2024/11/25 - 2024/11/25
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キートンさん
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死ぬまでに歩きたいトレッキングルート、それは世界の屋根ヒマラヤ山脈の奥地へと向かうエベレスト街道。
昨日から復路に入り、8日目と9日目の2日間で標高4470mのマッチェルモから飛行場のある標高2840mのルクラまでの長丁場を歩きます。
今日はサガルマータ国立公園の中心の街ナムチェまで下るものの、途中に標高差300m以上の長い上りもあり、かなりタフな行程。
今回は同じルートの往復なので、往路で一度通った道とはいえ、山の風景は刻一刻と変化する。
往路とはどんな違った景色が見られるのか・・・
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今朝はまだまだ暗い5:40には目が覚めた。
晴れていそうだが、あまり星は見えない。 -
東の空が白み始めた6時過ぎ。
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静まり返ったマッチェルモの朝。
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ガラス窓も凍てつくほど寒い朝だ。
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抜けるような青空をバックに、山の上から日が差していく放射冷却の朝。
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明日、明後日は、ナムチェ、ルクラという街で朝を迎えるので、こんなに間近に高峰を見る朝はこれが最後。
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朝食は、この旅二度目のコリアン・ラーメン・スープ。
たかがインスタントラーメンがなぜか美味いと感じる、山のマジック。 -
8時前、いつものようにトレッキングスタート。
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少し下って川を渡る。
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後にするマッチェルモの集落。
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真っ白なチョー・オユーが見え始めた。
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朝は必ずと言っていいほど晴れるが、ここ2~3日の空の青さはこの上ない。
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午前中はほとんど晴れているというだけでなく、不思議なくらい風に悩ませられることがない。
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というわけで、今日も快適なトレッキングが続いている。
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ドーレまでは、比較的緩やかなトレイルである。
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イチオシ
8:30頃、ルザという集落の Khangtegaview Lodge & Restaurant 前で一服。
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川を渡って振り返ったルザの集落。
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今日のギャチュンカン。
ほぼ平らな稜線から右(東)に少し高くなった山頂の、特徴的な山の形は、いつまでも記憶に残るだろう。 -
ここからどんどん深くなっていくドゥード・コシ(Dudh Koshi)。
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ドーレにつながるイージーなトレイル。
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3日前にも見た風景が今日も広がっている。
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深い谷となっていくドゥード・コシ。
その向こうに真っ白なチョー・オユー。 -
石造りの伝統的な家屋と石垣。
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イチオシ
赤い屋根の Mountain View Top Hill Lodge が見えてきた。
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左(東)には、標高6542mのタウチェ(Tauche)と標高6335mのチョラツェ(Cholatse)。
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山の風景に、アクセントになるタルチョ。
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9:50頃、ドーレの集落が眼下に見えた。
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ほとんど涸れた川を渡る。
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10:10頃、ドーレに到着。
ここでしばし休憩。 -
ドーレを過ぎると高木が見られるようになり、今までの山の風景と雰囲気が変わってくる。
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イチオシ
4日前は雲が広がり、見通しが悪かったが、幾筋かの流れが今日は良く見える。
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滝のような流れの傍らに雪が積もっている。
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青空のもとの氷瀑。
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4日前よりたぶん成長した氷瀑。
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下流の流れも真っ白。
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往路でも休憩したポイント。
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ここまで下って来ても、まだ見えていたチョー・オユー。
でも、このあたりが見納めかな? -
ガイドのS氏がなぜか立ち止まっていた。
その先に、何か野生動物。 -
イチオシ
今回のネパールのトレッキングで初めて見た家畜以外の動物かも。
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11:40頃、ポンツェ・テンガに到着。
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4日前も昼食を摂ったPhortse Tenga Guest House 。
前は外でのランチだったが、今日は屋内で。 -
店内にヒマラヤに棲む動物のポスターが貼ってあったので、先ほど遭遇した動物を探す。
S氏が言うには、ど真ん中に載ってるヒマラヤタールといウシ科の動物らしい。
標高2,000~5,300mにある断崖や斜面にある森林などに生息しているが、生息数は減少しているという。 -
今日のランチは、エッグ入りマカロニ、だったかな?
マカロニというより、フジッリ(らせん状の形)とコンキリエ(貝殻の形)が主。
このレストランも、安定的に美味い。
ただ、今日は注文してからえらい待たされた。 -
12:45頃、ポンツェ・テンガを出発。
ここからが本日の正念場となる、標高差300m以上の長い上りの始まり。 -
前方には、標高6608mのタムセルク(Thamserku)(右)と標高6779mのカンテガ(Kantega)(左)。
逆光で見にくかったこの2峰だが、午後に入って日が高くなると比較的きれいに見える。 -
ずっと隠れていたアマダブラム(Ama Dablam)が、久しぶりに見えてきた。
手前にはポルツェの集落。 -
標高差300m以上を上り切り、14時前にモン・ラに到着。
急に雲に覆われてきた。 -
あまり見通しの良くない中のトレッキングとなってきた。
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イチオシ
雲の切れ間から見えた、タムセルク(右)とカンテガ(左)。
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振り返ると、谷から雲が湧き上がっていた。
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整備された急な石段を下りる。
その先にまた上る石段が見えたので気持ちが萎えたが、それはクムジュンという集落につながるルートで、帰路のルートはそっちではなかった。 -
15時頃、キャンヅマの集落に到着。
往路と同様にここでトイレ休憩。 -
キャンヅマからは完全に雲の中で、視界の悪い状態が続いた。
時に、馬やゾッキョの列をペースメーカに後をついて行った。
この子ら、歩きながら容赦なくウ〇コするので、注意が必要だ。
事前に予想はしていたが、8日目にしてこのツアーで最も長くて忍耐のトレッキングとなった。 -
16:30前、ようやくナムチェの HOTEL 8848 に到着。
昼休みも含めて8時間半に及ぶトレッキングで結構疲れた。
HOTEL 8848 は充電無料なので、早速スマホとカメラのバッテリーを充電した。
寒さのせいかスマホのバッテリーの消耗は激しかった。
いつもより撮った写真が少なかったせいか、カメラのバッテリーは4日目から充電なしで今日までもっていた。
ほかのロッジは充電するのに料金がかかるので、スマホに充電したのはギョーコのロッジのみ(1時間350ルピー)だった。 -
夕食は2日目にここで食べて美味しかったトゥクパにした。
宿泊者はほとんど欧米系ばかりで、3日目にこのロッジで一緒になった母娘の二人以外日本人を見かけていない。
S氏が、コロナ前と比べて日本人が減ったと言っていたが、ここまで少ないのは予想外だった。
英語があまりできない人間にとっては、完全アウェー状態ともいえる。
そういう意味では寂しいエベレスト街道の日々である。
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