodge に到着。
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谷を挟んで対岸には、右から標高6542mのタウチェ(Tauche)、
標高6335mのチョラツェ(Cholatse)、標高6423mのArakamtse が並ぶ。
(上記の標高に関しては、現地で購入したトレッキングマップに記載のものである。地球の歩き方やネットの情報では山の標高に差異が見られる。) -
S氏は「この時期は晴れることが多いが、いつもはもう少し風がある」という。
風が穏やかなので、今日もトレッキングが快適だ。 -
チョー・オユーの方に向かって歩いて行く。
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イチオシ
左には標高5000m級の連山。
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ゴーキョを目指すこのルートを歩くトレッカーは、カラパタール、エベレストB.C方面のルートに比べ1/3くらいだという。
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イチオシ
ゴーキョからゴジュンバ氷河沿いに7~8kmさかのぼるとチョー・オユーB.C(ベースキャンプ)に至る。
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チョー・オユーは、世界に14座ある8000 m峰の中では最も登りやすい山で、登頂者数はエベレストに次いで多い。
エベレストの前哨戦として選ばれることが多いという。
エベレストが初登頂された翌年、1954年10月19日オーストリア隊のヨゼフ・ヨヒラーとパサン・ダワ・ラマ、ヘルベルト・ティッヒーによって初登頂された。
8000m峰としては唯一、秋に初登頂された山である。 -
9:25頃、ここでしばし休憩。
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右下にはゴジュンバ氷河から流れるドゥード・コシ(Dudh Koshi)。
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いつの間にか、チョー・オユーより右の方に標高7952mのギャチュンカンが見えていた。
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ギャチュンカンは8000 m峰14座に次ぐ世界15位の高峰である。
実は、私がカラパタール方面ではなくゴーキョ方面のツアーを選んだ理由のひとつは、このギャチュンカンを見たかったからである。
私が今までに最も興味を持ったクライマーは山野井泰史である。
2002年、山野井泰史が北壁第二登を達成し妻の妙子と下山中に雪崩に遭遇しながらも奇跡の生還を果たした。
それを元にした沢木耕太郎の「凍」によってギャチュンカンが知られることになった。
残念ながら山野井泰史が登った北壁は中国側で、こちらからは見えない。 -
次の集落が見えてきた。
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沢を渡ると休憩ポイント。
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10時過ぎ、ルザという集落の Khangtegaview Lodge & Restaurant 前で休憩。
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久しぶりに見る日本語。
この場所でこの言葉がどの程度響くのかな?
できれば、天安門広場や金日成広場や赤の広場に設置したい。 -
イチオシ
行く先に真っ白な雪山が多く見られるようになってきた。
少しづつ中国との国境に近づいている。 -
ルザからマッチェルモまではそれほど距離はない。
これが今日最後の上りか? -
タルチョを張ったケルンの先にチョー・オユー。
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そのケルンから下って行く先に、本日の宿泊地となるマッチェルモの集落が見え始めた。
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マッチェルモの集落は真ん中を流れる川で分断されている。
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マッチェルモの谷の奥に見えるピラミッド型の山は、標高6186mのKyajo Ri だと思われる。
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本日の宿は川を渡った先にあるらしい。
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川はドゥード・コシ(Dudh Koshi)へと流れていく。
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11時頃、本日の宿 Yeti Lodge Machermo に到着。
昨日に比べると相当イージーなトレッキングだった。
到着が早すぎて、暇を持て余しそう。 -
部屋は黄色の壁のツイン。
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大体ロッジの部屋はどこも似たようなシンプルなものらしい。
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このタイプのトイレは久しぶりかも。
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庭にいたヤクかゾッキョの子供。
ヤクとゾッキョは子供の時は見分けが難しいのだという。 -
谷の奥は雲に覆われてきた。
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Yeti Lodge Machermo のダイニング。
ここでガイドのS氏のパルスオキシメーターで動脈血酸素飽和度(SpO2)を計測。
結果は確か60~70の間だった。
この数値の意味がわからなかったが、S氏が言うには相当低いらしい。
頭痛や食欲不振など体調に不具合はないのか、過去に肺や脳の病気をしたことがないかなどと、いろいろ質問を受けた。
普通なら何らかの高山病の症状が見られるはずの数値だという。
S氏がトレッキング中に見ていた私の様子からも、昨日よりも元気に見えたというし、実際私も昨日よりもイージーなトレッキングだと感じていた。
S氏は首をひねるばかりだった。 -
このロッジのダイニングには、なぜかハングル文字が並んでいた。
ちなみに今回泊まった数件のロッジでは、こういう客が残した類のもので日本語を見た記憶がない。
それはたまたまだったのか、日本人が控えめだからなのか、理由はわからない。 -
Yeti Lodge Machermo のメニュー。
食事については、ほとんどが1000ルピーまでで、これはルクラ以降どのロッジやレストランでもほとんど変わらなかった。
ツアー中の3食はツアー費用に含まれているので、気にすることではないのだが。 -
とにかく水分摂取は最重要なので、昼食はスープものに紅茶を付けた。
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多くのロッジで、「辛」といういかにも韓国製のインスタントラーメンが置かれていた。
インスタントラーメンにもかかわらず、Korean Ramen Soup はスープ類で値段が最も高かった。
輸入物で運搬費も高くつくからかな? -
午後も日差しがあったので、屋外にシャツや靴下などを干した。
-
いつものことながら、3時か4時頃から暖炉に火が入ると自然とその周りに人が集まって来る。
客は欧米系ばかりで、日本人はもちろん中国、韓国などの東アジア系も見かけない。
この日はイタリアのミラノから来たという客と、オリンピックの話題とか過去にベネチアやコルチナダンペッツォに行った時の話をしたが、私の英語力では限界があった。 -
夕食はフライド・ヌードルにして、水分補給の紅茶を付けた。
S氏は、ナムチェを過ぎると上の方の食事は味が落ちると言っていたが、私はナムチェ以降の方がむしろ食べ物が美味しいと感じた。
食欲は旺盛だし、頭痛や吐き気もなく体調は何の問題もないように感じるが、SpO2だけが異常だ。
水分を多めに摂取すると、極寒の夜中に何度もトイレに行くことになるのが何より辛いのだ。
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